第46号トップ

もくじ

巻頭言

令和4年度 第38回 文化祭

令和4年度江戸川区各部意見交換会報告

  T 防災関係意見交換会

  U 福祉部懇談会

  V 土木部・区内三警察署意見交換会

  W 広報課・区議会事務局意見交換会

  X 区立図書館意見交換会

  Y 区内施設・環境整備・教育委員会意見交換会

納涼懇談カラオケ大会

福耳通信

  アクセシブルライブラリー利用案内

令和4年度徒歩訓練日帰りバスハイク

月例会報告

スマホ教室

  1.初級編

  2.中級編

開催報告 江戸川区視覚障害者福祉協会 第1回出前寄席

STT大会報告

城東ブロック家庭生活訓練報告

城東ブロック交流カラオケ大会報告

3年ぶりの、2022、えどがわボランティアフェスティバルに参加

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト

1.簡単おいしいクッキング

2.お役立ち情報
えどもう歌壇

編集後記




巻頭言


                              井草 恵子

 新型コロナ感染症と闘いながらクラブ活動や散歩にと、会員の皆様が季節を感じる機会が徐々に増えて来ました。

 今年2月に、ロシア軍の侵攻で始まったウクライナの現状を見聞きする度に、心を痛めているのは私だけでしょうか?
 無残にもロシア軍のミサイルによって建物が破壊され、行き場を失った人々が、命からがら逃げる映像は、平和な日本に住む私達にとっては、とても信じられない光景です。
 何気ない毎日が、意外と幸せだったりして・・・。ただ、今、それを忘れているのです。

 新型コロナの一日の感染者数は減少していますが、まだ一喜一憂の状況が続き、マスクが手放せません。
 街を歩くとマスクをしているのは日本人で、外国人は「ノーマスク」姿で歩いているのです。やはり、これも世界一「心配性」な日本人の特徴なのでしょう?
 それを払拭するには、治療薬しかありません。「新型コロナ感染症」も「ウクライナ侵攻」も、どうか収まって欲しいものです。

 さて、本号も「区との意見交換会」や、「日帰りバスハイク」など多彩な記事の内容となっています。
 一日も早く、マスクが取れて、大声での会話が出来る事を祈らずにはいられません。  厄介な事に、この冬は、インフルエンザの流行も懸念されているようで、より感染対策が重要です。




NPO法人江戸川区視覚障害者福祉協会


令和4年度第38回文化祭


主催 : NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会
後援 : 江戸川区社会福祉協議会
協力 : 音訳百舌の会・音訳ボランティア風の会
     江戸川点訳メイト・出前ボランティア活動部会
     在宅福祉グループ・デイジー江戸川・アイフレンズ江戸川

日時 : 令和4年11月23日(水・祝日) 午後1時〜4時30分
会場 : 区立松江コミュニティ会館 1階ホール
     〒132-0025 江戸川区松江7-5-12  電話 (03)5662-5320
受付 : 午後12時30分より(1階ホール前)


《プログラム》

【第一部】 式典                     (13:00〜13:40)
  司会  藤原美子
※ 区歌静聴
1.開会の辞 … 冨澤 豊  
2.理事長挨拶 … 松本俊吾
3.斉藤 猛 江戸川区長祝辞
4.福本光浩 区議会議長祝辞
5.来賓祝辞            
6.来賓紹介と祝電披露 … 神尾勝美


【第二部】 朗読・短歌発表とクラッシックコンサート    (13:40〜14:40)
  司会  成田貴美代
1.朗読二題
  @ 音訳ボランティア風の会
    1日10分のごほうび「南ヶ原団地A号棟」  江國香織著
    朗読者 … 渡邉和子
  A 音訳百舌の会
    「きつねのでんわボックス」  戸田和代著
    朗読者 … 西田麻里子
2.短歌発表    披講 … 忍田幸子(音訳百舌の会)
3.クラッシックコンサート
  ソプラノ 吉田奈央子  バリトン 吉野 新  ピアノ 小木里佐子
「O mio babbino caro(私のお父さん)」
「Ombra mai fu(なつかしい木陰)」
「浜辺の歌」
「椰子の実」
「O sole mio(私の太陽)」
「Duettino La ci darem la mano(二重唱 お手をどうぞ)」
「ふるさと」


【第三部】 クラブ発表                  (14:40〜16:20)
  司会  成田貴美代
1.和太鼓サークル・楽鼓の会
   演目 … 響  大東京音頭
   指 導 … 門脇美恵子先生 片柳ハルエ先生 伊澤ゆかり先生
2.民踊・若竹
   演目 … 道南ナット  八戸小唄
   三味線 … 小松啓子先生
3.フォークダンス・カトレア
   演目 … 世界はひとつ  キンダー・ポルカ  河内おとこ節
   指 導 … 高津容子先生 石原忠美先生
4.コーラス・若草
   曲目 … おぼろ月夜  トロイカ  今日の日はさようなら
   指 導 … 須賀妙子先生
5.社交ダンス・ドリーム
   演目 … 魅惑の社交ダンス・お楽しみのエトセトラ
   指 導 … 袴田真未先生 露木 武指導員 池田定道他有志

6.閉会の辞 … 城谷直人                (16:20〜16:30)

※ 1階ホール前に会員の生け花を、舞台脇に短歌・賞状・トロフィーを展示。




令和4年度江戸川区各部意見交換会報告


 令和4年度の夏も、コロナ感染症の先行きに不透明感の漂う猛暑の中、7月の防災・福祉部に始まり、8月末の広報課・図書館等、恒例の江戸川区各部との意見交換会が、本会役員と事務局職員が同席し行われました。本欄で取り上げました私たちのありのままの姿を読み取っていただければ幸いです。


T.防災関係意見交換会
                 成田 貴美代

 日時・会場 … 7月27日(水)14:00〜15:00 タワーホール船堀障害者協議室
 区出席者  … 山田地域防災課長・江道寺防災危機管理課計画係長
         障害者福祉課 上坂課長・三田計画調整係長・福田(書記)
 本会出席者 … 松本・藤原・成田・城谷・住山・吉田(相談室)・江嶋(事務局)

Q:江戸川区における水害対策について。
A(江道寺):在宅避難が難しい方が、福祉避難所に直接避難出来るように取り組んでいるところ。要介護5、障害支援区分4〜6の認定を受けている方が対象。

Q(松本):視覚障害者は特にどう動いていいのかわからない。スタッフが視覚障害者にどのように対処してくれるのか?
Q(城谷):普段から慣れている所は一人でも行けるが、例えば水があふれた時の取り組みは? 一次避難所にはマニュアルを全て配布し、それに基づき対応すると回答を頂いたが、深く取り組みを声かけて頂いているのか気になった。
A(江道寺):防災計画に避難経路も記載、自身で書く形。

Q(松本):昨年12月に防災のマニュアルを出して頂き、今までなかった事と評価している。良く出来ているが、まだ足りない所があると思う。修正する事は?
A(三田):今後ある一定時期を以て更新を考えて行きたい。防災関係の新しい情報を入れ直すと共に、使って頂いた感想を伺いその部分を反映していくつもり。

Q(松本):視覚障害者がどのくらい二次避難所の対象になっているか? 通知を出して頂いた視覚障害者がどのくらいいるか知らせてほしい。
A(三田):福祉推進課で行っているので、後ほど確認する。
A(山田):台風19号の時、小中学校の避難所を65か所開設し、高齢者や障害のある方専用の部屋を設けた避難所もあった。その後の経験を活かし、担当職員は、障害のある方達にはトイレ近くの部屋を用意する等の配慮を続けている。

Q(松本):新中川の堤防から松江にかけて、危ないと聞いたが。
Q(城谷):荒川があふれた時、京成の荒川のところが低いのか?
A(山田):当時皆様には分かりづらい表現だったと思うが、荒川が洪水を起こすと江戸川区のハザードマップで新中川より西側の地域が深く浸水すると水が掃けないシミュレーションがあり、新中川より西側に対して避難勧告を出した。台風による水害に対しては、台風の中心気圧930hPaが目安になっている。
A(山田):防災行政無線の内容を確認する電話ダイヤルがある(03-3652-1284)。FMえどがわでも内容を流している。江戸川区のホームページに防災アプリがこの4月から出来た。スマホが「江戸川区防災アプリ」、パソコンは「江戸川区防災ポータル」。音声読み上げ機能を使えば内容を確認出来る。
A(上坂):随時更新して行きたい。アプリを入れて頂けば最新情報が流れて来る。

Q(城谷):江戸川ニュースとLINEには、同じものが流れてくるのか?
A(山田):防災行政無線と同じ内容。

Q(城谷):台風19号の時、避難所が一杯で入れず、他へ行ってくれという事があったと思うが、この避難所はもう一杯で入れないという情報が流れたらいい。
A(山田):防災アプリは、避難所の混み具合が分かる内容。気象庁や国土交通省の川の情報のホームページに繋がる最初の窓口のページにもなっている。

