第43号トップ

もくじ

巻頭言

令和3年度通常総会報告

相談支援事業所江視協サポート 令和3年5月1日開設

   説明会開催

   開設記念式典

   江視協サポート・パンフレット

令和3年度第1回江戸川区土木部合同調査検証会報告

福耳通信

城東ブロック日帰りバスハイクin山梨

   一言インタビュー

江戸川区スティックボール大会で2位に入賞

月例会報告

   あたしは按摩職人

故丸山美代子さんを偲ぶ

気になったコロナワクチンの副反応

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト

えどもう歌壇

編集後記




巻頭言


                              松本 俊吾

 梅雨入り前の5月22日(土)、令和3年度通常総会に引き続き、タワーホール船堀・平安の間で相談支援事業所「江視協サポート」の説明会が開かれ、開設記念式典を無事終え、ホッと一息ついたところです。

 さて今、江戸川区では「みんなのえどがわ大会議」という取り組みを進めています。これは、80年後・2100年の理想の江戸川区の姿を区民みんなで考えようというものです。この「大会議」の一環として、7月から8月にかけてワークショップが企画され、本会からは広報・安全対策・福祉施策の3セクションに参加し、80年後の青写真を模索することになりました。

 いわゆる弱者である障害者は、健常者のご支援に負うところが多くあると考えられます。本会は視覚障害者の立場から、広報セクションでは「声の広報」等のデジタル社会に対応した情報提供のあり方、安全対策セクションでは誰もが安心安全に利用できる道づくり、福祉施策セクションでは自由な外出を担保する同行援護制度、等の課題に取り組みたいと思います。

 「誰もが安心して自分らしく暮らせる共生社会」の実現に向けて、SDGsの推進に大いに期待するものです。
 これまでも本会は、安心安全歩行の取り組みの一つとして、歩道と車道の段差をゼロにする江戸川区方式の確立に、江戸川区と協力し長年活動して参りました。誰もが歩車道上を安全に渡れるこの江戸川区方式は、持続可能な制度設計にも通じ、高く評価されています。この共生社会を目指す取り組みを、多くの区民にアピールする意味合いもあり、東京パラリンピックでの聖火ランナーに私が選ばれたと聞いています。コロナ感染症で1年延期された東京オリンピックに続き、パラリンピック聖火リレーは8月21日に葛西臨海公園で行われますが、次の第44号に関連記事を掲載する予定です。

 本号では、通常総会を井草委員、江視協サポート開設を藤原委員、城東ブロック・山梨方面バスハイクを成田委員がリポートしています。

 区内の多くの皆さま方と共に生きる地域社会のありのままの姿を、本号で読み取っていただければ幸いです。




令和3年度通常総会報告


                              井草 恵子

 恒例の令和3年度通常総会が、5月22日(土)にタワーホール船堀・平安の間にて行われました。総務部長の成田さんより、出席者全員の点呼の後、本会事務職員の紹介が行われ、議長に城谷常任理事を選出し、冨澤副理事長の開会の辞に続き、松本理事長の挨拶後、議事が始まりました。以下に、議事の内容を記す。

* 本会理事長は、運営委員会会長を兼任する。
  次に伊藤幹雄、伊藤丈人、小岩綾子、中川弘實の新入会員が紹介された。


【第1号議案】  指定特定相談支援事業所開設の件

 松本理事長より説明後、全会一致で承認された。
 * 詳細は、総会後の説明会で報告された。


【第2号議案】  令和2年度事業報告並びに決算、監査承認の件

(1) 令和2年度事業報告の件
  令和2年度通常総会(6月)
  6月の徒歩訓練旅行はコロナ感染拡大のため中止 * 9月に葛西臨海公園
  情報誌アイネットの発行(7月 11月)
  会員集会&納涼カラオケ大会(8月)
  月例会(7月 10月)
  文化祭(11月) * 午前の講演会を中止し午後から時間を短縮して実施
  新年会(令和3年1月)は中止
  区土木部・本会安全対策部との合同調査検証会立ち上げ
   * 本会から松本・藤原・井草・成田の4名が担当(9月30日)

(2) 令和2年度一般会計収支計算書・貸借対照表・財産目録、
    運営委員会特別会計報告
  各項目、大里事務局長より報告、承認された。


【第3号議案】  運営委員会会長、及び、役員選出の件

 冨澤選挙管理委員長より、新会長に松本氏が、成田・藤原両名の推薦により選出、全会一致で承認を得た。(任期 令和3年・4年度)
 松本理事長から、松田・藤澤・松尾の3名が退任、これまでの協力に謝意が述べられた。
 新体制が紹介され承認されたのち、新任理事2名(窪田あずさ広報部長、伊藤丈人青年部長)、及び新運営委員3名(山口冨美子女性部次長、柳田妙子女性部次長、今井越朗職業部・体育部次長)の挨拶が行なわれた。(新役員名簿は別項)


【第4号議案】  令和3年度事業計画、並びに予算承認の件

(1) 令和3年度事業計画
  相談支援事業所「江視協サポート」の開設(5月1日)
  徒歩訓練旅行 * 新型コロナ感染症のため9月に延期
  月例会
  第37回文化祭(11月23日)
  * 各サークル活動は、新型コロナの感染状況を見ながら実施する。

(2) 令和3年度予算
  大里事務局長が予算書を読み上げ、計画と一括承認された。(詳細はCDを参照)

<会場からの質問>
 Q:コロナ渦、理事運営委員会をズームを使っての工夫は、検討しているのか?
 A:日視連でのリモート会議は、評判が良かったので、今後検討したい。


【第5号議案】  その他

(1) 東京都盲人福祉推進政治連盟会費の件等
(2) 江視協サポート開設記念式典の件
(3) 令和3年度徒歩訓練旅行(9月延期)の件
(4) 賛助会員入会の件について、松本会長から協力要請があった。

