第5号トップ

  目次

視覚障害者とパソコン  趣味として楽しむパソコン

共生を活動目標に発展を目指して・・・

待望のIT体験講習がスタート

宮地さん、おめでとう!

交通バリアフリー

チャリティーコンサート(2002 in Edogawa)

岳温泉徒歩訓練旅行

【ボランティア団体紹介】 第4回 「なぎさ点訳友の会」

東京都障害者休養ホーム事業

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト

  1.簡単おいしいクッキング

  2.便利グッズの紹介

鍼灸研究会開講3年を迎えて

えどもう歌壇

編集後記




視覚障害者とパソコン  趣味として楽しむパソコン   `島 三郎




 平成 12年7月に情報紙アイネットの創刊号が発行されてから本紙で第5号となる。当協会の立脚の精神である自立と社会参加、いわゆるノーマライゼイションの一環として、また当協会の活動を少しでも多くの区民に知って戴く事を目的として全国に先駆けて視覚障害者の手による墨字の地域情報紙を発行し今日に至っている。

 編集委員の会員そしてサポート・ボランティアの方々のご尽力に対し会員の一人として感謝申し上げる次第である。さて、墨字の情報紙を視覚障害者が音声パソコンを活用する事によって編集発行出来るとは一昔前までは考えも及ばなかったことである。
 今日のIT(情報技術)社会の中で、携帯電話と共に主役を担うパソコンの普及はすさまじく驚異的でさえある。

 これらパソコンや携帯電話を用いインターネットを活用する事によりビジネス社会や個人レベルで国の内外を問わず情報入手を含め様々な分野で利用されておりその範囲は想像もつかぬ程多様且つ広大である。従来の情報化論の中で論じられてきた未来像が現実なものになりつつある。この様なIT革命のもたらす結果として、かつての電話やテレビと同様に各家庭にパソコンが1・2台以上保有する時代が遠からず到来することは素人判断でも容易に想像がつく事である。

 その意味ですでにパソコンを使いこなしている前述の編集委員の方々には敬意の念を覚えるところである。そこで視覚障害者にとってパソコンとは何か?と言うことになるが、専門家ではないので簡単に触れておきたいと思う。視覚障害イコール情報障害は日常生活において能力に制限を受ける訳である。言い換えれば能力が有っても発揮出来ないと言うことである。このハンディを音声パソコン(画面表示の文字を音声で読み上げる機能を持つ)を活用して視覚障害者がある程度の分野で健常者と同じ土俵に上がる事が出来、ノーマライゼイションの一環として大きな意義を持つ事となる。

 その音声パソコンの主なる機能としては、ワープロや辞書、百科事典の検索そしてインターネットに接続して電子メールやリアル・タイムでのショッピングとレジャー情報、また新聞記事、出版関係など各種情報入手さらに銀行や株式取引等が出来、他に翻訳、音楽、カラオケ等、また画像を見て操作をするので今のところは視覚障害者には利用出来ないが、ペインティング、設計、デザイン、写真(デジタルカメラでの写真を電子メールで送信)そしてゲーム遊び(トランプ・カード、囲碁、将棋、麻雀)など実に様々である。

 さらにスキャナーを繋いで印刷物や文書を音声で読み上げるが視覚障害者にとって今後一層の性能アップが切望されるシステムである。この様に視覚障害者にとってのIT機器すなわちパソコン、ソフト・ウエアー、インターネット等の仕組みも今後ますますより使い易くわかり易いものに開発されると専門筋が一様に指摘している。

 私事で恐縮だが、私自身パソコンを始めて間もない初心者である。現在、電子メールを中心に結構楽しんでいる。目に障害を負ってから20年このかた、墨字文書の読み書きは代読と口述筆記そして知りたい語意や事柄は英語を含む辞書、百科事典等の検索をその度に他人の手を煩わせてきたわけだが常に気兼ねが先行し急ぎのものを除き諦めざるを得ず、消化不良の状態であった。しかしながらこの問題は、音声パソコンを活用し自力である程度解消出来最近はすこぶる精神衛生が良い。特にメールは、絶えて久しかった旧友達との絆が復活し「友遠方より来たる、また楽しからずや」の感あり、生活の輪が広がった事を実感している。

 この様に私は墨字文書の作成や辞書検索そしてメールなど趣味として利用している段階だが次はインターネットを楽しみたいと思っている。斯様な初心者の私が申し上げるのは僭越至極であるが、今後益々の情報化社会を迎えて視覚障害者は、ラジオ・テレビ等からの受身の情報だけでなく音声パソコンを活用して自らの好きな情報を入手する事も可能であり様々な利用が出来るので、仕事上必要とする人達は無論の事、既に仕事(現役)から離れた人も含め老若男女を問わず一人でも多くの視覚障害者が趣味の一つとしてのパソコンに"習うよりは慣れろ"の気持ちで挑戦されたら如何であろうか!としきりに想う今日この頃である。− 了 −




共生を活動目標に発展を目指して・・・




 平成14年度の定期総会が去る4月21日(日)午後1時より、江戸川区総合区民ホール4階研修室に於いて開催されました。当日はあいにくの雨模様でしたが、会員54名の他、家族・ボランティアを含め97名が出席し、熱気のある総会となりました。議事に入る前に本会顧問で区議会議員の稲見和夫先生より激励のご挨拶がありました。松本会長の冒頭挨拶を始めにご紹介します。

 今年の春は季節が半月ほど早く、桜も終わり、藤の紫色やつつじの赤色が鮮やかに新緑に映え、彩りをそえています。またボタンの大輪が満開となり芳醇な香りを漂わせ、春の季節を楽しませてくれます。視覚障害者は色彩に疎いとも言われますが、常に心の目はいつも開いてほしいと思います。

 総会議事に入る前に、一言私の所感を述べさせて頂きます。「共生のための江戸川盲協三つの構造改革」と、これだけを聞きますと何か新しいことを始めるようですが、決してそうではありません。障害者福祉が「支援費制度」導入に向かい、措置から契約へと変わろうとしている今こそ、私達は団結が必要です。それは自らの努力、つまり自助であり、また共に助け合う共助、そして行政の力としての公助を取りあげ、わかりやすく江戸川盲協の活動に置き換えてみたのです。


 一つに、自立のための構造改革。これは情報バリアフリーを目指し、健常者の皆さんと共に生きて行ける活動を進めることです。その第一歩が本年度4月15日から立ち上がりましたIT体験講習です。「江戸川方式」と称して良いと思いますが、受講者に対し視覚障害者の会員とサポートボランティアの三人一組で講習を行うという形こそ、晴眼者と一緒になってバリアをなくす取り組みであると思います。これらは、パソコンを通じてのコミュニケーションを深め、相互理解による新たな活動力を生み出すことが出来ると共に、受講者の自立と社会参加に道を開くことにつながることは間違いありません。


 二つに、共に助け合う心を育て、新たな江戸川盲協の将来へのステップともなりうる活動を進めることです。つまり共助のための構造改革です。今日ご出席を頂いております家族の皆さんやボランティアの方々に、本会の賛助会員に登録して頂き、新しい活動を生み出す力を育てて行きたいのです。本会も現在の社会情勢を反映し、高齢会員が増えつつあり、平均年齢を押し上げています。先日計算しましたところ62.3才でした。私は決してお年寄りをないがしろにするために言っているのではありません。本会には現在新しく若い会員が増えつつあります。これらの会員を支えて次の時代を担う江戸川盲協の組織を作り上げるのも、私に課せられた大きな仕事であり使命だと思っています。