Q:視覚障害者を対象とした防災訓練の実施について。
A(山田):区で年に一度行っている総合防災訓練は、警察・消防・ライフラインの事業者との初動の連携訓練を目的としている。危険を伴うのでこの訓練では難しいと思う。去年・一昨年は、関係機関だけで訓練をしたが、今後状況によっては参加頂ければと思っている。コロナ禍の状況で難しいと思うが、地域の中で出来るだけ知り合いを作る取り組みが大変有効。

Q:令和4年6月14日福祉推進課長通知で障害者に提示された指定二次避難所(福祉避難所)について、福祉避難所名と障害種別の収容人数を提示してほしい。
A(上坂):指定施設は区立の希望の家等の障害者施設6施設と都立の特別支援学校2校、暖心苑等特別養護老人ホーム18施設、ニチイ有料老人ホーム4施設、介護施設つばきの合計30か所程になる。この30施設に、在宅で3階以下に住んでいる方のうち、要介護5の方1100名、障害支援区分4〜6の身体障害者の方250名、障害者手帳の身体障害児約50名の1400名の方を指定している。
Q(松本):その施設で、視覚障害者に対して十分に対応できるようお願いする。
A(上坂):福祉担当の名簿作成とか割り振りというところで、私達もまだ戸惑いもあり、きちんとした対応をしていきたい。

Q:一次避難所から二次避難所への視覚障害者の移送について、区の方針は?
A(上坂):一次避難所の開設は多くの職員が携わっているところがあり、考えて行かなければならず、今すぐに明確な答えが出せるところではない。

Q:令和2年3月本会提出の視覚障害独居者・夫婦全盲者名簿の取り扱いは。
A(上坂):区避難所を作り、最重要の方から1400名の方一人一人の福祉避難所指定をしている状況。実際は5800名いるが災害時要支援者の方1400名しか福祉避難所で対応出来ないので、個別避難計画をお配りした。少し手を加え簡略化し防災マニュアルと一緒に記載例等を入れ作成しているところ。令和2年度に名簿を障害者福祉課計画係でお預かりした経緯もあり、この名簿に登載の方を中心に個別避難計画を一緒に勉強させて頂く。

Q:区内視覚障害者に配布したヘルプカードによる具体的救援策は?
A(江道寺):避難所でスタッフがヘルプカードの情報を元に支援策を検討できる。
Q(吉田):全員に配り、新規の会員の方にもお配りしている。

Q(松本):避難所近隣の町会自治会に、支援ボランティアの登録を検討して貰いたい。地域などで会合があった時に視覚障害者の存在などを知らせて頂きたい。
A(山田):避難所運営協議会とか防災の行事があった時、地域の皆さんにこういった事がありますよと声掛けする事は出来る。

Q:えどがわボランティアセンター主催の防災避難訓練の参加について。
A(ボランティアセンター回答):本年度の災害講座については現在のところ未定。

Q:区内消防署と災害時救援に関する連絡会(懇談会)を設けてほしい。
A(山田):江戸川消防署に確認したところ、意見交換会の場を設ける事は可能だとの確認を得ている。直接日程調整して頂ければ実現は可能。

Q(松本):本会生活サポート支援員を二次避難所の介助者として登録してほしい。制度の中でこれを具体化してほしいと言うこと。前の課長の時に、生活サポート事業の中で実績を積めば対応になるのではないかと言われた。家族もいるので難しい所もあるが、その時に手が空いていたら手伝って貰うということ。
A(上坂):避難所に関する考え方では、これから体制を作るには二つがあり、相談支援事業所の中で、手伝いたいと言って下さる事業所がある。避難所の運営に家族が付いていくという側面がある事と、ボランティアとして手伝いたいという形がある。事業者として手伝って頂く事になれば、協定を結んでやっていくとイメージしている。

Q(藤原):防災問題は課題も多岐にわたる。あとは自助、共助、近所と仲良くと思った。台風19号の時に、あと15cmか20cmで江戸川が溢れるといった時、後で多量に流れる水をくい止めている春日部の庄和排水機場(防災地下神殿)があると聞いて、私達は色々な方面から守られていると思った。


U.福祉部懇談会
                     松本 俊吾

 日時・会場 … 7月27日(水)15:00〜16:00 タワーホール船堀障害者協議室
 区出席者  … 森福祉部長・上坂障害者福祉課長・橋庶務係長
         戸澤身体障害者相談係長・三田計画調整係長・福田(書記)
 本会出席者 … Tに同じ

 視覚障害者の就労支援に繋がる職場への送迎事業を、江視協サポートが江東区で開始し、区内にも道が開かれようとしている中、懇談会が行われました。

1. 江視協サポートの事業について。
Q(松本):令和3年5月1日に指定特定相談支援事業所「江視協サポート」を開設し1年3ヵ月を経過。契約者数も40人に達し、何とか軌道に乗りつつある。また、江東区の要請を受け、本年4月1日より、江東区視覚障害者への「重度障害者等就労支援事業」を始動させ、鍼灸マッサージ開業者の自宅から治療院迄の送迎支援を、雇用保険と地域生活支援事業(移動支援)として開始している。
A(戸澤):江東区への協力に感謝する。視覚障害者の社会参加を進める事は重要。江戸川区でも同事業を施行すべく準備を進めている。時期が決ればお知らせするので、暫く待ってほしい。この事業は、就労の効果を認めた場合に限り適用する形。企業雇用者には、雇用先の助成が必須。

Q(松本):これは地域生活支援事業の送迎なので、移動支援の形だと思う。同行援護の算定支給となるのか。送迎の場合は自宅から治療室や勤務先施設で、概ね1時間以内が多い。江戸川区では2名がこの送迎支援制度を希望している。令和5年4月から実施を計画し、要望項目に書いている。予算化の見通しは?
A(上坂):現在準備を進めている。予算に関しては、議会の承認を得られればと言うこと。今時間を正に検討しており、新事業として認めたいと言う方向だ。
Q(吉田):今、江東区で就労支援をしている。江視協が一丸となり、社会貢献ということで、幾らかガイドに加算をし、持ち出しも含め事業展開している。この事業を軌道に乗せたい。その裏には江戸川区民の要望があることが一番大切なこと。家庭訪問をし事情を聴いた。企業に雇用されている同行援護利用者もいて、制度として整理する必要がある。江戸川区でも支援してほしい。
Q(松本):あと8か月あるので、何としても来年度4月1日から適用して頂きたい。本件もガイドヘルパーをお願いするので、片道30分等では給付費は少なく、若干の会からの持ち出しになると思われる。この新規事業は区内視覚障害者の自立と社会参加に大きく関わり、ご支援をお願いしたい。
Q(城谷):企業の支援がなければ、江戸川区は進めないのか。
A(上坂・戸澤):雇用機構があり、その事業を区で支援する形。企業に雇用されて3か月は、その企業が送迎しなければならない。その先から区が支援する形。自宅から治療院に通う自営の場合は、この3か月はなく直ちに適用となる。

2. 同行援護従業者養成研修への支援

Q(松本):令和5年2月に、第2回同行援護従業者養成研修を定員20名で実施予定(第1回は平成26年2月に実施)。吉田所長のもと、実施準備を東京都の事業者指定を受けて行う。当該研修に講師の派遣と支援をお願いする。
A(戸澤):4月当初に伺い、履歴書も送付しており、講師をお引き受けする。
Q(松本):本会のガイドヘルパーの高齢化が進み、5年後には定年者も多く、今のうちに40〜60才の養成が急務であり、区の講師の派遣は大変ありがたい。

3. 同行援護支給量について。

Q(松本):同行援護と通院介助の線引きはどうか。
A(戸澤):院内で薬の受け取り、軽食や買い物等、認めてきた。待ち時間の取り扱いは従来通り。国の総合支援法による障害者サービスは、介護保険が優先だが、要介護認定を受けて非該当であれば、従来通り相談の上認めている。

Q(松本):同行援護の毎月の増量申請についてはどうか。11月13日の都盲大会と本会の38回文化祭の増量は、従来通り役員外の会員にも認めて頂きたい。
A(戸澤):運営に必要な場合は増量申請があれば審査し認める形。

Q(松本):役員の同行援護基本支給量の増量、毎月の増量申請はどうか。2年前まで、新役員の基本支給量は実績により認めて頂いた。
A(戸澤):区のガイドラインが、視覚障害者のみならず障害者に50時間と定められ、毎月申請により審査、認める事になる。役員には、公的外出は実績により引き続き認める。これは令和2年から始めた。その前、既存の役員には認めている。一昨年より利用実績での申請に変更した。他区の運用も参考にこの形になったので理解してほしい。
A(森):支給量も公平が大切。精査し認めるべきは認める。予算の有無は関係ない。
Q(城谷):他区では増量している所もあると聞いている。緩やかに考えてほしい。増量の有無での不安感をどう考えているのか。出前ボランティアの時でも行き帰りは支給量の範囲で受けてきた。部長が公平にと言うことに、あえて言うと自らの力で協力してきた。これも公平の中で相手にも伝えてほしい。
Q(藤原):50時間を誰にでも与えるだけが公平だとは思わない。人生大学の北野先生が「人の目の高さが違うように、20時間で足りる人、100時間でも足りない人様々で、その人に与えられる高さを与えるのが公平」と述べていた。
A(森・上坂):充分届いた。城谷さんのボランティア支援は区の担当にお話し頂き、利用しやすい制度にしたいと思う。

