第47号トップ

もくじ

巻頭言

令和5年度通常総会報告

アイネットに見る江戸川区視障協23年の活動の軌跡

中央図書館より

   ご挨拶   竹内  悟

   福耳通信

天竜舟下りと昼神温泉の旅

   一言インタビュー

月例会報告

江戸川区視覚障害者福祉協会 第2回出前寄席

青年部企画「お仕事サロン」実施の報告

出前ボランティアが1,000回になりました

視覚障害者自動車運転体験ツアー

宗谷にタッチ

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト

1.簡単おいしいクッキング

2.便利グッズの紹介

3. 「シネマ・チュプキ・タバタ」のご紹介

えどもう歌壇

編集後記




巻頭言


                        藤原 美子

 皆様こんにちは、今回理事長に就任いたしました藤原美子です。
 30年近くの長きにわたり前会長が守り続けて来た協会です。私も出来る限りの力を尽くしたいと思います。

 川の流れのように人生は生きて行くのかなあと、舟下りをして思った次第です。
雨降りが続けば川の水は増し、日照が続けば川の水は少なくなります。
 それぞれの生き方は人によって違います。しかしこの地球と言う船に乗っていることだけは、確かなのではないでしょうか。

 物事を考えるときに、いつも私が思うことであります。
 この地球上にどれだけの生き物がいるか、それを考えますと、自分が知り合い、深く付き合い、いろいろな形で触れ合えたと言うことを思うと、なんとこれは奇跡なのかなと思うことがあります。

 江戸川区視覚障害者福祉協会を知って13、4年経ちました。
 中央図書館を通じて江視協のパソコンボランティアの人達と知り合いになったことが入会のきっかけでした。
 人との出会い、それほど素晴らしいものはないと今思っています。

 視力には障害はありますが、体は元気いっぱい!
 素晴らしい仲間といろいろなことに取り組んでいく、そして、一つ一つ前に進んで行ける、そのようなことの小さな力になれればと思っています。

     六月の 海に漕ぎ出す 若葉丸 積み荷の多さ いかに進めん




令和5年度通常総会報告


                        成田 貴美代

 令和5年度の通常総会が5月27日(土)、タワーホール船堀2階瑞雲の間にて開催されました。
 出席者の確認、委任状の数を合わせ、定数に達し、総会は成立しました。
 本会顧問の田島和明先生、区議会議員田島寛之先生も忙しい中を駆けつけて下さり挨拶をして頂きました。
 神尾事務局長より日頃よりお世話になっている職員の皆様の紹介があり、本会監事、監査役の石川理一先生からも挨拶を頂きました。
 冨澤 豊副理事長が開会を宣言、議題に入りました。議長に松本俊吾氏を任命、そして議事録署名人は冨澤 豊、藤原美子の両氏に依頼、了承されました。

【第1号議案】 令和4年度事業報告並びに収支計算書

 松本理事長より、以下の報告がありました。

 毎年同じ事を言っておりますが、事業の成果という事で、コロナ感染症もだいぶ下火になり、昨年より少し状況が良くなってきております。
 昨年10月4日に江戸川区から指導があり、ガイドヘルパー3名の経済的虐待があったとの報告がありました。私どもも精いっぱいやってきていたつもりですが、内容が十分に徹底されていなく唐突ではありましたが、理事会に図り、3人の方に同行停止とさせて頂きました。3月25日に改善計画書を江戸川区に提出、東京都からも係の方がみえて事情を聞かれ報告致しました。

 養成研修も2月に行われ、20名の方が受講され19名の方にガイド登録して頂きました。
 月例会も予定通り行われ、また区との意見交換会も開かれました。
 4大行事も無事に開催され、城東ブロックも当番区としてそれぞれの係で大変でしたが無事に終了致しました。
 最後に私、理事長、会長を兼務して26年間やってきましたが、令和4年度を以て退任し、今年から藤原さんが新会長となります。長い間、会員の皆さんに支えて頂きやってこられました。本当にありがとうございました。

 続いて新入会員の情報を成田と神尾で報告致しました。
 収支計算書の読み上げがありました。


【第2号議案】 令和4年度監査報告承認の件

 石川監事から、監査報告を行い全てが一致して間違いがないとの言葉がありました。

Q 田名後:慶弔費について伺います。どこまでが対象になるのか?
A 松本 :藤原さんに引継ぎをしてちゃんと調べて報告します。

  ※ 第1号議案、第2号議案、拍手多数により承認されました。


【第3号議案】 令和5年度役員改選の件

 冨澤 豊選挙管理委員長から発表があり、3人の推薦で、藤原美子さんが立候補されました。一人だけなので内定となりますが、承認をお願いします。
 拍手多数により新理事長に藤原美子さんが承認されました。

  藤原美子新理事長挨拶
 慌てずにゆっくりと、一つ一つの題材を順番に整理整頓していくという形で、やって行ければと思っています。

  <新役員>
 副理事長    山口冨美子
 理事      成田貴美代、窪田あずさ、今井越朗、伊藤丈人、柳田妙子
 運営委員    藤澤正幸、梅澤正道
 事務局(理事) 齋藤明香、吉田悦子

  新役員から一言ずつ挨拶がありました。

  拍手多数により新役員が承認されました。

Q 田名後:役職名を教えて下さい。

  藤原美子理事長    文化部、企画部、安全対策部
  山口冨美子副理事長  女性部、シルバー部
  成田貴美代理事    総務部、広報部、体育部
  窪田あずさ理事    渉外部
  今井越朗理事     職業部
  伊藤丈人理事     青年部

Q 田名後:柳田さんの役職は?
A 藤原 :これから決めて行きます。

Q 住山 :柳田さんが女性部をやればいいのでは?
A 藤原 :柳田さんにはやって頂きたい事があるので、相談して決めます。


【第4号議案】 令和5年度事業計画案

 新設された事業所運営委員会において事業の適正化を図り、また虐待防止委員会では外部からの弁護士を委嘱し、同行援護活動では、ガイドラインを整備し、研修を強化して行く。
 情報発信も円滑にする。
 徒歩訓練や納涼カラオケ大会、文化祭、新年会なども開催予定。
 城東ブロック行事にも参加協力する。

