もくじ
松本 俊吾
東京地方も夏至を過ぎ、梅雨末期から猛暑の季節が巡ってきました。
俗に「狭い日本、そんなに急いで何処へ行く…」とは、現代社会を風刺する言葉として、言い伝えられ久しいのですが、IT機器が世の中に氾濫して、便利さを謳歌している昨今ですが、誠に考えさせられる事ばかりだなあと、つくづく思うようになりました。
確かに視覚障害者がパソコンや携帯電話・スマートフォンを自由に利用して文字が書けて、意志疎通が可能となりましたが、果たしてそれが心の豊かさに繋がっているのかなあと思うとき、ラジオで海鼠(なまこ)の生態のすばらしさを聞きました。海底の砂地にじっとうずくまって、殆ど動かない中で、砂に付着している細菌類を吸い取って生きている自然の摂理をつくづく思うに、皆が海鼠になれば便利さを買うこともなく、生きていけるのではないかと考えるようになりました。
人を押しのけて勝ち抜く社会の行く末を、皆さんはどのように考えておられるのでしょうか。とは言う私も、毎日あくせくと苦手なパソコンや、携帯電話の便利さに惑わされて過ごしながら「生きているのだなあ」と、我が身の愚かさに反省することばかりです。
そのパソコンを操作しながら巻頭言を書いている事も事実なのです。
これらのことをやり過ごしながら、一方で一日も早くスローダウンの到来を夢見ながら過ごしているのですから…。もう一度自ら歩んできた道を振り返ってみたいと思う昨今なのです。
アイネット35号には、平成29年度通常総会報告や、スタートして3年目を迎えた月例会の平成28年度以降のプログラムを掲げました。スローダウン社会を江戸川区という地域から発信する思いで月例会を立ち上げたのですが、これが会員の多くの皆様に支持され、アットホームの空気に包まれ定着して参りました。
そしてお力添えを下さっています運営委員や世話人の皆様との交流の場として、広がりを見せようとしています。このありのままの姿こそ、日本の地域社会のなかで、一人一人が幸せを実感できる日々に繋がるのではないでしょうか。
アイネット35号には、岳温泉徒歩訓練旅行記や城東ブロックの諸行事、特に石和温泉甲州路の寄稿文をはじめ短歌欄など、本号も皆様の記事で満載です。
どうぞ最後までお読みいただき、ご意見や感想文などを、お寄せ下さい。
井草 恵子
恒例の、平成29年度通常総会が、季節外れの暑さの中、去る5月20日(土)、タワーホール船堀4階研修室において行われ、本会松本理事長の挨拶に引き続き、冨澤常任理事の議長により、議事が始まった。ここでは、当日の内容を記する事にしよう。
【第1号議案】 平成28年度事業報告並びに決算承認の件
松本理事長総括では、徒歩訓練旅行のお誘いがあり、平成27年度に比べ、約43万円のプラスとなり、城東関連9事業が、会員の協力により終わる事が出来、STT・カラオケ団体での優勝、家庭生活訓練事業は女性部中心に行われた。
月例会が順調。
意見交換会(福祉、危機管理室、土木、図書館、広報、都市開発など)
地下鉄新宿線一之江駅、環七側エレベーター設置(来年3月完成予定)。同時に、ホームドアのオリンピックまでの設置。
クラブ活動においては、若干、参加者が少ないので、どんどん、自分の好きなクラブに参加して欲しいとの事。
区内ボランティア団体との交流(6月2日、江戸川南ライオンズクラブ結成50周年記念式典招待)、他の障害者団体との交流及び、上部団体(都盲協、日盲連)との連絡調整等報告。
次に小野塚副理事長から総務報告及び、情報連絡の報告があった。
平成28年4月1日から29年3月31日までの会員の動きが発表され、その結果、正会員78名、賛助会員33名、計111名で、本年度がスタートした。
Q&A
Q:特別会計の慶弔費は、28年度に決算するのか、それとも、29年度に入れるのか?
A:会員の慶弔費については会員からの会費で賄った。
これらは、出席者全員の賛成で承認された。
【第2号議案】 役員改選の件
会長選挙告示は、平成29年2月20〜28日の期間で情報連絡等で流したが、立候補者としては松本俊吾さん一人。推薦人10名を代表して、成田さんの署名で通知が選挙管理委員に届けられた。
新役員は全員賛成で承認され、新任2名の挨拶が行われた。
【第3号議案】 平成29年度事業計画並びに予算承認の件
松本会長は、同行援護による自由な外出、月例会の充実を挙げた。
城東ブロックの担当は今年は江東区で、創立60周年記念事業を支援。あとは昨年と同様。
防災名簿の作成。是非、会員の名簿作成に協力して欲しい。
利用者とガイドヘルプセンターとの関係強化。ガイドヘルパーも賛助会員として登録して欲しい。
第3号議案は、会員全員の賛成で承認された。
【第4号議案】 その他
☆ だんだん会員数が減っている現状を、私は今回の総会で改めて知って、益々、青年部のあり方が問われるという事を感じながら、家路に着いた。
なお、通常総会終了後、同行援護サービスに於ける通院等介助利用について、説明会が行われました。その内容は次の通りです。
1.平成29年6月1日以降に、当月の同行援護支給量を総て利用したことを条件に、急病など通院のための同行援護支給量の増量申請が出来る。
2.増量申請は、江戸川区視障協松本理事長に電話で申し出。
3.申し出を受けて、松本理事長は増量申請書により、身体障害者相談係に申請する。
詳細は、松本 (03-3678-4726) まで。
地域に密着型としてスタートした月例会は、平成27年6月から本会主幹行事として実施して早いもので、3年目を迎えることになりました。
この「月例会」は、毎回45名から50名前後の会員・利用者とガイドさん、そして運営委員、世話人の皆様に支えられて、内容も多彩になりつつあります。
会員の皆様と、親しいガイドさんを交え、音訳ボランティアの方々の素晴らしい朗読に耳を傾けたあとは、隣の303号室に移り、喫茶コーナーを兼ねた「えどもサロン」には既にお好みのお菓子の並んだテーブルを囲み、おしゃべりが始まり、担当役員の伊東喜代子さんと松尾勝文さんの気の合ったコンビの掛け合いで、和やかな雰囲気で進行しています。東北なまりの柏谷幸司さんは語り部として、昔話や歴史伝を毎回おもしろおかしくお話し頂いています。
参加者の皆さんは、お好みのドリンクと、お茶菓子を頂きながらの2時間は至福の時、そこここのテーブルでは、笑いの渦が巻き起こり、恒例の柏谷さんが演奏する尺八やハーモニカに合わせて参加者全員で合唱が始まります。まだ、えどもサロンに参加していない方は、是非一度仲間の輪に加わってみませんか。
【平成28年度】
第6回月例会
@ 日時 … 平成28年12月16日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 朗読 … 山本一力著「八つ花ごよみ」 百舌の会:野村博子
C えどもサロン(クリスマスパーティー)
第7回月例会
@ 日時 … 平成29年2月24日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 朗読 … 宮部みゆき著「初ものがたり」より「鰹千両」
