もくじ
松尾 勝文
これからアイネット第33号の巻頭言を発表します。時は平成28年5月27日午後2時30分ごろ、5月月例会・えどもサロンが行われています。松本会長から突然アイネットの巻頭言を頼まれたのです。まさに青天の霹靂です。予想外でした。いつも他の誰かが書いてくれるものだと思っていましたのに。本当に油断できないものです。それで鉛筆をなめなめといった気分で、いかにして文字数をふくらませようかを考えながら東京都視覚障害者生活支援センターのパソコンにむかっています。
考えてみると、今年平成28年の4、5月には大きな出来事が二つありました。一つめは4月中旬ごろの熊本地震です。4月14、16日に震度7程度の地震が2回発生しました。私も九州には多少の縁がありますが、阿蘇山はあるけれどもあの辺で大きな地震が起きるなどということはとても頭の中にはありませんでした。この場を借りまして亡くなられた人々を悼み、被害にあわれ避難所生活など不本意な生活を余儀なくされている方々の一刻も早い原状回復を祈ります。
そして二つめは先日の5月26、27日の伊勢志摩サミットです。わが国では何度も行われており、中でも沖縄サミット、洞爺湖サミットが有名です。世界の主要先進国首脳が一堂に会し(今回はロシア・中国は参加していないと思いました)、世界の現状・問題点について話し合いました。そして、今回のG7とは直接の関係はないのですが、注目すべきは皆様もご承知の通りアメリカの現職大統領としてはじめてオバマ氏が広島を訪れたことです。これは非常に歴史的なことだと思います。
とりとめもないことをずらずらと書き綴ってまいりましたが、皆さん我慢してお読みいただきましたでしょうか? 今回の目玉は、@ 6月4日の28年度通常総会の関係記事、A 5月30日の犬吠埼・銚子方面の日帰りバスハイクの関係記事です。皆様充分にお楽しみください。
成田 貴美代
江戸川区視覚障害者福祉協会の通常総会が平成28年6月4日(土)タワーホール4階研修室にて開催されました。
本会顧問であります田島先生と須賀先生が会場においでになり、松本理事長の紹介で、挨拶をされました。
出席者の点呼も行われ、正会員数の3分の1以上が出席という事で、総会は成立しました。今年は出席者の参加が例年に比べ少ないようです。
住山副理事長の開会の辞に始まり、松本理事長の挨拶、議長に冨澤常任理事、議事録署名人には松本俊吾理事長・藤原美子理事の3人が指名を受けて議題に入りました。
【第1号議案】 平成27年度事業報告・決算承認の件
総括報告 : 松本理事長
27年6月から月例会を始めて、これまで7回行いました。通院介助の時間が減った分、月例会の方で少しガイドヘルプセンターの派遣実績が増えました。
会員からの要望で、収支計算書を平成26年度と27年度の対比を作りました。後で大里事務局長に読んでもらいます。
役員会・情報連絡CDの配信・納涼カラオケ懇談会・区との懇談会・その他5大行事も予定通り終わり、城東ブロックの行事も担当は荒川区でしたがこれも無事に終了して今年は江戸川区担当となります。
区民祭りのバザーも行いました。収入は特別会計に入れさせて頂きます。
各ボランティア団体との協力関係もスムーズでありまして、月例会でも新たに朗読ボランティアの百舌の会・風の会の皆さんが、交代で朗読を担当して頂き、非常に好評でした。ミニ講演については在宅グループの小林さんや出前ボランティア活動部会の山本さんに講師の先生の派遣ではお世話になりました。
総務報告 : 小野塚副理事長
平成27年度と28年度の会員の動きが発表され、その結果、正会員数84名・賛助会員31名、合計115名で、江戸川視障協の本年度がスタートしました。
新入会員の橋本綾子さんから皆様よろしくとの挨拶がありました。
役員会と、情報連絡CDの発行状況について、小野塚さんから報告がありました。
役員数は18名、役員会に出るのは14名、他に相談役が3名、`島顧問1名です。
各部長、女性部・シルバー部・文化部・体育部・職業部・企画部・広報事業部安全対策部・都盲協とそれぞれの部長から挨拶がありました。
大里事務局長から収支計算書・貸借対照表・財産目録・特別会計収支報告書が読み上げられ今年は平成26年度と27年度の収支計算書の対比も読まれました。
監査報告ですが平野先生が病気のため本日はみえておらず、松本理事長も同席して4月14日に監査は正確に行われたと報告があり、皆様のご了解をよろしくお願いしますと話されました。
質疑応答に入りましたが質問がないため、拍手多数で第1号議案は承認されました。
【第2号議案】 役員補充の件
城谷直人さんですが、昨年からチャレンジド・ヨガ教室をやって頂いており、更に4月から10回継続して行うそうです。今年から企画部副部長と青年部副部長の立場で、運営委員という事で登用したいと、松本理事長から皆様のご了解をお願いしたいと話がありました。
拍手多数で承認され、城谷さんから一言。
視力をなくす前から働いていた会社で今も勤めているので平日の活動には参加は出来ないのですが、土・日の行事には少しでも参加させて頂いて、江戸川視障協が発展出来るように、また若い方が入ってもらえるように頑張って行きたいと力強い挨拶がありました。
【第3号議案】 平成28年度事業計画・収支予算案の件
同行援護で31000時間の予算を組みました。予算規模として適正だと思います。
城東ブロックの行事などもあるので、もう少し増えるかもしれません。経費としてはこれ以上削減出来ないくらいに、やって参りました。
ある程度の助成金を出して行かなければクラブの活性化も望めません。
城東ブロックも9行事あります。都盲協を支える会としては、素晴らしい活動が出来ていると思います。
また会の行事なども去年と同じようにこなして行きます。
大里事務局長から平成28年度の予算案が読み上げられました。
質疑応答に入りましたが質問がないため、平成28年度の事業計画・予算案は拍手多数をもって承認されました。
【第4号議案】 その他
ここで日頃からお世話になっている江戸川ガイドヘルプセンターの職員の方々の自己紹介がありました。
大里事務局長 : また1年よろしくお願いします。
池田さん : 皆さんのお顔を総会で見る事が出来て、また1年頑張れると思いました。ありがとうございます。
大竹さん : 何時も皆様に叱咤激励を受けながら、これからも頑張らせて頂きたいと思います。皆さんと直接お会い出来るので、楽しく思っております。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