 発足23年になる本年は、平成16年に迎える25年という節目の年に向け、準備活動を始動させなければなりません。今まで本会は5名の賛助会員の献身的なご助力によって、円滑な活動や運営がなされてきました。これらの方々に引き続きご協力を頂きながら、何とか現在の執行部が活動を維持できるのは、5年くらいではないかと推測出来ます。しかし本会の活動は将来に渡り継続して行かねばなりません。私が今言おうとしている「共生」とは、若いボランティアの皆さんとベテランの賛助会員の方々との、相互理解による躍動感を組織活動に持たせたうえで、本会の活性化に道を開きたいのです。


 三つに、支援費制度が平成15年度より始まるに当たって、理想的な地域に於ける活動が維持できることにあります。また視覚障害を持つ高齢者会員が幸せに生きる条件づくりのための構造改革、つまり自らの心の構造改革を計りながら、これに行政のご支援をお願いし、継続性のある活動につなぎたいのです。

 これには二つの視点が考えられます。その一つは、ガイドヘルパー制度の現状実績の維持と、将来への不安をなくし自立と社会参加活動への展望を開くことにあります。もう一つは、高齢視覚障害者が一生区内に居住できるような環境を何とか早期に出来ないものかと考えています。顧問の田島・稲見両先生にもご相談しながら、区内に有ります11カ所の特別養護老人ホームに入所出来るよう、関係者とも話し合い、努力を重ねて行かねばなりません。私自身、精一杯の力を注ぎたいと思います。しかしこれらの実現には、本日出席の会員は勿論、今日まで本会の活動を支えて下さいました家族・ボランティアの方々のお力がなければどうしようもありません。

 「共生のための江戸川盲協三つの構造改革」につきまして、一層のご理解とご支援を重ねてお願いするものです。本日は会員の皆さんのご意見や要望を大いに出していただき、実りある総会になりますよう宜しくお願い致します。


議長・副議長選出 : 議長 伊藤 茂  副議長 藤田菊江


【1号議案】 平成13年度活動報告並びに決算承認の件

 Q佐藤 清さん : 
   昨年、千葉街道・本局前の誘導ブロック敷設を安全対策部にお願いしましたが
   伊藤部長さんからは「東京都の道路ではないので難しいのではないか」という返事でした。
   その後、区長さん宛に手紙を出しましたら、土木課の人が立ちあって下さりすぐに
   つきました。そういうのはいかがなものかと思います。
   また、フラワーロードは自転車・看板・商品などの障害物が多く困っています。
   南口バス停前の誘導ブロックが自転車で歩けない状態で、地蔵通りにも入れません。
   そういう話はどこに持っていけばいいのでしょうか。

 A伊藤安全対策部長 : 
   最初の件につきましては、土木部の方と毎年何度か懇談したり電話連絡もしておりますが、
   国・都・区道の管轄をめぐり話がごちゃごちゃになってしまうようです。
   安全対策部としては松本会長とともに福祉部の方とも連絡しています。
   今回は直接区長さんに手紙を出され、すぐに対応して頂けたようですが
   組織として進めている場合は土木部を通してということになり、
   あとは土木部の方の考え方ということになります。
   私も再三再四要望してはおりますが、なかなか難しいところがあるというのが現状です。

   二点目の点字ブロック上、路上における障害物に関しては、本当に度々言っております。
   シルバー人材に毎朝各駅で違法駐輪とか看板の撤去などをお願いしていますが、
   放置と撤去のいたちごっこが続いています。土木部の方は区民のモラルの問題だと
   言っていますが、どこの駅でも同じ状態だから厳しく取り締まってくれとお願いしています。
   はっきりした場所がわかれば言って頂いて、土木部の方に撤去して貰っています。
   その実例もありますので、具体的な場所を言って頂けると有り難いです。

 A松本会長 : 
   江戸川盲協という組織としては、土木部という窓口があって私達にも限界があります。
   年に1度土木部と懇談会があり、土木部の方達も一生懸命やって下さっています。
   組織には限界があることをご理解して頂きたい。

 A小松副会長 : 
   安全対策部と佐藤さんとの間でもっと連絡を密にしておくとよかったのでは。
   これからは、お互いによく話し合ってやって行きましょう。


 Q福岡明夫さん : 
   要望と提案を3点。
   『みんな友達』が保護ケースで届きましたが、今まで通り手元に置いて活用しても
   良いものかどうか。また、テープの長さをいつも同じにしてほしいということ。
   『広報えどがわ』で各話題ごとに4秒ほどあけてもらいたいこと。
   最後は郵送袋ですが、日本盲人連合会の袋はテープが2本しか入らず
   宛名をひっくり返すのも大変なので、追い追い日本点字図書館製のものに
   変えていって欲しいということです。

 A松本会長 : 
   今月から『みんな友達』は保護ケースにしてほしいと役所から連絡がありました。
   今まで通り、みなさんのお手元に置いて結構です。テープの長さの統一は継続して
   要望していきます。郵送袋に関しては、予算の関係もありますので会計とも相談して、
   その方が良いのであれば財源の許す限り郵送袋を変えて、みなさんが判別しやすいような
   形にしたいと思います。

       ※ 第1号議案 拍手をもって承認


【第2号議案】 役員委嘱の件

  提案 松本会長 : 
   会計の補佐が今までいなかったのですが、パソコンに入力する必要があり、
   成田さんに会計の補佐をお願いしたい。

       ※ 第2号議案 拍手をもって承認


【第3号議案】 平成14年度の活動計画並びに予算承認の件

   活動計画について 提案者 松本会長
   予算案について  提案者 小松副会長

       ※ 第3号議案 拍手をもって承認


【第4号議案】 その他


 Q長友公一さん : 
   盲協には熟年部と青年部がありますが、年齢で分けて活動しているわけでは
   ありませんので、分ける必要はないのでは?
   皆さんのご意見をお聞きしたいと思います。

 A松本会長 : 
   全部だと大きすぎてしまうので、分けて責任体制をはっきりさせたいということです。
   ご意見は役員会に持ち帰り検討したいと思います。
 ☆山口泰洋さん、佐藤 清さんが、長友さんに賛成の意見表明。


 Q長谷川とくよさん :
   (江戸川盲協の最年長は91歳、最年少は女性の方で20代後半であることをふまえ)
   会長さんが前述したことは切実に迫ってくることなので、みんなで考えて実行に
   移していけたら素晴らしいことだと思います。

       ※ 第4号議案 拍手をもって承認

  以上で平成14年度定期総会の報告を終わります。




待望のIT体験講習がスタート 松本 俊吾




 平成8年5月、第1回音声ワープロパソコン講習会を江戸川区社会福祉協議会の御後援を頂きスタートさせてから、早いもので6年を経過致しました。そして、平成14年4月よりIT体験講習と改称、区内のボランティア団体よりご協力を引き続き頂き、第1回講習会を実施する運びとなりました。今年度の講習会では、会員はもとより一般区民の視覚障害者の皆様にも受講していただけるよう、開講の準備を進めて来ました。