風の会:岸野比佐子
C えどもサロン
第8回月例会
@ 日時 … 3月24日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 朗読 … 片山一弘編著「手紙の力 あの日あの時の日本人」
百舌の会:斉藤久枝
C えどもサロン
【平成29年度】
第1回月例会
@ 日時 … 4月21日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 朗読 … むかしばなし 風の会:藤村礼子
C えどもサロン
第2回月例会
@ 日時 … 5月19日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 朗読 … 斉藤 孝編著「子供版 声に出してよみたい日本語」より5編の詩
春望、静夜思、偶成、壁に題す、不識庵機山を撃つの図
詩吟朗詠
百舌の会:河合志貴江
C えどもサロン
第3回月例会
@ 日時 … 6月16日(金) 13:00〜16:00
A 場所 … タワーホール船堀 障害者協議室・307号室
B 朗読 … 昔話 うりこひめとあまのじゃく・おこんじょうるり
風の会:鈴木洋子
C えどもサロン
【今後の予定】
第4回
@ 日時 … 7月21日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・401号室
B 朗読 … 佐藤愛子著「九十歳。何がめでたい」
百舌の会:大場優子
C えどもサロン
第5回: 9月22日(金) 障害者協議室・303号室
第6回:10月20日(金) 障害者協議室・303号室
第7回:12月15日(金) 障害者協議室・303号室
第8回: 2月16日(金) 障害者協議室・303号室
第9回: 3月16日(金) 障害者協議室・303号室
※ 月例会に関するお問い合わせは、03-3675-5730(大里)までお願いします。
えどもサロンのお手伝いを始めて早3年目となり、月日の経つのは早いなあと感じています。初めは皆さんのことも知らず、どんな会になるかもよく分らず少し緊張していましたが、今では居心地も良く楽しい時間を過ごさせていただいてます。スタッフのチームワークも抜群です。こんな会なら、ず〜〜っと続くことでしょうね。これからもず〜っとよろしくお願い致します。
在宅福祉グループ 小林 富士子
「えどもサロン」に参加させていただき早3年となりました。
皆様とも冗談を言い合えるようになり、楽しく活動させていただいております。
これからも素敵な時間をご一緒できるよう、宜しくお願いします。
在宅福祉グループ 相原 容子
月例会も6月で3年目に入ります。
世話役6人も月に一度、利用者の皆さんに楽しい時間を過ごしていただく為に、準備しております。
柏谷さんの民話を聞いたり、歌ったり、景品付きのじゃんけん大会で大盛り上がり、しゃべって、笑って、ゆったりとしたいい時間、お仲間と共に過ごしてみませんか。
ガイドヘルパー 神尾 雅代
皆さん来てくださるかと心配して早3年目、今ではいつもの方が楽しかったよって、嬉しい感想で、我々も楽しくこれからも皆様をお待ちしてます。
ガイドヘルパー 小川 淳子
月例会を通してみなさんと楽しい時間を過ごさせていただいてます。これからも笑顔をお土産に持ち帰っていただけるよう頑張っていきたいと思っています。
ガイドヘルパー 長谷川 真理子
毎回えどもサロンに多数ご参加くださり、ありがとうございます。
私たちスタッフは、神尾さんのリーダーシップのもと、お菓子購入、プレゼント選び、イベントの工夫と司会、会場づくりなど、皆で協力しあい、準備してきました。私は会計係をしておりますが、次回は剰余金で軽食を用意することになっております。
今後も色々なアイデアを持ち寄り進めて参りますが、みなさまのご要望も是非お寄せ下さい。
風の会 鈴木 洋子
藤原 美子
6月4日、5日の2日間、江視協の旅行で福島県の岳温泉に行って来ました。
東北道で羽生インター、那須高原、バスは予定通り私たちを運んでくれます。
参加者23名を乗せてバスは走ります。
天気も良く、お食事処“魚しず”に到着し昼食タイム。何だか、とても楽しい旅が始まる気配!!
向山(むかいやま)製作所での社長さんのお話をたっぷりと聞かせていただき、社運をかける意気込みに一同感動し、キャラメルをそれぞれが山のように買いました。
田んぼの中にポツンとある向山製作所に、観光バスが来るようになったのは、2〜3年前からだそうです。
奥の松酒造を経て、ホテルに到着し、一風呂浴びて夜の宴会へと突入?! 23人プラス土舘さんのお助けも借りて、近年まれに見る宴会となりました。23人の参加者は、飲み、食べ、歌い、踊り、しゃべり、飛んだり、はねたり、どこの宴会場にも負けないくらい、楽しくにぎやかでした。
朝のバイキングを終えて、8時半にホテルにさよならをし、一路、浄土平へと。バスから降りて、寒い、寒い〜!! 気温は5度!! おかまの所まで行こう、行こうという私に、ガイドさん達が、危ないから、危ないからと言って、とうとう引き返すはめになりました。何年か前に行ったからみんなに見てもらいたかったのになぁ〜。
次に毘沙門沼で20分ほど散策し、昼食場所、猪苗代地ビール館へと行きました。そこの昼食はまあまあ驚くほど豪華で、ビールはさすがに絶品!!
野口英世の生家を見学したりして、帰りの高速へとバスは走り始めました。帰りの車中では、告白タイムを作りました。皆さん、あまりにも若かりし頃のヒ・ミ・ツをお話ししてくれたので、笑いの中にもグッとくるようなところが度々ありました。
皆さん、本当に楽しい旅でした。また元気で、こんな旅ができたらいいですね。
次に一言インタビューを載せます!
☆ 和田さん:最高だね。よくこれだけ旅行の準備してくれたねぇ。感動した!
今、ビールを2杯おかわりしました。ここのビールは最高だねぇ。今日も朝走りましたよ。
☆ 秋葉さん:良かったよ。あまり今日は見学のところは、回らなかったんだよ。浄土平は寒かったなぁ。酒は飲めないんで、食べ物はいっぱい食べました。
☆ 秋田さん:宴会も良かった。楽しかったよ。五色沼も初めてだったので、とても良かった。前から来たいと思ってたんだ。楽しみがいっぱいあって良かった。ビールもうまい!!
☆ 関守さん:宴会、すごく良かった! 進行係、最高!
参加者は少なかったけど、最高だね。生酒がうまかった。
地ビールは飲みやすくて、くせがなくおいしい。
☆ 松本さん:最高です! 宴会が今までで最高!! 浄土平、寒かったねぇ。
☆ 小野塚さん:一日目はどこに行きましたかねー? キャラメル工場の社長さんのお話しは実に良かった。時間がオーバーでオーバーで実に良かった!! 浄土平のおかまの所まで行ってきたよ。記念の石を拾ってきたよ。
毘沙門沼には縁結びの鯉の伝説があって、お腹にハートマークのある大きな鯉にめぐり会うと、恋が成就するそうだよ。ビールはちょっと苦味があって3杯飲んだよ!!