門口さん : 1年早いなと感じています。皆さんと元気にやれたらと思っています。よろしくお願いします。
横山さん : 先日バスハイクに一緒に同行させて頂きました。この会がもっと盛り上がるように協力して行きたいと思いますので、よろしくお願い致します。
月例会ですが出来るだけ普段外出しないような方、ガイドさんに楽しいですよと誘って頂きたい。また賛助会員の件ですが新しくガイドさんになった方も入って頂きたい。ご協力よろしくお願いします。
また1年間皆様の力を頂いて江戸川区視覚障害者福祉協会が発展していくよう精一杯努力して参ります。ありがとうございました。
冨澤議長の退任挨拶の後、小野塚副理事長の閉会の辞で総会は終了致しました。
☆ 今年は例年より出席者が少なくまた新しく会員になった方や役員に登用された城谷さんなどの挨拶もありましたが、質問もなくスムーズに終わりました。今年はクラブ活動に加え城東ブロックの担当区になるため忙しい年になりそうです。ガイドさんにお世話になりながら、会員の皆様、元気を出して毎日を過ごして行きましょう。
平成27年度に開催しました月例会は、多くの会員利用者にご参加いただき7回を盛会裡に終え、平成28年度も4月19日(火)に、運営委員・世話人のみなさまにお集まりいただき、新年度も引き続き行うための準備会を持ち、4月22日(金)に第1回月例会が開かれ、既に前期3回を好評のうちに終了しました。
本欄では、その内容と、平成28年度の9月以降の予定をお知らせし、皆様との親睦と交流の輪を広げたいところです。
【平成27年度】
第5回月例会
@ 日時 … 平成27年12月18日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・306号室
B 内容
1) 朗読 … 宮本 輝著 「螢川」
百舌の会:松坂晴恵
C えどもサロン ※ クリスマスパーティー
1) 講話 … 柏谷幸司
2) お楽しみコーナー(くじ引きほか)
第6回月例会
@ 日時 … 平成28年2月26日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀・306号室
B 内容
1) 朗読 … 竹田道子著「銀のさじ」より「シーボルトのむすめの物語」
風の会:佐藤政子・八幡由美子
2) ミニ講演 … 「蓮田のはなし」
講師 … 関口文江先生(江戸川区松島在住)
C えどもサロン ※ 柏谷幸司会員の講話とハーモニカ等
第7回月例会
@ 日時 … 平成28年3月25日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・306号室
B 内容
1) 朗読 … 海老名香葉子著「私たちの国に起きたこと」
風の会:鈴木光枝・原 尤子
2) ミニ講演 … 「葛西海岸の海苔養殖のおはなし」
講師 … 篠原昌芳先生(江戸川区保護司会会長)
C えどもサロン ※ 柏谷幸司会員の講話とハーモニカ等
【平成28年度】
第1回月例会
@ 日時 … 4月22日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 内容
1) 朗読 … 小川 糸著「こーちゃんのおみそ汁」
風の会:坂井敏子
2) ミニ講演 … 「日本の行事のなぜ」
講師 … 山本国子先生(出前ボランティア体験代表)
C えどもサロン
第2回月例会
@ 日時 … 5月27日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 内容
1) 朗読 … 杉浦日向子著「江戸アルキ帖」
百舌の会:小檜山智子
2) ミニ講演 … 「高齢者の健康と栄養について」
講師 … 舩田友紀栄養士(清新町健康サポートセンター)
C えどもサロン
第3回月例会
@ 日時 … 6月24日(金) 13:00〜16:00
A 会場 … タワーホール船堀 障害者協議室・303号室
B 内容
1) 朗読 … 麻生芳伸著 落語百選「秋」“やかん”
風の会:松村勝之
2) ミニ講演 … 落語 「妾馬」
芸名:牛飲亭
C えどもサロン
以下予定
第4回 : 9月23日(金)
第5回 : 10月28日(金)
第6回 : 12月16日(金)(クリスマスパーティーを予定)
第7回 : 2月24日(金)
第8回 : 3月24日(金)
※ 朗読・講演のみ参加は無料。えどもサロン300円(喫茶代として)。
神尾 雅代
今迄にない試み。
さて2時間余りを皆さんにどの様に楽しんでいただくのか、伊東喜代子さんを中心に6人の世話人、相原容子・小林富士子(在宅)・鈴木洋子(音訳ボランティア風の会)・小川淳子・長谷川真理子・神尾雅代(ガイド)で話し合いました。基本この2時間は制約がない、自由にトークしたり、まるで喫茶店の様に美味しいコーヒー(実はインスタントコーヒー)や冷たい飲み物をいただきながら、お菓子をつまみに楽しんでいただくを主旨に。でも2時間をフリートークだけでは!! というので最初1回目は皆で家に眠っている物を持ち寄り、くじ引き大会をしようという事にしました。結果やはり何かが当たるというのは童心にかえってワクワクするものです。良かった、皆さんの笑顔が部屋中に溢れて世話人の皆も安堵。又柏谷さんに協力をいただきながら民話や、ハーモニカで一緒に歌ったりという楽しい時間。あちらこちらで会話が弾み、良かったね、良かったねで終わった第1回。
それから1年が経過してなるべく飽きない内容にと皆で知恵をしぼり(内容は余り変わってないじゃんなんて言わないで!!)アイデアを持ち寄っています。大事な事は世話人が笑顔で楽しむ。それは自然会員の皆様にも伝わり、とてもいい時間が流れていく。江視協は会員、ガイド、事務方の3本の柱で成り立っていて、三位一体となり協力をするとこんなにいい会を作り上げる事が出来るという事を感じて益々世話人の6人はやる気満々。月に一度のこの月例会、皆の心が集まって何げない会話を通して親睦が図れるとてもいい時間の様に思います。私達は時に昼食をとりながら、時に夕食を食べながら(何時も食べている感じかな?)これからの月例会のあり方を常に考えています。素敵なサロンにまだいらした事のない方も是非一度いらして下さい。
5月2日に全8回で、スタートしました家庭生活訓練の、フォークダンスとヨガ教室は他区の皆様からも喜ばれて順調に消化しています。また、7月3日からの親睦を兼ねた2日間の旅行会も、「夢の国お台場・ディズニーシー」の観光も、総勢55名が大いに楽しみ、友好親睦の実をあげることが出来ました。
梅雨の中休みで熱いさなかでしたが、特にサンルート有明での宴席は、各支部2人ずつのカラオケ競演と、本会からは、住山・藤原・関守さんの3人が熱唱して、盛り上がりました。