 ご承知とは思いますが、本会の音声ワープロパソコン講習会を受講し、パソコンを自由に操作出来るようになった会員が、現在では経験を生かし、本会の情報紙「アイネット」の編集作業等で活躍しています。視覚障害者の仲間の皆さんが、少しでもインターネット・メール操作等のテクニックをマスター出来るよう、会員とサポートボランティアが力を合わせ、今後共継続し講習を実施する予定です。視覚障害者の自立と社会参加にこの講習が生かされれば幸いです。それでは講習の内容についてご紹介しましょう。


  主催 江戸川区盲人福祉協会
  協力 なぎさ点訳友の会・音訳百舌の会・音訳ボランティア風の会、他・ボランティア有志
  会場 :江戸川区総合区民ホール・本会事務所
  日時 :平成14年4月15日〜7月31日
       午前の部 10:00〜12:00  午後の部 13:00〜15:00


1 講習の概要


   本講習会は、本会会員とサポートボランティアがマンツーマンで指導し、1回2時間、
   計6回の講習とする。なお使用機器はIBM社製・Aptiva(アプティバ)7EBを使用、
   ローマ字入力方式とする。


2 指導マニュアル


   本会の会員とサポートボランティアが協力し編集作成。


3 講習の内容


  1回目 : キーボード配列の説明 パソコンの立ち上げと終了
         ワープロ(ホームポジションキー及び上段のキー練習、単語練習)
  2回目 : ワープロ(ホームポジションの下段のキー練習、拗音・促音の打ち方、
         数字キーの練習、単語練習、文書の保存)
  3回目 : ワープロ(ローマ字・記号類の打ち方、短文練習、読み上げ、挿入・削除の仕方)
  4回目 : ワープロ(基本操作の復習、印刷) 辞書検索
  5回目 : メールの送受信
  6回目 : ホームページ閲覧  スキャナー


 この度の講習に会員10名程が受講し、またサポートボランティア9名、本会の協力会員が受講者に対応し参加しています。それでは、この体験講習に参加しています皆さんにそれぞれの立場からコメントを頂きましたのでご紹介します。


《受講生》


☆会沢重忠さん
  70歳の手習いが90歳の手習いで、まだまだこれから読んで、書いて、覚えて頑張ります。

☆井草恵子さん
  単語が出来ると短文が出来て、短文が出来ると文章が出来て、今日は何を書こうかと
  面白くて楽しみでした。人が泣く、鳥が鳴くなどの漢字の同音異義語も覚えないと
  いけないなと思いました。

写真:楽しいIT講習の様子

☆佐藤 清さん
  回数を重ねていく度に私でも出来るという感じになりました。
  一応6回目でちゃんと打てて皆さんのお蔭だと感謝しています。
  まだ先の話しですが、機械を買って自分でメールをしたいなと思います。

☆長友公一さん
  パソコンを入手した時に、今回習ったことを再度復習して自分の物にしたいと思います。
  パソコンを通じて視野や世界が広まり、多くの知識・情報を取り入れられることを、
  この6回の講習で自分なりに把握できました。
  担当して下さった4人の皆様の懇切丁寧な指導に深く感謝し、パソコンを早く利用
  できるようになれたらいいなと思っております。

☆星野 勇さん
  結構指が動くとか、あちこち動作させられるようになったと、まわりが言ってくれますが、
  自分では全然そんなふうに思いません。これから機械を買って勉強したいと思います。
  また、楽しみが一つ増えました。

☆吉田幸雄さん
  家にまだ機械がないので、自分で練習ができないことが一番問題でした。
  サポートの方に教えて頂いて有り難かったです。

☆和田 彰さん
  インターネット・メール・ワープロを自分のものに出来たら一つの世界がまた開けるかなと
  思いました。自分で動ける範囲を超えて日本全国・世界中から自分の知りたい情報が
  得られること。手紙を出したい相手に即座に送れること。
  人の手を借りず、自分が読みたい時に本などを読めること。
  そういう思ってもみないものが実現されることが、この6回の講習によって分かりました。
  今はまだ入り口の程度だと思いますが、だんだん機械馴染んで使いこなせるようになれば、
  もっと素晴らしくなるのではないかと期待しています。

《サポーター》


☆大平恭子さん
  人に教えることの難しさを痛感しました。
  受講生の方々がとても熱心だったので、楽しんでさせて頂きました。もっと勉強します。
  吉成さん、成田さん、田名後さん、お世話になりました。

☆尾崎典子さん
  視覚障害者の方が同じ障害を持つ人達に教えるというのは説得力もあり、
  とてもいい講習の形だったと思います。そこに自分が加われて、いい経験ができました。

☆金子曜子さん
  協力会員の方の手助けによって無事講習会を終了することができました。
  盲人用パソコンは講習を受けたとはいえ、指先までの指導は大変でした。
  人に教えるという事はむずかしいの一言につきます。

☆鈴木陽子さん
  色々な方とお会いできて私としては楽しい経験でした。
  教えるということは難しく、かえって教えられることが多くありました。
  幸い協力会員の方がやさしくサポートして下さったので、何とか無事に終わることが
  できました。これからももっと勉強して経験をつんでいけたらと思っています。

☆日高真木子さん
  受講生の方達が新しいことができて喜んでくれると、こっちまで嬉しくなりました。
  本職の点訳ボランティアとしては、キーボードの点図が結構役にたったようで
  感激しています。これから一人でも多くの方が、実際にパソコンを使いこなすように
  なることを心から願っています。

☆福島悦子さん
  パソコンを始めて8年位になりますが、お陰様で音声パソコンを勉強させて頂きまして、
  これから勉強したいという人に教えられるということは本当に嬉しいことです。
  私もホームページリーダーはまだまだ覚えてないので、真剣に勉強してつっかえないで
  教えられるようにしたいと思います。

☆水谷智子さん
  皆さん前向きですばらしいなと思いました。こちらが教えられることばかりでした。

☆吉川佐登美さん
  パソコン講習会が始まるまでは、協力会員の方はとても消極的に見えましたが、
  いざ始まると皆さんフル回転でとても熱心にご指導され、サポーターとしてはとても楽を
  させていただきました。今後も視覚障害のある方がパソコンを上手く利用して沢山の情報を
  得られるように少しでもお手伝いしていきたいと思います。

☆力石正子さん
  今回のIT講習会に参加させて頂いて、私にとってはとても良い経験になりました。
  初めてお会いする方ばかりで不安でしたが、このような交流に参加できて楽しかったです。
  そして、受講者の方の一生懸命さに、私も頑張らねばと思いました。

協力会員

☆田名後浩子さん
  IT体験講習会を行い受講者の方達に共通して言えることはみなさんとても熱心だったと
  いうことです。世界が広がった、生活が楽しくなったと言うお話を聞けてうれしく思います。
  私もパソコンを通じてたくさんの方達と交流を持つことができ、有意義な時間を過ごす
  ことができました。

☆成田貴美代さん
  自分で勝手にパソコンを楽しんでいるのとは違い教えるというのは大変なことだと
  思いました。受講者の皆さんもそれはそれは熱心でこれを機に講習会だけで終りにせず
  続けてほしいと思います。

☆吉成百合子さん
  今回、パソコン教室を通じて色々な方にお会いできたことは私自身とても新鮮で、
  教えると言うよりも一緒に勉強させて頂いたような感じでいます。
  そして皆さんのパソコンに対する熱意を改めて感じることができよい体験をさせて
  頂きました。




宮地さん、おめでとう!