☆ 藤澤さん:初めて福島に来て、風景がすばらしかった。五色沼、毘沙門沼、よかったなぁ〜!! 福島は思ったより寒かった。ビールはうまいなぁ〜
☆ 井戸川さん:皆さんに福島の頑張っているところを見てもらえて、味わってもらえて、良かった、良かった。すべて印象に残っていますが、みなさんの団結心に感動しました。
☆ 関さん:江戸川の旅行は初めて参加したのですが、皆さんに親切にしていただいて楽しい思いができました。またご縁があったら、参加させてください。
☆ 森さん:65年前、修学旅行で見た家の周囲は畑でした。
現在は大都会の中のような野口英世記念館でした。
☆ 神尾さん:一泊二日の旅 温(ぬく)い心になった三つのことひとつ 向山製作所の織田社長の話 常に自分だけの事ではなく社員を思う強い気持ちが幾多の困難をも乗り越えて今に辿り着いた社長と社員の強い絆が素晴らしい
ひとつ 3・11で自分の故郷が破滅状態になったガイドの井戸川さん 自分に出来る事を常に故郷に惜しみなく愛を注ぐ素晴らしさ
ひとつ 江視協の会員さん、ガイドさん(自分も含めて)皆の心がひとつになるとこんなに楽しい旅になるんだなぁという満たされた思い
温い心からわき出る涙 何だか幸せな一泊二日の旅でした
岳温泉観光協会 | 福島県二本松市 あだたら高原
http://www.dakeonsen.or.jp/
“向山製作所の生キャラメル”開発物語 - 商品紹介 - 株式会社 向山製作所
http://www.mukaiyama-ss.co.jp/caramel/products/story.html
猪苗代地ビール館 施設概要 - 世界のガラス館 猪苗代店 | 福島県猪苗代町 観光
http://www.world-glassware.com/beer/
企画部 城谷 直人
皆様、こんにちは。
昨年の同じ時期に、「ヨガが教えてくれたこと」というタイトルで原稿を投稿しました青年部崖っぷち江視協入会3年目の城谷です。
今年も懲りずにまた投稿することお許しください。
昨年から始めたチャレンジド・ヨガ江戸川クラスですが、この7月で定期クラス開催1周年を迎えることができました。
これもひとえにメインインストラクター、サポートインストラクター、チャレンジドヨガ事務局、江戸川区視覚障害者福祉協会事務局、江戸川ガイドヘルプセンター、ガイドヘルパー、そして参加者、皆さん一人一人の温かい支援と協力があったからこそです。この場をお借りして感謝申し上げます。
ありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。
と結びのような文章となってしまいましたが、ここからが本題です。
昨年、自分がつながりの場を提供したいと考えて江戸川区でのヨガクラス定期開催を企画しました。当然自分一人でできる訳がなく、たくさんの方のサポート、協力、応援、そして当事者の方の参加があってはじめてクラスが成立します。
どこかに出かけたい、誰かと触れ合いたい、誰かと話したい、みんなと一緒に身体を動かしたい時に集まれる場を用意して待っていたいという思いだけで一年続けてくることができました。
継続は力なりという言葉通り、参加者数もコンスタントに20名と少しずつ増えてきました。
当初は、松本会長より、「2か月に1回でもできたらいいんじゃない、まずはとにかくやってみて青年部の活動の活性化を図ってほしい」と言われておりました。
しかし、中途半端なことが嫌いで負けず嫌いな自分は何が何でも毎月開催していくぞと心の中で闘志を燃やしておりました。
このこととは別にもう一つとても重要な意味がありました。
それは、江戸川クラスがチャレンジド・ヨガ5番目の定期クラスであるだけではなく、視覚障がい当事者が立ち上げた初めてのヨガクラスであるということでした。思いある方のサポートと協力をえることで、視覚障がい当事者でもやれるんだ、自分達の為に、自分達の力で、自分達の居場所を作っていくことができる、このような思いを持つ人が少しでも増えてほしい、あとに続いてほしいと思う気持ちからでした。
そして、そうなることでより多くの場が生まれることを望んでおりました。
前回の投稿で結びに書いた、「その思いに共感して多くの方が集まって手伝って下さっています。たくさんの方に感謝し、たくさんの方の思いを大切にして、このつながりの輪が広がっていくことを願って」まさにその通りに繋がって広がっております。
先日は、江戸川区役所広報課の方が偶然、内山インストラクターのSNSの写真と投稿を見つけて、それを元にしたチャレンジド・ヨガ江戸川クラスの記事が「みんなともだち6月号」に掲載されました。
手間暇を惜しまずに地道な努力を継続していくことの大切さを改めて感じた出来事の一つでした。
今では、所沢、立川、福島、横須賀、江戸川、仙台、上尾、神戸、春日部と広がって、定期クラスが9クラスに増えております。
残念ながら、当事者立ち上げの定期クラスはまだでてきておりません。
これはまだまだ修行が足りないというヨガからのメッセージと受け止めて頑張って行きたいと思います。
また、定期クラス以外にも毎週のように各地でイベントが開催されております。
今頃との声が聞こえてきそうですが、少しヨガの言葉の意味について書いてみたいと思います。
ヨガの語源はYuj(ユジュ=繋がる)であり、精神の成長や社会との適合のために構築された技法のことです。その根底には、人は皆価値ある存在であり「しあわせ(ウェルビーイング)のために繋がる」という考えがあります。
これは社会福祉活動の目的となる概念、ソーシャルワークの定義とも一致しています。
最後になりますが、誰もが競うことなく気軽に取り組むことができるヨガを通じて、身体を使って、障がいがあってもなくても、老若男女関係なく、一緒に会話して、一緒に笑って、同じ空間で、同じ時間を共有することで、助け合うことが当たり前の日常的な「共に生きる社会」へと自然に変化してほしい、その世界が未来へ繋がってほしいと願って
Shanti Shanti Shantih (シャンティ・シャンティ・シャンティ)
Shantiの意味はしあわせ、感謝、平和など。
1回目は自分自身に、2回目は周りに、3回目はすべてに・・・
この言葉を皆様にお贈りして結びとさせていただきます。
ありがとうございました。
成田 貴美代
6月28日水曜日、小雨の中、城東ブロック徒歩訓練旅行、参加者38名が錦糸町ロッテ会館前に集合、バスに乗り込み山梨へ向かいました。
中央高速は順調に走り、昼食場所に到着、かぼちゃほうとう鍋を頂きました。大きなかぼちゃやジャガイモに苦戦、うまくつかめず落としたら大変と気を使いました。量が多かったので、食べきれませんでした。
次は昇仙峡散策、今はバスが上まで行けるようになり、歩くのは下りだけでした。それでも40分くらいは、歩いたでしょうか。水の音が遠くなったり、近くなったりさわやかでした。夏でも3度は涼しいようです。
お次は、皆さん、お待ちかねの勝沼のワイナリー見学、桃のワインを試飲しましたが、これはうまいなと思いましたが、私は試飲だけで満足です。皆さんたくさん購入されたようです。
石和(いさわ)温泉ホテル「富士」に到着、早速疲れをいやそうと温泉に入りました。
とても広い浴槽でゆったりしています。心も身体も疲れが取れました。
気分上々で宴会に出席、椅子での食事にとても楽だったので、我が協会でも椅子にしてもらえないかと願うばかりです。