 新型コロナ感染症が蔓延する中で、新事業の新たな「船出」に、期待と不安が入り混じっているような気がしました。


相談支援事業所 江視協サポート


令和3年5月1日 開設

                             藤原 美子


【説明会開催】

 令和3年5月22日(土)、江視協サポート相談室の説明会が総会の後、同じ場所で開かれました。松本理事長の挨拶に続き、吉田悦子・門口哲子2名の職員の紹介があり、その後説明会が始まりました。

 江視協サポートの有意義な利用方法とサポートの仕方などが説明されました。
 江視協サポートでの主な仕事はサービス等利用計画と言って、私たち視覚障害者の会員及び一般の利用者の方も他区の方も、相談をしても良いところでございます。

 まず自分の生活の1週間、1ヶ月のスケジュールなどをサービス等利用計画案の紙に書き込んで頂き、いかに同行援護を必要としているかをアピールして頂けるものだと思います。
 それに基づき、2度、3度と吉田・門口職員両名が相談者のところにモニタリングをして、何か要望がないかなど、手厚いサポートをして下さいます。なお、このサービス等利用計画をたてるにあたりまして、介護保険を使われている方は江視協サポートにご相談ください。

 江視協サポート相談室という働きがどれだけのものかは未知でございます。
一人二人、一年二年と経つうちに軌道に乗ることと思います。
 お誕生日月の近くなった方は、役所からの連絡が来た際、「自分は江視協サポートを利用する」と伝えて、またそれを江視協サポート相談室の方に連絡をしてプランを立てて頂くという事です。ですから難しく考える事はなく、電話1本で吉田、門口両名がきめ細かくプランを立ててくれるという事です。
 江視協サポートが一歩ずつ前進する事に協力しましょう。

            なんでも相談ダイヤル:03−3877−3577


【開設記念式典】

  日 時 … 令和3年(2021年) 5月22日(土) 17:00〜18:00
  会 場 … タワーホール船堀 福寿・桃源の間
  出席者 … 約90名  多くの会員の皆様にご出席頂きました。

 ご来賓の皆様からは温かいお言葉を頂きました。
 第一部式典は冨澤豊副理事長の開会の辞、次に松本理事長の挨拶、江戸川区長・斉藤猛様、区議会議長・田中寿一様、お二人からはビデオメッセージが届いており、私たち江視協への日頃からの熱い思いを語り、日々エールを送って下さっているメッセージでありました。大きな画面いっぱいに笑顔が映っていることでしょう。

 東京江戸川南ライオンズクラブ会長・硯川俊浩様より、壇上にて松本理事長に支援金が渡されました。幹事の福田大也様、元会長・井桁秀夫様からもお言葉を頂きました。
 門口職員より各テーブルのご来賓の方々のご紹介で第一部を終わりました。

 第二部はコンサートです。
 須賀妙子先生の幅広い交友関係で、素敵な世界へいざなわれました。ピアノ、フルート、ヴァイオリンの演奏でホールは別世界のようでした。参加されていた、お一人お一人が心をうたれていたはずです。須賀先生の優しい歌声も、マスクをしての歌声でしたが、ホールいっぱいに届いておりました。
 城谷さんの閉会の辞で式は滞りなく終了しました。

 今回の式典にはお飲み物とお祝いのお饅頭、そしてサンドイッチを紙袋に入れてお持ち帰り頂きました。それぞれの思いもその袋に入れてお帰りになったはずです。

 事務局長、職員の皆様、準備諸々ありがとうございました。


【江視協サポート・パンフレット】(抜粋)

I 障害福祉サービスを利用するすべての方へ
   本人中心のケアプランの作成を応援します。

1.計画相談支援
 (1) サービス利用支援 … 支給申請のためのサービス等利用計画(案)を作成し、サービス担当者会議を経てスムーズなサービス利用につなげます。
 (2) 継続サービス利用支援 … サービスが円滑に実施されているか、サービス量に過不足はないか、ニーズに合致した内容になっているか等をモニタリングし、必要に応じて計画を変更します。

2.基本相談支援
 「なんでも相談ダイヤル」においてサービス利用に関する相談、情報提供、事業所との連絡調整などを行います。

3.特定相談支援とは
本人らしい計画を作成するために、本人らしさや大事にしたいことを大切にしたケアプランの作成を支援します。
 (1) 新規の障害福祉サービス利用支援
 (2) 一定期間ごとのモニタリングによる継続サービス利用支援
  ※ 障害者総合支援法で、サービス等利用計画を区市町村へ提出して支給決定を受けることができます。

4.サービス等利用計画とは
  障害者総合支援法で、サービス等利用計画作成が義務付けられています。

5.サービス等利用計画は、なぜ必要
 (1) サービス提供(支給決定)の根拠となります。
 (2) ご本人のニーズに合ったサービスが受けられます。
 (3) チーム支援により質の高いサービスを受けることができます。
 (4) 地域全体のサービス充実の契機となります。

6.対象者は
  主に視覚障害をお持ちの方で、障害福祉サービスを利用する方。


U 計画相談の流れ

1.特定相談事業所に、「サービス等利用計画」作成を依頼。計画はご自身でも作成することが出来ます。
2.相談支援事業所と「サービス等利用計画」作成について契約します。
3.ニーズに基づいた「サービス等利用計画(案)」を作成します。
4.区市町村障害者福祉担当窓口に「サービス等利用計画(案)」を提出してサービス利用申請をします。
5.支給決定がおります。
6.相談支援事業所と相談しながらサービスを利用します。
7.定期的なモニタリングで計画の見直しをし適正なサービス利用につなげます。


V なんでも相談ダイヤル  03-3877-3577
   電話・FAX・メールなどで相談を受付けています。
   相談コーナーもご用意しています。
   ご自宅での訪問相談もお受けしています。ご利用ください。

1.利用時間
 月曜日〜金曜日 午前9時から午後5時(祝祭日、年末年始を除く)
ただし、状況に応じて窓口開設時間外でも対応可能な体制をとっていますのでご相談ください。

2.利用料は無料です
 計画相談給付費は公費負担となりますので、利用者負担は生じません。
 ただし、実施地域以外の場所への交通費については、実費をいただきます。
 ※ 実施地域 … 江戸川区、葛飾区、江東区、足立区、墨田区、荒川区、千葉県市川市、浦安市


