第2号トップ


  目次

第2号発行に寄せて「素晴らしい仲間とチャレンジ精神」

第1回盲人卓球大会報告

来春 日豪国際交流

音声信号機設置の現状と今後の取り組み

【ボランティア団体紹介】 第1回 「音訳 百舌の会」

視覚障害者待望の中央図書館開館

話題の広場  マラソンと私

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト
  1.かんたん・おいしいクッキング
  2.電子レンジでひとくふう
  3.便利グッズの紹介
  4.生活協同組合の個人宅配

えどもう歌壇

納涼懇談カラオケ大会・区民祭りバザー事業に参加して

編集後記




第2号発行に寄せて「素晴らしい仲間とチャレンジ精神」 小松栄次




 シドニーオリンピックが始まり、日本選手の活躍に感動しています。幾多の怪我や障害を乗り越え、前向きにチャレンジする。それが感動を呼ぶのでしょう。そんな最中(9月17日)、江戸川盲協も王子の障害者スポーツセンターで「盲卓球大会」を開催しました。初めての企画で、参加者13名のうち半数以上が、初めての体験でした。

 その中で、会沢重忠さんも初の挑戦。飲みこみの早さと落ちつきで、見事な球捌きを見せてくれました。会沢さん、本会の最高齢88歳、「何でもやってみた」と語ってくれました。ハンデは心に納め、過酷な時代を乗り越えてきた気力、体力、チャレンジ精神に学ばされた一日でした。


 さて、「アイネット」は今年誕生したばかり。しかしながら、内容の充実、編集委員の見識と情熱に感動を覚えました。以下、私の感想を述べさせて頂きますことをお許し下さい。

(1)在りし日の藤田悟郎さんが思い出され、特に宮地さんの藤田さんに対する想いには、胸が熱くなりました。
(2)藤田さんを始め、`島さん、福岡さん、長友さんの記事は、改めてその御活躍に敬意を表すると共に、このように素晴らしい方々が身近にいてくれた事に、心強さと勇気を覚えました。
(3)徒歩訓練旅行のインタビュー記事は、大変興味深い企画でした。

 今回から、松原先生の短歌選評(えどもう歌壇)が始まります。皆様の大いなる投稿に期待致します。終わりに、この「アイネット」の発行は、本会が行ってきた「パソコンワープロ講習会」を通して、「自分達で作ろう」というチャレンジ精神が、具体的成果として現れたものと思います。そして、このような私達の活動には、ボランティアの皆さんを始め多くの支えがあればこそという事も忘れられません。「アイネット」が、文字通り会員相互のネットワークとして、こぞって投稿や企画・編集等に参加され、育てて頂けますようお願い致します。




第1回盲人卓球大会報告  富沢 豊




 去る9月17日(日)、午後2時から4時まで、北区十条台にあります東京都障害者総合スポーツセンターにおいて、体育部主催による第1回盲人卓球大会を開くことができました。当日は遠い所での開催にもかかわらず、多数の方が参加していただき本当にありがとうございました。

 盲人卓球を初めて体験された方もいて、どんな印象を持ったでしょうか。大会は開会式の後、全員で準備体操を行い、盲人卓球のデモンストレーションを松本会長と小松副会長でしていただきました。それから、ルール説明と練習をして、1試合11点制で試合を行いました。結果は次の通りです。


  会沢重忠  11対4  北沢とみえ
  小松栄次  11対9  坂本芳夫
  成田貴美代 11対6  冨澤洋子
  藤田菊江  11対9  花見とみ子
  古屋節子  11対4  和田保子
  吉田幸雄  15対13 松本俊吾

 以上のように大変盛り上がりました。また、今回が初めての大会にもかかわらず、とても良い雰囲気で、皆さん卓球を楽しむことができたのではないかと思います。こういう大会を今後も続けていきたいと思います。さらに、視力障害者が簡単にスポーツを楽しむとしたら盲人卓球は最適だと思います。ところが江戸川区内には盲人用の卓球台がありません。是非とも1台あればよいと思いますので、今後行政などに要望していってもらいたいと思います。


※盲人卓球…卓球台のネット下を鉛の粒が4個入ったピンポン玉で相互に打合う球技です。




来春 日豪国際交流  `島三郎




 先の創刊号で平成5年に当会会員17名、および付き添い家族、そしてボランティアの方々総勢34名にて、江戸川区の姉妹都市ゴスフォード市における視覚障害者や一般市民との交流を主たる目的として、オーストラリアとニュージーランドへ親善旅行を行ない、翌年にはゴスフォード市側より視覚障害者8名が来区され相互訪問が実現しましたが、それらの経緯意義、そして成果についてご報告をしました。

 そこで今回は、来春5月に実施予定の当会松本会長を団長とする第2回豪州親善旅行について、現在準備中ではありますが、その内容の一端をご紹介しておきたいと思います。申すまでもなく、我々視覚障害者による国際交流は、江戸川区長はじめ多くの関係者、そしてボランティアの方々のご理解とご協力なしには成り立たず、その意味においても前回同様、この度の第2回親善旅行に対しご協力・ご支援をお申し出いただいた区行政の関係者やボランティアの方々に対し、我々一同深い感謝の念を抱くものであります。