「障害者福祉関係自立生活者都知事表彰」受賞


 去る1月26日(土)、グリーンパレス「孔雀の間」において、多田区長さんを始め多くのご来賓の方々をお招きして、江戸川区盲人福祉協会の新年会が盛大に行われました。またこの日は都知事賞を受賞された宮地昭雄さんの祝賀会も兼ねており、一層賑やかなパーティーとなり、久しぶりに顔を合わせた会員の皆さんのあちこちで元気に挨拶する姿がありました。

 受賞された宮地さんの挨拶と、藤田菊江さんの友人を代表しての祝辞なども掲載しました。そして出席された会員の皆さんに、今年の目標・抱負などを伺ってみましたのでご紹介しましょう。


熟年部長 藤田菊江さん


 この度の都知事賞受賞、心からお喜び申し上げます。私がこの場で祝辞を述べさせて頂くことをお許し下さい。若い頃には宮地さんも私達も団体の福祉活動にはそれほど積極的ではありませんでしたが、昭和59年になって色々な経過から藤田悟郎が会長を引き受けなければならないことになってしまいました。その時、宮地さんと松本さんが副会長として献身的に補佐して下さったのです。

 私達は組織的な活動の経験が浅く、盲人会の運営、三療業団体との関係、福祉・文化活動に伴う会員相互のお付き合いなど、色々と勉強になりました。それから宮地さんも奥さんも、誰と接するにもわけ隔てのない関係を大切にしておられたようです。その点では一致し、主人の楽天性と宮地さんの几帳面さがお互いに補い合って、ちょうどいい組み合わせになったのではないでしょうか。

 そして何よりもお互いの信頼感による心と心の結びつきによって、あの難しい時代を乗り越えて来たのだと思います。ここで宮地さん像を簡単に述べることは出来ませんが、その一面を申し上げてみますと、自分の主張や要求は必要最小限に・・・。それだけに、発言される内容にはある程度の自信と信念をお持ちのようです。また宮地さんは、この都知事賞は本当は藤田悟郎さんがもらうべきものと言われましたが、それは主人に対する友情の表れとして私の心に残っております。それではお身体を大切にされ、当会の相談役として私たちを見守り、ご指導・ご協力下さいますようお願い致します。以上を持ちましてお祝いの言葉とさせていただきます。


相談役 宮地昭雄さん


 本日は、グリーンパレス「孔雀の間」の素晴らしい会場で、盛大な新年会と共に私の都知事賞受賞を、このように大勢の皆さんで祝福して頂きまして、誠に有難うございます。多田区長様を始めとするご来賓の方々、ボランティア・会員の皆様方、大勢ご出席でございます。本当に有難うございます。

 昨年の12月4日に表彰式に出席致しまして、都知事賞の中の自立生活者という賞を頂いて参りました。私としては何も大した働きもやっておりませんので、このような賞を頂くということは、大変に申し訳ないような気もしております。私なりに考えてみますと、これはやはり当江戸川区盲人福祉協会の会員の皆様の活発な社会参加活動・自立生活を含めた活動を、東京都盲人福祉協会、また地元の江戸川区の障害者福祉課で認めて頂いて、これを東京都へご推薦頂いたのではないかと思っております。つまり会員の皆様の活動によって、私がこの都知事賞をたまたま頂けるようになったということでございまして、皆様にお礼を申し上げなければなりません。有難うございました。

 私は日常生活におきまして、自立自助をモットーとして努めて参りました。もちろん視覚障害のために出来ないことは、家族や地域のボランティアの方々にお願いをして、またガイドヘルパー制度など行政サイドのご支援も得て参りました。これからもこの賞に恥ずかしくないような、この自立生活を続けていきたいと思っております。そして私の仕事であります鍼灸マッサージでございますが、これを通して区民の皆様の健康の維持・増進に少しでもお役に立てれば幸いだと思っております。


 話は変わりますが、「障害者・お年寄りがこのガイド及びヘルパーのお手伝いを得て生活しているのは、自立生活ではない」という声を聞くことがありますが、それはそうではないと私は思っております。私達はもちろん不自由な点、足りない点もありますが、そこだけをカバーして頂ければ、あとは健康なところも数多くあります。それらを生かして、まだまだ三療の仕事も出来ます。そして、社会貢献も出来ます。このような生き方も自立生活の一つではないかと思っております。

 「人の手を気持ちよく借りられる人が自立の出来る人」と言うことを放送で聞きました。そこでちょっと頭に浮かんだのですが、今日祝辞を頂きました藤田菊枝さん、そしてそのご主人の藤田悟郎さんのお二人が、三人の子供さんを養育されました。もう45年も前のことでございますので、ヘルパー制度も福祉制度も何もない時代に、さぞかし大変であったろうと思います。藤田さんご夫妻は親戚付き合いはもちろんですが、近所・友達付き合いの中で、皆さんにボランティアとして手を貸して頂いたのだと思います。

 これは藤田さんの人徳でもありますし、また藤田さんが皆さんに対してのサービス、また感謝の気持ちを忘れなかったのではないかと思います。現在ではもうガイドヘルパー制度などいろいろ充実しておりますので、大きな介護においては制度によってしっかりやって頂けるのですが、我々障害者・お年寄りにしてみれば、もうちょっと何か手を借りたいようなこともございます。そういう時にお互いに手を貸したり借りられたりすることによって、よりよい自立生活が出来るのではないかと思っております。簡単でございますが、これをもって私の感謝とお礼の言葉にさせて頂きます。どうも有難うございました。


新春インタビュー


*** 今年の目標・抱負について ***

小野塚耕吉さん
   パソコンの教室が始まり、事務所でインターネットやメールが出来るようになったと
   いうことで、Eメールを教えて頂いて皆さんとメールをやるのが目標です。

金子 勇さん
   私は今年68才になります。盲会に入って今年で10年。
   本当に楽しい色々な催しに出させて頂きました。その中で一番楽しいのがコーラスです。
   ちょっと声を出してみたいと思う方は、是非コーラスの方にお入り下さい。
   皆さん今年も仲良くやりましょうね。コーラスのことばかり言ってしまいましたが、
   民謡もいいですね。皆さん頑張りましょう。

長友公一さん
   第2回目になるのですが、今年もプロの歌手を2人ほどお呼びして、自主コンサートを
   船堀の区民ホールでやらせて頂きます。また、私達がたぶん初めてだと思うのですが、
   槍ガ岳、奥穂高から前穂高を、2人だけで縦走してみたいと思っています。

`島三郎さん
   今年はいろいろですが、私個人にとりましては昨年11月からパソコンを始め、
   非常に楽しんでいます。Eメールは1日平均1、2件やりとりしていて、
   非常に生活の輪が広がりました。普段会えなかった旧友とか、それに嬉しいことに
   若いお嬢さん方とのチャットといいますかコミュニケーションがパソコンで出来る
   ようになり、何だか若返ったような気がします。今のところ、生活の時間帯が大分
   そちらにはまり込んで、時間を取られている感じです。
   出来たら皆さんも、まだ始めてない方がおられましたら、お薦めします。
   なかなか楽しいものです。家内もこれから講習に行くそうで、そのうち僕が教えて
   あげようと思っています。おっと、これは家内には内緒ですよ。