松田職員:事務所としては現状維持というところですが、ガイド時間3万時間を目安に行きたいです。
江視協サポート・門口職員:去年の契約者は53件でした。令和5年度は68件をめざしています。今年もガイドヘルパーの養成研修を実施し、研修会も8回予定しています。皆様からのご協力をよろしくお願い致します。

 令和5年度の予算案も発表されました。
 詳しい予算案については、次号の情報連絡CDでお知らせします。

 拍手多数により第4号議案は承認されました。


【第5号議案】 その他

 東京都盲人福祉推進政治連盟に対して、会費納入のお願いが出されました。
 賛助会員になりませんかとの呼びかけもありました。
 藤原新理事長より松本俊吾氏を名誉会長にとの話があり、拍手によって承認されました。

Q 松本清二:会員の会費の内訳は?
A 松本 :5千円は通常会計、千円は特別会計の慶弔費として計上しています。

Q 小野塚:活動報告を出したが、助成金の方の報告が簡単に収支となっているがどうしてか?
A 松本 :次号の連絡CDで報告します。

 ここで議長が退出。「長い間ありがとうございました」との挨拶があり、議案はすべて終わりました。

 閉会の辞では、藤原新理事長から「連絡CDをこまめに発行し、情報が伝わるようにします。まだ慣れませんがよろしくお願い致します」の挨拶で総会は終了致しました。

 ☆ 今年は松本理事長から藤原新理事長にバトンタッチされ、一年のスタートとなりました。慣れるまでの間を温かい目で見守って行きたいですね。
 行事が次々と入って来ますが、新理事長、頑張って下さい。




アイネットに見る江戸川区視障協23年の活動の軌跡


                             松本 俊吾

 江戸川区内の視覚障害者のありのままの活動をうつす情報誌アイネット創刊号を発行するに至ったのは、タワーホール船堀3階の本会事務所を開設した翌年、平成12年(2000年)の事でした。
 本会の活動をこれまでの音声媒体のみならず、墨字媒体として記録誌としての役割のほか、情報誌として、年2回発行することを目途に、編集委員会を立ち上げたのが平成11年(1999年)でした。

 編集委員会は、松本と成田広報担当を中心に始動し、企画案を承認し、平成12年7月、情報誌「アイネット」創刊号が、区内ボランティアの協力を得て、発行に至りました。
 ワープロ用紙30ページのアイネットとして、7月15日に創刊号が発行された時、皆様とともに喜びを分かち合ったことを昨日のように思い出します。
 当時のボランティア団体で活動していました日高真木子さんや、吉川佐登美さん、金子曜子さん、その後に鈴木洋子さんも加わり、アイフレンズえどがわの前代表の鈴木泰子さん、現代表の星谷弘子さんをはじめ、音訳ボランティア(音訳百舌の会・音訳ボランティア風の会)、後にデイジー江戸川の皆さんなど、多くの方々にご協力頂きました。

 年2回の発行に、会員に呼びかけて旅行記や随想・短歌等の原稿を募り、数年後には記事がスムーズに集まるようになりました。
 そして私は、節目の10号、20号には巻頭言を担当しました。本誌を開くごとに、巻頭言を通じて本会の活動が思い出されます。
 そこで大切にしたことは、一つに、記録誌としての情報誌アイネットの役割だと思います。
 二つに、会員の皆様は勿論ですが、本会を支援していただいています多くの皆様方に、区内視覚障害者のありのままの姿を誌面から読み取っていただけることが大切だと思いました。
 三つには、平成15年8月にガイドヘルプ事業を開始するためのNPO法人を立ち上げ、江戸川区視覚障害者福祉協会と会名変更を行い、平成16年(2004年)に東京都より居宅介護事業所指定を受け、本会事務所に江戸川ガイドヘルプセンターを開設、本会は4月1日より区内視覚障害者への外出支援事業を担うことになりました。

 従来のボランティア活動を軸とする活動を基盤に置きながらも、ガイドヘルプ事業という公的事業を始めるにあたり、事務局の強化を図るために、職員の雇用を行い、会員への説明会を開き、事業の健全運営を目指しました。その重責を担うために一枚岩の組織力を高める必要性を自らに言い聞かせることになりました。本会は、その役割を果たさなければなりません。
 ボランティア活動を従来通り継続できるようにするためにも、アイネットの情報提供は重要でした。アイネット誌上で関連記事を掲載したことで、情報誌としての役割の一端を担うことになりました。
 ページ数も40ページを超えるまでになり、中でも偶数号に掲載してきました 江戸川区各部との意見交換会の原稿では、当初はカセットテープ起こしに徹夜で原稿校正に当たったことを思い出します。
 聴覚障害者のろう者協会の皆様にもご協力いただき、10号では区長様の写真があまり鮮明に仕上がらず、そのまま発行せざるをえなかったこともありました。

 そして30号では、区長・区議会議長様はじめ江戸川区障害者福祉課の全面的ご協力により、職員の皆様の投稿もあり、60ページを超えるほどに記事が膨らみました。
 その後40号では、計画相談支援事業所「江視協サポート」の立ち上げの記事を掲載しました。吉田管理者のお力添えもあり、事業形態も多様化し、一枚岩の事業を継続するための組織力の強化が求められそうです。

 結びに、アイネット47号の発行に当たり、「継続は力なり」という言葉をあげます。方向性を見失うことなく、会旗に掲げる三つ葉マークの自助・共助、そしてこの二つの力を合わせた炎上する陽気の力を借りながら、藤原美子新理事長を中心に、公助に道を開く活動を、アイネットの記事を通して、区民の皆様の共感をいただけるような活動を続けてほしいと思います。また、アイネットの誌面を通して一層のご理解を深めていけるような、健全な活動の道しるべになるよう望むものです。




中央図書館より


 区内図書館には、視覚障害者が利用しやすいような環境作りに、取り組んで頂いています。その中核である中央図書館から、竹内館長のご挨拶と、「福耳通信」をお寄せ頂きました。