二日目、29日木曜日、一番目の見学は、武田神社を参拝、茅(ち)の輪をくぐり、鈴を鳴らしてお賽銭を上げ、手を合わせて拝みました。日差しは強く真夏日のようでまいります。
信玄餅で有名な「桔梗屋」に寄りましたが、相変わらずの盛況ぶりです。
漬け物センター「昇谷(しょうや)」にも行きました。ここの漬け物はおいしいよと友達に聞いていたので、興味津々、キムチにもいろいろ種類があるものですね。漬け物は大好きなので、夕食の総菜にいろいろ買ってしまいました。
二日目はバスに乗ったと思うとすぐ目的地に到着の繰り返しで、忙しいです。フルーツ農園で昼食タイム、桃食べ放題ではありますが、自分で皮をむかなければならず、手がビショビショになり、うまくいかず、ガイドさんにむいてもらいました。その後、桃狩りをしました。2個ずつ獲ってお土産との事ですが、高いところにあるのが大きくておいしそうの話に、ガイドさんが脚立に乗って獲ってくれました。桃は傷つきやすいので、無事に持ち帰れるかと心配でした。
笹一(ささいち)酒造を見学、ここは前にも来た事があります。皆さん、試飲したり購入したり、お土産もいっぱいになりました。
バスは休憩を取りながら錦糸町に5時30分頃到着。担当区の皆様、大変お世話になりました。楽しかった旅行にまた会いましょうと言葉を交わしながら家路に着きました。
石和温泉観光協会 | 桃・ぶどう日本一の温泉郷
http://www.isawa-kankou.org/
甲斐 武田神社
http://www.takedajinja.or.jp/
桔梗信玄餅 −山梨の代表銘菓
http://www.kikyouya.co.jp/
甲州薬膳キムチの漬匠 昇谷
http://www.sho-ya.com/
住山 浩子
暑い日が毎日続いていますが、お元気でお過ごしでしょうか。
今年度の「東京都委託家庭生活訓練」は、江東区の担当で行われています。
1.リズム体操
今回のは、手で持って使い、柔らかいボール、直径18センチぐらいや、ゴムのバンド、幅10センチ、長さ1メートルぐらい。
ボールの体操は、椅子に腰掛けて足首にはさんで、両足をゆっくり上げおろしをしたり、膝にはさみ内転筋をしっかりしめるなど、またガイドさんと組んでのボールを投げたり受け取ったり、たまに転がってしまいました。
ボールを二つ使って、ガイドさんと肩や背中、特に肩甲骨の下の方を軽い力でゆっくり動かしてリラックスしたり、今度はボールを膝にはさんで、歩く運動をしました。私は家でもたまにボールをはさんで、歩いたりしています。
また皆で輪になって、つま先やカカトで、床をたたく。膝を高く上げての足踏み。手の運動は、両手を上に上げたり、横に開いたり、前に出したり。この足と手の運動をいろいろに組み合わせ、音楽に合わせて楽しく行いました。
講師の先生は古関(こせき)美穂子(みほこ)さん。
背が高くスタイルがいい、お話が上手で、本当に楽しかったです。
2.コーラス
講師、泉水(せんすい)美恵子さん。
全員椅子に座って行いました。
まず発声練習。音の高さに合わせて「あああ」や、「あーえーいーおーうー」と口の開き方や複式呼吸の仕方など行った後で、皆で歌った歌は「花」を2部合唱で歌ったりと春を楽しみました。その他に「いい日旅立ち」「証城寺の狸囃子」「富士山」「青い山脈」、この5曲を楽しく歌って来ました。
今後の予定は、9月25日(月)、11月27日(月) 午後1時から3時まで。
場所は、江東区障害者福祉センター(扇橋3丁目)です。
参加ご希望の方は、住山までお知らせ下さい。
楽しく皆で、大きな声で、歌ってみましょう。
松本 俊吾
平成28年11月から29年6月の半年の間に、本会の役員として長年にわたり地元江戸川区の視覚障害者の福祉増進にご尽力を頂いて参りました元役員の坂本幸枝(ゆきえ)さん、副会長の職を勤められた小松栄次(えいじ)さんが急逝されました。
また長年にわたり本会の文化祭等諸行事で献身的にご支援を頂いて参りました、南篠崎の大和田安(やすし)様が5月22日にお亡くなりになりました。
本欄では、故人の江戸川区視覚障害者福祉協会との関わりを追いながら、天国に召されましたお三方とのお付き合いの一コマ一コマを振り返り、優しい一面を思い出しながら、筆を進めることにしましょう。
坂本幸枝さんとの思い出
坂本幸枝さんは、東小岩の自宅を兼ねた「植田治療院」を切り盛りし、自営の道を進み女手一つで三療師として生き抜いてこられました。
昭和58年に坂本芳雄さんとご結婚、二人三脚で支え合って30数年、病める多くの患者さんの治療に当たって来られたのです。
この間、私は陰に陽に、親しくお付き合いをさせて頂いてきました。
ところが昨年11月18日(金)夕刻6時過ぎに、坂本芳雄さんから奥様の幸枝さんが亡くなったとの突然の電話がありました。私はまさかと再度問い返しましたが、坂本さんからは、医師の診断では「動脈解離」とのことで、私は急性の心不全ではないかとも考えました。ご主人が2階にいて、階下で大きないびきが聞こえるので、階下のお勝手に降りたところ、車いすの中で崩れるように眠っていたそうです。救急車で江戸川病院に運んだそうです。直ちに心臓マッサージやAED処置をしたようですが、蘇生しなかったとのことです。
私は急いで着替え、家内と一緒にタクシーに乗り江戸川病院に行く手前でガイドの平野さんから連絡があり、幸枝さんのご遺体は病院を出て、東京葬祭の「月光殿」に向かったとのことで、行き先を変えて幸枝さんが安置されている「月光殿」にタクシーで向かいました。霊安室では未だ少し温かさが残っている幸枝さんの頬と髪の毛を触らせて頂き、思わず絶句しました。手を合わせてご冥福をお祈りしました。
誠に残念でなりません。幸枝さんのお別れ会を6日後の11月24日に同所4階のホールで、ご親族のほか本会会員を含め多くの皆様が会葬され、幸枝さんと最後のお別れをしました。
幸枝さんとは、昭和56年から鍼灸学術研究会にお誘いして、竹村正先生に薫陶を受けて、腹診で経絡治療を学んでいました。またご主人の芳雄さんとは、所沢の国立障害者リハビリテーションセンター、理療教育課程の同級生で、私が縁結びの仲介役に一役かい、2年後にグリーンパレスにてめでたくご結婚されたのでした。それ以来ですから、もう36年を過ぎようとしています。
この間、毎年お正月にはお声をかけていただき、私の家内と坂本夫妻で食事会を年に数回開き、親しくお付き合いをさせて頂きました。
言えば親戚以上の親交が続いてきました。
また、幸枝さんは本会の役員として平成3年から既に鬼籍に入られた永井会長、後継者の私と一緒に、十数年、安全対策部において、区内の点字ブロックなど視覚障害者の社会参加活動に寸暇を惜しんでご協力を下さいました。
誠に残念でなりません。
幸枝さんはカラオケが大好きで,松尾和子さんの「抱擁」を唄うときの甘い声が耳元に今も残っています。
謹んで坂本幸枝さんのご冥福をお祈り申し上げます。 “合掌”
小松栄次さんと本会活動
平成29年6月9日午後3時頃だったと思います。都盲協の支部長会の休憩時間、都盲協職員のMさんから、小松栄次さんの息子さんから電話連絡があり、北小岩にお住まいの小松栄次さんがお亡くなりになったとの一報を頂きました。
諸般のご事情で、家族のみの密葬で葬儀は取り行うとのことでした。