花見とみ子さん
   盲会に入ってから10年になります。今年もいろいろなサークルや行事に参加して
   楽しく過ごしたいと思います。

藤田菊江さん
   コーラスの方では、皆さん一生懸命に歌を覚えて下さって、すごくうれしいです。
   皆さんの希望に添って長く続けられればいいなと思っています。
   今年は「旅愁」などを文化祭でやろうと思いますので、コーラスの会員の皆さん、
   頑張って下さい。




交通バリアフリー  伊藤 茂




鉄道の駅構内


 前号では駅構内における 1)安全確認点字ブロックと位置確認誘導線ブロックについて取り上げました。今回は引き続き、2)エレベーターの設置について、3)エスカレーターの設置について、4)ホームドアについて、述べてみます。


2)エレベーターの設置について
 これは主に肢体不自由(車イス)の方や高齢者のためのものでありますが、まれに足をケガした方も利用しているようです。誘導線ブロックは敷設されているようですが、設置場所が限定されているので、わかりづらい所や少し離れていて不便な所に設置されていることもあるようです。

 2階に改札口がある場合は地上から改札口階までと改札口階からホームまで、2回乗り換えしなければなりません。その場合、改札口階までのエレベーターは改札口の外側、ホームまでのエレベーターは改札口の内側にあります。私達全盲者としては不便ですので、ほとんど階段やエスカレーターを使用しています。
また、ホームには二つのタイプ、すなわち通称[島型ホーム]と[片側ホーム]があります。

[島型ホーム]とはホームが真ん中にあり電車が両側に停車します。
[片側ホーム]とはホームが両側に分かれており電車は片側に停車します。
[片側ホーム]の場合は、ホームの壁側にへこみをつけてエレベーターを設置しておりますので問題はありません。

 しかし改札口がホームの下にある場合は、ホームの上の中央にエレベーターを設置しなければなりません。そうすると私達白杖歩行している者にとっては、電車を降りて杖で探ってぶつかった所が、エレベーターなのか階段の囲みなのか判断に迷うことがあります。また、[島型ホーム]と[片側ホーム]については健常者の皆様はほとんど気にしていないと思いますが、私達視覚障害者にとっては安全歩行上大変な違いがあります。なお、エレベーターの設置については広いスペースを必要としますので、かなり無理をして設置している場合もあるようです。


3)エスカレーター設置について

 現在、多くの駅でエスカレーターの設置がすすめられております。大変便利になりました。しかしながら私達視覚障害者にとってはいくつか問題点もあります。ここでまた二つのホームの違いが出てきます。すなわち[島型ホーム]では同じ階段に上り・下りのエスカレーターが設置されていて、あまり問題はありません。一方[片側ホーム]ですと一つしかエスカレーターは設置出来ません。その一つのエスカレーターを、朝のラッシュ時間帯と昼間の時間帯によって、上りと下りを変更し可動しているようです。もちろん安全対策として、上りになっている時に下りのつもりでエスカレーターのエリアに足を踏み入れると、大きな警告ブザーが鳴るようなシステムにはなっているようです。

 また[島型ホーム]の駅によっては、エスカレーターの上りと下りが必ずしも左右同じ側に設置されているとは限らないようです。安全対策は施されているとは思いますが、私たち視覚障害者にとっては、上り・下りを音声で知らせるシステムを設置していただけると大変助かります。また、エスカレーターの上り下り位置確認誘導線ブロックを敷設していただけると大変便利になります。


4)ホームドアについて

 ホームドアと言う言葉はあまり聞き慣れないと思います。ホームドアとはホームと電車の軌道との間に壁を設置して、電車のドアと同じ位置にドアを取り付け、電車のドアが開くと同時にホーム側のドアも開くシステムになっております。電車が入っていない時にはホーム側のドアは閉鎖されておりますので、転落防止には最大の効果があります。昨今ホームからの転落事故が多発しております。ニュースを聞くたびに、もしかしたら視覚障害者ではないだろうかと危惧しております。

 さて、このホームドアは現在、営団地下鉄南北線と都営地下鉄三田線にしか設置されておりません。江戸川区には12の駅がありますので、出来ることならば全部の駅にホームドアを設置していただきたいと願います。現在、都営地下鉄新宿線と営団地下鉄東西線では快速電車を走行させております。東西線葛西駅には待避線路がありますが、新宿線の5駅と東西線西葛西駅では普通電車と同じ軌道を快速電車が走行しております。朝の通勤ラッシュ時には3列乗車ということでホームの端まで並んでおります。その目前わずか50センチぐらいの軌道を、快速電車が猛スピードで通過して行きますので大変危険です。今まで事故が起きていないのが不思議なぐらいです。以前、東西線西葛西駅改築工事を行った時にホームドアの設置を要望いたしました。

 しかしながら大きな問題がありました。現在、営団地下鉄東西線ではJRと千葉の東葉高速鉄道の2社が乗り入れをしております。しかるに電車の種類も3種になっております。その3種の電車のドアの位置がそれぞれ異なっていますので、ホームドアを設置しても必ずしも電車のドアとホームドアの場所が一致するとは限らないので、現時点ではホームドアの設置は不可能であるとの解答をいただきました。統一された車両にしていただき、早急にホームドアの設置をしていただけるよう願いたいものです。

 新宿線においては統一車両であると思いますので、早急に設置していただきたいと思います。このところ原因は解りませんが、ホームからの転落事故は晴眼者の方も多いようです。以上、四つについて私達視覚障害者、特に全盲の単独歩行の立場から遭遇するバリアについて述べてきました。あくまでも私の主観でまだまだ不備な点が沢山あると思います。バリアフリーを推進していく上で、色々な環境や個々の身体事情によってもバリアの受け取り方が違うと思います。困難はあるかと思いますが、これからもバリアフリーの運動は推進されていくことでしょう。関係各方面の皆様のご理解とご尽力をよろしくお願い申し上げます。


平成13年度に、区内5施設・8カ所に新たに設置されました、音声誘導装置の場所とアナウンスの内容についてご紹介します。


1)小松川事務所
 *事務所入り口正面 : [小松川事務所入り口はこちらです。
    受付は玄関を入って突き当たりにあります。階段がありますので、お気をつけ下さい。]
 *区民館入り口正面 : [小松川区民館の入り口はこちらです。
    階段を昇受付は誘導ブロックにそって右前方にあります。]

2)小松川区民施設
 *区民施設入り口正面 : [小松川区民施設入り口はこちらです。
    受付は誘導ブロックにそってお進み下さい。]

3)グリーンパレス
 *グリーンパレス正面入り口 : [グリーンパレス正面入り口はこちらです。
    受付は誘導ブロックにそってお進み下さい。階段がありますのでお気をつけ下さい。]
 *グリーンパレス西正面入り口 : [グリーンパレス西入り口はこちらです。
    社会福祉協議会は誘導ブロックにそって真っ直ぐお進みください。
    階段がありますのでお気をつけください。]