この交流事業の後は、7月21日のスティックボール大会、9月8日のサウンドテーブルテニス大会他の諸行事が行われます。この城東ブロック行事報告は次号の34号で詳しくご報告しましょう。それでは成田さんが親睦旅行の模様を取材してくれましたので、お読み下さい。
成田 貴美代
7月3日(日)・4日(月)、今回の城東ブロック旅行は温泉で疲れをいやしながら観光ではなく都内江東区にあるサンルート有明に宿泊しディズニーシーを楽しもうという素敵な企画です。ディズニーシーなど私にとって遠い存在でしたが団体なれば参加しやすいですね。
3日の夜は江戸川支部の担当で足立・荒川・葛飾・江東・墨田の各支部の方達を迎えて宴会やカラオケで盛り上がりました。岡畠信子さんの司会で始まり我が支部は住山さん、藤原さん、関守さんがそれぞれお得意の歌を披露しました。
さあ翌朝いよいよ初めてのディズニーシーへ向かいます。
今日は月曜日というのに入場者は多く手荷物検査もありました。1年を通してすいてる時はないのかもしれません。会場の至るところにキャストと呼ばれるスタッフがいて道に迷う事はありませんでした。
ビートの効いた歌や音楽を聞いたり、女船頭さんの案内でベネチアンゴンドラに乗り短い船旅、ゆっくりゆっくり進んで行きました。あまりの熱さに汗は出る、ノドは乾くで中華レストランに入り休憩、ほっと一息で汗も引きました。
楽しい時の立つのは早く集合時間の4時になり大きな地球儀のところで、解散となりました。とても一日で回りきれないところです。この暑さでは残る元気もなく、また涼しい時に盲会の皆さん誘い合って行きましょう。
事務所職員の方や付き添い・ガイドの皆さん、暑い中を本当にお世話になりありがとうございました。感謝しつつ急行バスで帰りました。
アトラクションはまだまだあります。他のグループはどのアトラクションを楽しんだでしょうか? 感想を伺いました。ごらん下さい。
感想
☆ 岡畠信子さん
私は東京生まれなので東京のホテルに泊まるなんてもうないと思います。宴会の司会は私がやる事になり6年前の当番区の旅行の時も司会をやりました。今回もマイク持つ手に力がはいり、江戸川の3名のご紹介も無事におわり、部屋でみなさんと楽しい時間を過ごし、ベッドに横になってからすぐに寝入ってしまいました。岡畠でした。
☆ 藤澤正幸さん
初めてディズニーシーに遊びに来て、本当に楽しかったです。これからも他の支部と交流が深まっていければいいなーと思います。
☆ 住山浩子さん
ミステリアスアイランドにある「海底2万マイル」というアトラクションに入りました。そこで小型潜水艇の擬似体験をしてきました。
海底にある名前のわからない草木や、大ダコまで出没しましたが、なんとか無事帰還しました。小型潜水艇の動きがとてもリアルで楽しかったです。
☆ 藤原美子さん
サンルート有明の夜のイベントは、6つの区が協力しあった成果が大きいと思います。食事よし、雰囲気よし、楽しかったです。
翌日のディズニーシーも精力的にアトラクションを回り、ベネチアの運河をゴンドラで回ったり、小型潜水艇で海底2万マイルを体験し、午後4時の解散を無事に迎えられて、良かった、良かった。
☆ 橋谷道子さん
ビッグバンドビート、素晴らしかったです。ミッキーさんがドラムをたたいたりしていました。タップダンスもそろっていてよかったです。舟にも乗りましたが途中で火山の爆発がして真っ赤な炎が出たりしました。橋の下で願いをすると叶うといわれました。また今日がバースデーの人がいて女船頭さんがお祝いの歌を歌いましたね。楽しかったです。
☆ 高橋満子さん
この年になって初めてディズニーシーに来て驚きました。本当に今日は楽しい思いです。ありがとうございました。感激で涙が出てしまいます。(高橋さん感激で思わず涙でした。)
東京ディズニーシー http://www.tokyodisneyresort.jp/tds/
松本 俊吾
皆様ご承知の通り、平成28年4月1日に障害者差別解消法が、紆余曲折の議論が国会でも行われ、成立したと聞いています。
障害者自身が、もう一度この法律の理念の一つに挙げられています「合理的配慮」の意味するところを考え、一般都民との共通認識が保たれるようにするには、どのように対処したらいいのでしょうか?
私は「ありがとうございます」、「お陰様で」の言葉がいつも口にでるようになれば、笑顔で暮らせる地域社会が生まれることを信じています。
多くのマスコミがこの法律の成立意義を評論していますので、本欄では東京都盲人福祉協会の川村和利氏のインタビュー記事が取り上げられています、東京新聞の4月1日の記事を転載してみました。
戦後70年を過ぎ、国民の暮らしも一変した現在、私は、何時も元気で、分け隔てなく活動できる地域社会づくりで大切なのは、人と人との心のつながりだろうと思っています。読者の皆さんとともに考えてみましょう。
「障害者差別解消法」施行
(東京新聞28年4月1日版より)
障害者差別解消法が1日に施行された。
障害者が健常者と同じように暮らせる社会を実現するため、不当な差別を禁止し、民間事業者を含めて必要な配慮をするよう義務づけていて、障害者政策を大転換する内容。政府の対応の遅れなどで、法律への理解は進んでいない。(城島建治)
法律は国の機関、地方自治体、民間事業者に対し、不当な差別的対応を禁止した上で、合理的な配慮(その場で可能な配慮)を義務づけた。
合理的な配慮とは、例えば障害のある人が列車を乗り降りする場合や、駅構内を移動する場合に鉄道会社の職員が手伝うこと。障害者が生活する中で必要な手助けをすることを意味する。
行政機関は法的義務、民間は一律に対応できないとして努力義務にした。
民間事業者が政府から報告を求められても従わなかったり、虚偽の報告をした場合、罰則が科される。
法律は関係する15省庁がそれぞれ、民間事業者向けに対応指針をつくるよう義務づけた。各省庁が事業者への通知を出し終えたのは1月中旬で、民間事業者が職員に徹底する時間が短すぎ、十分な対応ができないとの指摘もある。
法律を所管する内閣府は「周知不足を指摘する声が内閣府にも寄せられている。理解が進むよう各省庁、地方自治体と協力していきたい」と話す。
障害者は国内に約788万人。
積極的な歩み寄り促す
障害者が暮らしやすい社会の実現に向け、行政や民間事業者はどこまで配慮をすればよいのだろうか。
障害者差別解消法の施行直前の3月下旬、車いすを利用する女性と全盲の男性と一緒に東京の街を歩きながら考えた。(皆川剛)
「30分待ちです」。平日昼前のJR新宿駅西口改札。