 では、第2回国際交流親善旅行についてですが、まず現時点で参加予定者総数は会員28名(賛助会員4名含む)、および付き添い家族、そしてボランティアを合わせ総数48名となります。この事は前回参加者34名を合わせ、84名の方々(前回参加者のうち8名が引き続き参加)が国際交流の親善旅行を経験する事になり、大変意義のある事と考えます。

 一方において仕事や家庭の都合、そして健康状態などの事情から参加できない会員の方もおられる訳で、その方々の分も含め当協会を代表して今回の交流と旅行を通じて大いに見聞を広めて来たいと願っております。さて、我々一行は5月15日(火)夕刻シドニー向け成田発、22日(火)早朝成田着の8日間の日程でオーストラリアを訪問します。

 シドニー・ゴスフォード・ハンターバレー、そしてゴールドコーストを訪問する事としています。オーストラリアはバラエティに富む自然の宝庫と言われ、国土は日本の約23倍、ほぼアメリカと同じ広さで、人口は約1900万弱、人口に比し広大な面積を誇り基本的には農業国です。オーストラリアは南半球に位置するため、季節はちょうど日本の逆となります。

 我々が訪問する頃のシドニーやゴスフォードは、平均気温摂氏18度から19度、また東海岸の南太平洋に面しているゴールドコーストは日本の夏に近い気候といわれています。オーストラリアは1780年にクック船長がシドニー湾を発見し、1788年にアーサー・フィリップ初代総督が、部下とイギリスの流刑囚人を引きつれてシドニーに上陸して以来、長く英国の植民地支配が続き、その間先住民アボリジニと激しい戦争を経て来ましたが、現在は友好的な関係になっています。

 都市部では英国風の古い建物が残り、郊外に出ればヨーロッパ風の放牧風景と数多くの自然の風景が見られます。まさにオーストラリアは自然と人間が生み出した天国と言えるでしょう。次に、我々一行の訪問地を少しご案内しておきましょう。


 @ シドニー

 2000年オリンピックが行なわれたシドニーは、緑の公園と坂道が多く高台のどこからでも海が見られる港町。世界3大美港の一つに数えられるシドニー湾。シドニーは、オーストラリアで最も歴史が古く、同時に人口600万を越える大都会でもある。200年にわたり移民の町であり続けた結果、様々な人種を一つに包みこんだ活発な明るい近代的な都市でもある。

 観光地としてのシドニーは見どころがたくさんあるが、2泊3日の滞在中、我々が訪れる予定の観光スポットとしては、世界に名高いオペラハウスの館内ツアー、有名なシドニー水族館、今回のオリンピックでビーチバレーが行なわれたボンダイビーチ(このビーチはトップレスで日光浴を楽しむ女性が多い事で有名。ただし我々の訪問時に彼女達が見れるかどうか保証の限りではありません)。

 そして見事なハーバーブリッジや美しい町並を一望しながらランチを楽しむ湾内クルージング、さらにはオリンピックゲームが行なわれたスタジアムなどとなりますが、スケジュールに無理なく楽しめるよう現在計画中です。

 A ゴスフォード

 国際交流を主とした目的で訪問するゴスフォード市は、シドニーより北へ80キロ、車で約1時間少々の所にあり、水と緑に満ちた風光明媚な町で、人口は約12〜13万人。江戸川区と姉妹都市の盟約を結んで以来、今年で13年目となります。
本年5月に同市を訪れた多田区長は、市民が大自然の中で心豊かに生活を営んでおり、また環境もしっかりと守られ、公園や道路で塵が散らかっているような光景を目にした事がなく、町の姿は違っても江戸川区と相通じるものは、人々の温かい心の風土などに感銘を受けたと、その印象を語っておられました。

 我々一行は同市で市長表敬訪問やレセプション、そして当会主催によるディナーパーティーなどにより交流を行いますが、2泊3日の滞在中丸一日は同市並びに周辺の観光を楽しみます。主な所として江戸川区の援助により建設された日本庭園や、車で郊外へ約20分の所にあるオールドシドニータウン(二百数十年前のシドニーの町を再現したもの)。そして隣にある爬虫類公園や、コアラ・カンガルーに接する事のできる動物園など。


 B ハンターバレー
 

ゴスフォード市より北へ車で約1時間の所にあるハンターバレーは、オーストラリアでも有数のワイン生産地であり、見渡す限りブドウ畑に覆われた光景は素晴らしく、シドニー方面よりも日帰りで多くの行楽客が訪れる事で有名。ここでは、ワインの試飲と楽しい昼食の一時を過ごす予定。