小松さんは半月前の5月中旬頃に、体調を崩して自宅療養を余儀なくされていたようで、ご自宅に電話をかけた時には、かなり衰弱した声で、ほとんど一日寝たり起きたりの生活を過ごしている様子がうかがえました。
小松さんは、坂本幸枝さんと同じ時期に役員として長年、財務を一手に引き受けて、NPO法人立ち上げ以前まで、副会長として、本会の会計業務をこなし、私は全幅の信頼を置いていた方でした。
ご本人は糖尿病と膠原病を患っておられ、前々から大変心配をしていた矢先でもありました。
小松さんは平成10年に中央区で開かれた都盲大会のカラオケコンクールに出場して、見事優勝されました。中でも堀内孝雄さんの歌が大変上手で、私は「影法師」がソフトな声でムードがあり大好きな曲の1つでもありました。
もし小松さんが健康に不安がなければ、私の後に会の運営をお任せできるお一人であったと今でも思っておりました。享年73才、まだまだ本会の運営にお力添えを頂けるものと考えておりました。誠に残念でなりません。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。 “合掌”
また、本会の賛助会員であり、江戸川ガイドヘルプセンターで長年にわたり、本会活動にご尽力されて来られた、南篠崎の大和田安様が、去る5月21日伊豆半島に登山し、下山後、体調不良を訴え、ドクターヘリで病院に搬送されましたが、加療の効なく、急逝されました。今日までの大和田安様の本会活動に対するご支援に心より深謝申し上げ、謹んで報告させて頂きます。
梅雨も明け、猛暑の季節となりますが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。さて今回は、中央図書館で新しく所蔵を始めた、マルチメディアデイジーについてご案内いたします。
マルチメディアデイジーは、音声と一緒に文字や画像が表示されるデジタル図書で、デイジー再生機やパソコンでご利用いただけます。音声を聞きながら、画面上で文章を読み、絵や写真を見ることができます。また、自分が読みやすいように、文字や絵の大きさ、音声のスピード、文字や背景の色を選ぶこともできます。視覚に障害のある方のほかに、発達障害、知的障害などのために、通常の本を読むことが困難な方々が、それぞれの障害に合った効果的な読書をお楽しみいただけます。現在、中央図書館では童話や昔話、夏目漱石、森鴎外などの名作文学を55点、所蔵しています。「ぐりとぐら」や「ノンタン」など、人気の絵本のマルチメディアデイジーもございます。
また、ボランティア団体さんにご協力いただいているデイジーも新しい作品が加わっていますので、一部をご紹介いたします。
『風のマジム』/原田マハ
派遣社員の主人公が沖縄産のラム酒を作るために起業し、女社長に。実話を基に描いたサクセス・ストーリーです。
『小松菜の里』/亀井千歩子
カセットテープをデイジー化しました。江戸川区の特産品である小松菜の歴史をたどり、小松菜を育んだ江戸川・葛飾の昔の面影をつづっています。
このほかに、「赤毛のアン」や「ビブリア古書堂」などの人気シリーズの続編や、以前ご案内しました『東京防災』のデイジー版も新しく入ってきています。詳しくは中央図書館の担当までお問い合わせください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。
住所 江戸川区中央3−1−3
電話 3656−6298〔直通〕
中央図書館の担当は私たち5名(木村 中川 高津 川原田 竹下)です。
柏谷 幸司
私がボランティアを始めるきっかけと言うのはですね、あるデイサービスでこれまで歌の伴奏をやってました若い青年が都合によりできなくなったというので私にやってくれないかという話がありました。これがきっかけなんですね。
これが平成14年の10月なんです。まぁこうして、今年で16年目に入りました。
活動場所というのはデイサービスや老人ホームですね。
1カ所増え、2カ所増え、平均毎月4カ所から5カ所ですね。我々のメンバーも最初は11名ほどいたんですが、だんだん年をとってきましてね、1人辞め、2人辞めしてね、現在まぁ、そうですね8名前後ですね。
まあ言うなれば、我々も後期高齢者ですね。ですから、施設の方々も大体同年配、施設の方々とね、ほぼ同年配なんです。
まあその活動の内容ですがね、歌が主なんですけど童謡・唱歌・民謡それから懐メロですね。え〜中には踊りを入れたり、あるいは私の昔ばなし、短いものを入れたり、え〜それもですね歌などは向こうの方々と、施設の方々と一緒にね、歌いましょうと、
楽しく歌いましょうというのが私たちのやり方なんです。
やり方といいますか、活動の方針なんです。
まあどこの施設でも、時間はほぼ1時間ですね。短くて30分て所もあります。
まあやはりね、ボランティアというのは楽しくね、やらないと長続きしないんだと思うんです。まあ16年目に入ったと言いましたけどもね、又ボランティアとして16年目てのはまだまだね。
もう20年30年とやっている方は沢山いますから。
まっね、長い間にはやだなぁ、つらいなぁということはないことはないんですよ。
まっ、なかにはね「うるさいわね」なんて、こういう声も飛んで来ることもあるんですよ。え〜しかしね、帰りぎわ、終わって帰る時に、向こうのおばあちゃんたちがね、手を振ってね、あるいは、手を握ってくれて「また来てね、待っているわよ」この言葉がじつに嬉しんですねぇ。「よしやるぞ」という気になるんです。
あぁしかしね、こうして、デイサービスに来られてる方々も、あるいは、老人ホーム、施設に入所してる方々も数年で入れかわるんです。
え〜まぁ高齢化社会ということなんでしょうか。
こういったデイサービス等の施設が多くなりましてね、
特にデイサービスに来られる方々がね、少しずつ人数が少なくなってきています。まぁしかし、どう変わろうとも、我々のこの活動はなんら変わることはありません。まあただ私の体調がね、続く限りそこまでは頑張ってみようと考えております。
今回は、NHK出版の雑誌・NHKテキスト「きょうの健康」(2017年2月号)に記事が載りましたので、これを入れます。80才になっても20本以上自分の歯を保とう。題名は「めざせ8020」です。
めざせ8020 〜歯が元気なら体も元気〜
失明してから始めた マラソン、ダンス…
和田彰さんは、50歳のときに網膜色素変性症で失明している。しかし、その後の暮らしぶりは、視覚障害を感じさせないものだ。
職業訓練のために寮生活を送っているとき、うっすら見える白線を頼りにグランドを走ってみた。これがマラソンを始めるきっかけになった。しかし、伴走者がいなければ走れない。すると奥様が練習を始め、2人で大会に出場するようになった。フルマラソンにはすでに60回チャレンジ。
それだけではない。19年前からソシアルダンスを始め、すでに37回のデモンストレーションを披露している。「若い女性と腕を組めるのですから、ダンスは楽しいですよ」とにっこり笑う和田さん。「ステップを覚えるのに頭も使うから、ぼけ防止にもなるんじゃないかな」と健康面にもしっかり気を配っている。
頭を使っていつまでも元気に過ごすことを第一に考え、1日の時間割をつくって規則正しい生活を心がけてもいる。さらに朝食では、プルーン、ヨーグルト、メザシ、にんにく、梅干し、ナッツ類、とろろ昆布、季節の果物など10種類以上の食品を毎日とる。そして、1日3回しっかり歯ブラシと歯間ブラシで歯を磨く。外出先でも磨けるよう、歯間ブラシはいつもポケットに入れているという。こうした健康習慣が和田さんの挑戦を支えているようだ。