ご挨拶

 いつも中央図書館をご利用いただき誠にありがとうございます。
 私は、本年度4月より、中央図書館の館長に就任しました、竹内 悟と申します。
 ここ3年あまり猛威を振るってきた新型コロナウイルス感染症への対応も緩和の兆しが見えてまいりました。図書館の利用状況も徐々にではありますが、元気を取り戻してきたところです。
 公立図書館は、公共施設であり、社会教育施設でもあります。すべての人たちのために上質なサービスを提供すること、誰もが使えるサービスを実現することが重要であり目標です。
 また、障がいをお持ちの方で、図書館で働きたい人たちにも広く門戸を開き、積極的に雇用を促しています。
 最後に、公立図書館でできることは限りがありますが、役に立つ図書館を実現するために尽力していきます。

                江戸川区立中央図書館 館長 竹内 悟


福耳通信

 こんにちは、中央図書館障害者サービス担当の中川です。
 昨年度同様、担当者は中川、山岸、津、川原田の4名で変わりなくサービスを行ってまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
 現在は新型コロナ前の社会生活にだいぶ戻ってきているかと思いますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか。お出かけなど楽しい計画をされている方もいらっしゃることでしょう。お近くの図書館のイベントにもぜひお越しいただけたらと思います。

 さっそくですが、昨年度区内で活躍しているボランティアの皆様のご協力のもと、図書館資料として完成したDAISY資料の中からいくつかご紹介をさせていただきます。

 児童書は角野栄子さんの幼年童話アッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズの続巻12巻、斉藤洋さんの『テーオバルトの騎士道入門』などとなります。
 今回一般書から『生きる道しるべ』をご紹介します。小説家の瀬戸内寂聴さん、歌人の馬場あきこさん、発酵学者の小泉武夫さんなど異なる肩書を持つ27名による戦争体験や人生観などが記されている本です。苦難や試練など人生の危機や体験を経て、各界で著名な存在になられている方々のさまざまな生き方や考え方などについての文章は、何か読む人の心を軽くしてくれたり、助けてくれるような力があるような気がします。

 中央図書館では区内所蔵資料はもちろん、サピエ図書館を活用して資料を提供しています。図書以外にも雑誌のご希望もお受けしています。雑誌については、例えばこの号だけ試しで読んでみたい、あるいは新刊を継続的に送ってほしいといった様々なご希望があると思います。それぞれのご希望に添って資料を用意させていただきますので、ご興味のある資料がありましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
 みなさまのご利用を心よりお待ちしております。 

    住所 江戸川区中央3−1−3
    電話 3656−6298〔直通〕
    中央図書館の担当は私たち4名(中川 山岸 津 川原田)です。




天竜舟下りと昼神温泉の旅


                            成田 貴美代

 5月28日(日)・29日(月)の2日間、江視協主催の徒歩訓練旅行に行って来ました。参加者は11人と少なかったですが、おなじみのガイドの中蔦さん、添乗員の土舘さんもご一緒で、楽しい旅となりました。
 台風が来ているとの情報がありましたが、雨にも降られず、バスは東京を離れ中央道を進み、諏訪湖を望みながら、遠くにアルプス連山を見て、また富士山も綺麗に雪化粧して見事なようです。「これほど全ての山が見えるというのはめったにないですよ」と中蔦さんが話してくれました。

 長野は信州ソバで有名ですから、昼食は楽しみにしておりました。その土地によって名前や味も違い、どれが一番という事はないそうです。
 とてもおいしくて、つるつると喉を通り、天ぷらや刺身などもあったので、お腹いっぱいになりました。

 近くに天台宗光前寺、本尊は不動明王、早太郎伝説と光苔で有名。参道を歩いて行くと両側に光苔が迎えてくれますが、光ってはいないようでした。どういう具合で光るのでしょうか?
 境内のしだれ桜も有名なようです。本堂の横には早太郎のお墓もまつられており、手を合わせて来ました。
 光苔の話を聞いて、以前にもこのお寺に来た事があるなと思い出しました。

 いよいよ本日のメインの天竜舟下り、弁天港に着きました。ここは団体専用の発着所です。乗る前に船頭さん達から船についての話を聞きました。船を作る時の釘の打ち方を見せてもらった時に、「どなたかやってみますか」の棟梁の声に、門脇さんが挑戦、さすが太鼓で鍛えた腕っぷし、トントントトトンとリズミカルに打ちました。拍手大喝采です。すかさず山口さんが、「弟子に置いていきます」と声がかかり、和気藹々となりました。

 マイクロバスで川のそばまで乗せてもらい、船に乗りました。川下りは30分程度、しぶきが来ないようにビニールでかばいながらの乗船、「さあ水が来ますよ」、「はい、ビニールに隠れて」と声がかかります。その時は船が大きく揺れました。天候によって川の流れも変わり、とても気を遣うとの話でした。
 船頭さん達は八面六臂の大活躍、バスの運転、船を動かし、お客に対してのレクチャー、乗船・下船の案内、帰りはトラックで3台ずつ乗せて戻ってくるようです。船頭さん方、楽しい舟下りをありがとうございました。

 夕方に昼神グランドホテル天心に到着、待望の温泉に入り気分上昇です。宴会ではカラオケも久しぶりに歌いました。
 ホテルの横に、朝市があるというので、雨も降って来ましたが、楽しみに就寝しました。

 二日目、朝5時に起き、温泉に入り、6時から朝市に行きました。雨が降っていましたが、屋根が続いていて買い物には困りません。地元の方達がそれぞれのご自慢の漬物や野菜などが売られていました。
 私は漬物が大好きなので、味見をして、おいしいなどと言いながらけっこう買ってしまいました。

 ホテルを出発、すぐに妻籠宿に到着、中蔦さんによれば、お天気だと人が多くて風情を味わう暇もないとか、人がいないのは、ゆっくり出来ますよとの話です。昔ながらのお店があり、郵便局やおやきの店などもあり、それなりに楽しめました。

 それから木地師の里ヤマイチで見学、ろくろを回して木を削っていく様子、音も大きくて、キーンキーンと響きました。
 お店ではいろいろ販売してました。確かに木の触り心地は優しくて良いものです。ですがなにしろ値段が高い、1万5千円くらいのものが並んでおり、貧乏性の私は触るだけでびびってしまいます。やっと決心してコーヒーを入れて飲むのに良いかなと思う器を購入しました。