 C ゴールドコースト

 オーストラリアの東部、南太平洋に面し、紺碧の海と白砂の海岸線が32キロも続くゴールドコーストは、降り注ぐ太陽と亜熱帯性気候とも相まって恵まれた環境にあり、世界でも有名な海浜リゾート地となっている。同地はシドニーより約千キロ離れているので、我々一行はシドニーより国内飛行機便(約1時間15分)で向うこととなる。ここでは我々のオーストラリア旅行も国際交流を終えた後の最後の訪問地となるので、大いにリラックスし、夏のレジャーを楽しみたいと思っています。2泊3日の滞在中、昼はビーチでの散策や、オーストラリア名物の全員参加によるバーベキューなど、そして夜は名物のシーフード料理、そしてカジノでルーレットやスロットマシーンなど、楽しい一時を過ごす予定ですが、もちろん最後の訪問地ですのでショッピングの時間も十分にとりたいと思います。


 以上、我々の訪問地とその内容について概略ご案内致しました。ここでゴスフォードにおける交流に関連して、少し触れておきたいと思います。まず、ゴスフォードで我々一行のお世話をいただくボランティア団体は姉妹都市委員会といい、このグループは江戸川区におけるホームステイクラブと似たような活動をしています。また一部の方はご存知の松平美奈さんが、我々の訪問の際にはご協力を頂く事となっています。

 次に同市における視覚障害者についてですが、同市では当会のような視覚障害者の組織的なグループはありません。第1回の訪問時における交流には約20数名の視覚障害者が参加しましたが、高齢者の方が多いため来年5月の交流時に何名の方が参加されるか今のところ未定です。そして平成6年に視覚障害者のリーダーとして来区されたMrs.ノーマ・クラークさんが、一昨年事故で下半身を骨折され一時は健康状態が危ぶまれましたが、幸い回復され最近の便りではお元気に生活を送っておられるようです。ご主人のMr.ボブ・クラークさんはご存じの方も多いと思いますが、大変明るく楽しい方で、ノーマさん共々見識のある立派なご夫婦です。しかしながら、お二人とも80歳を越えておられるので、お元気なお姿で再会できることを期待しております。ではこの辺で報告(その2)を終えたいと思います。

旅はロマン、そして今という時を忘れさせてくれるものといわれます。我々も国際交流をかねたこの海外旅行を楽しい思い出のあるものにしたいものです。そのためにも参加者の皆様におかれましては、健康に留意されお元気な姿で出発日を迎えられるよう、幹事として心より願っております。




【特集】 江戸川区に於ける視覚障害者の安全歩行シリーズ  伊藤 茂




区内の全バス停に点字誘導ブロック敷設


 江戸川区では、歩道や車道上に設けられているバス停の乗車・降車ゾーンに、危険度を最小限に防ぐための乗車位置確認点字ブロックと、これに付属する約1メートルの幅の粗目塗装を施したグリーンの乗車ゾーンと、誘導ブロック数枚をセットで敷設した新たな形態のバス停が設置されることになりました。障害者の外出時の安全確保のためのバリアフリー化を進めている江戸川区では、今後3年内に、区内の総てのバス停がこの画期的な方式により整備される予定です。

 江戸川区盲人福祉協会では、平成3年度以降、毎年8月の道路を護る月間に土木部との意見交換会を開き、障害者の安全歩行について問題点を話し合い、また区内の歩道のフィールドワークを積み重ねてきました。バス停の点字ブロックの敷設は勿論ですが、横断歩道に面した歩道の段差についても高さ2cmの斜面ブロックとして、車椅子歩行の方々にも配慮した形状方式として整備が進んでいます。

 これは障害者間での話し合いの結果、安全を最優先してこの方式に切り替え、採用して頂いたものです。江戸川方式と言われている斜面ブロックについて色々な意見もあるようですが、今まで支障なく安全歩行が確保されてきたことを付け加えておきます。


音声信号機設置の現状と今後の取り組み

 今、視覚障害者の安全歩行に欠かせないものの一つに、音声信号機があります。車道上の横断歩道を安全に渡るためにも、区内の交差点に音声信号機の増設が望まれます。信号機の音声には、メロディー型(とうりゃんせ等のメロディーが流れるもの)、鳥の声型(カッコウ等の野鳥の声が流れるもの)、また最近では、信号が変わった際に随時音声案内が流れるもの(信号が青になりました、左右を確認してお渡り下さい)等の音声誘導型の3種があります。

 そしてこの音声信号機に連動する方式として、各自が持っているシグナルエイドのセンサーのボタンを押すと、自動的に青信号でメロディーやカッコウの声等が流れる信号機が江戸川区内でも増えて来ました。早い時期に設置された信号機は、旧式の押しボタン方式のものもあります。現在特にメロディー型の信号機については、交差点周囲の住民との騒音トラブル等が起きていることも事実です。また早朝・夕方の音声の作動時間の延長等も問題にあげられています。

 視覚障害者の交差点に於ける歩行の際の危険度を最小限にするということの相互理解を深め、今後は鳥の声や音声誘導方式に切り替えていく必要があると思われます。地元警察署や関係者との話し合いを重ねて行くことも大切になってくると思います。それでは、江戸川区内に設置されています信号機(20カ所)を次にお知らせしましょう。