板橋区の職場に電動車いすで向かう小島直子さん(47)に、駅員が告げた。
誘導担当者が別の障害者の対応で忙しく、小島さんは改札横で時間をつぶす。
エレベーターを経由し、ようやくホームにたどり着くと「(降車する)池袋駅に連絡するので待ってください」。山手線を1本見送るのがもどかしい。
乗り換えた東武東上線でも待つ時間が長く、健常者なら徒歩と電車で30分ほどで着く職場に到着したのは1時間20分後だった。
「障害を遅刻の言い訳にしたくないから、ネットで調べた所要時間の1時間前には家を出る」と小島さん。「人生に与えられた時間は同じはずなのに、この社会には時間のバリアーがあると感じます」
一方、帰宅時に利用した都営地下鉄三田線は大半の駅のホームを改修し、一部乗降口にスロープを備える。乗り降りも小島さんが独力ででき、移動時間は通常と同程度だった。
障害者の権利を守る法律が既にある中で、新法の意義は、民間の積極的な歩み寄りを促した点にある。鍵は条文の「合理的な配慮」という言葉。障害者の要望に、過度な負担にならない範囲で応じることだ。
小島さんのケースについて、JR東日本は「お客さまの安全を確保するため、全ての駅で駅員がご案内する」と説明するが、高橋儀平・東洋大教授は「人員配置や駅の構造を見直す検討なしに、『安全』だけを強調するのは新法の趣旨にそぐわない。事業者間で情報共有を進め、解を探ってほしい」と提言する。
別の日、全盲の川村和利さん(46)が訪れたのは、自宅近くの牛丼店「松屋東中野店」(中野区)。自動券売機で食券を買うのは難しいが、持っていた白杖に、店員の陳淑珍さん(26)が気付いた。
手渡しで現金をやりとりし、サラダにドレッシングをかける手助けも。川村さんは「26年暮らす街なので、こういう店を選んで入ります」と明かした。
「障害者の経済学」の著者の中島隆信・慶応大教授は、障害者を特別視しない社会がゴールだと指摘。「超高齢化社会で親の介護をする人も増える。みな何らかの困難を抱えていることを前提に社会をつくる時代になる。新法は、意識転換の好機だ」と話した。
安全対策部
平成9年度から区内の公共施設やバス停に音声誘導装置の整備が始まり、足かけ20年になります。
本欄では、現在区内に設置されているメロガイド対応の音声誘導システム設置箇所を報告することとしました。
この音声誘導装置に連動します「メロガイド」は、江戸川区でも日常生活用具に指定されていますので、お持ちでない方は、障害者福祉課・身体障害者相談係(03-5662-0052)までお問い合わせ下さい。
設置場所
1 サミットストア本一色店
2 小岩区民館
3 船堀駅前広場
4 江戸川区総合区民施設
5 江戸川区庁舎
6 江戸川区立中央図書館
7 江戸川区西葛西地区街路
8 西葛西図書館
9 東西線西葛西駅前広場
10 西葛西中学校前交差点
11 総合文化センター
12 葛西区民館
13 鹿骨区民館
14 松江図書館
15 新宿線瑞江駅前広場
16 江戸川区役所前バス停・交差点
17 東部フレンドホール入口
18 小松川事務所入口
19 小松川区民館入口
20 小松川区民施設入口
21 グリーンパレス正面入口
22 労働福祉会館入口
23 東部事務所入口
24 松江コミュニティ会館
25 二之江コミュニティ会館
26 清新町コミュニティ会館
27 臨海町コミュニティ会館
28 上一色コミュニティセンター
29 東部区民館(バス停)
30 小岩アーバンプラザ
31 西小岩コミュニティ会館
32 小岩健康サポートセンター
33 葛西健康サポートセンター
34 心身障害者複合施設
35 旧三角橋たもと
36 北小岩コミュニティ会館
37 小岩駅北口
38 小岩駅南口
39 南小岩コミュニティ会館
40 総合体育館
41 篠崎コミュニティ会館
42 篠崎コミュニティホール
43 スポーツランド
44 一之江コミュニティ会館
45 瑞江コミュニティ会館
46 コミュニティプラザ一之江
47 スポーツセンター
48 平井コミュニティ会館
49 中央健康サポートセンター
50 鹿骨健康サポートセンター
51 篠崎図書館
52 小松川図書館
53 小松川健康サポートセンター
54 葛西図書館
55 北葛西コミュニティ会館
56 スポーツセンター
57 清新町サポートセンター
58 新田コミュニティ会館
59 南葛西会館
60 なぎさ健康サポートセンター
61 東葛西区民館
62 瑞江駅南口
63 葛西サポートセンター
64 平井駅北口・南口
65 東大島駅
66 船堀駅北口・南口
67 一之江駅南口・環七口
68 篠崎駅北口・南口
69 葛西臨海公園駅エレベーター
70 ホテルシーサイド江戸川
71 西一之江四丁目バス停
72 第六葛西小学校前
73 第七葛西小学校前
74 清新町一丁目
75 東部コミュニティセンター
76 松江区民プラザ
77 菅原橋バス停(瑞江駅行き)
78 菅原橋バス停(新小岩駅行き)
79 本郷バス停(瑞江駅行き)
80 本郷バス停(新小岩駅行き)
81 篠崎コミュニティ会館 曲がり角
82 瑞江二中(小岩駅行き)
83 葛西駅 東西駅前広場
84 さくらの家
85 上小岩小学校バス停(京成小岩駅行き)
86 上小岩小学校バス停(亀有駅行き)
87 小松川健康サポートセンター前バス停(東大島駅行き)
88 スポーツセンター前バス停(亀有駅行き)
89 スポーツセンター前バス停(なぎさニュータウン行き)
90 清新第三小学校前バス停(葛西臨海公園駅行き)
91 清新第三小学校前バス停(船堀駅行き)
92 新川西水門公園
93 江戸川区立こども未来館
94 江戸川区平井区民施設
95 スポーツランド入口バス停(瑞江駅行き)
96 スポーツランド入口バス停(新小岩駅行き)
97 江戸川スポーツランドバス停(江戸川スポーツランド行き)
98 東葛西八丁目バス停(葛西駅前行き)
99 東葛西八丁目バス停(葛西臨海公園駅前行き)
100 紅葉川高校前バス停(西葛西駅前行き)
101 東京臨海病院前バス停(臨海町二丁目団地前行き)
102 東京臨海病院前バス停(西葛西駅前行き)
103 江戸川区立東部地区図書館
104 江戸川区葛西地区福祉事務所
105 江戸川区長島桑川コミュニティ会館
106 新皆面橋バス停(瑞江駅行き)
107 新皆面橋バス停(新小岩駅行き)
108 東部区民館入口バス停(瑞江駅行き)
109 東部区民館入口バス停(新小岩駅行き)
110 三角バス停(葛西駅行き)
111 清新町二丁目バス停(西葛西駅行き)
112 清新町二丁目バス停(臨海町二丁目団地行き)