Q(松本):公的外出とボランティア外出要件は、ボーダーラインを緩めてほしい。
Q(住山):役員以外の会員で活動の上に立つ者もいる。これも認めてほしい。
A(戸澤):役員以外でも、各活動の運営に関わる場合、広く認めるよう審査する。

4. デジタル庁新設に伴い、視覚障害者への情報提供のあり方について。

A:広報課と連携して取り組む。

5. 本会が令和元年度に開始した意思疎通支援事業(代筆代読)を江戸川区独自の地域支援事業として制度化してほしい。(板橋区・中野区で制度化)
A(上坂):読み書きのニーズをもう少し調べる。スマホ等の支援も進んでおり、ユニボイス等、QRコードの読み込みも区でも研究し、区の封筒にも入れていくことにした。読み上げの代読は補填される。書く事は見直しの必要がある。今後の研究課題であり、皆さんの考え方を聞いて検討して行きたい。

6. 視覚障害者の区職員の雇用について。
A(総務部職員課・宮西人事係長):本区には様々な障害の方がいる。障害については慎重な取り扱いが必要。ご本人の意向を踏まえ対応している。各部署の所属長が配慮を担う。障害者職業生活相談室設置。窓口に相談してほしい。
Q(松本):周辺機器があれば業務に支障なく出来るのであれば、職員課の指導でできるのか。周辺機器の導入実績はある。(※ 守秘義務もあり、後は略す。)
A(森):各課長に年3回面接し出来るだけ配慮する形。職員課にも相談窓口がある。職員一人一人を大切にする考え方。「上司に相談して」と伝えてほしい。

7. 新区役所移転諸要件。(令和10年度予定)
A(開設準備室の回答):現在、タワーホール船堀と再開発ビルそれぞれの役割を検討中。検討が進んだ段階で話し合いをしたいと考えている。
Q(松本):既存のタワーホール事務所のスペースと録音室・機器の確保が前提。
A(森):今、新庁舎基本設計が途中の状況。再開発ビル地域の町づくりの中で地権者の意見を聞き、区の持ち分面積を検討中。「今年度中に見当がつくのではないか」との担当部長の見解だった。バリアフリーの考え方は決っている。

8. タクシー券について
Q(松本):障害者に対し付与されているタクシー券(300円×10枚)を、従来通り500円券4枚と100円券10枚にしてほしい。また枚数を増量してほしい。
Q(成田・城谷):数名の会員から旧来の形式に戻してほしいとの意見がある。タクシー券に点字と丸い穴が開いていた。これがタクシー券だとわかる。これは経費の削減から来ているのか。元に戻してほしい。
Q(藤原):100円券は必要だと思う。合理的配慮が必要ではないのか。
A(上坂):障害者割引で初乗りが360円。500円は使いにくいという意見もある。500円は無駄になるという話もある。穴を開けることも含め検討してみる。

9. 日常生活用具関連事項
A(戸澤):自己負担率の軽減は現状では無理。また耐用年数も変えるのは難しい。パソコン機器等の選定については相談してほしい。日常生活用具の一覧の開示については、持ち帰って検討してみる。

※ 今回の懇談会は、三療従事者の通所に係る制度化が一歩前進したことなど、外出支援や障害者施策全般で実り多い意見交換になりました。中でも支給量問題では区から前向きの回答を頂き、視覚障害者の必要な外出が少しずつですが改善されてきたように思います。これからも共に生きる地域社会でありたいものです。


V.土木部・区内三警察署意見交換会
            藤原 美子

 日時・会場  … 8月5日(金) 13:30〜15:30・グリーンパレス(千歳・芙蓉)
 区出席者   … 土木部 立原部長・田中計画調整課長・藤戸施設管理課長
            大竹街路橋梁課長・本多区画整理課長・佐京保全課長
          環境部 乙訓水とみどりの課長・多賀公園整備課長
          都市開発部 森都市計画課調整係長  他職員
          福祉部 三田障害者福祉課計画調整係長
 警察署出席者 … 小松川警察署交通課 石濱交通規制係長
          葛西警察署交通課  木戸交通規制係長
          小岩警察署交通課  市毛交通規制係長
 本会出席者  … 松本・冨澤・藤原・成田・城谷・伊東・井草・今井・江嶋(事務局)

☆ 区内三警察要望項目 (合同検証会要望項目含む)
 都、区と現地検証を実施した結果、安心安全な歩行ができる点字ブロックにあわせて、音声信号機、エスコートゾーンの整備を図ってほしい。

Q:以下の横断歩道に視覚障害者用音声信号機の設置
(新規) 南小岩3丁目 スーパーヤマイチ小岩店前・本一色2丁目 五叉路交差点
(継続) 葛西臨海公園駅前の横断歩道

Q:以下の信号機と横断歩道に音声信号機及びエスコートゾーンの設置
(新規) 中央1丁目 区役所前横断歩道・松本1丁目 デニーズ本一色店前横断歩道・松本1丁目 鹿本中学前交差点・東瑞江3丁目 今井自動車教習所前横断歩道・小岩駅再開発工事にあわせて駅周辺の信号機と横断歩道
(継続) 葛西アリオ前横断歩道・瑞江駅付近のツタヤ、大和ハウスビル前横断歩道

Q:音声信号機設置箇所にエスコートゾーンの設置
(新規) 船堀駅北口からデニーズ、きらぼし銀行へ渡る横断歩道
(継続) 船堀駅南口トキビル前横断歩道・松島八蔵橋交差点横断歩道 2箇所・
    JR平井駅北口、南口横断歩道・船堀街道と陣屋橋通り交差部(船堀小学校付近)・清砂大橋通りと虹の広場通り(南葛西6丁目)
A:各項目の要望を上申している。

Q:音声式信号の設置が難しい住宅街の信号機に、信号変化時にアナウンスする、押しボタンの設置。(江戸川1丁目22の押しボタン信号機)
A:近々設置予定。

Q:信号機にスマホアプリに連動し「赤・青」とアナウンスする発信機の設置。
A:まだまだ実証試験段階であるが、交通管制課に要望は伝えてある。

Q:音声信号機の作動時間を午前6時から午後11時までに延長してほしい。
A:近隣住民との兼ね合いにより、早朝・深夜の延長は難しい。

☆ 土木部所轄関連項目

 本会と土木部の合同調査検証会を継続し、要望事項解決につなげてほしい。
Q:音声信号機に繋がる点線ブロックを整備(本一色2丁目21周辺)。必要に応じ、エスコートゾーン、音声誘導装置(メロガイド対応)を整備してほしい。
A:区道部の点字ブロックは完了済。都道部は9月発注、本年度中に完了予定。

Q:公共施設、駅周囲等の安全確認ブロック・誘導ブロックの整備。
A:整備の必要により行っている。

Q:点線ブロックの新設再配置の際、巻き込み部分のブロック敷設と斜面ブロック横断歩道への誘導については、要望に配慮した整備設置基準の再検討を。
A:設計に配慮している。新規の点字ブロックの色はJIS規格を使用。

Q:東部地区他、区画整理地域や区内電柱地中埋設工事中の場所で、街路灯・標識の設置、誘導員の再配置等、歩行の安全確保に万全を期してほしい。
A:安全確保に努める。

Q:区内京成電鉄駅構内・駅周囲の点字ブロック、音響信号機の整備、駅ホームドアの未整備箇所の設置を京成電鉄に要請してほしい。
A:ホームドア設置にむけ働きかけている。

Q:JR小岩駅南口・瑞江駅南口・篠崎駅京成バス停留所の音声案内装置を、都営バス方式に切り替えるよう、京成バスに働きかけてほしい。
A:京成バスより、むずかしいと返答あり。

Q:令和6年度着工予定の新区役所・隣接する再開発ビルの建設にあたり、点字ブロック、音声信号機、エスコートゾーン、音声誘導装置の整備を。
A:施設整備部が令和3年より基本設計にはいり、区民サービスの庁舎、ユニバーサルデザイン等、区民からの意見を参考にしていく。

Q:区内・京成線小岩駅から江戸川駅間の踏切における、鉄道路線内のエスコートゾーンの早期敷設を、京成電鉄に整備要請してほしい。
A:エスコートゾーンを一号踏切に検討中。京成電鉄と協力して進めていく。

※ その他の安全歩行に関する諸項目(違法駐車・駐輪、点字ブロック上諸物の取り締まり。歩道や花壇植栽箇所の改善補修。マンホールの管理、雨水の処理、排水溝の整備。電柱・ケーブル等の地下埋設)については、いずれも良好な維持管理を進めていくとの回答でした。

"ゆずり合い心や道に咲く笑顔"(令和2年度 道路ふれあい月間 標語入選作)