音声信号機・設置個所

〈小岩管内〉

 @東小岩4−11  東小岩4丁目
 A北小岩2−1−7  柴又新造口
 B本一色2−1  菅原橋
 C西小岩2−20  西小岩2丁目


〈小松川管内〉

 D小松川4−52  小松川橋西詰め
 E中央  4−25    八蔵橋
 F東小松川1−13  船堀街道
 G中央1−4  区役所前
 H平井5−17  平井駅出口交差点
 I江戸川4−4  今井橋
 J平井5−23  平井駅北口第2・平井駅前
 K平井4−11  平井駅南口・第一勧銀前


〈葛西管内〉

 L船堀2−21  船堀小学校前
 M船堀1−7  都バス江戸川車庫前
 N中葛西6−20  第4葛西小学校前
 O西葛西3−16  西葛西駅北
 P中葛西5−42  葛西駅南第2
 Q南葛西7−2  なぎさ団地前
 R西葛西2−20  西葛西2丁目
 S東葛西6−20  葛西駅南




【ボランティア団体紹介】 第1回 「音訳 百舌の会」




 昭和56年5月に発足し、来年で20年目を迎えようとしています。会員は30代から70代まで30名程ですが、若い者は先輩の経験や知識を学び、先輩は若い人のパワーを感じながら前向きに活動しています。より聞き易い朗読をめざし、毎月第2火曜に講師の指導による勉強会をもち、また第4金曜には依頼者のニーズにお答えし、会のスムーズな運営を計るために定例会を開いています。

 現在、プライベート本の依頼を中心に区や図書館からの依頼を受けておりますが、“原本に忠実に”をモットーにより早く依頼者の元にお届け出来るよう努めております。また、対面朗読はご本人と直接触れ合いが出来るため、テープ収録とは違った喜びがあります。7月にオープンした中央図書館には、3部屋も対面朗読室がありますので、その機会が増えるのではないかと期待しています。

 また、一部会員が、昨年よりデイジー録音図書製作(CD)に携わっております。世の中の変化とともに、収録もアナログからデジタルへと変化しているということでしょうが、この方式は従来のテープ図書にはない長所を持っておりますので次に主な特長をご紹介させて頂きます。


@CD1枚に約50時間分の録音が可能なため、ほとんどの図書が1枚に納まる。
A頁・章・節などで細かく頭出しが出来るため、聞きたいところを選んで聞ける。
Bテープより長期の保存が可能。
C1タイトルあたりが安価(CD−ROM代) しかも高音質で聞き易い。
D専用の再生機が必要だが、CDケースごと出し入れが出来る。

 以上のように大変便利で使いやすいものですので、専用再生機の普及とCD図書増加に対応出来るよう、研修会を開くなどして、編集者の裾野を少しずつでも広げていきたいと思っております。この夏東京郵務局から、録音物発受施設として認可を受けました。テープやCDの郵送がよりスムーズになります。依頼して下さる方と直接お目にかかることの少ない活動ですけれども、ご意見やご希望がございましたら是非ともお聞かせ下さい。これからもどうぞ宜しくお願いいたします。




視覚障害者待望の中央図書館開館




〈対面朗読室を利用し文化の向上に繋がる活動に発展させよう〉


 江戸川区には対面朗読室を備えた、西葛西・小岩の二つの図書館を始め、去る7月9日にオープンしました、中央図書館を含め7つの図書館が地域性の特長を生かし、区民の書斎として親しまれています。特に、この度開館した中央図書館は、蔵書50万冊を目標に、最新のOA・OT機器を備え、区内の各図書館をネットワーク化、統括機能を生かした区民サービスが期待されています。

 さらに、私達視覚障害者にも配慮し、二つの録音室に加え、3室の対面朗読室が整備されています。なお、視覚障害者関係の音訳・点訳ボランティアの皆さんが活動できるスペースも設けられています。

 2階には喫茶コーナーもあり談話室として利用できます。二つの玄関と受け付けカウンターの3カ所には、音声ガイドシステムも備えています。一人でも多くの視覚障害者が、このバリアフリー化された素晴らしい図書館を活用し、教養文化の向上に向け努力したいものです。


《中央図書館の特長》

◆豊富な蔵書と充実したレファレンスサービス
 今まで区立図書館で集められなかった専門分野の図書を、中央図書館ではそろえました。また、調べものをする方のための相談カウンターも設けました。図書館の蔵書は、図書館のホームページで検索できます。

◆幼児・児童へのサービス

 1階メインフロアに、児童図書・絵本・紙芝居等を置く『子供図書室』を設けました。お話会や紙芝居等、色々な行事も行います。

◆障害をお持ちの方へのサービス
 録音図書を作成するための『録音室』2室、朗読サービスを行う『対面朗読室』3室、ボランティアの方々が作業を行う『点字・録音資料作業室』等を設けました。


◇利用案内

 貸出数  本・雑誌等…10冊迄 CD・カセット…3点迄 ビデオ…2点迄
貸出期間  2週間
開館時間  火〜土 9時〜20時    日・祝日 9時〜17時
休館日  毎週月曜(祝日の場合は翌日、ただし振り替え休日は休館)
図書整理日  第2木曜、ただし祝日の場合は翌日
特別図書整理期間  年末年始(12月28日〜1月4日)

◇図書館行事

 中央図書館では、様々な行事を行ないます。児童を対象としたお話会や紙芝居といった行事のほか、講習会や映画会等の大人を対象とした催しも行います。今年は国連子ども読書年、絵本展や人形劇などを行います。その後も毎月テーマを設けて催しを行います。どうぞお楽しみに!