       特定非営利活動法人 江戸川区視覚障害者福祉協会
       相談支援事業所 江視協サポート
       〒134-0091 江戸川区船堀3-7-17 第五トヨダビル5階A室
       TEL 03-3877-3577 FAX 03-3877-0089




令和3年度 第1回 江戸川区土木部合同調査検証会報告


                       安全対策部 部長 藤原美子


   開催日時 … 令和3年4月23日(金) 13:15〜14:30
   会 場  … タワーホール船堀402号室
   参加者  … 江戸川区土木部(難波・高木・古橋・吉田)
          本会(松本・藤原・成田・井草)

 上記の日程と参加者で懇談が行われました。
 区土木部の方から、前もって本会がお願いしていた各所の要望について、思っていた以上の手ごたえがありました。
 本会側から12〜3のお願いをしてありました。
 例えば、小松川、小岩、葛西、それぞれの地区に音声誘導装置、音の出る信号機の時間延長などなど。

 今回実施されず先送りされたものは、平井駅前周辺、小岩北口周辺、小岩南口ロータリー周辺、船堀駅よりデニーズまで、船堀駅よりトキビルまでの整備に関しては、それぞれの地区の再開発によりその時期、時期に行われるとの事です。

 また、区内の歩道についても江戸川方式ゼロ段差を目指して欲しいと要望しました。
 例えば一つの例を挙げるとすれば、千葉街道・一里塚周辺から小岩アーバンプラザ前を通り、蔵前橋通りに抜けるまでの歩道を、もう一度土木部の皆様に検証して欲しいです。

 私たち視覚障害者以外の車椅子の方やベビーカーを利用されている方も、安心して外出できる道づくりをお願いしたいです。
 なお、次回の合同検証会は7月14日に予定されています。




福耳通信




 こんにちは、中央図書館障害者サービス担当の中川です。
 今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

 感染対策をしながらの生活が今もまだ続いております。図書館利用につきましては皆様にご協力いただくことも多く申し訳ございません。今後も安心してご利用いただけるよう、対策を行ってまいりたいと思います。

 今回は、図書館資料として新たに受入したDAISY資料のうちいくつかご紹介します。ボランティアの皆様のご協力により製作した資料です。
 角野栄子さんの著作では、長く読み継がれている幼年童話『スパゲッティがたべたいよう』『ハンバーグつくろうよ』をふくむ14点のアッチ・コッチ・ソッチの小さなおばけシリーズが図書館の蔵書に加わり、魔女の宅急便シリーズも全巻所蔵となりました。ほかにも、船長さんが語るわくわくする宝物の話『ズボン船長さんの話』や『ラストラン』『境い目なしの世界』などがあります。そのほか、斉藤洋さんの著作で昭和30年代の東京のはずれにあるK町が舞台の『K町の奇妙なおとなたち』。K町と聞いたらピンと来られた方もいらっしゃるかもしれませんね……斉藤洋さんは小岩出身の作家です。懐かしい風景が思い浮かぶ、けれどちょっと不思議なお話の短編集になっています。

 『江戸川区の文化財 第12集』は、江戸川区文化財係の方のお勧めで製作した郷土資料です。文化財についてご興味のある方はもちろん、昔から知っている場所でも新たな発見があるかもしれません。ぜひ多くの方にご利用いただけたらと思います。

 中央図書館では区内所蔵資料はもちろん、全国の点字図書館等の所蔵資料も、サピエ図書館を活用してご提供しています。
ご希望の資料がありましたら、ぜひお気軽にお問合せください。
ご利用を心よりお待ちしております。

住 所 江戸川区中央3−1−3
 電 話 3656−6298〔直通〕
中央図書館の担当は私たち5名(中川 津 川原田 新洞 安井)です。

江戸川区立図書館ホームページ




城東ブロック日帰りバスハイクin山梨


城東ブロック日帰りバスハイクin山梨

                            成田 貴美代


6月27日(日)城東ブロック、江戸川視協、総勢25名で日帰りバスハイクで山梨へ行って来ました。
談合坂サービスエリアでトイレ休憩を取り、山梨県立リニア見学センターへ向かいました。ここは、博物館型見学となっており、模型や展示物などが実際に動かして理解出来るような仕組みになっています。実験コーナーでは、説明をしながらレールの上を円盤型のものを走らせていましたが、実際に浮いているかどうかは、わかりませんでした。次世代の高速鉄道として走らせる超電導リニア、夢のような未来を想像してしまいます。生きているうちに乗ってみたいですが、どうでしょうか? 実際に走っているところを体験したかったですが、日曜日は走ってないそうで、残念でした。

 フルーツパーク富士屋ホテルで昼食タイム、足元の絨毯の厚さにびっくり、高級感あふれていました。食事は和食で、特に刺身がおいしくて、Fさんの分まで刺身を頂いてしまい満足でした。参加者の皆さんも、食事がとてもおいしかったと喜ばれていました。

 勝沼の果樹園で、さくらんぼ狩り、これがまたおいしくて、皆さん、にっこりです。さくらんぼは食べ過ぎるとお腹が痛くなるそうで、程ほどにとバスガイドさんの注意がありました。

 里の駅へ寄り、買い物、お土産を購入して、一路東京へ。雨の予報でしたが、幸い降られずに楽しい旅が出来ました。
 ガイドさんや付き添いの皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。