 昼食は山菜づくしというか、茸がメインの料理で、山菜は家ではあまり食べないので、胃に優しくて良かったかもしれません。
 それからは休憩をしながら、東京に向かいます。少し渋滞もあったようですが、無事に船堀に到着しました。
 久しぶりの旅行、温泉、満喫出来て幸せでした。
 お世話下さった皆様、本当にありがとうございました。


   一言インタビュー

松本俊吾さん:楽しかったなぁ。舟下りがとてもよかったよ。お風呂は2回入ったんだ。宴会がとても良かったね。
ガイド松田慎吾さん:良いお湯をいただきました(笑)。舟下りも良い流れでした。とても楽しい旅です。
成田貴美代さん:舟下りがとても良かった。和船の説明をしてくれたのがとてもすごかった。優しい船頭さんで、釘を800本も使ったことなど、とても詳しく優しく親切に説明してくれたことが嬉しかったです。
ガイド星谷弘子さん:成田さんと同じです。
山口冨美子さん:舟下りがとてもよかったです。夜の宴会はとてもとてもよかったです。盛りだくさんでとても楽しい旅でした。
ガイド門脇美恵子さん:きのこ料理でヘルシーだったけど、1〜2倍は食べました(笑)。
秋田精三さん:歌を3曲も歌わせてもらってとってもよかったよ。お風呂も2回も入っちゃって最高。
ガイド犬飼キヨ子さん:和船の舟下りが最高に良かった。お風呂も3回入りました。食事もおいしかった。今日の雨がちょっと残念だったけど、これはこれでよかったわね。
事務所 江嶋裕二さん:徒歩訓練旅行の重要性を感じました。参加させていただいてありがとうございます。
ガイド赤塚克江さん:マイクロバスがとても面白かったです。
藤原美子さん:お風呂が良かった。バスに酔わなかったのが最高でした。光前寺のしだれ桜の葉の香りがステキでした。

光前寺【霊犬 早太郎伝説】http://www.kozenji.or.jp/contents/hayatarou.html

天竜ライン下りhttps://tenryuline.com/

昼神グランドホテル天心https://hirugami-tenshin.jp/

妻籠宿公式ウェブサイトhttps://tsumago.jp/

ヤマイチ小椋ロクロ工芸所https://www.yamaichi-rokuro.com/




月例会報告


 令和4年度はコロナ感染症も収束に向かい、全8回、開催することができました。毎回40人ほどの参加があり、皆様との交流を楽しんで頂けたことと思います。
なお、令和5年4月より新体制となり、みんなの広場「希楽里(キラリ)」としてスタートしております。詳細は次号でご紹介します。

【令和4年度】

第6回月例会
    日時 … 令和4年12月23日(金) 13:30〜16:00
    会場 … タワーホール船堀 303号室
 (1) 会務報告
 (2) 朗読 … 百舌の会 鈴木千秋
         夏井いつき著 「瓢箪から人生」
 (3) リフレッシュタイム・体操
 (4) 自己紹介 … 今年一年を振り返って 心に残ったこと
 (5) クイズに答えて Let's! 頭の体操
 (6) みんなで歌おう

第7回月例会
    日時 … 令和5年2月24日(金) 13:30〜16:00
    会場 … タワーホール船堀 303号室
 (1) 会務報告
 (2) 朗読
  @ 風の会 山口 こず江
    あまんきみこ作「あまんきみこ童話集」より
     ままごとのすきな女の子  くもんこの話
  A 風の会 千葉 まゆ
    重松 清著 「小学五年生」より  バスに乗って
 (3) 自己紹介 … 今年の抱負
 (4) リフレッシュタイム・体操
 (5) ミニ講演 … 星野 勇 会員  「犬の神様の話」 他
 (6) みんなで歌おう

第8回月例会
    日時 … 令和5年3月24日(金) 13:30〜16:00
    会場 … タワーホール船堀 303号室
 (1) 会務報告
 (2) 朗読 … 百舌の会 小池 清晴
        「照井 翠 句集 龍宮」より100〜120句
 (3) 自己紹介 … お花見の思い出
 (4) リフレッシュタイム・体操
 (5) おもしろ川柳
 (6) ミニ講演 … 奈良 奈保子  笑いヨガ
 (7) みんなで歌おう

【令和5年度・開催日程】

   令和5年   準備会     4月21日(金)
          世話人引継ぎ  5月26日(金)
          第1回     6月23日(いずれも第4金曜日)
          第2回     7月28日
          第3回     9月22日
          第4回     10月27日
          第5回     12月22日
   令和6年   第6回     2月23日
          第7回     3月22日




江戸川区視覚障害者福祉協会 第2回出前寄席


                             城谷 直人

 江戸川区視覚障害者福祉協会の皆様
 いつも会員活動にご協力、ご支援いただきありがとうございます。席亭をつとめさせていただきました城谷直人です。
 今回は、過日開催しました「第2回 江戸川区視覚障害者福祉協会出前寄席」の報告です!

 春爛漫、桜吹雪の舞い散る中、4月2日日曜日の午後に開催しました。寄席にお集まりいただいた方は、総勢31名! お招きした噺家さんは、かつしか落扇指南所にて入船亭扇好師匠の元、10年以上研鑽を積んだ かつしか落扇指南所のアマチュア落語家四天王の皆さん! 第1回同様、玄人離れした、あっ、すいません、素人離れした落語を聴かせていただきました。(笑)
 今回も、東京3大タワーのひとつ「タワーホール船堀」にて桜吹雪を舞い散らせてくださいました!