◇施設の案内

1階  「図書館の顔」でもある、児童書・小説・実用書などのコーナー
2階  「静かなくつろぎの空間」の一般書フロア(喫茶・喫煙室有り)
3階  「研究・調査のための場所」として、辞書・辞典や地域・行政資料等
  (録音室・対面朗読室・点字録音資料作業室はこのフロア)
4階  視聴覚ホールや研修室を設け、映画会や講演会などを開催
地下駐車場  (20台・有料)

◇交通

バス  江戸川文化センター下車(徒歩1分)
江戸川高校下車(徒歩5分)
江戸川区役所下車(徒歩5分)

☆対面朗読室を利用される方は

中央図書館、3656−6211に電話し、利用日時を予約した上で、朗読ボランティアの申込みを行って下さい。ボランティアセンターを通じ朗読者のご紹介をして下さいます。是非ご活用下さい。

  江戸川区立図書館ホームページ


☆中央図書館の音声誘導案内をご紹介しておきます。

 (1)西玄関−ピンポン「江戸川区立中央図書館はこちらです。
         館内に入って左側に、総合案内板があります」
 (2)東玄関−ピンポン「江戸川区立中央図書館はこちらです。
         点字ブロックにそってお進み下さい」
 (3)1階ホール中央分岐−ピンポン「返却カウンター曲がり角です」




話題の広場  マラソンと私  和田 彰




 会員の皆様お元気ですか。「アイネット」の発行おめ

でとうございます。私がマラソンを始めたのが、昭和62年所沢市の国立身体障害者リハビリテーションセンターに入所してから始まりました。1周300mのグラウンドがあり、白線のコースが、かすかな視力を通して見えました。

   「薄き目に 白線たどり ひた走る 汗する頬に 風心地よし」

 走れるという感動を実感しました。朝6時に起きて、グラウンドを10周するのが日課となりました。この充実感は、いまだに忘れられません。平成2年、国立身体障害者リハビリテーションセンターを卒業して、JBMAのマラソンの練習会が毎月の第1日曜日午前10時から、原宿の代々木公園内で行なわれています。これに参加することにしました。

 これは、盲人が走るのに晴眼者が伴走してくれます。1周1750mの遊歩道を走ります。伴走される方達が、富士登山レースの参加者、駅伝レースの選手、海外マラソンの参加者など、走ることを楽しみとしている人達が大勢なのに驚きました。私は、まず、走れることだけで充分喜びを持つ事が出来たのですが、伴走される人達の熱意と好意が、溢れているのに気付き、少しでも速く走らなければならないと思うようになりました。


 そして走力も1年毎に増し、走る距離も伸び、練習も、荒川のジョギングコースで妻の伴走で増えてきました。平成3年12月、結婚30周年を記念して、ホノルルのフルマラソンに初めて参加しました。この完走は、最高の感激でした。この感激を求めて、毎年1回は海外のマラソンに参加するようになり、日本でのマラソンも、いつの間にか、全国47都道府県のマラソンを完走する目標を立て、現在33都道府県を走破しています。

 JBMAの東京支部長に平成12年1月に任命されました。これによって、自己中心から会中心に変わりました。東京の盲人ランナーが、走りやすい・親しみやすい・走るチャンスが多くなるように心がけています。そのための組織作りをしていかなくてはなりません。毎月の代々木公園での練習会は、四季の移り変わりを実感させられます。1月の寒風・4月の桜・5月の若葉・6月の草花・8月の熱暑、日月の変化がよくわかり、日本の季候風土の良さもよくわかります。マラソンを通じて、健康を維持し、人とのコミュニケーションをとり、良き友を得て楽しい人生の輪を広げています。

 平成8年に私は、大腸癌の手術をしました。それまでは、健康に自信を持っていたのですが、マラソンするようになって、身体検査と癌検診を毎年しています。これによって、癌の早期発見が出来ました。手術後は、マラソンを始めたくて歩き始めました。「トライアゲン!!」再挑戦です。体力の回復と共に走る距離を伸ばし平成9年の12月にホノルルマラソンを完走しました。人生における最高の感激でした。私のマラソンは、感激を求めて走っています。会員の皆様、歩き、かつ走りませんか?