4)勤労福祉会館周辺
 *勤労福祉会館手前、曲がり角 : [勤労福祉会館曲がり角はこちらです。
    勤労福祉会館に行かれる方は駅を背にして右にお進みください。]
 *勤労福祉会館正面入り口 : [勤労福祉会館入り口はこちらです。
    受付は玄関を入ってまっすぐお進み下さい。]

5)東部事務所
 *事務所正面入り口 : [東部事務所、区民館、コミュニティー図書館入り口はこちらです。
    事務所は玄関を入り誘導ブロックにそってお進み下さい。
    区民館は玄関を入り右へ進みエレベーターで2階におあがり下さい。
    図書館はここより右にお進み下さい。]

                       〈平成14年3月末現在〉

 全てメロガイド対応になっておりますので、ぜひ一度お試し下さい。メロガイドは日常生活用具に指定されています。

   お問い合わせ : 区役所 障害者福祉課相談係
                3652−1151(内2963・4)
                 5662−0052(直通)

江戸川区ホームページ




チャリティーコンサート(2002 in Edogawa)




わすれな草の会第一回
チャリティー 2002 in Edogawa コンサート

 昨年9月、江戸川区社会福祉協議会のご紹介で、今回のコンサートを主催された「わすれな草の会」の坂倉喜美子さんにお会いすることができました。坂倉さんからは江戸川区内でチャリティーコンサートを開きたいというご意向が示され、本会が後援することとなり、以後半年をかけて準備を進めてきました。このコンサートを開くにあたり、会員・家族・ボランティア団体の多くの皆様にチケットの購入にご協力頂きました。紙面をお借りし改めて感謝申し上げます。コンサートは5月31日(金)夜7時より、江戸川区総合区民ホールの大ホールに於いて開かれました。


【プログラム】

      須崎由紀子「ソプラノ」   黒田  博「バリトン」
      小林 大作「テノール」   須崎木の実「ソプラノ」
             久邇之宣「ピアノ」

T なつかしい日本のうた

   ・宵待草  ・初 恋  ・この道  ・待ちぼうけ  ・椰子の実

U 思い出のうた

   ・カーロ・ミーオ・ベン   ・オー・ソレ・ミーオ   ・ロンドンデリー   ・アニーローリー

V オペラの楽しみ

   ・ぶってよマゼット   ・たがいに手をとりあって  ・人知れぬ涙
   ・私は町の何でも屋   ・ありがとう、愛する友よ
   ・行け、わが思いよ、黄金の翼に乗って   ・信条 <無慈悲な神の命ずるままに>
   ・ああ、そは彼の人か  ・乾杯の歌


「わすれな草の会」坂倉さんの談話

 今日ご出演の須崎由紀子先生に歌っていただくような会を開きたいと、以前から思っておりました。江戸川区の音楽協議会の方達とも親しかったので、一緒にやりませんかという話になり、構想を練っているうちにチャリティーをしましょうということになりました。区役所、社会福祉協議会にも伺い、盲人福祉協会の松本会長をご紹介頂きました。チャリティーははじめてでわからないことばかりでしたので、会長さんには本当にお世話になりました。

 私はブライダルなどのドレスを作っている会社をやっていますが、その会社がFMNといいます。わすれな草を意味する“forget me not”という英語からFとMとNをとりました。それを今度は逆に使いまして、営利を目的とするのではない、こういうチャリティーなどをする場合に「わすれな草の会」という名前をつけました。
今回、コンサートを無事に開く事ができ、これからも続けていけたらいいなと思っております。

 主催者の坂倉さんよりコンサートの売り上げの一部を本会にご寄付いただきましたので、ご報告致します。当日は、大ホール(750人収容)がほぼ満席になる盛況でした。コンサートに行った人達からは
 ☆とっても良かったです。疲れが吹っ飛びました。
 ☆オペラを聞いたのは初めてでしたが、いいものだなと思いました。
 ☆懐かしい曲がたくさん入っていて、選曲がとても良かったと思います。
というような声が聞かれました。次の開催を心待ちにしている人が多いようです。素敵なコンサートを開いていただき、有難うございました。




岳温泉徒歩訓練旅行




 去る6月5日(水)・6日(木)、福島県の安達太良高原岳温泉に行って参りました。二日とも晴天に恵まれ、アサヒビール福島工場見学、白水阿弥陀堂、塩屋岬の美空ひばりの歌碑、小名浜港などをまわり、楽しいバスの旅を満喫することができました。参加された方の感想をお聞きしました。


 ☆ 全行程とても良かったです。
    特に、“鏡が池”“夕日が丘展望台”の散策が楽しかった。(O)

 ☆ 東北の旅は初めてだったので良かった。特に“美空ひばりの歌碑”が良かった。
    部屋にエアコンが無く蒸し暑かった。露天風呂が良かった。 (N)

 ★ 朝食はバイキングでした。私の白杖を見て女性従業員の方が案内して、
    全品を一通り持って来てくれて大感激しました。
    食事が済むと「如何でしたか?」と声をかけてくれて、とても嬉しかった。あとから
   “背が高くてぽっちゃりした可愛い女の子”だったと聞いてもっと嬉しかったです。(H)

 ☆ 森林浴が出来て良かった。“小名浜の魚市場”“美空ひばりの記念碑”が良かった。
    来年もまた連れて行って下さい。 (H)

 ☆ 美空ひばりのファンだったので、記念碑はとても良かったです。(O)

 ☆ お風呂が良かったです。部屋が蒸し暑く寝苦しかった。
    一緒に行かれた皆さんが、とても親切で良かったです。 (T)

 ★ スーパードライの生があまりにもおいしかったので、ジョッキ3杯も飲んでしまいました。(M)




【ボランティア団体紹介】 第4回 「なぎさ点訳友の会」




 私達「なぎさ点訳友の会」は、昭和58年に江戸川区主催で初めて行われた講習会修了後に有志が集まって発足したグループです。来年には20周年を迎えますが、今でも発足当時のメンバーが数名残り、現在10人ほどで活動を続けております。10年ほど前からパソコン点訳に移行し、機械を使ったことのない人も少しずつマスターし、今では79歳の最年長者もしっかり使いこなしています。

 タイプで1枚1枚点訳していた時は、数カ所ミスすると全部打ち直しになり大変でしたが、パソコン導入により大量の部数をこなすことも出来るようになりました。ただ、印刷の時に機械の設定を間違えると、数百枚単位で使えない点訳物が出来上がるという悲惨なことになり、私達も何度も涙をのんでいます。

 他方、機械の進歩により、視覚障害者の皆さんがパソコンを操作することで、容易に情報を入手できるようになり、点訳を必要としない状況がうまれつつあります。そんな私達の立場を脅かす機械に対抗心を燃やしつつ、「やっぱり点字で読みたいんだよ」の声に励まされ、日々頑張っています。

 仕事の内容としては、朝日新聞社説・天声人語、小説、鍼灸医学書、団体会報など皆様の依頼に応じて点訳を行っております。盲協とは、年に1度カレンダーをお渡しするぐらいのお付き合いが続いていましたが、最近は個人的な依頼のお声も掛かるようになりました。期限の限られた仕事が多いので、急な依頼についてはお受けできなかったり、期限のないものはなかなか出来上がらなかったりしていますが、精一杯対応しています。毎週月曜日にグリーンパレスで作業をしていますが、世間話に花を咲かせながらの笑いの絶えない集まりです。機会がありましたら覗きにいらして下さい。また、点訳の依頼がありましたら、どうぞご遠慮なくお申し付け下さい。




東京都障害者休養ホーム事業




 夏休みも近づきました。皆様、「東京都障害者休養ホーム事業」をご存知でしょうか? ここでは、パンフレットより内容を抜粋して掲載致しますので、この制度を利用して旅行を楽しまれてはいかがでしょうか?