W.広報課・区議会事務局意見交換会
           窪田 あずさ

 日時・会場 … 8月22日(月) 9:30〜10:00・グリーンパレス304集会室
 区出席者  … 広報課 井口課長・築山編集係長  区議会事務局 森調査係長
        障害者福祉課 上坂課長・三田計画調整係長
 本会出席者 … 松本・藤原・成田・井草・窪田・山口・柳田・花見・江嶋(事務局)

Q:音訳ボランティア2団体の区広報等の編集作業は支障なく行われているのか。
A:支障なく行われている。

Q:「声の広報えどがわ」「声の区議会だより」等のCD版利用者(8月現在)
A:「声の広報えどがわ」53名  「声の区議会だより」48名
  「声のたより みんな友だち」CD 69名 カセットテープ 21名
  追加申込みは、広報課で受け付けている。CDの補充は継続し行う。これはいつまで補充できるか分からない。
Q:広報課と区議会事務局が連携して不足が生じないようお願いしたい。

Q:「声の広報」「声の区議会だより」 1回当りのダビング発送手数料の引き上げは。
A:広報は8000円、区議会だよりは9000円。手数料は現状で協力してほしい。
Q:同額にしてほしい。(検討課題となった)
A:今後は、区のお知らせから区政を中心に紙面のリニューアルを考えている。

※ 広報課と区議会事務局の情報提供のあり方を、視覚障害者の立場から全ての情報が取得できる具体的方策を提案出来るよう努力したいと思います。


X.区立図書館意見交換会(文化共育部関連)
       成田 貴美代

 日時・会場 … 8月22日(月) 10:00〜10:30 グリーンパレス304集会室
 区出席者  … 文化課 白木課長・常木図書館運営係長
         中央図書館 谷一館長・中川障害者担当職員
         障害者福祉課 上坂課長・三田計画調整係長
 本会出席者 … Wに同じ

Q:「声の広報えどがわ」・「区議会だより」の音訳CDマスター作製作業について。
A:広報や区議会だよりのように生活に伴うデイジーには、特に制限は設けていない。休館前はいろいろ規制があったが、今は従来通りの時間となっている。

Q(成田):IT・スマホ教室では、担当の皆さんの親切な対応に感謝している。
A:部屋が空いている限りは時間延長も出来る。

Q:中央図書館・対面朗読室の令和3年度・4年度の利用状況は。
A:3年度(4月〜1月の10か月間) … 対面朗読室43回 その他・拡大読書器の閲覧72回   (* 2月〜6月 中央図書館は改修工事のため休館)
  4年度(7月〜本日) … 対面朗読室6回 その他13回
A:音声ガイド付きの映画会については、感染状態もおさまって来ているので、程よいところで解説を入れたりして、イベントとして計画を立てて行く。

Q:「サピエ図書館」の利用等について。
A:サピエ図書館については、今まで通り円滑に対応して行く。電子メールの配信については、まだ整理が整っていない状態。

Q:区内図書館所蔵のカセットテープ図書のCD化について。
A:カセットでの貸し出しは今でもある。江戸川区の郷土資料や行政資料、名所のガイドブック等、区でしか作製できない物を選び、作って頂いたりしている。

Q:「アイネット」に「福耳通信」の原稿を引き続き掲載してほしい。
A:これからもいろいろな情報を紹介させて頂く。

Q:国立国会図書館等の図書掲載情報の提供について、便宜を図ってほしい。
A:国会図書館資料の借り受け等、お探しの資料があれば是非ご相談頂きたい。図書のリクエストもお気軽に連絡頂きたい。電話でご利用頂ける方も多い。お気づき頂いた事やバリアフリー映画等、中のサービスに繋がるような事を、皆様にお伝えしてご利用して頂けるような図書館にして行きたい。
A:視覚障害者向け電子図書館の話題がアイネット45号に掲載されていたが、障害者手帳をお持ちの方にアクセシブルライブラリーというものを、10月から江戸川区の図書館でも導入するよう準備を進めている。(アクセシブルライブラリー利用案内参照)

※ 電子図書館は、早速私も図書館に申し込みをして登録しました。スマホでの入り方は、カードに記載のQRコードをカメラにあててアプリが開くため、最初はやりにくいです。これは改善されて行くのではと思います。まだ登録したばかりで、あまり先へ進んでいませんが、サピエと共に楽しめればうれしいですね。


Y.区内施設・環境整備・教育委員会意見交換会
      成田 貴美代

 日時・会場 … 8月22日(月) 10:45〜11:15・グリーンパレス304集会室
 区出席者  … 都市開発部  室井参事  都市計画課 森調整係長
               まちづくり調整課 武藤課長・川野交通調整係長
               施設課 樫原課長・近藤事業調整係長
        文化共育部  文化課 白木課長・澤田文化振興係長
               スポーツ振興課 橋課長
        生活振興部  地域振興課 藺草課長・小岩事務所 出口課長
        福祉部    障害者福祉課 上坂課長・三田計画調整係長
 本会出席者 … Wに同じ

1. 城東ブロック・令和4年度主幹事業の会場予約について。
  便宜を図って頂き、後半の施設予約がほぼ完了。区のご配慮にお礼申し上げる。

2. 本会クラブ活動の円滑化のための支援について。
Q(成田):篠崎の卓球台の一つが少し足が曲がっているようだが、修理は可能か?
A:壊れている所を確認し、すぐに修理したい。

Q(成田):「えどねっと」による施設の予約については、抽選でやっている事なので、他のクラブと同じ時間にならないよう考慮しつつ、事務所にお願いしている。取れない時もあるが、それなりに楽しませて頂いている。

3. 区内施設内のトイレ(個室を含む)に、音声案内装置を整備してほしい。
A:篠崎・一之江・船堀コミュニティ会館の音声案内は、来年以降になるが設置の方向で考えている。グリーンパレスの3階4階を優先的に整備したい。

4. 葛西臨海公園駅から海の森カヌー会場迄のアクセスと点字ブロック等の整備。
A:カヌー会場は今年の7月23日に1周年で一般公開され、公園内から直接行かれるようになった。徐々に都市開発部の方から要請、要望して行く。

5. 本会と土木部・都市開発部の合同調査検証会を継続し、区内視覚障害者の歩行環境の整備を総合的に進めてほしい。
A:土木部の方にも話し、我々職員もそのようにする。

6. 駅ホームでの安全歩行確保のため、ホームドアの早期整備、終日駅員の配置、一声かけ運動、歩きスマホの禁止などを、区内鉄道事業者に働きかけてほしい。
A:ホームドアの即整備という事で働きかけている。コロナの影響で減少している利用者数を調べると聞いている。京成小岩駅を利用される方が多い。半導体不足の整備への影響が懸念事項。安全対策であり、我々もしっかり取り組む。

7. 都営地下鉄瑞江駅北口のエレベーター新設・エスカレーター改修工事について。
A:これは東京都の工事。エスカレーターは順調に行けば今年の12月末頃を予定。(*10月8日完成・開通) エレベーターは現在計画中の段階で、何時工事をするかは未定。付く事は間違いないとしても、どこに付くかはまだわからない。

8. 本年4月、奈良県近鉄沿線内踏切で視覚障害者の死亡事故が発生。踏切事故防止策について、支援をお願いする。
A:京成電鉄は踏切を除去し線路の立体化を計画中で、我々も取り組んで行く。

9. 区内小中学校の総合学習での障害者・ボランティア活動等の体験学習や出前ボランティアを今後も発展させ、相互理解が図られるよう進めてほしい。
A:総合的な学習の時間やボランティアセンターの方々を招き、他者に対して思いやりの心を持てるように育みを進めている。

10.区内の史跡文化財等、資料の音訳・点訳、及び学芸員による講演会等の企画。
A:文化財をまとめた第12集は、中央図書館を通じデイジー図書になった。郷土資料室も常設展示を再開し、史跡巡り等も再開に向けて戻りつつある。今後史跡資料のデイジー図書作製など前向きに検討していく。

※ 江戸川区でも高齢化に伴いクラブやサークルの数も増えてきたと思います。私達江戸川視障協でも思うように予約が取れず、やむを得ない状態です。抽選という事で納得するほかはありません。毎月2回確保出来るのが希望です。 (N)

※ 本号の防災と福祉関連意見交換会報告では、例年に比べ新たな内容が加わり、特に福祉避難所の特定は障害者にとって安心を担保でき一安心と言ったところでしょうか。一方福祉関連事項では、同行援護支給量の弾力的運用が図られる方向性が垣間見えた気がします。また新規事業として三療従事者の職場への送迎に一点の灯りが見えてきたようです。懇談会報告のまとめは毎年悩みますが、区各部の職員のきめ細かな対応に謝意を申し上げ、読者の皆様への報告とします。(M)