一瞬の 光かすめて 走りゆく 夢を未来に リニアモーターへ

山梨県立リニア見学センター

【公式】フルーツパーク富士屋ホテル


  参加者の皆様の一言感想を頂きましたので、掲載致します。

一言インタビュー


☆ 甲斐春美さん(江東区):山梨出身ではないのですが、甲斐と申します。お食事とてもおいしかった。リニアモーターカー、お尻にビンビンきました。
さぁこれからさくらんぼ、たくさん食べるぞー!
☆ 甲斐輝正さん:お昼がとてもおいしかったです。マグロがとてもおいしかったです。マグロにはこだわりがあって、築地に買いに行っているんです。もう少し飲みたかったかなぁ。
☆ 重田さん(足立区):甘くて腹いっぱいです。それでも食いまーす! 楽しいです。
☆ 山本さん(重田さんガイド):おいしいです。
☆ 長島さん(荒川区):今、さくらんぼ狩りをしているけれど、私はリニアモーターカーのところが、もう一度改めて来てみたい。
☆ 面川さん(長島さんガイド):さくらんぼ狩り、とってもおいしいです。お昼を控えめにしたのよ。あはは。
☆ 浅岡さん(墨田区):お昼を食べ過ぎたの。でもね、さくらんぼは入ります。食べました。急に食べたのでお腹がいっぱいです。とても楽しいです。
☆ 井上さん(浅岡さんガイド):お昼ご飯はとてもおいしかったです。あそこで結婚式をあげたいです。2度は無理か。
☆ 松本さん:お昼もすごくおいしかった。さくらんぼは藤原さんみたいにピチピチしていておいしいよ。
☆ 長谷川さん(ガイド):私、初めてなの。さくらんぼ狩りは初めてです。とてもおいしい、甘くて。
☆ 窪田 謙さん:いやぁー! おいしかったですねー。何もかも、お昼もさくらんぼもおいしかったです。
☆ 窪田あずささん:夢にまで見ていたリニア見学センターに行けたことが本当に嬉しくて、ガイドの方の詳しい説明がとてもよくわかりました。お昼もとても美味しくいただきました。今さくらんぼをたらふく欲張って食べているところです。本当に楽しいです。
☆ 山口さん:「おなかいっぱい!」と言いながら、またたくさん食べちゃった。
☆ 赤塚さん(ガイド):さくらんぼうまい!
☆ 成田さん:さくらんぼはおいしい。
☆ 今井越朗さん:うまいですね。
☆ 今井初江さん:こんなにたくさんたくさん、さくらんぼ食べたの初めて。
  おなかいっぱい。ほんとにおいしいです。
☆ 柳田さん:うん、初めて参加してとても楽しいです。さくらんぼ狩りは何回か来ています。ガイドさんにとってもらって食べています。たくさん食べています。おいしいです。
☆ 古谷さん(ガイド):初めてのさくらんぼ狩りで興奮しています。さっきからいっぱい食べています。
☆ 星谷さん(ガイド):食い気の星谷です! 何年ぶりか分のさくらんぼを今食べているところです。おいしいです。

  一言インタビューにお答えくださいました皆様、ありがとうございます。
  また楽しい旅ができることをお祈りします。
  その時はまたよろしく。                 藤原美子




江戸川区 スティックボール大会で2位に入賞


                             田 孝治


 7月8日に第11回城東ブロックスティックボール大会が、足立区スポーツセンターで開かれました。参加したのは足立・荒川・江戸川・江東・墨田の5区でした。

江戸川区からは田・久松さん・橋谷さん・北澤さん・ガイドの犬飼さんが参加しました。
試合は5区による総当たり戦で行われました。結果は下記の通りです。

1戦目 荒川  10 − 7 墨田
2戦目 足立  15 − 13 江東
3戦目 墨田  14 − 20 江戸川
4戦目 江東  5 − 8 荒川
5戦目 江戸川 11 − 10 足立
6戦目 江東  11 − 14 墨田
7戦目 荒川  16 − 5 江戸川
8戦目 墨田  9 − 10 足立
9戦目 江戸川 17 − 9 江東
10戦目 荒川  27 − 9 足立
 以上、全勝した荒川が1位、3勝1敗の江戸川が2位、足立が3位という結果でした。

 個人MVP賞は、1回戦の最高得点者とされ、北澤さんと田が7点で並びました。そこでジャンケンをして勝った私が個人賞をいただきました。
 今年は新型コロナのため練習不足でしたがまずまずの成績をおさめました。
 試合に出席してくれた会員さんとガイドさんに感謝します。
 これからも楽しく練習して行きたいと思います。




月例会報告




 コロナ感染症により国の緊急事態宣言が再発令され、外出が制限されて、東京都もコロナの発生が高止まりとなっている状況です。
 江戸川区においては、ワクチンの接種が何とか軌道に乗り、本会の行なう基幹行事でもあり、自助・共助の活動の今や中心となっています月例会(えどもサロン)を、予定通り行なうことが懸念されており、先日の通常総会では次に掲げる内容が承認されています。

 6月から朗読とミニ講演を暫定的に開始しましたが、緊急事態宣言のため7月の月例会は休止となりました。
 この外出制限が緩和されることが条件となりますが、後半の5回の実施について今後話し合いを行い、可能であれば9月から、月例会にあわせて「えどもサロン」を開始したいと思います。

【準備会】
 ☆ 月例会の実施に当たっての諸案件を協議
 ・第1回 … 4月16日(金) タワーホール船堀・303号室
 ・第2回 … 5月28日(金) タワーホール船堀・4F研修室
   ※ 打合せ項目
    @ 月例会及びえどもサロンの月別実施内容(試案)
    A 朗読 … 音訳百舌の会・音訳ボランティア風の会
      担当・広報部 窪田あずさ委員より6月と7月の朗読の詳細を説明。

【令和3年度】

第1回月例会
 (1) 日時 … 令和3年6月25日(金) 13:30〜14:30
 (2) 会場 … タワーホール船堀 4階 研修室
 (3) 会務報告
 (4) 朗読    @ 藤沢周平著「驟り雨」  風の会:坂井敏子
         A 角野栄子著「作家と魔女の集まっちゃった思い出」より
           風の会:鈴木光枝
 (5) ミニ講演 … 「あたしは按摩職人」 高橋満子(本会会員)
第2回月例会
 (1) 日時 … 7月16日(金) 13:30〜14:30
 (2) 会場 … タワーホール船堀 4階 研修室
            (なお、緊急事態宣言発令のため、中止されました。)