(噛むこと研究室 http://kamukoto.jp より引用)
星野 勇
江戸川区にある視覚障害者福祉協会では、毎月第2月曜にカラオケ同好会を催している。もう長きにわたって続いていて、30人から40人集まって来る。
一之江に集まって来る7割が女性でとっても元気だ。歌ったりおしゃべりをしたり賑やかだ。今月は2月13日にカラオケがあった。
明日はバレンタインデーがくる。私は今日まで数人の女性からいただいた。チョコレートとか酒の肴、酒のおかずになるのをいただいた。周りは奥様方が多いから、いろいろな物を気軽に贈ってくれる。手作りのもある。
夕方、カラオケ終わって日が暮れていった。
翌日は2月14日だ。いつもと変わりなく明けていく。
今日は通院日で空腹にて腹ペコ、歩いて行くのだ。9時半、Oさん来られた。
ちょっぴり小太りのOさん。Oさんのガイドで歩いて小松川3丁目の病院に行く。診察、投薬が終わり、再び歩いて東大島駅に行く。
電車を乗り換え青戸駅に着いた。病院に行き、妹を見舞うのだ。
妹は起き上った。歩行禁止、テレビが好きでテレビカードを買って渡す。
無事を確かめ辞した。
帰りも電車を乗り継ぎ東大島駅で降り、団地に着いてエレベーターで上った。
玄関の前。ドアに立つ。カギを差し込み開けようとした。
でも小銭入れに付けてあるカギが丸ごとないのだ。
こんなことは初めてだ。Oさん、見守ってくれてる。
私は家に入れない。途方に暮れる。頭の中はグルグル空回りした。いろいろ考える。自治会長宅に「マスターキーあるか」と聞きに行くも、不在だった。公園のトイレに入り考えた。
携帯電話を借りて病院に連絡し、看護婦に見てもらったが、冷たく「小銭入れに付いているカギはない」と言う。
夕方になり外は寒くなる。
もう一度病院に行きたいとOさんにお願いした。素直に応じてくれた。
電車を乗り継ぎ到着したら、妹が持っていてすぐ渡してくれた。
ホッとした。
妹が「看護婦が来て何か探してたよ」と言う。
帰りはタクシーを利用し20分で団地に着く。ドアの前に立ってカギを差し込み開いた。Oさん、見守り、確認され、静かに帰られた。
Oさんも自転車のカギをなくして困ったことがあった。
家のカギは誰にもわからない所に置いてあるとか言ってた。
大昔はカギがなくても信頼し合い安全だった。突っ張り棒やかんぬきで侵入者を防いで無事に暮らしてきた。
ここで回りの人達にカギで困った話を聞いてみた。
ある人はカギを差し込むが硬い。いじくってたら急に軽くなった。
見ると先がない。折れていたのだ。早速知り合いに言ってカギ屋を見つけ、来てもらって交換できた。
家に付けたカギに油を注す時は「CRC潤滑油は良くない、使わないように」とカギ屋さんに言われたと言ってた。
私はなるほどと思った。
また、ある女性は不動産屋をとおして一軒家を借りた。子供二人は大人だ。
住んでしばらくして夜帰宅すると、空気が違う。
人が留守中に入ったような気がする。トイレの近くに大きな芋虫がいたり、ある時はナメクジがいたりと、こんな事が2回もあった。
冷凍庫に入れた覚えのないキャベツが入ってた。
子供に聞いたらやってないと言う。
朝、自転車の籠を見たら、昨日捨てたゴミがあった。
引出しに入れておいたお金は取られてない。
2年の間にいろいろな事があった。
それでカギごと取り替えたらいやな事はなくなった。
だけど今でも夜一人の時、台所や風呂場、居間で物音がすると、鳥肌が立ち大きな声が出そうになる。
家を借りた時にカギを取り替えれば良かったと言っていた。
また、ある奥さんの場合、家のカギをどこに置くか、娘さんと示し合わせて決めてある。昨年のこと、娘さんにカギを貸して仕事に行き、帰って来たらカギの置き場所にない。娘さんが、カギを置いていかなかったのだ。自転車はパンクして修理に出している。それでバス・歩きで娘さんの職場にカギを受け取りに行った。
ここでも20分余り待たされ、切なく虚しい思いをしたと言う。
カギを受け取り無事帰宅できたが「2時間近くは無駄になったわ」と言ってた。
カギを入れ忘れた話だ。
先日、オートロックの団地に居住するうら若き女性に出会った。家に入室するときはテンキーに数字を入れたり、カギを差し込んだり、カードなどをかざして入れる。
来訪の時は前もって来意を告げておく。テンキーを操作し、画面確認をうけて会える。突然の来訪は、画面で確認して、押し売りや新聞勧誘などは断り応答しない。
こうして安全が保たれるのだ。
でも認知症など自己操作できない時はどうなる。介護人が操作する。
もしも飼い犬が1人、いや1匹で帰っても操作できない。これはワンとも困ったことだ…。
あれから私はウエストポーチに鎖を付けて小銭、カギ持ち歩いている。
付き添われる方、弱者がドア、引戸にカギを閉めたり、また開ける時は、たとえ忙しい時でも開けて中に入るまで優しく見守ってくださいませ。
このようにOさんはそっと見守って役目を果たして下さり、本当にありがとうございました。心から御礼申し上げます。
終わり
追伸 読んだり聞いたりされた皆様、カギにまつわる話をアイネットに寄せられてみるのはいかがでしょうか? …
藤原 美子
江戸三十三観音めぐり、いよいよ佳境に入る。
5月6日、よ〜く晴れた土曜日、ゴールデンウィークの真っただ中。3つの寺の待つ品川宿へと足を運びました。
京急新馬場(しんばんば)駅を下車して、一心寺へと向かいました。
狭い商店街の中に昔の香りをほんの少し残した旧東海道でした。
私の鼻は、漂ってくる団子屋さんの匂いで、足が止まりがち。それを、ガイドAさんが「あとで買いましょう」となだめすかして、一心寺へと急ぎました。
一心寺は街の中にとけこんでいる寺で、5、6歩も歩けば門前を通り過ぎてしまうような、そんなお寺でした。内に1歩入ると、それはお寺としての趣が濃く、古さを感じる寺でした。どこのお寺もそうなのでしょうか。やはり、そのままとうわけにはいかないのでしょうかねぇ。
“一心寺”という寺の名が印象的です。
次にめざすのは、旧東海道の目黒側を越え品川寺。
これを“ほんせんじ”と読むのに苦労しました。
ここでも私は鼻が全開で、みたらし団子の匂いや、磯辺焼きの匂いが、鼻から離れません。「欲しい、食べたい」と言い続けても、ガイドのAさんは買ってくれませんでした。
最後の海雲寺はお隣の家という感じで、本当に隣にありました。その寺は鐘つき堂が立派で、由緒正しいようでした。春や秋にも、また散策に来たい寺の風情でした。
旧街道に出てみると、かなり狭く感じられます。駕籠や馬で行列をつくって、江戸まで行ったり来たりしたかと思うと、すれ違いざまの小ぜりあいなど、しょっちゅうだったのかなぁと思いをめぐらしました。
まだまだ、ガイドのAさんは、私の望みの団子は買ってくれませんでした。
この街は餅菓子屋さんがとても多いのです。あきらめるのに時間がかかりました。
あとは観音巡りも2ヵ所を残すだけという、ガイドAさんの励ましの言葉に、京浜東北線の大井町駅に到着し、やーっとファミレスでお茶する事ができました。
ちなみにお昼ご飯は、寺めぐりをするのですから、腰に弁当をぶらさげて参りました。街道なかばの公園で、弁当をほおばった次第であります。
天気にも恵まれ、わ〜〜い!!