113 なぎさニュータウンバス停降車場
114 小岩図書館
115 くすのきカルチャーセンターバス停(船堀行き)
116 くすのきカルチャーセンターバス停(葛西臨海公園駅行き)
117 中葛西七丁目バス停(西葛西駅行き)
118 希望の家新館
119 中葛西七丁目バス停(臨海車庫方面行き)
120 総合レクリエーション公園バス停(一之江方面)
121 総合レクリエーション公園バス停(葛西臨海公園駅方面)
122 地域交流センター
123 篠崎公園トイレ
124 葛西臨海公園トイレ
125 宇喜田公園トイレ
126 りそな銀行 江戸川南支店
江戸川区ホームページ http://www.city.edogawa.tokyo.jp/
区立中央図書館は、前桑原館長に代わり、新たに吉島館長が就任しました。
生涯学習の拠り所として区内視覚障害者のCDによる音声情報の配信サービスや対面朗読室の利用等、図書館のサービスも多様化しており、8月には恒例の意見交換会も予定されています。
私たち一人一人が区内図書館を利用することにより、視覚障害者に対するサービスの改善に繋がることは間違いありません。
本稿では、吉島館長のご挨拶と、図書館サービスについてご紹介しましょう。
紺碧の海の恋しい毎日となりましたが
みなさまお元気でおすごしのことと拝察いたします。
私は今年の4月より中央図書館 館長に就任いたしました吉島哲夫と申します。
地域のみなさまと共に地域に愛される図書館づくりを目指して行きたいと考えております。今まで同様かわらぬご指導とご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
江戸川区中央図書館はみなさまの生涯学習の場として区民のみなさまに親しんでいただけますよう、さまざまな図書の蔵書や展示そしてイベントなどを積極的に開催いたしております。
視覚障がい者サービスにおきましても安心で安全な図書館運営を基本に、広く皆様方からご意見をお伺いしながら、人にやさしい図書館づくりをめざしております。
どうぞ、みなさまのご利用をスタッフ一同心よりお待ちいたしております。
江戸川区立中央図書館 館長 吉島哲夫
いよいよ夏の到来を迎えますが、皆様におかれましては、いかがお過ごしでしょうか。この4月1日に障害者差別解消法が施行されました。これを機に、中央図書館は館長以下スタッフ全員で、さらに積極的にサービスの向上に取り組んでまいります。障害者サービスは昨年度から引き続き同じメンバーで担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、前回ご紹介しましたボランティア団体さんから寄贈いただいたデイジーについては、受け入れが終わり、ご利用いただけるようになっています。さらに第2弾として、次の4作品を準備中です。
『むかしまち地名事典』/森まゆみ
地域雑誌「谷中・根津・千駄木」の創刊者による、東京の町歩きエッセイです。
『楽園のカンヴァス』/原田マハ
アンリ・ルソーの名画をめぐるアートミステリー。山本周五郎賞受賞作です。
『すべての神様の十月』/小路幸也
福の神や道祖神などの神様と、人間のささやかな関わりを描く短篇集です。
『後妻業』/黒川博行
資産家の高齢男性の後妻になって財産を奪うたくらみが描かれた犯罪小説です。
次にご紹介するのは、音声コード付きの『東京防災』です。『東京防災』は東京の地域特性や都市構造、都民のライフスタイルに合わせて作られた防災ブックで、事前の備えや災害発生時の対処法など、役立つ情報がわかりやすくまとめられています。読み上げ機器や対応の携帯電話をお持ちいただければ、中央図書館でご利用いただけます。また、『東京防災』のデイジー版はサピエよりご提供することができます。貸出をご希望の方は中央図書館の担当までお問い合わせください。
皆様のご利用を心よりお待ちしております。
江戸川区立中央図書館
住所 江戸川区中央3−1−3
電話 3656−6298〔直通〕
中央図書館の担当は私たち5名(木村 高津 川原田 豊嶌 竹下)です。
藤原 美子
5月30日(月)、バスハイク。小雨降る中、38人の若人は出発しました。香取神宮の森は雨のしずくの一粒にも荘厳を感じ、銚子電鉄の可愛らしい2両連結の車窓からは、ユニークな駅名と温かい努力を感じ、思わずたくさんのお土産を買ってしまいました。佐原においては、伊能忠敬の息吹を感じて日本海の荒波や険しい山頂に立って日本の地図を一心に作った忠敬その人を感じて来ました。
そこで、楽しい旅の中、仲間からの一言を頂きました。
ひと言インタビュー
☆ 橋谷道子さん
銚子電鉄の電車が楽しかった。
走り回っている若い車掌さんの笑顔と働きぶりがすばらしい。
☆ 田中誠子さん
銚子電鉄が楽しかった。
風船などでデコレーションした車内が手作り感覚いっぱいですてきでした。
☆ 吉成百合子さん
銚子電車が情緒があってとても良かった。
☆ ガイドの井戸川定義さん
藤原さんと来られて嬉しい。ウララ、ウララ〜♪
☆ 関守幸男さん
毎年、初詣に来ている香取大神宮に、今年はまだお参りができなかったんです。今日、お参りできて大変嬉しいです。
元気に参加できて嬉しい!!
袖山さん:銚子電鉄は日本で5番目に短い距離を走る私鉄です。全部で10駅です。片道約19分で終点に着きます。もうすぐ創業100周年を迎える歴史のある電車で、地元の方々からも、遠くから来られた方々からも、色々な支えを頂いて、頑張ってやっています。最近は赤字ですが、銚子電鉄のぬれせんべいは美味しいです。
松本:どこで売っているんですか。
袖山:犬吠駅で売っています。
松本:ありがとう。頑張って下さいね。
袖山:頑張ります。ありがとうございます。
松本:あなたは車掌さんになって何年目ですか。
袖山:(笑顔を浮かべながら)3年目です。
松本:あなたのような若い女性がいるのはうれしいですね! これをアイネットの記事にしたいと思います。
袖山:赤字といったところはカットして下さい。
松本:切符でお守りストラップを売っていましたね。
袖山:赤と青の2種類がありますが、100円です。
松本:赤と青の2つを下さい。
袖山:ありがとうございます。
松本:今この電車は2両ですが、1両の電車は走っていますか。
袖山:今1両編成はみんな引退して2両編成で運行しています。
私たちは11時40分発の昔京王電鉄で走っていたうす焦げ茶色の電車に乗り込み、発車ベルが鳴り「ボー」と汽笛を響かせ、犬吠埼にむかって、ゴトゴトとゆっくりと動き始めました。袖山車掌さんの爽やかな笑顔が脳裏に残る、短い電車の旅の一コマでした。袖山さん、ありがとうございました!