江戸川区ホームページ https://www.city.edogawa.tokyo.jp/




納涼懇談カラオケ大会


                        文化部長  藤原 美子

 8月13日(土) 13時から、コミュニティプラザ一之江4階集会室で、納涼懇談カラオケ大会が、総参加者51名でにぎやかに開催されました。

〔第1部 セレモニー〕

〔第2部 懇談会〕
 「事務局体制の強化と今後の本会行事の進め方」というテーマで、松本会長の講演と意見交換が行われました。

〔第3部 カラオケ競演〕
 カラオケでは、会員の投票により、山口冨美子さんが優勝しました。
 そして、冨澤 豊さん、山口冨美子さん、山ア和子さん、松本清二さんの4名が、来る10月23日の城東ブロック江戸川大会に出場することが決定しました。
 今大会がスムーズに楽しく進行できましたのも、悪天候にもかかわらず、会員の皆様、ガイドの皆様、いつも本当にお力を注いで下さるボランティアの皆様、そして、当日までのたくさんの準備をして下さり、キビキビとした動きで会場をアッという間に整えて下さった職員の皆様、皆様、本当に心より感謝申し上げます。




福耳通信


こんにちは、中央図書館障害者サービス担当の中川です。朝晩の空気の冷たさに、季節の移ろいを感じるようになりました。みなさまはどのような秋をお過ごしになられていますでしょうか。

今回はふたつお知らせがございます。まずは今後予定している中央図書館のイベントのご紹介です。12月4日(日)に、バリアフリー映画会『おらおらでひとりいぐも』を開催します。場面の解説音声が流れる映画会です。

12月25日(日)は、ピアノ、クラリネット、ホルンの奏者さんによる"クリスマスコンサート"を開催いたします。これらの行事は事前申し込み制をとっており、開催の2週間前から予約受付を行います。ご興味がありましたら担当にお問合せください。ご参加をお待ちしております。

もう一つのお知らせは、アクセシブルライブラリーについてです。
江戸川区在住の視覚障害者手帳をお持ちの方がご利用いただける電子サービスで、10月から新たに導入いたしました。郵送ですでに図書館をご利用いただいている方もいらっしゃるかと思いますが、図書館の貸出券とは別にお申込みが必要となります。専用のIDを発行いたしますので、初回のログインを行っていただき、スマートフォン搭載あるいはPCの場合はお持ちのスクリーンリーダーを利用しメニュー画面にアクセスいただきます。検索してお選びいただいた電子書籍はアクセシブルライブラリー搭載の音声ソフトで再生する、という仕組みになっています。ご自宅にいながら、出先などでもお手持ちのスマートフォンやPCで読書をお楽しみいただける便利なツールとしてご活用いただけたらと思います。

中央図書館では、デイジーや点字図書は区内に所蔵していなくても全国の点字図書館等の所蔵資料もサピエ図書館を活用してご提供しております。
「以前読んだことがある」「ご友人から面白いと聞いたので」など、お読みになるきっかけはみなさま様々かと思います。もしタイトルがあいまいでもお調べいたしますので、お気軽にお問合せください。ご利用を心よりお待ちしております。

住所 江戸川区中央3−1−3
 電話 3656−6298〔直通〕
中央図書館の担当は私たち4名(中川 山岸 津 川原田)です。

江戸川区立図書館ホームページ




アクセシブルライブラリー利用案内


                        江戸川区立図書館

 アクセシブルライブラリーは、視覚障害のある方専用の電子図書サービスです。 ご利用に当たっては以下の制限がありますので、ご確認いただき了承された方のみ登録いただけます。

 登録された方には専用の利用者 ID カードを発行しますので、大切に保管いただきご利用ください。

ご利用条件と申込

1.利用できる方
江戸川区内に在住している、江戸川区立図書館に利用登録済みの方で、視覚障害の身体障害者手帳をお持ちの方。

2.利用申込
必要書類
  (1)利用申込書   (2)身体障害者手帳(原本)
申込方法
  @ 来館による申込
    利用申込書を記入のうえ、身体障害者手帳を添えて申込んでください。
  A 代理人による申込
    @に加え、代理人の身分証明書を持参ください。身体障害者手帳は複写でも構いません。
  B 上記以外の方法による申込
    お近くの図書館に相談してください。

3.利用可能な資料および利用点数と期間
出版・作家の許諾を取った新刊、小説や趣味の本、実用書などに加え青空文庫。 ? タイトル数は約 13,000点。
利用点数および利用期間の制限はありません。

4.有効期限の更新
図書館の利用の有無にかかわらず、貸出券の有効期限に合わせて更新手続きが必要となります。

5.その他
アクセシブルライブラリーのご利用にあたっては、インターネット接続が必須となります。(Wi-Fi 接続環境でのご利用を推奨します。)
スクリーンリーダーが必要となります。
アクセシブルライブラリーご利用時の通信料は全て利用者様の自己負担となります。

ご利用方法
I. ログイン
 ※ 初回のログイン時は利用規約への同意が必要です。
 ログイン方法
(1)スマホ・タブレットとQRコードを使う方法
カード表面に印刷されているQRコードを読み取ります。
カードに入っている半円状の切り込みが右下に来るようにお持ちいただくと、切れ込みの左側にQRコードがあるようになっています。
QRコード内に、利用者ID、初期パスワード、カード番号が書き込まれています。
QRコードを読み取るだけでサービスにログインすることができます。
  画面がアクセシブルライブラリーに切り替わり、そのまま利用することができます。

(2)パソコンなどを使い、ID とパスワードを入力する方法
パソコンなどのインターネットブラウザ(Chrome 推奨)を使い、アクセシブルライブラリーの専用ページ(https://acc-lib.jp/)にアクセスします。
ログイン情報の入力窓に利用者 ID カードに記載されている利用者 ID、初期パスワードを介助者の方が入力し、ログインします。
(3)2回目以降は初回と同じ方法でログインすることができます。
パスワードはログイン後に変更することができます。
パスワードを変更しても QR コードを使ったログイン方法は有効です。

II. 書籍を選び読む(再生する)
(1)書籍を選ぶ
   書籍は新着書籍、書籍検索、マイリストから選択することが出来ます。
新着書籍
ホームページで新着書籍を選択すると、最近利用可能となった書籍一覧が表示されます。
新着書籍画面サンプル
書籍検索
書籍区分(ジャンル)や、フリーワード検索が出来ます。
フリーワード検索では、書籍名、作者名、出版社名などを入力して作品を検索することができます。
読みたい書籍の「(書籍名)を読む」ボタンを押してください。対象の書籍がリーダーで表示されます。
(2)書籍を読む(再生する)
リーダーで、選んだ書籍の音声再生ができます。
操作ブロックの【再生】ボタンを押下してください。
現在の文から書籍の最終文まで連続で再生されます。
再生中は【再生】ボタンが【停止】ボタンへ変わっているので、再生を停止したい場合は、【停止】ボタンを押下してください。再度【再生】ボタンを押すと、現在の文から再生が始まります。
【一文戻る】【一文進む】ボタンでは、前後の文に移動できます。
【目次】ボタンでは、書籍の目次を確認できます。再生中に押下した場合、再生は停止されます。目次内の項目を選択すると、その文まで移動します。
【設定】ボタンでは、読み上げ速度、音声の種類などの設定を変更できます。お好きな速さ、音声を選択してください。
【閉じる】ボタンでは、リーダーを閉じることができます。
(3)マイリスト
これまでに開いた書籍の履歴が10件ごとに表示されます。




令和4年度徒歩訓練日帰りバスハイク


〜房総九十九里浜はまぐり・いわし御膳と八天堂パン作り体験〜に参加して
                              冨澤 豊

 去る9月25日に令和4年度の徒歩訓練日帰りバスハイクが実施され、今年は都外の房総方面の旅に参加してきた。
 天気予報では台風接近など雨天の予報であったが、良い天気となり安堵した。

 バスは定刻にタワーホール船堀を発し、江戸川区役所に午前8時45分到着。
乗車に際し手指消毒し私達は予定通りに船堀乗車組と合流出発となった。
 今回も添乗員の土舘さん、バスガイドに中蔦さん、運転手は佐藤さんにお世話になり、バスは一路千葉へ。京葉道路から高速道路を進み、車中で藤原美子副会長の進行で、松本俊吾会長の挨拶の後、会員・ガイドなど参加者32名と当法人事務所から松田慎吾、齋藤明香、神尾勝美職員の総数35名の挨拶があり、バスは市原サービスエリアに1時間ほどで到着し休憩。

 市原サービスエリアを出て30分ほどで最初の目的地である「八天堂きさらづ」に到着。ここは「かずさアカデミアパーク」という研究・工業団地の一角にあり、富士通やかずさDNA研究所という世界的に遺伝子を研究する施設や会議場、ホテルなどもあるという緑多い高地。バスガイドさんの説明によると、「八天堂」は広島県三原市の和菓子屋が発祥で、都内の駅やデパートに販売店があるクリームパンの専門店らしい。ここは2017年に開業し、パンの直営販売所とパン作り体験室、ガラス越しにパン工房が見学できるようになっている。平屋建ての少し大きめのコンビニほどの規模の施設になっている。

 パン作り体験は2班に分かれて行われる。私は2班で前半はガラス越しのパン工房の見学とパン直売店を見ることとなった。クリームパンは握りこぶし状が一般的だろうか。こちらのクリームパンは平らで丸いものになります。職人が丸いパンの中にクリームを注入し次の作業工程にベルトコンベアで運ばれて、大きな業務用オーブンに職人がパン生地を載せたトレイを入れて焼き上げる工程になっている。