 去る9月3日韓国のチェジュ(済州)島で、第1回日韓親善盲人マラソン大会が行なわれ、和田さん御夫妻も出場されました。この様子は、9月20・21日に、NHK教育テレビ「にんげんゆうゆう」で紹介されました。




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.かんたん・おいしいクッキング


鶏肉のつくね  高橋 満子さんのレシピ

  材料(4人分)
鶏挽き肉300g 玉ねぎ半個 卵半個
調味料 サラダ油少々 みりん、酒、砂糖各大1 しょうゆ大2 塩少々

  作り方

 (1)玉ねぎはみじん切りにします。
 (2)ボールに挽き肉とみじん切りにした玉ねぎ、卵、塩少々を入れ、よく混ぜ合わせます。食べやすい大きさに丸めます。
 (3)フライパンにサラダ油少々を熱し、丸めたつくねを並べて入れ、両面を軽く焼きます。両面が焼けたら皿に取り出しておきます。
 (4)フライパンにみりん、酒、砂糖、しょうゆを入れ、火にかけ温めます。つくねを戻してよくからめ合わせて出来上がりです。


卵のいり豆腐  藤田 菊江さんのレシピ

  材料(4人分)
豚挽き肉200g 木綿豆腐1丁 人参2分の1本 玉ねぎ小1個 卵2個
調味料 サラダ油少々 酒大2 しょうゆ大3 塩少々

  作り方

 (1)豆腐1丁は水気を切っておきます。
 (2)玉ねぎと人参は、みじん切りにします。
 (3)フライパンにサラダ油少々を熱し、挽き肉と人参、玉ねぎを入れ、よく炒めます。さらに豆腐を加えて混ぜ合わせます。
 (4)酒としょうゆを入れ、そこへ割りほぐした卵を入れ全体に混ぜて出来上がりです。
   (ご飯に乗せて食べるとおいしいですよ。 藤田)

☆ワンポイントクッキッグ

切り干し大根の煮物をする時に、一緒に細かくした白滝を加えても、またひと味違ったおいしさがありますよ。(藤田)


2.電子レンジでひとくふう


電子レンジでゆで卵

 (1)卵1個をアルミホイルで丸ごとくるみます。
 (2)レンジ容器、またはマグカップなどに卵を入れ隠れるくらいの水を入れます。卵が浮く時は、底についた状態で隠れる分量です。
 (3)器にラップをかけお皿に乗せて電子レンジに入れます。
    (沸騰しますのでお皿にこぼれることもあるので気をつけましょう。)
 (4)卵1個なら6分程度でとめます。(レンジのパワーによって多少違います。)
 (5)熱湯で熱くなっておりますので余熱を利用します。
    電子レンジで作ったゆで卵は、多少ゆですぎても黄身がパサパサしません。
    半熟がよければ、すぐに水の中に入れて、皮をむくとむきやすいです。
    2個の場合10分程度、3個で12、3分程度です。


3.便利グッズの紹介


倒してもこぼれない”しょうゆ差し

   1回に5cc出ます
砂糖入れ(グラニュー糖)  1回に3グラム出ます
(日盲連や点字図書館の用具部で売っています。)

日本点字図書館用具事業課ホームページ


4.生活協同組合の個人宅配


 皆さん、生活協同組合の個人宅配というのを御存知でしょうか? 目の悪い 私たちにとっては、買い物はなかなか大変な事ですね。自分が注文した食料品・雑貨などを毎週決まった曜日に、玄関まで配達してくれます。参考になさった らいかがでしょうか。今回は二つの生協が記事を寄せて下さいました。


東都生協

 東都生協は、食と農を事業と運動の基軸におき、産直運動を進め、日本農業を守る運動に力を入れております。都内20センターを設置し、組合員18万名の方に安全で良質な産直品及び産直加工品を毎週1回、確実な時間に配達しております。商品アイテムは毎週1000品以上を用意し、月1回企画の「アレルギー商品」も充実しております。

 その他、生活文化事業(チケット、住宅事業、葬祭事業)、共済事業も多数ご用意しております。品質向上を努める運動として「フレッシュアップベル」、保存法、料理法をお伝えする「クッキングベル」、視覚障害者への声の商品案内「リーディングサービス」も行っております。この「リーディングサービス」の活動は視覚障害の組合員さんから「毎週の商品案内をテープにいれてほしい」との要望を受け、1989年9月に組合員ボランティアによって、スタートしました。現在、その活動は「視覚障害者と共同するボランティアの会(通称やまびこの会)」と称し、今年で11年目を迎えております。

 「やまびこの会」はボランティアスタッフ(音訳スタッフ)34名と、利用者95名で構成されております。江戸川センターエリアでは、現在8名の組合員さんが「リーディングサービス」を活用しております。入会時の出資金は3000円で、脱退時にはお返しします。リーディングサービスのテープは毎週お届けし、ご注文は電話、あるいはOCR注文用紙で承ります。個別配達も可能で、送料は心身障害者・愛の手帳・65才以上の世帯は無料です。