【今後の予定】
第3回: 9月24日(金)
第4回:10月22日(金)
第5回:12月17日(金)
第6回: 2月18日(金)
第7回: 3月18日(金)
 ※ 会場はいずれもタワーホール船堀・4階 研修室

 * 月例会担当 … 伊東喜代子・窪田あずさ
 * えどもサロン会費 … 300円
 * 朗読は百舌の会と風の会で交互に担当する。
 * 9月以降のミニ講演 … 未定


「あたしは按摩職人」


高橋 満子


1936年(昭和11年)千葉県市川市生まれ 小岩在住

働きながら技術を身につけました

 あたし昭和11年(1936年)に市川で生まれたみたい。うちは両親とも眼が悪くて、でも父親は片目だけは晴眼だったの。片目しか見えなくても不自由がないから、新聞だって読めるし、家の事も父がやったの。あたしは6人きょうだいで、兄3人、姉、私と妹。そのうち3人は眼が悪いの。

 昭和18年(1943年)に小岩に引っ越してきたみたい。18歳離れた一番上の兄は晴眼者だったので、あたしの面倒を良くみてくれた。でも、その兄は結核で、妹も生まれてすぐに肺炎で亡くなった。世の中、食べる物、着る物、履く物、燃料もない時代だった。我が家も貧乏だった。

 近所の子たちと縄跳びやゴム跳びをして遊んだ。仲間は、あたしの眼が悪いのを知っているので、ゴム紐に白い布をつけて高さがわかるようにしてくれた。
 近所の子が小学校に通うころ、あたしは飯田橋にあった盲人技術学校(現:都立文京盲学校)の寄宿舎に入った。盲学校に来る人は年齢もバラバラ。戦争が激しくなり学校は閉鎖。結局1年くらいしか行かなかった。習ったのは点字くらい。家に戻り庭に掘った防空壕に逃げ込んだこともある。昭和20年(1945年)8月15日終戦。親たちは泣いていた。あの日は静かでいいお天気の日だった。兄と姉は成田(千葉県)でマッサージの仕事をしていた。あたしは学校に行かないで姉さんの子ども2人の子守り。

 昭和26年(1951年)、15歳のころ、箱根で「按摩マッサージ紹介所」に住み込んで働きながら、沼津の盲学校に通った。視力が0.04だったので歩くには不自由しなかったの。箱根から沼津まで1時間半くらいかかった。身体も細く体力もないので体を壊し、実家に戻り休養し、また箱根に戻るということを何度も繰り返したの。家が貧乏だから、あたしも働かないと食べていけないの。両親にお金の心配をかけたことがない。仕事を始めたころ「あんた、もったいないわね、器量がいいのに眼が悪くて」と女性のお客さんによく言われた。それは嫌だったわね。眼が悪いのはどうしようもないし。

 仲間から、東京の大久保(新宿区)に「ヘレン・ケラー学院」という、あん摩マッサージの養成所があることを教えてもらって一時通ったけど仕事と養成所の両立は大変なのですぐやめた。当時は、学校で学ぶより、実際に仕事をしながら技術を身につけるというのが多かったわね。床屋さんなどもそうだったと思うの。親方のところに住み込んで技術を身につけて一人前になるなどね。それから東京都の「あん摩マッサージ」の検定試験に受かったの。

お嫁にいきました

 昭和34年(1959年)、23歳の時に向島(墨田区)で働き始めた。曳舟(墨田区)に「按摩マッサージ紹介所」があり、あん摩職人が16人いた。眼が悪いのは、あたしともう一人だけ。あとは晴眼者。紹介所から向島の花柳街の芸者置屋、料亭、旅館に派遣されるの。

 最初のころは紹介所に住んで働いたけど、他の人が夜中じゅう仕事で出入りするので眠れなくてさ、それで通いにしたの。向島は夜キラキラしていて、昼間は眠っている場所だから。あたしは朝10時には紹介所に入り、夜は最終電車で帰って来たの。時間が空いている時(待機時間)に紹介所の近くの銭湯に行ったりしていた。

 向島のお客さんは、ほとんどが社用族で炭鉱関係の人が多かったわね。それも役職のある人。向島は平社員が来られる場所ではないから。お客さんのところに行く時は白い制服を着ていくの。あん摩の仕事は重労働。男の人は80sくらいの人いっぱいいるからね。それを1時間20分揉む。だから指が変形しちゃって。あたし、指名も多かったのよ。賃金は歩合制だけど、チップだけで自分の小遣いは足りたわね。昭和39年(1964年)、東京オリンピックを控えて、景気のいい時代だったわ。

 あたし一度、嫁に行ったよ。向島の芸者屋のおばさんに「あんた一回は人に添ってみろ」って言われたの。「そうか」と思い、あまり考えずに平井にある相手のところに行ってしまったんだよ。27、8歳のころかな。あたしより一回り上のペンキ職人で2人使っていた。酒飲みで、味噌汁が甘いだの塩っぱいだの、朝から風呂沸かせだの、結構うるさかったの。でも、悪い人ではなかった。ペンキ職人だから「汗かいた」「汚れた」といって洗濯物いっぱい出すのよ。当時の洗濯機の脱水はローラーを手で回して絞るの。あたし、意外と家事はちゃんとやるほうだったのよ。魚も焼くし、味噌汁、煮物、形はきれいにできないけど天ぷらだって揚げたのよ。布団だって干したよ。お義母さんも一週間くらい泊まっていったことがあり、お礼を言われた。

 あたしは籍を入れるつもりはなかったの。そのせいか、相手は「いなくならないでよ」「帰らないでくれよ」とよく言っていた。あたしの父にもよくしてくれたし、仕送りもしてくれた。平井では亭主の稼ぎでちょっと豊かに暮らしていた。10年くらいいたのかなぁ。肝硬変で51歳で亡くなった。故郷の北海道までお骨を届けに行った。それで終わり。