銚子電気鉄道株式会社 http://www.choshi-dentetsu.jp/
佐原のまちなみ http://www.suigo-sawara.ne.jp/entry-info.html?id=4512
青年部 城谷 直人
初めて原稿を投稿します。
何を書けばいいのだろうかと悩みましたが今取り組んでいる「ヨガ」を始めたきっかけ、気付いたこと、またその意味について書いてみたいと思います。
まずは自分のことを述べさせていただきます。
現在の目の状態は、光覚もない全盲で失明してから約4年が経過しました。就職で上京してから18年を中葛西で過ごしていたので会社復帰後は土地勘のある西葛西にて一人暮らしをしております。
視力を失った原因は、糖尿病性新生血管盲膜緑内症という病気の為でした。病気に気付いた時には既に手遅れで近いうちに視力を失いますと言われましたが、少しでも視力が残ればと右目6回、左目1回の手術を受けました。
入退院を繰り返してトータルで7ヶ月入院しましたが宣告から1年程で失明しました。
何もできない状態で退院し当然一人で生活出来る訳もなく、退院後は会社の同僚やその家族、NPO団体アイサポート仙台の助けを借りてなんとか生活していました。
当時仙台市では歩行訓練と生活訓練は、日本盲導犬協会東北が委託されて行っており、10日に1度2時間を3ヶ月訓練を受けてなんとか自宅から地下鉄に乗り会社までの通勤ができるようになるのがやっとでした。
今後のことを考えると、PC訓練、自立生活訓練、歩行訓練と一人で生活していく上で最低限必要なスキルを学ぶには国立リハビリテーションセンターでの訓練を受けないと厳しいのではないかという結論に達したのでした。7ヶ月の訓練期間が必要とのことを会社に相談したところ一人で生活し一人で通勤でき東京で復職する条件をクリアできるのならと了解してくれました。ヒロセ株式会社は温かい会社だと思いました。
この時、後にヨガでお世話になる高平インストラクターと国リハのPC訓練の講師として出会ったのですが、当初はPCが言うことを聞いてくれずPC訓練の時間が嫌で嫌で高平先生を困らせてばかりだったことが思い出されます。(笑)
国リハを終了し2年間は生活と仕事に慣れることでいっぱいいっぱいでしたが、3年目になり、視覚以外の障害当事者団体や関わりのある団体の活動に参加したりしている時に国リハで一緒だった江東区の大川さんから、都盲協の青年部の活動を活発にしていきたいからと誘われたことが江視協入会のきっかけでした。
江視協に入会してすぐに青年部でイベントを企画する機会を得た時に真っ先に思いついたのが高平さんのヨガでした。
身体を使って、障害があってもなくても、老若男女関係なく、同じ空間で、同じ時間を共有できることがヨガを選んだ理由でした。
そこでまずは体験してみようと高平さん達がたちあげた視覚障害者向けのヨガクラスを受講したのですが、たった1度の体験でヨガのとりことなってしまったのでした。
身体が気持ちいいだけでなく、心の中でモヤモヤしていたことがすーっとうそのように消えていきました。
自分は健常者でもなく障害者でもなく人間なのに何なんだろうと答えのでないことをずっと考えていたのですが、考えをフラットにし、自分自身の心と体を向け合うことができ、自分は自分、自分らしく生きていけばいいと思えるようになったのでした。
自分を見つめ自分の周りに目を配った時に気付いたことは、周りの人たちの助けがあったから、ここまで生活してこれたし、一人では何もできないし、生きていくこともできなかったのではないかということでした。
人とのつながりの大切さを改めて感じた瞬間でした。
今度は自分がつながりの場を提供したいと考えて江戸川区でのヨガクラス定期開催を企画しました。もちろん自分一人でできる訳がなく、たくさんの方のサポート、協力、応援、そして当事者の方の参加があってはじめて継続していくことができます。
まだまだはじまったばかりで軌道にも乗っていませんが、どこかに出かけたい、誰かと触れ合いたい、誰かと話したい、みんなと一緒に身体をうごかしたいと思いついた時に集まれる場所を用意して待っていたいという思いだけで今は頑張っています。
また、その思いに共感して多くの方が集まって手伝って下さっています。
たくさんの方に感謝し、たくさんの方の思いを大切にして、このつながりの輪が広がっていくことを願って結びとさせていただきます。
ありがとうございました。
以下に別紙1月23日の江戸川区でのイベント開催後の高平さんの投稿(一部略)を添付します。こちらも併せてお読みください。
初開催! 江戸川区でチャレンジド・ヨガ
高平 千世
初開催! 2016年1月23日(土) 東京都江戸川区視覚障害者福祉協会・青年部主催で、東京都江戸川区でチャレンジド・ヨガを開催させていただきました♪
参加者は44名でした。
(参加者37名、サポーター6名、ヨガインストラクターは高平千世)
この新しい機会、出会いをくださった青年部副部長・城谷さん、会長・松本さん本当にありがとうございました。
企画・主催してくださった城谷さんが実際にガイドヘルパーさんと一緒に、埼玉県所沢クラスや東京都立川クラスに何度も参加してくださった事も、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回も、イベントならではの、嬉しい事、新しい出会いもたくさんありました♪
生まれて初めてヨガをしたという方がほとんどだったという事も、本当に本当に嬉しい事でした(^^)/
そして、城谷さんの繋がりからNPO法人 IFP(Inclusive Fellowship Promotion)という団体から、20代の若い方達がボランティアとして初参加してくださったり!
本当〜〜に嬉しい事でした?
・・・新しい地域でのイベント開催や新しい出会いの陰で、そ〜っとサポーターさんや参加者さんを紹介してくださったり・・・
定期クラスでもいつも支えてくださっているサポーターさん達が「手伝うよ〜」「行くよ〜」と遠方にも関わらず参加してくださったり・・
そんな1人1人の温かい心があってこそ、
新しい土地でイベントができるのでした。
イベント終了後、家に帰り、荷物を降ろし・・ヨガマットだの、毛布やブランケットだの、タオルだの・・ごった返したお部屋で(( *´艸`)笑)
じ〜〜んと、涙があふれる感じ・・
心から「人の温かさ」に感謝?
ヨガに感謝?の高平なのでした・・・
今回の1日だけの地域でのイベントでは、定期クラスの雰囲気を出来るだけ感じていただけたらとの想いで、
チャレンジド・ヨガのモットー
「ゆっくり、安全に、楽しく!」を心がけてクラスを進行させていただきました。
皆さま 今回も本当〜に本当に
ありがとうございました。
藤原 美子
東大島駅に10時集合。
なんと小野塚さんが、お約束時間の10分も前に到着。良いことがあるような気がして…。
13名で岸辺を歩き始め、対岸の江東区の桜の咲く風景の説明を受け、足元に咲くたんぽぽや水仙などの花々に見守られながら、どんどん進みます。中川新橋に来た時、前方に大きくスカイツリーが見えるとの事、ワァーイ!