 噺家さんと寄席の演目は以下となります。

〈前 説〉 腰医亭 もんだ郎
1. 福々亭 笑顔     演目:目薬
2. 腰医亭 もんだ郎   演目:粗忽長屋
〈お仲入り〉
3. 高座の講座      落語豆知識
4. 笑話亭 じゅく燃   演目:松曳き
5. 八丁亭 ミッキー   演目:長屋の花見
6. 何でも質問コーナー

 江戸川での2回目の開催ということで、落語家さんはリラックスモード!
緊張した様子だったのは、腰医亭もんだ郎さんだけ♪ 笑顔さんのパンチの効いた切り込みから盛り上がり、前説からコントから落語まで、器用にこなすもんだ郎さん。一番ウケていたのが、老人ホームあるあるショートコント! ウケたのが落語じゃないのはどうして? 安定した実力者のじゅく燃さん、トリは、真面目なミッキーさん。最後に、なんでも質問コーナー! 笑いの絶えないあっという間の2時間でした。
 また、来てくださった会員さんからは、是非、第3回も開催してほしいとのお声を頂きました。

 2名の方から感想を頂いておりますので下記に記します。

1人目の感想(前回も寄席にきてくださった方です!)
 第2回目の出前寄席、またまた面白かったです。前回と同じ落語家さん達で、親しみがありました。思わず笑わせてしまうというのが、落語の面白さですね。笑うと言うのは気分が向上して幸せな気持ちになります。
 体の体型もわからないので、ガイドさんに聞いたら、皆さん着物を粋に着こなしてかっこいいですよとの答えでした。
 また落語を聞きたくなって、図書館でCDを送ってもらい、楽しんでいます。機会がありましたら、直接対面で笑いたいものです。

2人目の感想(前回も寄席にきてくださった方です!)

 2回目の出前寄席、企画下さりありがとうございました。今回の出前寄席も、とてもよかったです。1回目もとてもおもしろかったので、第2回の開催を楽しみにいたしておりました。開催してくださって嬉しかったです。落語は、やっぱり生がいいですね。目の前でその場面が繰り広げられている錯覚に陥ります。ラジオで聴くのと違って、実際に生の声と音楽と雰囲気で笑いの空間を楽しめるのが最高です。外出はなかなかたいへんですので、近くでやっていただけますと、体の負担がなく、助かります。1人の方ではなく、4人の落語家さんのお話を聴けるのも、それぞれ楽しめてまた面白いです。
 笑いは人の気持ちを和らげ、ハッピーな気持ちに自然とさせてくれます。落語を聴いているときは、嫌なことも忘れて笑い、その後も心が開放され、前向きな気持ちになれるような気がします。
 中でも老人ホームあるあるショートコント、おもしろかったです! 落語について、落語の団体のお話や歴史も聴けましたのは、勉強になりましたし、最後の質問コーナーもとてもよかったです。なかなか落語家さんに質問する機会はないですので、一方通行に終わらず、疑問に思っていることを直接お聞きできるチャンスを頂けたのはとても素晴らしいと思いました。落語のこと、衣装のこと、素顔も見れたようで、親近感もわきました。
 出前寄席という素晴らしい企画をありがとうございました。少しでも多くの方に聴いてほしいと思いました。また次回の開催も楽しみに致しております。今回も参加させて下さり、本当にありがとうございました。

 今回の寄席でも、噺家さんたちも一緒に、会場設営の準備から片付けまで協力してくださいました。紅白の横断幕、お囃子の音楽、登場のテーマ曲、凝った衣装等、本格的な寄席の雰囲気作り、お話が面白いだけではなく、優しくて思いやりのある四天王の面々でした。
 また、来場の方も快く感染予防対策に協力してくださり、安全に企画を開催することができました。皆様の協力のおかげです。 本当にありがとうございました。
 皆様からのご要望があれば、第3回も企画できるかもしれません。お楽しみに♪
 ご要望をお待ちしております!        報告は以上となります。




青年部企画「お仕事サロン」実施の報告


 4月16日(日)午後13時半より約2時間、タワーホール船堀の障害者協議室にて、青年部企画の「お仕事サロン」を行いました。6名の会員が参加し、ガイドの方々、事務局江嶋さんにご協力いただきました。

 今回の「お仕事サロン」では、簡単な自己紹介の後、それぞれが職場で体験する困りごとや工夫について情報交換を行いました。具体的には、電話、会議等のメモの取り方、スケジュール管理の方法、職場のイントラネットへのアクセスといったテーマについて、各自の体験に依拠した工夫の紹介、関連する知識の交換をし合うことができました。

 会の最後には、それぞれが仕事や生活シーンで使って便利だと感じているアプリ(ソフトウェア)について情報交換いたしました。歩行や情報収集等、生活の多様な場面に役立つアプリをご紹介いただきました。

 「お仕事サロン」は今回が初めての試みでしたが、参加された皆さんが活発な意見交換をしてくださいました。職場で困りごとに直面することも多い私たちにとって、互いの知恵を寄せ合うのは非常に有意義と思われるので、今後も開催できればと考えております。次回以降に向けて、取り上げるべきテーマがございましたら、文末のアドレスまでメールにてお知らせいただければ幸いです。
 今回の開催に当たり、ご協力くださった皆さん、ご参加くださった会員の皆さんに心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

      青年部担当 伊藤丈人 (連絡アドレス:ZAP02622@nifty.ne.jp)




出前ボランティアが 1,000回 になりました


 令和5(2023)年3月9日(木)、松江第三中学校で、出前ボランティア体験(以下出前)が、1,000回を迎えた。この中学校は、12年前の3月11日、東日本で大災害のあった日の午前中、出前のあった学校です。実は2日前の9日、福祉ボランティア団体では、福島の原子力発電所を見学していた。本当は11日を予定していたが、この学校の出前が入っていたので、9日に変更になっていたのだ。それで我々ボランティアは、何となくこの中学に恩義を感じていたので、感慨深いものがあった。

 出前は平成12(2000)年から始まった。この数年前、少年による凶悪事件が発生した。「我々ボランティアに出来ることは何だろう?」と話し合い、グループの中に、車イス・視覚・聴覚の方のボランティアをする団体があったので、小・中学生に障がいのことを知ってもらえば『人に対するやさしさ』を少しでも考えてもらえるかも知れないと、一年程、アーデモナイ、コーデモナイとボランティアセンターと協力し、教育委員会や校長会におじゃまし、説明させてもらい、平成12年から始まった。なんとその年、34校に出前した。