家を建てました

 実家に戻り、両親の面倒をみながら、また向島で働きだしたの。父親の知り合いの大工の棟梁が「カネ貯めているうちに家を建てちゃいな、物価も上がってくるから」と言ってくれた。それで昭和53年(1978年)に家を建てた。それまでの家は二間しかなくボロボロで雨漏りもしていた。建築費の半分くらいは貯めていたけど、残りの半分は、棟梁の息子さんに毎月分割で払った。だから、すごく苦労したというか、頑張ったね。

 明治生まれの父が昭和56年(1981年)に81歳で亡くなり、2年後に母も亡くなった。父は酒が好きで、母は煙草が好きだった。二人には好きなようにさせてあげた。

 両親が亡くなってから、ここで一人暮らし。52、3歳ごろから、なんか視力がないなぁと思って医者に行ったら緑内障だと言われた。それでもまだ働けるからよかったなぁと思って。だから運がいいなぁと思った。

 それから、八幡(千葉県)のサウナで仕事をした。サウナでは治療時間が短いし、お風呂は入れるし、ご飯は食べさせてくれるし、車での送迎もあるし、有難いね。あたし、市川や行徳に個人のお得意さんもいたのよ。サウナに来る旦那さんの紹介で、その人の奥様のマッサージにお宅に伺うの。

今、のん気に暮らしています

 緑内障が進み60歳のころには仕事もやめた。全く見えなくなって一人で外に出るのが怖くなった。それで、盲人会(現:NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会=略称:江視協)に入った。江視協にはいろいろなクラブがあって、あたしはガイドさんと一緒にリズム運動、カラオケ、花などをやっている。江視協の30周年記念で沖縄に行ったときに、初めて飛行機に乗った。旅行は楽しいね。沖縄では粘土でシーサーを作った。見本を触りながら作ったのよ。記念に家の玄関に置いてあるよ。

 介護保険を利用して週3日デイサービスにも行っている。特に魅力なのは食事とお風呂だね。食事はおいしいし。デイサービスのみんなも、あたしの眼が悪いのを知っているけど特別扱いしないで良い加減にほっといてくれる。体操したりゲームをしたりして、ちゃんとできなくても気にしない。運動の一つと思っている。

 今でも、自分でできることは何でもしますよ。台所の洗い物もするし洗濯もします。見えないからといって汚くしていると思われるのは嫌だからね。料理も煮物くらいは作りますよ。見えなくても音やにおいで分かるからね。できないのは、読んだり書いたりすること。何でも人にやってもらうのが当たり前になっちゃったら、自分でやろうという気がなくなっちゃうもの。晴眼者と同じことはできないけど、やらなくちゃしょうがない。やらざるを得ない、生きていくにはね。テーブルの上の瓶に留めてある輪ゴムは、袋を閉じる時や洗い物をする時に袖を止めたりするの。ピタッとしていないと嫌なのよね。着ている物も汚れていると言われるのが嫌だから。恥かかされるのは嫌だからね。

 昔に比べたら、今は食べたい物を食べ、着たい物を着られる。のん気に暮らしていられるのも自分の家があるから。それもずっと働いてきたから。あたしは仕事にも恵まれたと思う。自分で言うのもおかしいけど、自分の努力で生きてきたからね。

              ◆ えどがわの女性 vol.40 2021年3月より
                       (江戸川区聞き書き研究会)
              ◆ インタビュー/2020年8月 2020年9月




故丸山美代子さんを偲ぶ


                             松本 俊吾


 東京地方が梅雨入り間近の令和3年6月1日に、本会で長年会員としてご支援を下さっておりました丸山美代子さんが、病気療養中のところご逝去されました。

 思い出しますと丸山さんは、2年ごとの私の会長選挙の際に、選挙管理委員として確か5回くらいでしたでしょうか、快く委員をお引き受けいただきました。私がお話しする際には何時も笑顔でお相手をしていただき、いつも優しい笑顔が今も瞼の裏に焼き付いています。

 15年くらい前だと思いますが、富士山の富士宮口にほど近い、白糸の滝に本会の徒歩訓練バス旅行で訪れた時に、丸山さんは初めて本会の旅行に参加されて、車酔いを心配されていましたが、元気で船堀に帰着して、「本当に皆さんでバス旅行して楽しかった」と今にも笑顔がこぼれそうな様子でお応えいただきました。

 また平成23年4月19日から4日間、沖縄八重山諸島の創立30周年記念旅行に、ガイドの金子曜子さんと参加。果たして3泊4日の飛行機とバスの旅に最後までお付き合いできるかを心配されていましたが、無事に4日間を楽しんで頂きましたときには、内心私は胸をなでおろしたことを昨日のように思い出しています。

 本会の行事にも参加してくれましたが、一箇所に長くいると体調を維持できずに会場からロビーにでて休息されるような事もありました。おとなしく優しい性格は、会員の皆様にも親しまれていました。最近はガイドの金子さんと星谷さんが主に介助にあたっておられたようでした。
 ここ数ヶ月腎臓の透析治療を受けておられたようで、北葛西のM病院に入院をされていたようでした。ご主人のお話ですと、病態が急変しご逝去されたとのことです。誠に残念でなりません。6月7日に家族葬にて、静かに天国に旅立たれました。私は6月11日の午後、成田さんと付き添いのガイドさんと4人で船堀の新川沿いのご自宅を訪問し2階の祭壇に遺骨と共に笑顔の遺影に頭を垂れて、線香を手向け、お参りをさせて頂きました。傍に小柄なご主人が見守るなかでしたが、丸山さんに「天国で私たちの活動を見守っていて下さい」とお祈りしました。

 新川沿いは今はカルガモの親子が水面を泳ぎ、多くの野鳥があつまる、緑と水辺のある素晴らしい環境の一角におうちがあり、ご主人の見守りの中で、安らかにお休み下さい。ご冥福をお祈りします。            合掌