道すがら 餅買いたしと ねだる君 祈る横顔 わらべ心よ (ガイドA)
江戸三十三観音霊場の案内
http://www.tesshow.jp/edo33kannon_index.shtml
(2017.6.17〜6.25)
小野塚 耕吉
フィンランドのヘルシンキ、エストニアのタリン、スウェーデンのストックホルムを訪ねた。フィンランドは、1917年にロシアから独立した。国土は日本よりやや小さく南北に長い、3分の1は北極圏で森と湖の国である。湖の数が19万個くらいあり、国土の4分の3は森である。人口は、約550万人で南部に集まっている。男女平等の国で2000年には女性大統領が誕生している。また、お母さんに優しい国のランキング1位に挙げられており、赤ちゃんが生まれると政府から育児用品一式が段ボール箱で送られてくるという。教育水準も高い。「マリメッコ」や「イッタラ」など北欧を代表するブランドを生み、携帯電話の「ノキア」もフィンランド、IT先進国である。サウナはフィンランド発祥で今回の旅行では、白夜とともに楽しみの一つである。
6月17日(土)10時43分、ヘルシンキ直行便フィンエアーで成田空港を離陸。海外旅行は娘が計画し、いつも妻と3人連れ。もちろん、エコノミークラス、座席は窓側の3席。眼下には利根川、霞ヶ浦が見える。北極圏周りなのでフランスに行くよりも1時間以上早く着く。地図で見ると遠くに思えるが。フライト時間は9時間20分とのアナウンスがある。新潟の上空を通り日本海へ出た時は、北朝鮮のミサイルが気になった。1回目の食事タイムとなる。チキンのソテー、ポテト、パン、ケーキ。飲み物はジュース、ビール、ワインなどあり、赤ワイン2杯をいただく。ロシアの上空を抜け、北極圏へ。機内では映画を日本語で楽しんだ。トイレのついでに赤ワインを貰い、自前のつまみでご満悦。アイスクリームのサービスや到着1時間前には軽食も出た。
フィンランドは現在、サマータイムで日本との時差はマイナス6時間。ヘルシンキヴァンター国際空港に、14時10分到着。小雨で気温は18℃。タクシーでハイウェイをとばし16時過ぎに長期滞在型アパートに到着。このアパートは管理人がいなく、インターネットで予約した際に送られてきた暗証番号で玄関、部屋やゴミ置き場などすべてのドアを開錠することになっていた。今は何でもコンピューターで出来ると感心した。エレベーターで4階へ。部屋の間取りは、玄関が4畳、右にトイレ、左にシャワー、洗面、洗濯乾燥機室。その奥に右から、10畳くらいのダイニングキッチン、12畳のリビング、12畳のベットルーム。すべての調理器具が揃っている。電磁調理器、オーブン、電子レンジ、トースター、コーヒーポット、食器洗浄機、冷蔵庫、鍋類、食器、何でもあった。折角揃っているのだからと、マーケットで地元の食材を買い妻と娘が腕を振るい、食事はほとんどアパートで食べたが、トナカイの肉は調理方法が悪かったのか臭くまずかった。レストランで食べた野兎のソテーも口に合わなかった。消費税は24%、食料品は14%で物価は高い。
6月18日(日)、ヘルシンキ市内を見物したが、ヘルシンキのシンボルの大聖堂は1852年に建てられた白い大きな教会で、段差の大きな階段を30段くらい上った所にそびえ建つ。教会内は多数の信者が礼拝中だったため見学はできなかった。階段が腰かけるのにちょうど良く、多くの観光客が並んで座っている。そこにカモメがよちよち歩いているのが愛らしい。教会前広場には、コンテストがあるらしく、人間よりも大きなカラフルなアザラシのオブジェが、30ほど並べられ、観光客が自分好みを見つけて記念撮影をしていた。
港のマーケット広場では、食べ物、衣類や雑貨の店が立ち並び、住民や観光客で賑わっていた。ラズベリーと苺を買いジャムを作った。砂糖を入れてないのにすごく甘かった。港の観覧車は高さ30メートルくらいで、回転速度が早いがご丁寧に3回廻ったので見損なったところが見られた。
帰宅後、公衆サウナに出かけた。歩いて15分の河口の海辺に白い平屋の建物が公衆サウナだ。入口を入ると左に受付カウンターがあり、右に女と男のサウナ室の扉があった。床は板張りで靴を脱ぎ、上がる。15ユーロを払うとロッカーのキーと尻に敷くタオルを貸してくれる。注意事項は「サウナに入る前に必ずシャワーで体を洗い、敷くタオルだけを持って素裸で入ること。涼みに出る時は水着かバスタオルを巻き、カウンターに用意してある水を必ず飲んでください」ということであった。
サウナへは入口を入り右手のドアを開けると脱衣室、その先にシャワー室、奥にサウナ室がある。脱衣室で15番のロッカーが分らなく迷っていたら、英語で尋ねられ思わず「じゅうごばん」と言ってしまった。キーを見せてロッカーを教えてもらう。周りの人は背が高く自分は子どもみたいだった。シャワーを浴びサウナ室に入ると段差の高い石段が3段あり、上の段は板張りでコの字型になっている。15人ぐらいは座れそうだ。入った時は若者と中年の人が7人いて、「腹の出た小さいジジイが入って来たが大丈夫か」と思われたかも。3段目に上がるとグンと熱い。胸と足首に入れ墨をした常連客らしい人が、温度を上げるため奥の釜にバケツの水を柄杓でゆっくりと掛けた。たちまち顔が火照る。高温の蒸気が発生したのだ。水をゆっくり灌ぐのがコツのようだ。中は静かでゆっくり過ごせた。涼みに外に出ると中庭があり大きな木が1本茂っていた。いい風が来る。庭の先には海に入る梯子がある。泳いでいる人もいる。私も2度目に涼みに出た時に入ってみたがその冷たさに足の指が痛くなった。肩まで10秒くらい浸かり、すぐサウナ室へ戻った。水温は13℃だった。その上、海の透明度が無く、入るのには勇気がいる。3回サウナに入り、川沿いの遊歩道を爽快な気分で帰ってきた。
6月19日(月)、特急電車で2時間程の郊外の森と湖に出かけ、森のなかをウオーキングしてきた。特急の席にコンセントがあり、さすがIT国と感心した。車窓の景色は、ほとんど平坦で森と所どころ開墾された耕地が続いているだけだった。ルピナスの紫色の花や黄色の花がアクセントを添えていた。ハメーンリンナ駅からバスに乗り、ハウラン湖に行った。森の中のライラックやたんぽぽ、鈴蘭などの可愛らしい花を見ながら、お化け杉の森を通り抜け、大きな展望台をめざした。途中の熊に注意の標識には緊張した。展望台からのながめは360度、森と湖と空の広がりは果てしなかった。これが、森の国フィンランドだと感じた。
6月20日(火)、ヘルシンキの対岸にあるバルト三国の一つエストニアの首都タリンへ4万トンのフェリーで行った。日本語の船内放送が流れたのにはびっくりした。世界遺産の中世の旧市街は細い路地に商店が並び観光客で賑わっていた。市街で一番高い聖オレフ教会の250段の螺旋階段を綱を頼りに登り、やっとのことで展望台に着いたが、とても立っていられないくらいの強風で寒く、眺める余裕もなく早々に降りてしまった。1422年に設立された市議会薬局の2階にあるレストランで赤ワインを飲みながらのビーフステーキは最高だった。19時過ぎのヘルシンキ行フェリーに乗船。タリンは物価が安いため大量の酒類をキャリーで持ち帰る乗客が多かった。
6月21日(水)、ヘルシンキには市内交通(トラム、バス、地下鉄)が乗り放題のDチケットがあって、1日券は9ユーロだが2日目からは4ユーロとお得で17日に5日間分を買ってあった。朝からトラムに乗って「蚤の市」に行った。ビンテージ物や掘り出し物を探す人びとで賑わっていたが、ほしいものは無かった。その後、中央バスターミナルの近くの「カンピ礼拝堂」を見学した。人種、性別、いかなる宗教も受け入れる、各々の祈りのためだけの礼拝堂。木組みで作られたドーム型の礼拝堂で中に入ると全くの静寂であった。長椅子が20ばかり小さな祭壇と小さな十字架があるだけだった。自由と平和がいっぱい詰まっている感じを受けた。入口にはどこの国の人でもどんな悩みでもお聞きしますと掲示されていた。このような施設を創るフィンランドを尊敬したい。