 出前の特長は、障がいのある方から日常生活の「出来ること・出来ないこと」を話をしてもらうことだと思う。そして「かわいそうな人と思わないでほしい」という語りかけに、多くの子供たちは、目の前で笑顔で話をしてくれる人を見て「あんなことも、こんなことも出来ることがいっぱいあるんだ。自分たちと同じように、出来ないことを手助けしてくれる人がいいんだ」と気付いてくれる。

 視覚・聴覚の障がいを持った人に、はじめて会う子供たちが多い。車イスは身近な人や外で見ることが多いが、乗る・押す体験をしてやさしく扱わなければいけないと気付いてくれる。視覚では、見えない(アイマスクをかける)、ガイドをする体験をして、見えないのに笑顔でいられるのは「エライ」と思うようです。

 出前は3月、1,001回目で令和4年度を終了した。体験した小・中・高・大人は129,597人、障がいのある方も含めボランティアは10,564人です。

 出前は話をしてくれる講師・体験の手助けをしてくれるボランティアの方・えどがわボランティアセンターの協力でやってこられた活動です。
 話し手になろう、活動のボランティアになろうという方、えどがわボランティアセンター(5662-7671)にご連絡ください。

 福祉ボランティア団体の中の活動部会が出前の担当です。私山本は3月で辞め、4月からは大塚さんという男性が部長になります。永い間ありがとうございました。お会いする時がありましたら笑顔でお迎え下さいませ!!
              出前ボランティアの部長だった 山本國子より

公益財団法人えどがわボランティアセンターhttps://edogawa-vc.jp/




視覚障害者自動車運転体験ツアー


                              窪田 謙

 以前よりこのツアーに興味があったもののなかなか参加に至らなかった。今回、妻・あずさの後押しもあって初めての参加となる。参加者が限定12名とのことで4月11日の受付初日10時に電話をかけ、予約が取れる。そして、運転体験はしないが参加したいというあずさの希望に応えていただき、一緒に行けることになる。しかしながら、諸事情により、あずさが参加できなくなり、単独でのツアー参加となる。

 週間天気予報によると、ツアー中は雨となっていて心配したが、前日には、曇りマークになり、一安心する。初日の5月30日(火)は、小雨まじりの中、8時頃に自宅を出発、葛西から日本橋乗り換えで銀座線上野駅を目指す。待ち合わせ場所のJR上野駅公園口改札までは、しばらく歩いて15分ほどかかっただろうか。

 改札付近でスタッフに声をかけていただき、集合場所に移動、すでに何人かが到着していた。集まった方々は、ツアー当初より参加されている方が多く、既に10回近くという方もいて、半分くらいが常連だった。遠くは、熊本や奈良からも参加、毎回楽しみにされているそうだ。驚いたことに私の顔見知りも何名かいた。

 今回のツアーは、定員12名で満席の出発となる。点呼を取った後、それぞれの参加者をサポートするパートナーを紹介、若手の女性社員が担当してくれる。他に男性社員や大学で観光を専攻する学生もいた。そして、駐車場にあるツアーバスへ移動、全面青色で統一されたハイデッカータイプの観光バスだった。座席が一人で二席利用、パートナーも通路を挟んで反対側に座る。

 雨もすっかり上がり、晴れ間がのぞく中、10時過ぎに出発、途中で首都高に入り、三郷ICで常磐自動車道を走行、添乗員からツアー説明があり、マイクを回して自己紹介、参加への思いを伝える。その後、水戸に近い友部サービスエリアで休憩、水戸ICから一般道を走行し、約1時間ほどで目的地のモビリティリゾートもてぎに到着する。
◆ モビリティリゾートもてぎとは?
 家族が1日中楽しめる全7つのエリアで構成された森の中のモビリティテーマパークです。ツインリンクで行われる国内外のバイクや自動車レースを始め、季節のイベントの他、夏と冬に花火大会も開催しています。また、森のキャンプ場があり、バーベキューやアトラクション体験、グランピングもできる施設が充実、温浴施設の「のぞみの湯」とホテルも併設、一人でもグループでも楽しめます。

 敷地が広いことから園内をバスで移動、ホテルレストランでとてもおいしいジャージャー麺の昼食。
 その後、AとBの2グループに分かれ、それぞれがドライビング体験と雪道急ブレーキ、スポーツカー同乗体験と初日のプログラムを行う。私は、Aグループだったので先にドライビング体験を行う。元々晴眼だったころに運転をしていたもののハンドルを握るのも久しぶりでとても緊張する。
 ミーティングルームで実施内容の説明と参加者を担当するインストラクターの紹介、走行コースを立体コピーで表したマップを配布。1周が約1,400メートルの道路を自動車運転、初めは、2周1セット、3周、4周と順調に走行し終了。
 車種は、バスと同じカラーのホンダ「ジード」、インストラクターからアクセルとブレーキなど、運転席周りの説明とハンドル操作を確認、ハンドルの左9時辺りに布地が巻き付けてあり、インストラクターが時計の文字盤に見立てて指示することで運転ができるようになっている。
 インストラクターのサポートを受けながらも自身で車を動かせたことの感動はとても大きかった。

 その後、インストラクターが運転する車に同乗し、路面状況による急ブレーキの制動距離の違いを体感する。時速80km/hで走行し、目標地点で思いっきり助手席側のブレーキを踏み込む。乾いた道で8mのところを、濡れた道では40mも制動距離に違いがあり、驚く。
 また、スポーツカーにも同乗、レーサー気分を体感する。施設をホンダが運営していることもあり、スポーツカーの車種もNSXとシビック type Rを乗り比べる。
 最初からスポーツ仕様のNSXに比べ、乗用仕様のシビックは、車高が高く、エンジンにパワーがあるもののスピード感に差があった。共に生産中止となっており、貴重な乗車体験となる。車両のカラーがバスと同じ青色だったのでモビリティリゾートのテーマカラーかと思った。