 さて、パン作り体験の時間になる。パン作り体験室は白い作業テーブルが4台あり、4組に分かれて、女性職員から作業手順の説明を受ける。私は藤原さん、赤塚さん、戸坂さんのグループ。まず、ピンポン玉ほどパン生地を手のひらや指で平らに伸ばしていく。続いてチョコのラミナートチューブで模様を描く。私は富士山の形にしようとしたが、パン生地が少ないので立体的には作れず、扁平な三角になり、チョコマーカーで雪のギザギザと稜線を書いてみた。松本会長はダルマをパンで作ると言っていた。
 出来上がったら金属トレイに置いて、女性職員が工房の中の職人に預けて業務用オーブンに入れて焼いてもらえる。焼き上る10分ほどの間にパンを入れる白い包み紙に絵や文字を書いておく。私は富士と日の出のイラストと日付を入れてみた。焼き上ったパンを包み紙に入れて、容器に入ったクリームをビニール袋に入れてパン作り体験は終了。でもパンはクッキーほどの大きさだったのでちょっとがっかり。バスに戻って走り出したところでクリームをつけてもう食べてしまった。

 次は昼食の場所である九十九里浜へ。バスガイドによれば外環道を利用するとのことになるが、ここは夜になると車が1台も通らずに、キョンという外来種のシカの一種が飛び出てくるという。移動時間をバスガイドさんから、「智恵子抄」の高村光太郎の妻である智恵子さんが転地療養に九十九里に来ていたことや悲しいエピソードを話してくれた。
 九十九里浜は旭市の刑部岬からいすみ市の太東岬までの66 kmといわれ、バスガイドの説明では源頼朝が矢を並べて距離を測ったことから「九十九里浜」と命名したとのこと。

 今回昼食をいただく九十九里町の国民宿舎サンライズ九十九里の「海の見えるレストランはまゆう」は半円状の建物で、すべての客室から海が見える絶景の施設。らせん階段かエレベーターで2階へ上がりレストランに入る。他利用者と同席であるが、窓の外は広大な海岸線が広がっている。すでに4人掛けのテーブルに料理が出ている。バスはアルコール禁止だけれどもここではビールで乾杯。

 ハマグリは網の上で焼いて、いわしの刺身は薄く切り盛り付けてある。いわしの甘酢漬けといわしのつくね汁の献立である。少し量が少ないように思うが、私は藤原さんからもう一皿もらい、いわしの刺身を二皿いただくことができた。塩味でおいしかった。ハマグリも美味でした。レストランの職員は紺と白のアロハシャツを着ておりとても親切にしてくれた。

 食後にトイレに行って用を足して出てきたら、もう誰もいなくなってしまった。急いで1階へ降りる。ホテルの売店で買い物をしている。いわしをはじめとする海産物以外のビワに関連する商品などを長々と見ていると、集合時間10分前になってしまった。慌てて浜へ行こうと玄関を出て浜へ急ぐ。階段を4、5段上ると長い砂浜が広がっていた。浮き輪を持った子供たちが駆けていく。これで浜の散策は終わりでバスまで急いで戻り、出発時間にギリギリセーフ。

 最後の目的地となる山武市にある「道の駅オライはすぬま」へ。ここは九十九里方面の海産物、野菜などが売られているところ。私は200円の「かぼす」と600円の地酒をやっと買い求めた。

 バスは一路、東京へ。秋のシルバーウィークの最終日なので、渋滞になっている。ラジオの交通情報では関越道では40 km近い渋滞になっているという。バスガイドさんは千葉方面で幸いでしたねと言っていた。帰りの車内では藤原さんの言葉遊びで楽しみながら過ごした。私は夕食替わりに八天堂で買ってもらったメロンパンを車中で食べてしまった。
 予定より1時間遅れて、18時15分過ぎに江戸川区役所に到着し、船堀組と手を振ってお別れした。天気に恵まれて良いバスハイクだった。


一言インタビュー

藤澤正幸さん:久々のバスハイクでとても楽しいです。お料理が寂しかったです。
ガイド大泉充子さん:私も久々のバスハイクです。
松本清二さん:海まで行ってきたけど、もうちょっと時間があればよかったなあ。また機会があったら別の所にも行ってみたいです。
ガイド井戸川定義さん:お昼の貴重なイワシの刺身を食べました。
窪田あずささん:パンが作れてとてもよかったです。貝がコリコリしておいしかったです。とても大きなハマグリを頂きました。
窪田謙さん:パンを作れたことがとてもよかったです。
秋田精三さん:ヘヘヘ、とても良かったよ。エヘヘ、天気も良かったしね。
田中誠子さん:とても良かったわ。足はちょっとしんどかったけど、海の方まで行ってきたの。
冨澤洋子さん:久しぶりのバスハイクでとても良かったです。お料理はバラエティに富んでいて、私には良かった。つみれ汁がとてもおいしかったです。
山口冨美子さん:大変おいしいイワシ料理をありがとうございました〜?
伊藤幹雄さん:楽しかったよ。齋藤さんが「おしっこ大丈夫?」って言っていたのが可愛かった。イワシ、あれは問題外だ。
松本俊吾さん:パン作りが楽しかったよ。
秋葉喜一さん:とてもよかったよ。美子ちゃん、あなたのそばが一番良かった。

八天堂きさらづのホームページ https://hattendo-kisarazu.com/




月例会報告


                            窪田 あずさ

 月例会とえどもサロンでは会員の皆様に喜んでいただけるよう、様々な催しを考えております。
 松本会長による会務報告で江視協の最新情報を。「風の会」「百舌の会」による朗読では、臨場感たっぷりのお話を。リフレッシュタイムで簡単な体操を。自己紹介ではお名前と共に、テーマに沿ったコメントを。会の最後は、サロン世話役と皆様との歌声で会場が一体に。他にも月替わりでミニ講演や演奏会なども行っております。

 また、今後は以前のように、お茶を楽しみながらのおしゃべりも検討中です。どうぞ皆様、月例会・えどもサロンにお越し下さいませ。

【令和4年度】

第4回月例会
    日時 … 令和4年9月16日(金) 13:30〜16:00
    会場 … タワーホール船堀 303号室
 (1) 会務報告
 (2) 朗読 … 百舌の会  礎 清
         向田邦子著 『無名仮名人名簿』
 (3) リフレッシュタイム
 (4) 自己紹介
 (5) ミニ講演 … 大塚 工(葛飾区) 「私の冗談人生」
 (6) みんなで歌おう

第5回月例会
    日時 … 令和4年10月28日(金) 13:30〜16:00
    会場 … タワーホール船堀 303号室
 (1) 会務報告
 (2) 朗読
  @ 風の会 安成智津子
   ・江戸川区の昔ばなし/雷不動
     江戸川区教育委員会 著
   ・ふるさとのお話の旅4東京
     東京江戸語り/勘弥狐・小松菜の由来  野村純一著
  A 風の会 赤松恵子
   ・群馬の民話/分福茶がま
   ・10分で読めるとんち・わらい話 ちゃっかり者の吉四六さん/からす売り
    塩谷京子著
 (3) リフレッシュタイム
 (4) 自己紹介
 (5) ミニ講演 … 山本国子  「わたしと皆さんの小さい頃」
 (6) みんなで歌おう

【今後の予定】
      第6回:令和4年12月23日(金)
      第7回:令和5年 2月24日(金)
      第8回:     3月24日(金)

【運営スタッフ】
   月例会担当    :伊東喜代子・窪田あずさ
   えどもサロン世話人:相原容子・神尾雅代・小林富士子・
             鈴木洋子・長谷川真理子

   えどもサロン会費:300円   会場:タワーホール船堀303号室




スマホ教室


1.初級編                       藤原 美子

 2022年7月20日水曜日、午前10時より12時半まで、タワーホールにてスマホ初級コースが開催されました。
 NTTドコモのハーティ教室の方が4人講師としてお見えになりました。江視協からは7人の生徒が出席しました。

 まだスマートフォンを手に取ったことのない方や、本当に購入してもまだはじめの一歩の方からの講義でした。スマートフォンの持ち方から、電源を入れホームボタンを押してフリックをすると言うところを教えていただきました。ホームボタンの長押しをして「Siri」を立ち上げ、そこに話しかけて答えを待つと言うやり方も教えていただきました。
 ハーティ教室の皆様、どうもありがとうございました。


2.中級編                       成田 貴美代

 前半の初級講座が終わり、午後は中級講座となりました。
 まずは iPhone の形やボタンの位置などの確認、受話口やスピーカーがどこにあるかなどの説明を受けました。
 持ち方によっては、左横上の音量に触りながら持つと、知らないうちに音量が下がり、音声が出なくなってしまい、困った事になります。

 次に左右フリック、一本指のダブルタップの使い方の練習です。慣れないうちは、同じところを行ったり来たりしてしまうので、十分な練習が必要かと思われます。

 ホームボタンを押して一覧を出し、一本指のダブルタップで入り、またダブルタップでアプリの閉じ方の練習。
 またホームボタンを押して、今度は「言う吉君」を探して一本指のダブルタップでアプリを開きます。このアプリはお札を読んでくれます。お札の上にカメラを当ててみると千円とか一万円と言ってくれるので、便利なアプリです。