気になったコロナワクチンの副反応


                             星野 勇


 この頃はコロナ、コロナで明け暮れ、明るい話、話題は見当たらない。そこでコロナウイルスで思ったことを記してみる。

 令和3年は晴れて元旦が来た。初詣、氏神様2ヶ所にお参りした。美味しい料理も頂いた。ラジオを聞くと、新年の話題とコロナのことが聞こえて来る。私は東京都のコロナ感染者を毎日点字で記録している。それによると大晦日は1337人、気温は7.6度、1月7日は2447人、12.7度だった。街を歩いてもマスク人があちこち行ったり来たりが聞こえて来る。食べ物屋も静かで、カレーとか揚げ物の匂いがかすかに冷たい風に乗って来るだけだ。こんな中でも私はガイドさんと歩いた。3、4分歩くと背中が痛くなり、つい休んでしまう。そしてまた歩き出す。腰も痛くなる。雨の時は都バスを利用するが、バスは全然飛ばさないでのんびり走っている。この徒歩訓練は体力を落とさないためにと思うからだ。日々歩きを繰り返しているうちに、ガイドさんが「梅が咲きましたよ」「桜が満開になりキレイですよ」と春を知らせてくれた。

新型コロナウイルスのワクチン接種した

 私は4週ごとに基礎疾患で通院をしている。今回は6月4日(金)午後、通院した。受診券を出して女の先生の診察を受け、薬が出るのを待っていた。院内処方である。この間、コロナワクチン予約のこと聞いた。すると6月末頃電話予約するよう言われた。多分殺到するかもしれないとか私はぼんやりと思っていた。少しして看護婦さんが来たので「予約やりにくい」と話したら、「実施するのは7月12日からの分だから、予約に入れてもいいわよ」と言う。私はそんなに急がない方がいい、ひと月先でもいいと思い、お願いし予約できた。「電話予約はしなくてよい」と言ってくれた。だがその数分後に再び看護婦さんが来て、「今、ワクチン予約者のキャンセルが急に出たのよ。だから今なら、今日ならすぐできますよ」と言ってくれた。急な展開だったが、体調もいいし、私は接種をお願いした。区役所から来た接種券を出して、ガイドさん、看護婦さんに記載して貰い、今度は男の先生の診察を受けた。次いで採血してくれた看護婦さんが、注射してくれた。ときに15時10分だった。この看護婦さんはいつも採血してくれる優しそうな女性である。経過観察15分後でも、アレルギーなど急変はなかった。注射もチクッと感じたくらいだった。薬はたっぷりと出て、薬の袋に点字で薬名を書いた。

16時ごろになり、病院をあとにした。それで院内に50分いたことになるが、変わりなかった。外は雨風強くて、すぐバスを利用し帰宅した。ガイドさんには感謝。そのまま帰られた。

 帰宅後、左上腕部の接種したその少し下が徐々にだる痛いのがやってきた。夕食時、誤嚥(食べ物が何となく引っかかるような感じ)して苦しいと思ったが、すぐ消えた。左腕の痛いのは強くなるも、夜は眠れた。翌日はだる痛いのが続く。触るともっと痛い。少し膨らんでもいた。それから喉の違和感は少し出て、うがいしたりした。翌々日になったら、ほとんどこれら副反応は消えていき、触れば痛いくらいで体調も良い。

 ここで周りの人たちに1回目接種後の様子を聞いてみた。ほとんどは私のように軽く経過していったようだ。しかし中には大きく腫れて赤くなり、2週間過ぎても赤い発疹が残る人、痛みは少ない人、注射の時痛かった人、夜も眠れないほど痛くだるかった人など、様々だった。接種2回目、無事に終えた人も周りにはいた。私は6月25日(金)午後、2回目の接種を受ける。

コロナワクチン2回目接種

 6月25日、予約日が来て、午後ガイドさんに導かれ、I病院に着いて、接種券を出した。問診票も記載して貰った。熱は36.1度。間もなくして呼ばれ、女医さんの診察を受け、1回目のことなど聞かれた。鎮痛解熱薬は出るか聞いた。「出ません、熱が出た時は来院するか、薬局で買うように」と言われた。接種できるとなり、間もなくして呼ばれ、看護婦の指示によりアルコール消毒され、左上腕三角筋下部に注射された。チクッとした。14時50分だった。15分タイマーを渡され待機した。そして2回目終了証を貰い保管するのだ。予防接種済書を見て貰うとファイザー製ワクチンで筋肉注射と記載されていた。橈骨神経の近い所に注射をするので「しびれはありませんか」と聞かれたが、アレルギーショックもなく病院を出た。近くにあるローソンでコーヒーを飲み待機するも何の異常もなく、歩いて帰宅した。16時8分だった。その後の経過は、翌日接種部のまわり三角筋が痛み、少しだるく、腕を動かして少し痛かった。喉の違和感は少ない。翌々日は軽くなっていく。接種部は少し膨らんで消えていった。体温は36度と変わりない。

28日が明けた。お腹に違和感があり、いつもと違うガスが力なく頻発した。そのうち下痢便をもよおし数回トイレに行く。でもこれが副反応かはわからない。周りの人達、2回目も軽く経過して、良くなっていったという。だが報道では3日目、4日目に発熱したが数時間で消えたと言う。それから血栓と心筋炎がまれにあったとか聞いた。

 ワクチン接種後、「良かった、安心した」の声を聞いた。だがワクチンは治療薬ではないと思う。新型コロナがはやる前の生活に戻るのは良くない。治ったとか、うつらないではない。だから今も続けているマスク着用、手洗い、消毒、三密を避ける、大声で話し合わないなど、飛沫感染を防いでいくことだ。抗体はすぐできない。2回目接種後2、3週間は体内にできないと言われ、この間(かん)は引き続き感染しないようにするのだ。

 今年の梅雨もシトシト雨ではなく、降らないが曇りがち、降ればどしゃ降りだ。先日沖縄では線状降水帯が発生して3時間で150ミリ余の降雨があったとか。それで梅雨が明け真夏になったら猛暑が続くのか、不安定な陽気になるのかわからない。ただ夏は来る。今年も夏は来る。オリンピック、パラリンピック、開催されれば人はたくさん集まって来る。熱中症は高温・多湿・無風の環境下で起こる。長時間家の中、部屋でも起こる。高齢者は鈍くなっているから気づくのが遅れる。
 それから脱水症も怖い。