 終了後、Bグループと合流し、再び、バスでホテルに移動、フロントロビーでルームキーを預かり、エレベータで宿泊ルームのある4階にパートナーと移動する。402号室に宿泊、部屋は、参加者それぞれが個別にツインルームとなっていて贅沢にも広々とゆったりできる。
 荷物を整理し、19:00にパートナーと部屋の前で待ち合わせ、食事場所に移動する。夕食は、和洋中折衷で仕切りのある大きなお重におかず、ご飯と味噌汁、茶碗蒸しと内容もボリュームも盛りだくさんで味もおいしかった。
 その後、パートナーとロビーにある売店でお土産を探し、施設の名称入り洋菓子をいくつか選んで購入する。部屋に戻って、翌朝の予定を確認し、一息つく。21:30頃に同じく参加していた友人とホテルの離れにある「のぞみの湯」につかって汗と疲れを流す。

 翌朝、6:50にパートナーと部屋の前で待ち合わせ、昨日と同じ食事場所に移動、朝食をいただく。バイキングがメインとわかっていたので事前にメニューを伝えており、スムーズに食べられた。洋食メインでパンとスクランブルエッグ、ベーコン、サラダにヨーグルト、ホットコーヒーを選ぶ。食後にパートナーの案内で部屋に戻って荷物をまとめ、ゆっくり過ごす。
 8:45にパートナーと待ち合わせ、部屋に忘れ物がないかを確認していただき、フロントロビーに向かう。売店で飲み物を探していたところ、ホンダのロゴ入りのウーロン茶(190円)を発見、思わず購入してしまう。
 9:00にホテルをチェックアウトし、バスで昨日のミーティングルームに移動、Bグループは、先にツインリンク内のオーバルコースに向かう。
 Aグループは、昨日のコースを運転体験、外周だけでなく、内周のS字コースを含めたコースを走行する。S字コースは、ハンドルの指示とこちらの操作タイミングが合わず、コースから外れることもしばしば、停止の指示を受け、インストラクターがハンドルを切るということもあった。

 その後、バスで戻ったBグループと合流、交代して、オプショナルツアーの「オーバルコース同乗体験」を行うツインリンクに移動する。オーバルコース同乗体験では、インストラクターの運転する車両に同乗し、傾斜箇所である各ターンでの走行時(高速〜低速)と停止時において体に感じる横G(遠心力)を比較体験、最大バンクの場所では降車し、コース上を歩いて傾斜角度を体験する。
 時速100km/hと120km/hで走行、高速ほど遠心力があり、傾斜に対するG(遠心力)の体感は、とてもすごかったです。また、コーナーでの傾斜角度が10度あり、インからアウトと30mほどの距離を歩いた。内側のリンクでは、カートの練習走行が行われていた。ツインリンクの外周走行も貴重な経験となった。

 再び、バスでミーティングルームのあるエリアに戻り、Bグループと合流、13:00頃に施設内のレストラン「どんぐり」でハンバーグランチの昼食をいただく。
 緑の植物と花木の中を散歩、参加者の集合写真を撮影、バスに乗り込み、JR上野駅を目指す。
 水戸ICで常磐自動車道に入り、車内で感想を一言ずつ話し、途中の守谷サービスエリアでトイレ休憩、15分遅れで上野駅前に到着、パートナーの案内で地下鉄銀座線の改札に向かう。

 2日間を通じての感想は、久しぶりにハンドルを握り、インストラクターの運転する車に同乗させていただき、充実した思い出ができました。
 参加するまでは、何かと不安もありましたが、スタッフの方々のツアー中のサポートもありがたく、快適に過ごすことができました。また、参加された方からも声をかけていただき、とても楽しいツアーになりました。
 宿泊ホテルと食事にもとても満足、次の機会には、あずさと一緒に参加したいと思いました。




宗谷にタッチ


                             藤原 美子

 6月10日土曜日、船の科学館の抽選に当たり、「南極船初代宗谷に触ってみませんか?」の「宗谷にタッチ」というイベントに行ってきました。昭和30年代初めから3年間ほど南極に行ってきた初代宗谷に触ってきたのです。

 狭い階段を上がったり下りたり、ハッチをまたぐこと何10回。この船は戦争にも行き、いろいろな困難を乗り越えてきた船だそうです。その時代に残っていた頑丈な船はこの宗谷しかなかったそうです。全てが分厚い鉄で作られています。錨の鎖はもちろん、スクリューなどは大きなテーブルが2枚付いているといった感じです。船内の連絡手段も色々とあって、工夫がされていて面白かったです。また南極から拾って来たという大きな灰皿のような形をした灰色の石がありました。自衛隊から送られて来たという南極の氷にも触ったり、細かく砕いたものをコップに入れて気泡が弾けて行く音を聞かせていただきました。

 進路を決める舵を触って体験することができました。面舵・取舵とは、干支の十二支から成り立っているそうです。
 また小さいながらもTheater宗谷という映画館も中にありました。立派な医務室や、キッチンも覗いて参りました。確かにどこもかしこも古を感じる船でした。説明してくださった篠崎さんは88歳の元乗組員で、宗谷の料理人だったそうです。
 動かない船とはいえ、海の上に置いてある船です。船の中にいる間はずっと揺れていました。止まっている船に乗っても船酔いをするんだなぁと思いました。

 ものすごい困難を乗り越え、大きなお仕事をしてきた宗谷に乗船させていただいて私の頭の中は古がいっぱいです。一緒に行った、タロ、ジロの事やオーロラの事、ペンギンの事、アザラシの事、いろいろいろいろ、頭に浮かびました。




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト


1.簡単おいしいクッキング
〔山口冨美子さんのレシピ〕

◎ もやしとキューリのシーチキンサラダ
材料    もやし1/2袋 キューリ1/2本 シーチキン1缶
      マヨネーズ・塩・こしょう適量
作り方(1)もやしは熱湯で3、4分ゆでるか、お皿にのせラップをかけてレンジで5〜6分加熱し、水をかけてさましてから、しぼっておく。
   (2)キューリは1/2本を3等分にしてから千切りにしておく。
   (3)もやしとキューリにシーチキンを入れて、マヨネーズ、塩、こしょうは好みで入れる。
    ※ もやしとキューリを混ぜた時、水分が多いようなら、しぼっておくと良い。
    ※ もやしは、暇な時に根を取ると一味おいしいです!