右手はまだまだ江戸川区。京葉道路を越えた辺りの対岸は亀戸中央公園、見事に桜が咲き誇っているようです。私が乙女だった頃、ここも工場がビッチリでした。日立製作所や針金を作る工場、練炭工場など、総武線の線路のところまで、ずーっと工場でした。
水辺には音もなくカヌーやボートがすべり、魚をねらってサギなどが飛んでいます。私たちが歩く岸辺は桜はもちろん、たんぽぽなどがやはり見つめていました。
中平井コミュニティにておトイレを拝借し、目的地の木下川水門まであと半分。左手は墨田区と変わりスカイツリーもそびえている。江東区のビル群とは違い、普通の家並みが続いている。平井側は新しく建ったマンションなどの間から平井橋を過ぎた頃、諏訪神社や平井聖天などを見ることができた。子供の頃の豆まきの時を思い出します。そこから何となく川面には古さを感じとれる気がしました。つきあたりに木下川水門。桜の木が何本かあり、そこも盛りと咲いていました。勉強不足で申し訳ございませんが、その水門は今も使われているかどうかわかりません。左側はいつしか葛飾区になっています。
荒川の土手へと歩みを進め、平井大橋を過ぎた辺りでお弁当にしました。ここでも昔、ゴザや段ボールの切れっ端を持って芝すべりをした思い出を懐かしみました。土手は何もかもきれいに整備されていました。一行はすごーく元気で小松川千本桜を目指しました。ここも桜は満開。まだまだ元気。船堀橋まで行き、そこで一応解散。まだ皆余力あり。
小松川千本桜 http://edogawa-kankyozaidan.jp/park/kouen/5/
藤原 美子
都営新宿線森下駅10時集合。
良い天気に恵まれ、総勢15人でA1出口を出て新大橋へと向かいました。岸は橋を中心に時々補強工事をしていました。
岸辺の遊歩道はとてもゆったりしていて、川風も素敵。自然を生かしながら石段などもあり、情緒を残している感じ。芭蕉の句碑をところどころで読み、勘違いの解釈をしながら、江戸のなごりを川からも岸辺からも感じながら、越中島へと進みました。途中、船番所があった万年橋を過ぎ、越中島公園に到着。清洲橋が素敵だという意見が多かったです。公園でお弁当タイム。15名皆、元気ハツラツ。対岸の中央区側はどこもかしこもビルと高層マンション。隅田川は時々波音をさせながら流れている。
次に佃島へ。江戸のなごりがギッシリつまった家並みの中に佃煮屋さん、そして住吉神社。なぜか路地も本当の意味で路地であっていいなぁー。かくれんぼするには絶好の場所だ。
聖路加ガーデンでは、ハイソサエティな風を感じて、エレベーターで展望を楽しんだり、おトイレを拝借したり、今の世でも江東区側と中央区側の大川をはさんでの風の感じ方が違うのは何かなぁー。勝鬨橋を渡ります。子供の頃、教科書に載っていたあの勝鬨橋ですよー。渡りきったところで一応解散なのですが、皆さん、まだまだ余力あり。橋のたもとのデニーズにて全員でお茶をして解散となりました。
今度は千住大橋に向かって、大川散歩をしたいです。
才川 美千代
5月19日の暑い日に、友と4人で井の頭公園をぶらついて来ました。さわやかな風に吹かれ、木の下で早めの昼食を食べ、森と池の周辺を一回り…。動物たちには会わず。池には若者達がボート遊び。太い楡の木をなでて来ました。バラに会いに行ったのに会えませんでした。有名な吉祥寺の商店街をブラブラして、お茶をして帰りました。
来月はあじさいですね。
井の頭恩賜公園 http://www.kensetsu.metro.tokyo.jp/seibuk/inokashira/
5月22日は盲会の歩け歩けでした。急なお誘いでしたので迷いましたが、出かけて来ました。森下駅から勝鬨橋まで歩きました。小学校の3年か4年生かな〜。橋の開くのを見に来ましたね。3時頃、開いたのを見ましたね。
隅田川には遊覧船が何艘も走り、若者は水上バイクで気持ちよさそう…。昼食はガイドさんが鶏肉のまぜご飯のおむすびを食べさせてくれました。
休憩をとり出発です。ガイドさんが腕にしていた(何と言うのかな〜)テッコ片方がないとリュックをひっくり返しても見つからないと騒いでいました。探しものは腕にはまっていた…。みんなで大笑いしました。歩いた距離は4キロちょいでしたね。橋谷さんも頑張ったけれど、今頃どうしているのか少し心配です。
松本 俊吾
今から江戸元禄時代に遡り400年の歴史を積み重ね、日本の伝統に根ざした鍼灸術は、後継者に引き継がれて脈々と伝承され、今、形となって再び蘇ろうとしています。
日本独自の医療制度の礎を築き、鍼灸治療に「管鍼」を発案した全盲の鍼医・杉山和一検校の業績は、明治の医療改革の混乱のなか、江戸・明治・大正・昭和の歴史を背景に先達諸家によって継承し、多くの関係者の皆様のご支援により見事に完成しました。アイネットでも断片的にこの歴史的事業の経緯・内容をご報告して参りました。
公益財団法人杉山検校遺徳顕彰会(和久田哲司理事長)が、両国の江島杉山神社境内に建設しました杉山和一記念館(資料館)が今春に落成し、桜花爛漫の真っただなか、4月1日に2階建ての総面積60坪の記念館が開館しました。
そして去る4月24日午後3時に、内覧会と落成式典が150名が出席して盛大に開かれました。
昨年8月8日に地鎮祭が行われ、境内の紅葉が赤く染まった昨秋11月16日に、古式に則った上棟式が田部宮司の祝詞により挙行されました。
同記念館は、総工費7500万円の巨費のほとんどが鍼灸マッサージ業友、並びにこの事業に賛同して頂いた篤志家の方々の浄財で建築費をまかなわれ、落成に至ったと聞いています。
同記念館は鍼灸研修センター的機能を有し、顕彰会所有の『三部書』原本・『秘伝杉山真伝流』など多くの古文献や、神社秘蔵の文化財を保存する必要性から、関係各方面に支援を呼びかけていたもので、2階の資料館、1階の会議室を兼ねた多目的室は、研修センター機能を備え、日本伝統鍼灸・手技療法の拠点として整備されたと聞いています。
この記念館内には、建設募金寄贈者100名を超えるご芳名が銅板に刻まれ、また寄贈者名簿帳には千数百名のお名前を記し、心温まるご寄付に感謝の意を表しています。寄付者のご芳名を拝見しますと、日本伝統鍼灸手技療法を継承して来られた多くの関係者のお名前を垣間見ることができます。一見してそれぞれの立場から、歴史の重みを受け止めながら記念館が果たすべき役割を信じて、歴史的事業として力を注いでこられた方々です。
この施設に魂を入れるには、鍼灸業友は勿論ですが、杉山和一生誕400年事業の総仕上げとして、全国の視覚障害者の皆様方に是非一度この記念館に足を運んで頂きたいものです。また、後に続く若い治療家や研究機関で学ぶ方々にも門戸を開くことにより、同施設が果たすべき役割は大であると信じています。
私も微力ではありますが日本のあはき業の発展のために力を尽くしたいと考えています。今後の記念館の発展をお祈りし報告とします。
〔岡畠信子さんのレシピ〕
◎ ジャガイモのカレー炒め
材料(4人分) ジャガイモ大4個 SBのカレー粉少々 塩・コショウ少々
オリーブ油大さじ2
作り方(1) ジャガイモは皮をむき、千切りにして水にはなし、10分程したらザルにあげて水切りをする。
(2) フライパンにオリーブ油をすべて入れ、そこにジャガイモを入れる。そこでフライパンに火をつけ、7、8分油をなじませながら炒める。
(3) カレー粉を少量ずつ加えながらさらに炒め、塩・コショウで味を調える。火を消して出来上がり!