●利用施設

東京都障害者休養ホーム事業は、障害をもつ方の保養等を目的として、全国40の宿泊施設のご協力により運営されております。これらの施設には、 障害者の皆様の利用に配慮した一定の設備がありますが、障害者優先の施設ではありません。ご利用にあたっては、このことをお含みおきください。

●利用できる方
 (1)都内に住所を有し、身体障害者手帳、愛の手帳又は精神障害者保健福祉手帳等の
   交付を受けている方。等級は問いません。
 (2)介助を必要とする方は「付添いの方」もご利用できます。
   ただし、上記利用者一人につき一人。
※宿泊施設には介助者がいませんので、介助を必要とされる方は、必ず「付添いの方」と
  一緒にご利用ください。

●利用助成額及び支払方法
  一泊につき次の額を限度とします。
    大人 6490円まで (付添い 3250円)
    子供 5770円まで (付添い 2890円)
   〔例〕大人が一泊8000円の施設を利用した場合
      8000円 − 6490円 = 1510円 1,510円が自己負担額
  ※自己負担額がある場合は、直接施設に支払ってください。
   なお、入湯税や特別料理等の料金は、自己負担となります。

●利用助成回数
障害者本人と付添者を問わずお一人、年間2泊まで(4月1日から翌年3月31日まで)。ただし付添いの方は、障害者本人が助成の対象となる場合に限り助成されます。
なお、前年度の助成回数の繰り越しはできません。

●予約申込みの流れ
 (1)利用したい施設へ直接電話をかけ予約。「東京都障害者休養ホーム事業の利用者で
    あること」と「利用者の障害の種類、程度、人数等」を必ず伝える。
 (2)予約後すぐに日本チャリティ協会へ電話で予約状況を報告。
 (3)申込書に必要事項を記入し、日本チャリティ協会あてに郵送。
 (4)日本チャリティ協会より利用券を郵送。
 (5)施設へ到着後、利用券と身体障害者手帳を提示。

 ●申込書   区役所、福祉事務所等の障害者福祉担当窓口に用意してあります。
 ●お問い合わせ   (財)日本チャリティ協会  Tel. 03-3353-5942


ウェルカム・イン サニーステップ

 サニーステップは、平成14年4月1日から東京都障害者休養ホームとして新規に指定されました。先日、本会事務所に挨拶に来て下さいましたので、ご紹介します。

場所
(415-0012) 静岡県下田市白浜1022−1
      Tel. 0558−22−1999
      伊豆急下田駅よりバスで古根下車徒歩3分
 * 全室洋室で12室。(ツイン。トリプルにできる部屋もあり。)
 * 身障者用の部屋あり。車いすにも配慮。
 * 盲導犬、介助犬、ペットなど同室可。
 * 展望温室風呂あり。
 * ハイキング、市内観光にも便利。
 * 白浜中央海水浴場が近く、マリンスポーツの他、釣りも楽しめる。

ウェルカム・イン サニーステップ



暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.簡単おいしいクッキング


  今回は冨澤洋子さんの3つの レシピです。

◎ヘルシーなロールキャベツ

材料(4人分)
  キャベツ8枚 ジャガイモ1個 人参1/2本 ひき肉200g
  エノキダケ1/2袋 コンソメの素1個 塩少々 干し椎茸2枚

作り方
 (1)キャベツ数枚はラップに包み、電子レンジでしんなりさせます。
 (2)ジャガイモと人参は一口大に切っておきます。
 (3)キャベツを広げて芯を取り、その中にジャガイモ、人参、ひき肉、エノキダケを入れて
    巻きます。
 (4)鍋に椎茸の戻し汁と水でキャベツが隠れるくらいの分量にして、その中に
    コンソメの素と塩を入れて味を整えたら、巻き終わりを下にしてキャベツを並べます。
 (5)戻した椎茸を加え、弱火にして柔らかくなるまで煮込みます。


◎いかと焼き鳥の味噌焼き

 材料(4人分)
  やりいか2杯 鶏のもも肉2枚 長ネギ2本 味噌50g
  みりん大さじ3杯 砂糖大さじ1杯 だし汁大さじ2杯

作り方
 (1)やりいかは内臓を取りきれいに洗って水気をよく切っておき、切り込みを
    入れ食べやすい大きさにして串をさします。
 (2)もも肉は塩こしょうをして一口大に切り、長ネギと交互に串にさします。
 (3)味噌の中にみりん、砂糖、だし汁を入れ弱火で煮つめます。味噌をつけ、さらに焼きます。
 (4)次にいかを焼きます。かたくならないようにさっと焼いて味噌をつけます。
    お好みで山椒をかけてもおいしいです。


◎簡単でおいしい焼きうどん

 材料(適量)
  豚肉 野菜(もやし、ピーマン、人参など)うどん バターめんつゆ

作り方
 (1)フライパンにバターを入れ、豚肉を炒めます。
 (2)火が通ったら野菜を入れます。
 (3)次にうどんを入れますが、この時うどんはお湯をかけ、暖かい状態にしておきます。
 (4)全体に火が通ったらめんつゆを薄めずに使います。味を整えたらできあがりです。


2.便利グッズの紹介


◎口当り優しいスプーン

 柔らかく歯茎に優しいシリコンゴムを使用。金属のスプーンと違い、金属イオン特有のいやな味がしません。先端が容器にぴったりつくので、おかゆやヨーグルト瓶入りの離乳食やジャム等が最後まできれいにすくえます。ちょっとしたプレゼントや贈り物、お返しなどにもお使いいただけます。

  サイズ     : 幅2.7cm  長さ16cm  重さ14g
  持ち手の色  : イエロー系とブルー系
  価格      : 682円(消費税込み)
  問い合わせ  : 東京ヘレンケラー協会  電話 03-3200-1310

ヘレンケラー協会ホームページ


◎ 悪臭を防ぐバケツ

 入れた物の臭いが漏れないバケツです。原料に発酵型微生物を培養して得られた特殊酵素(抗酸化溶液)を配合しています。この酵素により鮮度保持・害虫忌避・消臭などの効果を発揮します。靴下やおむつ、生ゴミを入れるのにむいています。効果は生ゴミを1週間入れ続けても臭いが気になりません。また、米や乾物類の保管、ぬか漬けにも便利です
  大きさ     : 口径23cm×高さ28cm
  価格      : 2950円
  問い合わせ  : (株)ナミキ  電話 03-3977-9408


3.郵便局の点字サービス

 ◎ 通常貯金の取り扱い内容についての通知預け入れ、払い戻し、公共料金の現在高を
   点字で記録した「通常貯金点字通知書」が毎月2回送られてきます。
 ◎ 郵便貯金点字キャッシュカードの発行
   点字で名前を表示したキャッシュカードが発行されます。
 * 詳しいことはお近くの郵便局へおたずね下さい。