6月22日(木)11時、5連泊したアパートを引き払い、12万トンのフェリーでバルト海を渡り、スウェーデンの首都ストックホルムに向った。海は干満の差が無く波もほとんどないためか透明度がない。海水の塩分は日本の15分の1以下と聞いた。行程は17時間だが船内にはレストラン、免税店、カジノ、カラオケなどがあり退屈しない。食事は予約したレストランが朝夕ともにバイキング方式で品数が多く、エビ、かに、サーモンなど海鮮料理が豊富だった。私は主に肉類を食べ、飲み放題の赤ワインを満喫した。
6月23(金)、こちらでは夏至を祭る夏至祭がある。ちょうど24日が夏至に当り、今日はイブということで女子は頭に花のティアラを被り楽しんでいる。私は白夜はいかにと昨夜からしばしばデッキに出て太陽の動きを見ていた。昨夜の日没は23時半頃で島の向こうに沈んだ。しかし、午前1時になっても地平線の燃えるような真っ赤な夕映えは残っていた。
日の出は3時50分とのことで、3時半に起きデッキに拝みに行った。夕映えの様子は朝焼けになっていた。4時少し前にまぶしく太陽が顔を出した。太陽は4時間くらい姿を隠すが地平線を這うように動いているようだ。100kmも北に行けば白夜であるらしい。一度は体験してみたいものだ。
7時にストックホルムに到着。手荷物だけ持って10時に市内観光バスに乗り、王宮、国会議事堂、オペラ座、ノーベルの住居などを巡る。13時、個人行動になり最も行ってみたかったノーベル賞受賞者の晩さん会が開催される市庁舎へ行く。13年をかけ1923年に完成した宮殿を思わせるようなストックホルムを代表する名建築物。庁舎内の見学はガイドに付いて行かなければならない。日本語ガイドがいないため英語のガイドに付いた。内部は大理石で重厚かつ壮麗。特に、ノーベル賞受賞祝賀晩さん会が開かれるブルーホール、受賞パーティーの舞踏会に使われる黄金の間などため息が出るほど美しい。小部屋は市民の結婚式場として使われている。ガイドの話では議会構成は100人で男女50人ずつであるとのこと、日本は遅れているな〜。晩さん会で出されるデザートを食べたいとノーベル博物館に行ったが、あいにく夏至祭イブで臨時休業だった。近くのレストランのテラスで食事とビールで満腹。愛想と威勢のいいおばさんの店の壁には1450年定礎と表記されていて驚いた。地下鉄で港に戻り15時にフェリー乗船、自室で一休みしてからお土産や荷物の整理をした。
6月24日(土)10時、ヘルシンキ着。港にトランクを預け、ロシア正教の教会やロックチャーチを見物してから、トランクを受け取りタクシーで空港へ。17時30分、日本へ向け離陸。
6月25日(日)10時44分、無事に成田空港着。
終
1.簡単おいしいクッキング
〔岡畠信子さんのレシピ〕
◎ ジャガイモの千切りとワカメの炒めもの
材料(4人分) ジャガイモ中3個 ワカメ(三陸産)適量 オリーブオイル大さじ1
バター大さじ1/2 塩・コショウ・醤油少々
作り方(1) ジャガイモは皮をむき、5ミリ幅の千切りにして水にさらす。
(2) フライパンにオリーブオイル、バターを入れ次に水を切ったジャガイモを入れる。ジャガイモが透き通るようになるまで炒める。
(3) 塩抜きしたワカメを入れて塩、コショウをする。
(4) 最後に醤油を入れて味を整える。
◎ すいとん
材料(4人分) すいとんの素100g 大根15p 人参1本 鶏肉150g
ひき肉50g きのこ(なんでもよい、しめじなら1株)
ネギ1本 味噌適量
作り方(1) 大根、人参をいちょう切りにする。キノコ、鶏肉は食べやすい大きさに切り、ネギは斜め切りか小口切りにする。
(2) 大根、人参が柔らかくなったらキノコ、鶏肉を加える。
(3) 沸騰したところにすいとんの素を100tの水で溶き中にひき肉をいれ、スプーンで滑らすように鍋に入れる。
(4) 味噌を入れて最後にネギを入れる。
☆ 編集委員談 ごぼうを入れたら風味があって美味しかった。
2.便利グッズの紹介
携帯はさみツイッギー
全長135mm、直径12mmの小枝のような、持ち歩きに便利な究極スリムな携帯はさみ。根元から刃先までサクサク切れるベルヌーイカーブ刃を採用し、快適な切れ味を発揮。さらにキャップをはずせば片手ですぐに使える“スマートハンドル”を採用し、高い操作性と安全性を実現しました。
色は、ブラック・ピンクの2種類です。
価 格 : 720円
重 さ : 14g
刃渡り : 42mm
材 質 : ステンレス鋼(刃)
問い合わせ先 : 日本点字図書館用具事業課 03-3209-0751
非常用充電ラジオ
災害時に役立つLEDライト付きAM/FMラジオです。ハンドルを回したり、ソーラーパネルを太陽光にあてておくことで、内蔵の充電池に充電させることができます。乾電池で使用することもできます。携帯電話やスマートホンへの手回し充電も可能です。
価 格 : 3,980円
大きさ : 幅132×奥行32×高さ73mm
重 さ : 198g(乾電池重量含まず)
問い合わせ先 : 日本点字図書館用具事業課 03-3209-0751
(日本点字図書館ホームページより抜粋)
日本点字図書館販売サイト わくわく用具ショップ http://yougu.nittento.or.jp/
〈渡邊 登〉
上のやま爛漫なるも陽は西に うすむらさきの花の下ゆく
天下をも取ったかに「宏暁(まご)」うれしそう 可愛ゆげな娘(こ)をつれて なるほど
悪しきこといつしか忘れ追憶は 只うつくしく裡につもれり
〈藤原 美子〉
弘法寺(ぐほうじ)にしだれざくらと涙石 春の日あびて仁王ほほえむ
〈和田 彰〉
寒空の中に早咲くつぼみあり 季節はめぐる春待つさくら
雨の日にさくら満開見る人も なくてさびしき春けき思い
竹の子の御飯を食べる歯ざわりと 心地よき音季節の味覚
〈長谷川 とくよ〉
嫁ぐ日に持ち来しひとつ絵唐津の抹茶茶碗に茶を点(た)てんとす
お揃いの赤いスカートひるがえし友と踊るよ不良バアさん(米寿)
〈松本 俊吾〉
五色沼木立にはるか春蝉の ジイジイの声脳裏に響きおり
(初夏の裏磐梯五色沼にて)
夏草をざくざくと踏み桃はたけ 枝葉に重きうぶ毛やわらか
(甲州路・桃狩りの一コマ)
〈成田 貴美代〉
初夢は縄跳び100回空を飛ぶ お告げありしか身を鍛えよと
うっとうしい日が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
先日は城東ブロックの旅行に参加させて頂き、石和温泉に行って来ました。
鋭気を養うつもりでしたが、見学地が多く忙しい旅行でした。
旅行記を書きましたので、読んで頂ければ幸いです。
他にも通常総会報告や江視協で行った岳温泉の楽しかった様子など、また日頃よりボランティアの皆様にお世話になりながら、3年目を迎えようとしている月例会の感想文、会員から寄せられた原稿なども掲載しております。お楽しみ下さいませ。
ご要望などがありましたら編集部までお願い致します。皆様の言葉が何よりの励みになります。これからは暑くなるばかりです。水分を十分に取り毎日を元気に過ごしましょう。
(N)
情報誌編集委員 (50音順)
井草 恵子 金子 曜子 鈴木 洋子 成田貴美代
日高真木子 藤原 美子 松本 俊吾
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