 次のアプリはNHKラジオを探して一本指のダブルタップで入ります。第1放送・第2放送・FM放送などがありました。
 FM放送に入ると、クラシック音楽が聞こえて来ました。普通のアプリを閉じる時は、一本指のダブルタップですが、ラジオとか音楽の場合は、二本指のダブルタップで終了させます。二本の指を少し離してトントンとやるのが良いと講師の先生が教えてくれました。

 「ブラインドスクエア」というアプリも開いてみました。外を歩いている時に、いろいろな情報を教えてくれるアプリです。最初に iPhone を揺らしてみると、今いるところの情報が流れてくるようです。タワーホールの下にある、飲食店の名前などを音声で言ってくれました。
 一人歩きの方にとってはとても便利なアプリだと思います。

 休憩の後、今度は「Siri」の使い方を習いました。ホームボタンを少し長押しすると、ポロンと音が聞こえ、そこで自分の声で聞きたい事を言うと、答えてくれます。
 今日の天気とか割り勘の計算や聞いた事に関して何でも答えてくれます。本当にありとあらゆる事に答えてくれるので、とても重宝しています。
 また「Siri」で電話をかけたり、メールやラインの送信も出来るので便利です。
 強い味方になってくれる優れものですね。

 iPhone は誰でもすぐ出来るようになるというものではなく、毎日の修練によって、楽しいかどうかが決まってくると思います。
 余談ですが、私は「東海道五十三次」というアプリを入れて、日本橋から京都三条大橋までの旅を楽しみました。歩数で宿場を越えて行きます。家に帰って、今日はどこの宿場に着いたかなと聞くのが楽しみでした。昔はみんな歩いて旅をしたのですから健脚だったんですね。
 あっという間に講習も終わり、もう少しいろいろなアプリの話を聞きたかったです。講師の先生方、本当にありがとうございました。声もはきはきしていて、聞きやすく内容もよくわかりました。




☆ 開催報告 ☆ 江戸川区視覚障害者福祉協会


 第1回出前寄席


                             城谷 直人

 江戸川区視覚障害者福祉協会の皆様
 いつも本会の活動にご協力、ご支援いただきありがとうございます。企画部の城谷直人です。今回は、過日開催しました「第1回江戸川区視覚障害者福祉協会出前寄席」の報告です!

 まだまだ、残暑厳しい9月4日日曜日の午後に第1回と銘打って開催しました。寄席にお集まりいただいた方は、総勢25名! お招きした噺家さんは、かつしか落扇指南所にて入船亭扇好師匠の元、10年以上研鑽を積んだ かつしか落扇指南所のアマチュア落語家四天王の皆さん! 玄人離れした、あっ、すいません、素人離れした落語を演じていただきました。(笑)

 噺家さんと寄席の演目は以下となります。
◎ 福々亭 笑顔    演目:おやこさけ
◎ 八丁亭 ミッキー  演目:いえみまい
   ミッキーとなっていますが、れっきとした日本人の方です♪
◎ 笑話亭 じゅく燃(ねん)  演目:さなだこぞう
◎ 腰医亭 もんだ郎  演目:うなぎのたいこ(ほうかんうなぎ)
このほうかんうなぎ、チャレンジ・ド・ヨガのことを盛り込んだオリジナルのお話でした♪

 江戸川での初イベントということで、すこし緊張した様子から始まりましたが、笑顔さんのパンチの効いた切り込みから、真面目なミッキーさん、安定感のあるじゅく燃さん、前説からコントからひろしですのパクリから落語まで、器用にこなすもんだ郎さん、笑いの絶えないあっという間の2時間でした。
 1列目の真ん中で大笑いしていた会員さんもおられました。(笑)
 また、来てくださった会員さんからは、是非、第2回も開催してほしいとのお声を頂きました。
 2名の方から感想を頂いておりますので下記に記します。

1人目の感想(最前列で大笑いしていた方です!)
 演者の皆様の話芸が、とても軽妙でお腹の底から、たくさん笑わせていただきました。出囃子が耳なじみの曲でしたので、親しみを感じることができました。
また、そのことにより、その後のお話がスムーズに入ってきました。
 デニーズでの、長時間打ち合わせ話などアドリブ楽屋ネタも満載で、とても楽しかったです。私は古典落語が好きなので、江戸前古典落語が鑑賞できて、嬉しかったです。日ごろのお稽古の賜物を拝聴いたしました。素敵な落語を、ありがとうございました。

2人目の感想
 落語は、一度生で聞いてみたいと思っていましたところ、このような企画を知り、参加させていただきました。
 お一人かと思いましたら、4人の落語家さんのお話を聞くことができ、とても良かったです。アマチュアさんでしたが、プロ並みの面白さで、あっという間に2時間が過ぎました。皆さん、とても面白く、たくさん笑わせていただきました。
 もっと聞いてみたいと思いましたら、豆知識として東京都に寄席が4カ所あること、寄席ごとの特徴も教えていただきましたので、行ったら楽しめそうだと思いました。
 出前寄席は、落語家さんがいらして下さるので、体の負担なく楽しむことができ、またこのような機会を作っていただけたら大変うれしいです。疲れた時や気持ちがモヤモヤしていた時にこそ、落語を聞いていっぱい笑って気持ちが前向きになれる感じがしました。とても楽しいひとときを本当にありがとうございました。素晴らしい企画を感謝いたします。

 今回、噺家さんたちも一緒に会場設営をしてくださいました。机を並べて高座を作ったり、コロナ感染予防対策のガードを設置したり、お話が面白いだけではなく、優しい人柄にも触れることもできました。また、来場の方も快く感染予防対策に協力してくださり、安全に企画を開催することができました。
 皆様の協力のおかげです。本当にありがとうございました。
 第2回も企画いたしますのでお楽しみに♪    報告は以上となります。




 STT大会報告


                          成田 貴美代

 第17回城東ブロックSTT大会が、9月21日(水)に、足立区担当で保木間スポーツセンターにて開催されました。
 コロナの感染に注意しながら、各地区選手2名ずつ、補欠1名を選出、10名での試合となりました。
 江戸川からは、松本清二・成田貴美代・補欠 伊東喜代子の3名で試合に臨みました。前回までは、各地区4名を選出し、リーグ戦でやっていましたが、今回は少ない人数という事で、トーナメントで行われました。

  対戦の結果です。
優勝  原 則子(足立区)
  2位 宮内宏司(足立区)
  3位 甲斐春美(江東区)
同3位 渡辺光男(墨田区)

 支部長や補欠の選手は、会場で試合を見れたのですが、選手は控室で待機のため見る事が出来ませんでしたが、優勝決定戦だけは、会場で見れました。
 松本清二選手は初出場でしたが、緊張してる様子もなく、敗退はしましたが、来年に向けより良い経験になったのではないでしょうか。
 成田は足立の原さんに0対2で負けました。

 久しぶりに、各区の卓球仲間とも会えて、話が出来た事はとてもよかったと思います。城東のSTT大会は、毎年開催されますので、来年を目標に、部員共々また練習に励んで行きたいと思います。
 皆様、応援ありがとうございました。




城東ブロック家庭生活訓練報告


                        女性部長  住山 浩子

 今年度の城東ブロック家庭生活訓練は、江戸川区の担当でした。前号で報告しました前半3回のフォークダンスに続き、後半はヨガ教室を開催しました。
 "チャレンジ・ド・ヨガ FOR 江視協"指導員の内山なをみ先生に講師をお願いし、船堀コミュニティ会館を会場に、9月1日・15日・10月6日の1時半から3時半に、3回行いました。
 今回は30人程で円形になり、先生が真ん中でその周りを参加者が囲い、さらにその外側にガイドさん達がいて、利用者を見守り、間違いなどを教えてくれました。
 1回目は足腰を強めるヨガ。椅子に座ったり、立ち上がってかかと上げ、つま先上げ、膝を高くあげての足踏みなど。立ったまま、両手をあげ、ちょっと傾く"バナナのポーズ"をとったりしました。

 2回目、3回目は、主に椅子に座って、背中を丸くかがめる"猫のポーズ"をとったり、左の足に右足を乗せて数字の4の形で、足の指先を曲げたり伸ばしたりする"4のポーズ"をしました。こんなことをみんなでやりました。

 参加者からは、「身体が伸びてスッキリした」、「運動して体が温まり動きやすくなった」などの感想がありました。
 最終日には、江戸川区障害者福祉課の三田計画調整係長にご出席頂き、閉校式を行いました。

 閉校式終了後、指導者の内山先生にインタビューしました。(藤原)
「視覚に障害を持っておられる女性の"自分もヨガをやってみたい"と言う言葉を受けて、2013年8月からヨガ教室を始め、10周年を迎えます。今は北海道から首都圏を通って神戸・鹿児島まで、全国26か所でやっております。コロナ禍ではリモートでも行っています。オンラインクラスは場所も選ばず、夜でもいろいろ教室があります。ヨガの呼吸法は、鼻から吸って鼻から出すことが決まっていますが、それはあくまでも決まりであって、優しいヨガもやっております。」