〔金子曜子さんのレシピ〕
◎ 大根とツナのマヨネーズ和え
材料(4人分) 大根(6〜7センチの長さ)2個 ツナ缶80g カイワレ
マヨネーズ適量 塩少々
作り方(1) 大根を半分に割り千切りにする。
(2) 塩ひとつまみ入れてもむ。10分位置く。水が出てきたら絞って水分をとる。
(3) 大根をボールに入れて油をきったツナ缶(油をきりすぎるとパサパサするので注意)、マヨネーズを入れてかきまぜる。
上にカイワレをのせて出来上がりです。
※ ツナ缶が嫌いな人は、ホタテ貝柱割り身も美味しいです。
2.便利グッズの紹介 **日常生活に役立ちます**
お財布型紙幣識別機 Wallet
視覚に頼らないことを前提とし、本機が備える触覚と聴覚による通知機能によって、触覚だけでは判別が難しい紙幣の識別を補助します。札入れケースのような外観を持ち、音声案内、ブザー、振動の3つの方法で、使用者に紙幣の金額を知らせます。交通系・流通系ICカードの残額通知機能も搭載。
紙幣収納ポケットと電子マネーカードポケットの2つを備え、スイッチを押すと内部に組み込まれた近接カメラが日本銀行券の券面を光学的に読み取る仕組み。紙幣の向きにかかわらず読み取りが可能です。
識別できる券種は1万円札、5000円札、2000円札、1000円札。
残額読み取りが可能な交通系ICカードは、関東圏のものではSuica・PASMO。流通系ICカードはnanaco・Edy・WAON。
価 格 : 62,800円
大きさ : 幅17.7×奥行き2.5×高さ8.4cm
重 さ : 182g
充電時間 : 3時間
連続使用回数 : 紙幣読取 約300回(25℃ フル充電から)
蚊がいなくなるスプレー 60日用
火も電気も電池も使わない安全で経済的な蚊対策室内用スプレーです。
4.5畳から8畳のお部屋に1プッシュするだけ! 蚊を駆除する効果が12時間持続し、お部屋から蚊がいなくなります。※安全性と効き目に優れた有効成分を配合しています。匂いはほとんどしません。
一日1回のご使用で、約60日間使用できます。
価 格 : 1,000円
大きさ : 直径3.0×高さ10.5cm
内容量 : 30ml
問い合わせ先 : 日本点字図書館用具事業課 03-3209-0751
(日本点字図書館ホームページより抜粋)
収納ケース付きステンレスつめヤスリ
職人が一本一本丹精込めて作ったステンレスつめヤスリです。本体は細長い形状をしており、合皮の収納ケースつきです。ヤスリ部分は爪の曲線に合わせて緩やかなU字型のカーブがついているので、使いやすさ抜群です。カーブの内側の溝に沿って押し出すように削ってください。
価 格 : 1,295円
大きさ : 幅1.2×厚さ0.3×高さ13cm
重 さ : 約11.5g
問い合わせ先 : 日本点字図書館用具事業課 03-3209-0751
(日本点字図書館ホームページより抜粋)
日本点字図書館販売サイト わくわく用具ショップ http://yougu.nittento.or.jp/
〈渡邊 登〉
指先にのこる香りは江戸川の 斜面(ナダリ)の蓬(ヨモギ)なぜかなつかし
婚の日と何かわるなし清澄園 六十年(ムトトシ)今日も池に雲映ゆ
〈長谷川 とくよ〉
湯あみしてマッサージするわが身体(カラダ) 普通のことのできる喜び
熊本の地震のこわさ悲しけれ あまりに長し明日はわが身ぞ
〈井草 恵子〉
青空に新緑眩しい草たちの ひそひそとまるで私に囁くように
公園で若葉踏みしめ子供たち どうかその声届け被災地の空
〈和田 彰〉
(熊本地震にて)
地震あり家の傾き見守りて 成すすべもなく恐れるばかり
「満開よ」つつじの花びら手に触れて めぐる季節を妻と楽しむ
(平井第二小学校閉校によせて)
小学校子供等の声今いずこ 閉されし校庭鳥の声満つ
〈成田 貴美代〉
座席上色とりどりの風船が ガタゴトゆらゆら銚子電鉄行く
暑くてもディズニーシーはざわめいて ゆるりゴンドラ チャオと挨拶
〈松本 俊吾〉
湾岸の汐風受けてディズニーの 潮の香ゆかし下り坂歩む
早いもので、今年も「アイネット」を皆さんに届ける季節となりました。今回は「通常総会」を中心に、「暮らしの便利グッズ」や、会員からの「短歌」や「投稿記事」など、バラエティに富んだ内容となっており、皆さんの日々の暮らしに少しでも潤いを持っていただければ幸いです。
九州熊本では「地面チャン」が2度も大暴れ・・・。早く地面チャンの「ご機嫌斜め」が直るのを祈るばかりです。 (I)
情報誌編集委員 (50音順)
井草 恵子 金子 曜子 鈴木 洋子 成田貴美代
日高真木子 藤原 美子 松本 俊吾
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