◎ しいたけとシーチキンのマヨ焼き

材料    しいたけ4〜6枚 玉ねぎ小1/2個 シーチキン1缶
      塩・こしょう・マヨネーズ各少々
作り方(1)しいたけは軸をとり、石づきを取って、軸は細かく切っておく。
   (2)玉ねぎは薄くスライスしてから、細かく切っておく。
   (3)しいたけの軸・玉ねぎとシーチキンをマヨネーズで混ぜて、しいたけの裏につめておく。
   (4)オーブントースターで5〜6分焼く。


◎ 桜えびと青菜のマヨいため

材料    桜えび100g 青菜(小松菜)1/2束 マヨネーズ大さじ1
      塩・こしょう少々
作り方(1)桜えびは、油を薄くひいたフライパンでカラッと炒め、皿に入れておく。
   (2)同じフライパンで青菜を炒め、マヨネーズを入れて炒めた中に、桜えびを入れて混ぜ合わせ、塩こしょうをパラッと入れて出来上がり。
    ※ マヨネーズは万能です!


2.便利グッズの紹介  **日常生活に役立ちます**


(日本点字図書館ホームページより)
◎ 透明凸点シール

  用途に合わせて大きさを変えられます。
 薄型  24粒  (直径)4×(高さ)0.2mm   500円
1ミリにも満たない薄さなので、指先のじゃまにならず、素材の感触だけではっきりと識別できます。小さな面のボタン、たとえば携帯電話のボタンの目印として使うことができます(折りたたみタイプの携帯電話でも、薄型なのでたたむことができます)。

 小粒  24粒  (直径)5×(高さ)1.5mm   470円
小さな面のボタン等に貼るのに適しており、パソコンのキーボードのホームポジションキー(F・J)におすすめです。

 中粒  22粒  (直径)7.9×(高さ)2.2mm  470円
パソコンのキーボードの大き目のキー(エンター・タブ・シフト等)の目印としておすすめです。電気ポットの給湯ボタン・電子レンジのスタートボタンにも目印として役立ちます。

 大粒  18粒  (直径)9.5×(高さ)3.8mm  470円
洗濯機などの広い面を触ってボタンを探すときに、粒が大きいのでボタンが探しやすいです。家電製品のスイッチ等に貼って、触ってわかる目印として幅広くお使いいただけます。


◎ オリンパスICレコーダー ボイストレック VN−551PC

 簡単操作で手軽に録音ができる小型のICレコーダーです。電源オフの状態でも録音スイッチをスライドするだけで電源が入り、すぐに録音が始まります。操作時の音声ガイドはありませんが、「ピ」と電子音が鳴り、起点となるところでは「ピピ」と鳴ります。起点音から目的の回数分押すことで、操作が可能です。メモリは4GBの内蔵メモリのみです。
価 格  : 9,500円
大きさ  : (幅)37.5×(高さ)108×(奥行)20mm
重 さ  : 約64g(単4形アルカリ乾電池含む)
使用電池 : 単4アルカリ乾電池 2本
録音時間 : 会話・音楽:約251時間
       メモ:約495時間  LP:約1570時間
メーカー : オリンパス株式会社



3. 「シネマ・チュプキ・タバタ」のご紹介

 目の不自由な人も、耳の不自由な人も、どんな人も一緒に映画を楽しめるユニバーサルシアター。
 座席に搭載されたイヤホンで、いつでも場面解説の"音声ガイド"を聴くことができるので、視覚に障害のある方も、一緒に映画をお楽しみいただけます。
   チケット料金  一般 1,500円/シニア(60才以上)1,100円
   住所      東京都北区東田端2-8-4 マウントサイドTABATA 1F
   電話      03-6240-8480
 座席20席の小さな劇場ですので、ご来場の際はご予約をお勧めします。田端駅から劇場までの誘導をご希望の際は、予約時にご連絡ください。

シネマ・チュプキ・タバタhttps://chupki.jpn.org/




えどもう歌壇


〈窪田 あずさ〉
  えども歌壇 創作の旅 ローカル線 指を折々 名物ぱくり!
  知りたくて 広島渡航 触る模型 黙して語る 原爆ドーム


〈窪田 謙〉
  新型の 新幹線に 身もそぞろ 見知らぬ土地に 望みを抱く


〈長谷川 とくよ〉
  大きなる リボンの付きし 帽子をば 子は買いくれり わが誕生日
  百歳の 玄室さんは 手本なり 「どうぞ一服」 平和よとわに


〈藤原 美子〉
  かみなりに うたたねおわりを 告げられて 夢のつづきを 心にえがきぬ
  いにしえに 思いははせし 中山道 小雨もいきに 光前寺(コウゼンデラ)に


〈井草 恵子〉
  快音が 歓声響く 球場に 勇気をくれた サムライたちよ
                 (WBCのラジオ中継を聞いた時の感想)
  妹と 小さい衝突 繰り返し それでも時が 仲を取り持つ
                 (何気ない妹との喧嘩での反省を込めて)


〈和田 彰〉
  しら鷺や 青鷺を見る 川のそば いやしになるね 心なごやむ
  咲く花と 鳴く鳥そよぐ 風の中 自然を共に 我走りおり
  米寿とは よくもここ迄 来たもんだ 今日も生きてる 幸せ思ゆ


〈山口 冨美子〉
  右筑波 左に富士を のぞめたが 今ははるかに かすみのかなた
  ベランダに ハトが巣づくり おおいそぎ 小枝はこんで ああ卵二個
              (かたづけても かたづけても何回も産んでるの)




編集後記


 今年も、情報誌「アイネット」をお届けする季節がやってきました。
 本号も、「通常総会」や「徒歩訓練旅行」など、多彩な記事が掲載されています。
 この夏も厳しい暑さが予想されているようで、どうかご自愛ください。
 尚、情報誌「アイネット」では、会員皆さんからの投稿を募集しています。(I)

情報誌編集委員
   井草 恵子  金子 曜子  窪田あずさ  鈴木 洋子
   成田貴美代  日高真木子  藤原 美子  山口冨美子  (50音順)




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