 あらゆる組合員の方が、「より良い商品をより注文しやすく」をモットーに私たちも一生懸命サポートしていきます。都内、どこでも配送センターを設置しておりますので、お気軽にお問い合わせください。

〈東都生活協同組合江戸川センター〉
TEL 03−3877−4161
    0120−1010−94


コープとうきょう リーディングサービス

 コープとうきょうリーディングサービスは、視覚障害のある方のために、生協の共同購入商品案内をカセットテープに吹き込み、毎週発行しています。 生協の共同購入は、組合員になると利用出来ます。加入時に5000円を出資します。出資金は脱退時には全額返金されます。

 共同購入は毎週決まった曜日に商品が届きます。班(3人以上のグループ)と個別配達があります。個別配達は「ふれあい制度」を利用すると1回80円です。 注文はOCR注文用紙に記入する方法と電話で注文する方法があります。

 リーディングサービスは90分テープ2本に、食料品、雑貨品合わせて1300品目以上が紹介されています。第1巻には、果物、野菜、肉、魚、卵、牛乳、米、調味料、酒などから惣菜品、冷凍食品、デザート、飲み物などまでさまざまな食料品が入っています。第2巻にはトイレットペーパー、ティッシュペーパー、洗剤、シャンプー、リンス、紙おむつなどの日用品や、本、CD、ビデオ、園芸用品、衣類、食器、台所用品、洗濯用品など、さまざまなジャンルの商品が週変わりで入ります。

 テープは毎週、決まった曜日に商品案内「くらしのステージ」と一緒に届きます。リーディングサービスの利用は無料です。リーディングサービスは1993年9月に組合員のボランティア活動をコープとうきょうが福祉事業として引き継ぎました。始めた時の利用者は1人でしたが、現在は150人を越える方々が、毎週リーディングサービスのテープを利用しています。

  コープとうきょう リーディングサービス
   Tel 048-839-1932



えどもう歌壇




 今回から「えどもう歌壇」が始まります。
 本会顧問の松原信孝先生(短歌会冬潮主幹)に添削をお願いしました。


<小松栄次さんの短歌>

  原文 「子や孫を送り迎えの通園路子犬名を呼びしばし留まる」
  添削 「己(おの)が孫送り迎えの通園路に子犬を呼びてしばし留まる」

(評)子とか孫とかでなくお孫さんだけに思いをそそぎ歌われるとよく、上句をこのようにしてみました。

  原作 「割り切れぬ思い残して避難船明日が見えない雄山の煙」
  添削 「明日の思い見えないままに避難する船より人ら雄山の煙(けむ)見る」

(評)内容がよくわかる作品ですので、「割り切れぬ」を省き、全体をまとめてもと思います。

  原作 「人は言う夏の出会いは短いと知ってかセミは雷雨にめげず」
  添削 「夏の出会いは短いと言う人のこえ知る蝉ならむ雷雨にも鳴く」

(評)「人は言う」は結論を急ぎすぎていますので、このようにしてよいでしょう。


<神田香子さんの短歌>

  原文 「いただきてかざりし花は見えずとも香り高きに心もなごむ」
  添削 「盲いわれに賜わりし花見えずとも香り高きに心なごみぬ」

(評)初句の「いただきて」は何を頂戴したのかわかりませんので、このようにしますとよいでしょう。

  原文 「朝風呂にうぐいすの声聞きながらもうひと声と湯上がりおそし」
  添削 「うぐいすにもうひと声と朝風呂に待ちいてわれは湯上がり遅る」

(評)結句の「湯上がりおそし」は生きていませんから「うぐいす」から歌い起こすとよくなると思います。


<`島三郎さんの作品>

  原作 「風薫る外湯を楽しむ夕べかな」
  添削 「風薫る外湯楽しむ夕べかな」

(評)「外湯を」の「を」を省かれますと感情が透徹される形で表現できるでしょう。

  原作 「手のひらに鴎来たりてフィヨルドの船在る我の旅情慰む」
  添削 「手のひらに鴎来たりてフィヨルドの船なるわれの旅愁慰む」

(評)原作は「旅情」ですが「旅愁」としました方が味わいが増すと思います。




納涼懇談カラオケ大会・区民祭りバザー事業に参加して 松本俊吾




納涼懇談カラオケ大会71名が参加し盛大に開かれる

 今年の夏は猛暑が続き記録破りの日々でした。本会夏の恒例行事となりました「納涼懇談カラオケ大会」が去る8月26日(土)午後1時から、瑞江会館2階和室で開かれました。当日も残暑厳しい一日でしたが、久しぶりに会った会員同志が、そこここで話に花を咲かせ、会場は笑い声で楽しいムードに包まれました。第1部の懇談会では、総務の小野塚さんの司会で、テーマとして介護保険問題を取り上げ、制度の概要説明・意見交換が行われました。