 内山先生のお人柄がひしひしと伝わってくるお話のなさり方でした。ありがとうございました。




   城東ブロック交流カラオケ大会報告


               成田 貴美代

 10月23日の日曜日、さわやかな秋晴れのもと、タワーホール船堀5階小ホールにて、第18回城東ブロック交流カラオケ大会が開催されました。
 来賓挨拶に続き、ブロック長や支部長挨拶、審査員紹介の後、いよいよ優勝を目指し次々と熱戦が繰り広げられて行きました。

 この会場の音響効果は素晴らしく、いつものカラオケ大会ならば、3分とかの決まりがありましたが、本日は人数も少ないため最後まで歌えるので、出場された皆さんは緊張の中にも気持ちよく感情を込めて歌えたのではないでしょうか?
 審査などに関係なければ、素晴らしい音響で、声量のない私でも歌ってみたいなと思ってしまいました。

 出場者21人の歌唱が終わり、審査に入りました。
 結果は以下の通りです。

優勝  足立区  柳川 富士雄  愛をありがとう
準優勝  足立区  重田 穂   乾杯
3位  江戸川区 山口 冨美子  能登はいらんかいね
敢闘賞  江東区  甲斐 春美   燦燦
努力賞  江東区  中山 利恵子  あなた
特別賞  足立区  濱田 薫   やさしさで溢れるように

  団体優勝・荒川区
  同点2位・足立区&江東区

 事前準備や設置などに、関わって下さった、職員やスタッフ、ボランティアの皆様、お陰様で、舞台と会場、一体となり楽しい開催となりました。感謝と共に本当にありがとうございました。

 「伸びやかに 歌うカラオケ 響き行く 応援にこたえ 笑顔あふれて」




3年ぶりの2022えどがわボランティアフェスティバルに参加


       今年のテーマは「SDGsとボランティア」

                 アイフレンズ江戸川  代表 星谷弘子

 去る10月16日(日)12:00〜16:30 タワーホール船堀・1F展示ホールにて開催されました。
 アイフレンズ江戸川は、展示コーナーでは、我が団体の活動紹介をポスターで参加、斉藤区長さんも見て下さいました。

 ステージでは、江視協のフォークダンス・カトレアと和太鼓・楽鼓の会の皆さんにご協力をいただき、ステージに和太鼓2基を、そしてフロアではフォークダンス3曲。
 3曲目の「河内おとこ節」のみ和太鼓とのコラボでした。ご来場の皆様にも踊りの輪に入っていただき、賑やかにフィナーレを飾る事ができました。

 出演して下さった会員さん、そして応援に来て下さった会員さん、ボランティアでご指導の講師の方々、ご協力ありがとうございました。

 当日は他にもイベントコーナーや、講演では密蔵院住職・名取芳彦氏による「SDGsとボランティア」をテーマに、仏教とSDGsとボランティアを絡めたありがたい講和を拝聴できました。
 コロナの関係で規模は縮小でしたが、有意義で楽しいボランティアフェスティバルでした。




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.簡単おいしいクッキング

〔窪田あずささんのレシピ〕

◎ 長ネギのマヨぽんかけ
材料    長ネギ2本 味ぽん大さじ1 マヨネーズ少々
作り方(1)長ネギは5cm程度の長さに切る。
   (2)耐熱容器に長ネギを入れて、電子レンジで5分ほど加熱する。
   (3)長ネギの芯まで熱が通ったら、器に盛り付ける。
   (4)味ぽんとマヨネーズをかける。
ポイント
 ・ 調味料の量と、電子レンジの加熱時間は目安です。
 ・ 電子レンジでの長ネギの加熱時間を短めにして、シャキシャキ感を楽しんだり、又は加熱時間を長めにして、とろーり感を味わったりと、お好みで調節してください。
 ・ 調味料は食べる直前に軽く混ぜ合わせると、風味が良くなります。
 ・ 三杯酢やゆず果汁でも、美味しくいただけます。

◎ パプリカのしらす和え

材料  パプリカ1個 しらす30g オリーブオイル少々 塩一つまみ
作り方 大きめの容器に、一口大にカットしたパプリカをいれ、しらす、オリーブオイル、塩を加えて混ぜ合わせる。
ポイント
 ・ 冷蔵庫で1時間ほど寝かせると味が馴染みます。
 ・ オイルはえごま油や亜麻仁油、ごま油でも美味しくいただけます。

◎ エリンギのチーズ焼き
材料(2人分) エリンギ大2本 ミックスチーズ40g
作り方(1)エリンギは二つに切り、手で8等分する。
   (2)アルミ箔にエリンギを置いて、その上にチーズをかける。
      加熱後、溶けたチーズがこぼれないようにアルミ箔のふちを立てる。
   (3)オーブントースターで5分〜10分加熱する。チーズがとろけ、香ばしい香りがしてきたら出来上がり。
ポイント
 ・ エリンギの他にも、えのき茸やしめじでも美味しくいただけます。
 ・ チーズは目安です。お好みの量で調節してください。


2.お役立ち情報

      障害者用Suica、来春開始 自動改札で割引適用
                     (静岡新聞9月15日朝刊より)
 関東圏を中心とする電車、バスなどの事業者でつくる関東ICカード相互利用協議会は14日、障害者とその介護者向けのSuica(スイカ)やPASMO(パスモ)のサービスを来年3月から始めると発表した。
 現状のICカードでは駅を出るときに有人改札を通らないと障害者割引が適用されず、当事者らから改善要望が出ていた。
 協議会によると、自動改札を通過すれば割引が適用されるようになる。バスでも利用できる。
 対象は障害の重い第1種の身体障害者か知的障害者と、その介護者。販売窓口で障害者手帳を提示すると発行され、1年ごとに更新が必要となる。




えどもう歌壇


〈藤原 美子〉
   秋風が 怒って散らした プラタナス 歩道の雨水 行き場失い
   つかの間の 花火の音に 胸も鳴る 孫が伝える 色のかずかず

〈松本 俊吾〉
   パン生地に 七転八起(シチテンハッキ)の だるま像 我が人生に 思いをはせて
                 (内房木更津の「八天堂」パン工場にて)
   九十九里 台風一過の 白浜に 引き潮長く 沖に返して
                 (東金のホテル裏の白浜にて)

〈長谷川 とくよ〉
   わが部屋を 時折のぞく 娘いて 安否確認 しているらしも
   ひとりでも 踊れるけれど 輪になって 踊るはよけれ 世界はひとつ
   台風を やりすごしては 災害の なきをば謝さん さいわいとして

〈井草 恵子〉
   星空に 願いを乗せて ステーション けれど遠いし 地球の平和
   我が顔と どこまで付き合う マスクちゃん 聞いてみようか 遠い夕焼け

〈窪田 あずさ〉
   木枯らしの 吹きすさむ朝 かじかむ手 亡き愛ねこの ぬくもり恋し

〈成田 貴美代〉
   伸びやかに 歌うカラオケ 響き行く 応援にこたえ 笑顔あふれて

〈和田 彰〉
   誕生日 歳八十八歳 米寿とか 良くもここまで 早 来たもんだ
   風は秋 紅葉は夏 時はうつり ふとんの重み 身にしむ我は
   コトコトと まな板の音 今日食べる 命の支え 幸せの音

〈松田 惠子〉
   右のばち たかく掲げて 打つ太鼓 クラブ名「楽鼓(ラッコ)」 ト ト ンガ トン と
   先生の みちびく声に 手をつなぎ 広いホールで 踊るたのしさ

〈田名後 浩子〉
   「お姉ちゃん」 静かに語る 秋の風 瞼に浮かぶ 弟の笑み

〈窪田 謙〉
   小春日の 青梅の里は 穏やかで 日差しに微笑む 父の影

〈冨澤 洋子〉
   秋晴れの元 荒々しい波音に しばし歩を止め 想いは彼方へ
                         (犬吠埼にて)




編集後記


 2022年の後半から、各地の行事やイベントで「今年は3年ぶりの開催」というフレーズを耳にするようになりました。江視協でもコロナ禍の中、感染対策をしっかり取りつつ、行事や各部会は概ね通常通りに行っております。

 さて『アイネット』46号はいかがでしたでしょうか。江戸川区との意見交換会は、例年にも増して行政と江視協との信頼関係が一層強まり、日帰りバスハイクでは千葉県のあたたかな風土に触れ、8月の「納涼懇談カラオケ大会」と10月の江視協担当「城東ブロックカラオケ大会」は盛況を博し、月例会も皆様に楽しんでいただけるよう努めております。他にも「暮らしのア・ラ・カ・ル・ト」「えどもう歌壇」等、生活に役立ち、ホッと和める内容も揃えました。この『アイネット』46号が会員の皆様にとって、江視協をより身近に感じていただける情報誌でありましたなら幸いです。                      (K)

情報誌編集委員
    井草 恵子  金子 曜子  窪田あずさ  鈴木 洋子
    成田貴美代  日高真木子  藤原 美子  松本 俊吾  (50音順)




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