郵便貯金ホームサービス




鍼灸研究会開講3年を迎えて  職業部




 平成11年6月に、本会の鍼灸マッサージ師免許をもつ会員有志8名でスタートしました「江戸川鍼灸腹診研究会」が、去る5月23日(木)の第30回研修会で、丸3年を迎えることとなりました。「石の上にも3年」とも言われますが、区内で開業しています若い仲間の皆さんが、自らの技術の向上と、医療自由化の流れの中で何とか競争に負けないようにとの願いが実り、区民ホールを会場に、毎月研究会を継続して開いて来ました。

 この研究会の3年間の研修実績は大きく、区内外の視覚障害鍼灸師の皆さんから注目されています。第30回の研修テーマは腰痛症でした。講師の松本会長は毎回講義資料を元に、実技を含め約2時間、手から手への指導に汗を流して下さっています。研究会では東洋医学に関心をもつ鍼灸師の参加を歓迎します。

 ところで、去る6月29日の都議会本会議では、「あはき法19条に鍼灸を加え、新たな養成施設の設置を制限するための陳情」が採択されました。養成施設の新増設により鍼灸師は3年前の2倍に増えることになり、平成16年にはこれら免許取得者が、視覚障害者の職業的自立の手段であるこの業界に加わって来ることになります。これ以上の鍼灸師の増加は、自由競争の範疇を逸脱し、教官の不足を招き、粗製濫造という謗りを免れないことは勿論ですが、健全な国民医療の発展のためにも、マイナス面が心配されています。

 一方厚生労働省は、去る6月1日の通知で、鍼灸マッサージの施術料金の改正に加え、5月24日付の保発第0524003号において、鍼灸施術に関わる健康保険・療養費に関し施術に「期間と回数制限を設けない」とし、健康保険の取扱について容認する旨の通知が、厚生労働省・保険局長より全国の都動府県担当者に出されました(医師の同意書は必要)。保険による鍼灸治療の回数制限を無くすことは、業界の悲願でもありましたので、今回の通知は日盲連・都盲協三療業会員にとっても、朗報であることは言うまでもありません。詳しくは「点字東京」7月号に掲載されると思いますのでご覧下さい。

 この他、リフレクソロジー(足裏マッサージ)・カイロプラクティック・整体等の類似無資格業者の増加が懸念されており、本会職業部としても上部団体に働きかけを行い、視覚障害者の職業的自立のための活動を進めたいと考えています。会員のみなさんからの要望など有りましたらご連絡下さい。




えどもう歌壇




       選評:短歌会「冬潮」主幹 松原信孝先生
                   (掲載順不同)


〈和田 彰さんの短歌〉
  原作  「春風に香り華やか沈丁花白き杖ゆくわが道標」
  添削  「沈丁花の香りさやけく吹く風にわが道標を白杖にてゆく」
(評)一首さわやかな作品である。それは「春風」をテーマにしているからだろう。ただ、風の香りが爽やかというよりも「沈丁花」の香りが爽やかなのではと思い、上句は「沈丁花の香りさやけく吹く風に」と言葉を置き、それから「わが道標を白杖にてゆく」としてもよいのではと思っています。「春風」は沈丁花が咲いていることでわかりますから「春」を省き、作品の中に作者の姿を浮き立たせてみました。


〈工藤博史さんの短歌〉
  原作  「SLの汽笛こだまし山里に我追想ししばしみとらん」
  添削  「山里に汽笛こだまするSLを追想しつつしばし聴きおり」
(評)「SL列車」を歌った作品が少ないのは、作品化がむずかしいからかも知れません。工藤氏の一首は最初に「SL」としておりますが、この場合は「山里に汽笛こだまするSLを」と三句までまとめられ、下句は「追想しつつしばし聴きおり」としてはどうだろうかと思いました。「谺」を「聴く」と纏めますのが素直かとも思っています。


〈尾崎美和子さんの短歌〉
  原作  「露天風呂星がきれいと友の声頬にやさしく旅の夜風が」
  添削  「夜の風が頬にやさしき露天風呂に星がきれいと友の声せり」
(評)最初に語感の重い「露天風呂」という語を置いていますが、発想句としては爽やかにまとめますとよく、上句は「夜の風が頬にやさしき露天風呂に」としまして、それから「星がきれいと友の声せり」としましてもよいかと思いました。「旅」というのは表現しなくても旅愁が歌われていて、よいと思いました。


〈延原光子さんの短歌〉
  原作  「酔いやすき我をいたわる子に縋りのぼりし土手の草柔らかし」
  添削  「車酔いしたるを吾子にいたわられ登りし土手の草柔らかし」
(評)一首の中で作者延原氏が「酔いやすき」は「車酔い」ではないかと思う。酒類に酔うとしたら場所がやや不自然ですから・・・。この場合「車酔いしたるを吾子にいたわられ」と上句に纏められ、その車から降りられた作者を柔らかな草生に連れていってくれた優しさを歌い、「登りし土手の草柔らかし」としますとよいでしょう。吾子のやさしい情感のにじむ一首でもあります。


〈神田香子さんの短歌〉
  原作  「五月晴れどこへ行っても花盛りそっと触りて絹の花のよ」
  添削  「五月晴れの街はいずこも花盛り絹のようなる花に触れみぬ」
(評)気持よく歌われている作品と言えましょう。ただ、初句から二句への言葉の繋がりが軽いように思いますので、「五月晴れの街はいずこも花盛り」とされてから、「絹のようなる花に触れみぬ」としてはどうかと思っています。「絹の花のよ」は中途半端な表現ですし、三句目の「そっと触りて」もイメージが拡散されて味わいに乏しいですから。


〈宮地昭雄さんの短歌〉
  原作  「妹逝きて薄きえにしの侘しさよ共に遊びし幼き日思う」
  添削  「縁うすき妹逝きし佗しさよ共に遊びし幼な日おもう」
(評)妹さんが他界されて思われる心のもろもろが込められていてよいでしょう。初句の「妹逝きて」と「縁うすき」のつながり方が良いように思えませんから、この場合は「縁うすき妹逝きし佗しさよ」として、作者の心のすべてを歌いあげてから、「共に遊びし幼な日おもう」としましてもよいでしょう。一首から作者の温かい人間性を知ることができ、心惹かれてやまない。




編集後記




 W杯(ワールドカップ)で心浮き立つ一ヶ月でした。にわかファンの皆様もお楽しみになったことでしょう。皆様の御寄稿のお陰でアイネット第5号が出き上がりました。本号の主な内容は、総会・宮地さんの都知事賞受賞・IT講習会などです。IT講習会も、予定よりも早くすでに4月より行われています。90才の方をはじめ、会員の方がたくさん講習を受けられました。手前味噌になりますが、このIT講習会では本紙編集委員の田名後さん、成田さん、吉成さん3人が八面六臂の活躍でした。お三方、それにボランティアの方々、本当にお疲れ様でした。

 秋には、アイネット第6号になります。皆様の原稿をお待ちしております。点字・活字・テープ・メール・フロッピーなどで原稿をお寄せ下さい。本号の内容はいかがでしたか? 御協力頂いた皆様、本当に有難うございました。次号をご期待下さい。(S)


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