 次に、当日お招きをした本会顧問の田島和明先生を始め、松原信孝先生、日盲連の村谷昌弘名誉会長からご挨拶を頂き、それぞれの話の中から高齢者の介護を考える時間を持てたことに大きな意義があると考えます。またこの懇談会を経て、9月7日に江戸川区主催の講座の講演テーマ「正しく知って上手に使おう介護保険」の内容に繋がるよう企画しました。

 参加された会員の皆さんが、高齢化社会における介護を考える良い機会となったと思います。さらに本会を支えて頂いていますボランティアグループの、音訳百舌の会・なずなの会・風の会、江戸川点訳メイトの各代表から、激励のご挨拶がありました。

 第2部のカラオケ大会では、新入会の工藤さんの素晴らしい美声に驚きました。「うまいぞ」のかけ声が飛び交い、宴は最高潮に達しました。午後5時頃まで、司会の柏谷・藤田・岡畠さんの軽やかな口調の曲名や歌い手の紹介に、お手伝い頂いていたボランティアの皆さんからも大爆笑が起こりました。マイクを片手に舞台上での歌い手の皆さんの美声が会館中に響きわたり、午後5時の制限時間迄、大いに飲み唄うことが出来ました。今年参加されなかった会員の皆さん、来年は是非参加して共に夏の一日を楽しみましょう。


今年も大いに盛り上がった区民祭りのバザー出店


 収穫の秋・味覚の秋の一日です。素晴らしい青空が広がり、江戸川沿いの緑の木々の間から朝の陽光が降り注いでいます。会員やボランティアの方々からお預かりした品々を篠崎公園ライフアップ広場の芝生の一角に建てたテントの中に並べ、にわか作りのお店が出来上がったのは、10月8日の朝7時半頃でした。

 当日参加の22名がそれぞれの担当場所にスタンバイし、いよいよ販売開始です。もう早いお客さんは品定めを始めています。バザー会場には26のテントが並び、大にぎわいとなりパニック状態です。空き箱を丸めたメガホンを口に当て、「いらっしゃいませ」と小野塚・金子・柏谷・岡畠さん他の会員の面々が、声を枯らして呼び込みをしています。早く売れるのはタオルケットや石鹸類のようです。

 テント裏にはテーブルが置かれ激励に来た人や休憩する人が集まり、男性陣はゴミ回収に追われています。また小松・北沢さんは会計の仕事で大忙しです。正午を境に午後2時頃には販売のピークを過ぎ、交代で公園内の他の会場を見学したり、模擬店や穂高・鶴岡等の物産店に出かけ区民の方々との交流も深まりました。

 お陰様で品物は、一部の衣料品・陶器類を除きほぼ完売に近い大盛況で終了しました。このバザーでの収益金は、本会の運営経費として有効に使用させて頂きます。年に一度秋空のもと、多くの区民の皆様との交流や、ボランティア・家族・会員の総力を結集し汗を流しバザー品の販売を始めて、今年で7回目となりました。

 毎年このバザーのために品物を一年がかりで集め、ご提供下さる方が多くなり、販売する品々は毎年増え、今年も5台の車に満載となりました。来年も是非続けて出店したいと思っています。なお、バザー品を収集するに当たり、ボランティアで車を出して頂きました森山さんを始め、値付け作業にご協力頂きました賛助会員の方々、ご苦労様でした。本当に有り難う御座いました。




編集後記




 地域情報紙として、視覚障害者のネットワークを目標に、「アイネット」が本年7月に創刊され、第2号をボランティアのご協力を得て無事発行出来ました。本号では、第16回文化祭に合わせ、参加者の皆さんに是非読んで頂こうと、編集員一人が3タイトルを受け持ちパソコンに向かいました。

 今回の特集・その2は音声信号機を取り上げ、安全歩行について区民の方々にも感心を持って頂けるよう問題点を整理してみました。また中央図書館が7月にオープンしたのを機に、対面朗読室を大いに活用して頂くようPRを兼ね掲載しました。また読書の秋でもあり、ボランティア紹介のコーナーでは、初めに「音訳百舌の会」の活動を妹尾会長に御紹介して頂きました。

 このほか巻頭言でも触れていますが、盲人卓球を通じて、会員の健康づくりにも役立てて頂くよう、体育部の冨澤さんに原稿を依頼しました。さらに話題の広場では、盲人マラソンで全国を股に掛けて頑張っておられる和田彰さんの活躍の様子を書いて頂きました。本号から始まった暮らしのアラカルトも大いにご活用下さい。

なお、視覚障害者の自立と社会参加を進めたいとの願いから、鍼灸マッサージ関連情報を職業部の報告として、点字JBニュースより掲載しました。今後も東洋医学の情報を誰にも解りやすい形で掲載したいと考えています。そして来年実施されます姉妹都市ゴスフォード市訪問の日程等について、配島三郎さんがご紹介下さいました。本号を編集するにあたり、どれくらいの原稿が集まるのか心配しておりましたが、多くの方々の投稿があり、2、3の原稿を次号に先送りするほどの嬉しい結果に、編集委員も胸をなで下ろしています。ご協力有り難う御座いました。(M)




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