私はかつて数人で雲取山に登った。暑かったが空気は良い。歩く次第に体が重くなり、だるくなって来た。しょっぱい大汗がたくさん出て、着衣はビショビショ、ついに足が前に出なくなった。水筒の水を飲み干すも足りない。近くに水場があると教えられ、ヨタヨタ歩きたどり着いて、冷たい湧き水、清水をたっぷり飲んだ。1リットル近くは飲んだか、数分で回復した。でもあの時飲んだ冷たい清水のうまかった、おいしかったことは、今でも忘れない。
          終わり  6月30日 記す




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.簡単おいしいクッキング


〔藤原美子さんのレシピ〕

◎ ゼリー

材料   どんなジュースでも良い(コーヒー・紅茶でも良い) 1リットル
     粉寒天4グラム

作り方(1)鍋にジュースを入れ火でゆっくり温める。
   (2)煮立つ前に4グラムの粉寒天を振り入れ、1分ほどかき混ぜながらゆっくり煮て火を止める。
   (3)少し冷めたらタッパーのような容器に入れてゆっくりと冷やす。
   (4)冷めたら冷蔵庫などに入れて固まるのを待つ。
※ 冷めればすぐに固まりますので失敗がありません。


〔窪田あずささんのレシピ〕


                 『カゴメトマトジュースレシピ』より引用
◎ トマトジュースのヨーグルトドリンク

材料(1人分) カゴメトマトジュース100ml プレーンヨーグルト100ml
       砂糖またはハチミツ大さじ1/2強

作り方(1)ボールにヨーグルトを入れ、滑らかになるまで混ぜる。
   (2)(1)にトマトジュースを注ぎ、よく混ぜる。
   (3)(2)に砂糖またはハチミツを加え、かるく混ぜ、グラスに注ぐ。
※ 実際に作ってみました。甘酸っぱくて、口当たりの良いドリンクです。
  プレーンヨーグルトはかき混ぜすぎない方が、トマトジュースとの濃淡の違いを楽しめます。材料は2倍にすると作りやすくなります。野菜不足を感じた時、食欲がない時、小腹はすいたけどお菓子に頼りたくない時におすすめです。作りやすく、美味しいので、何度も作っています。  (窪田)


2.便利グッズの紹介  **日常生活に役立ちます**


今回は、私が使って便利な100円ショップ、DAISO(ダイソー)・Can☆Do(キャンドゥ)の製品をご紹介します。    成田貴美代

                       (ネットニュースより抜粋)


1.排水溝フィルター

洗面台の排水溝に十字枠がある事を必ず確認してから使用する。
洗面台の排水溝に入れて使う。髪の毛や小さいゴミなどが引っ掛かり、流れていかないので便利。流れが悪くなったら取り換える。


2.冷蔵庫ドアポケット仕切り板

ドアポケットに仕切り板をはさんで使う。マヨネーズやケチャップ、その他いろいろ立てて使えるので便利。
わさびやからしのチューブなども、ドアポケットに挟んで一つずつ立てるものもある。


3.どこでもペタッとゴミ袋

シールがついていて、どこにでもペタッと貼れちゃうゴミ袋。
使った後に袋を閉じるときも、シールがついていない方の持ち手に穴が開くようになっていて、シール側の持ち手を通せば簡単に閉じられる。
剥がしたところに跡がつくことはないので安心。
   ※ サイズ・種類はいろいろありますので、各ご家庭の仕様に合わせて、お買い求めください。




えどもう花壇




〈藤原 美子〉

    まぼろしは 時代のぼりし 安宅船(あたけぶね) 湾内めぐりて家光しの
    抱きしめん ランドセルせおいて てれる孫 拍手喝采 春のよきひよ
    コロナなど 知らぬと咲くは 花ばかり 公園通りの 病しらずよ


〈渡邊 登〉

    凛として コロナごときに 負けるなよ 霊長としての 威信にかけて
    ふたりっきり 笑っていたい 老いの日は 米粒ほどの 嬉しさあって
    美ら海(ちゅらうみ)とは なんと雅な 沖縄(うちな)再た(また) 訪いたき思い つのりつのりく


〈和田 彰〉

    手を合わせ 心に迎える 初日の出 今年一年 幸せ祈る
    遅くとも 走る喜び 我にあり 公園走る さくら満開
    楽しみは おいしきもの 食べるあり 初物食う びわとそら豆


〈長谷川 とくよ〉

    外歩き 一人でできぬ われなれば 片足立ちを 日に幾たびも
    九十を 一つ越えしも 手まりつく てんてん手鞠 てんてんてまり


〈井草 恵子〉

    われ祈る 友と語り 想い出を マスク不要で いつまた会える
    ラジオ聴き 今日も驚く 人数に 早く飛んでけ 憎きコロナよ


〈松本 俊吾〉

    梅雨晴れの 小高き丘の サクランボ 実り豊かに 喉を潤す
    藤棚の 一輪(いちわ)の枯房(こぼう) しずく落ち 薄暮の水面(みなも)に 波紋ひろがり


〈窪田 あずさ〉

    水無月の 夏越(なごし)の祓え(はらえ) 愛宕山 茅の輪をくぐり 思い新たに


〈成田 貴美代〉

    満開の 河津桜が 春を呼ぶ 視線集める フラワー公園
    摘み取りて ほおばりしかな さくらんぼ 佐藤錦の うまかりしこと




編集後記




 2年目となるコロナ騒動の中、何とか実現されるオリンピック開催のころに、第43号をお届けすることができました。
 みなさま、ご協力ありがとうございました。

 SDGs を掲げ、80年後の青写真に向けスタートした江戸川区に、当協会も参加いたしますが、今後もより良い明日にむけて、皆様とともに力強く歩んで参りましょう。                            (S)

情報誌編集委員
      井草 恵子  金子 曜子  窪田あずさ  鈴木 洋子
      成田貴美代  日高真木子  藤原 美子  松本 俊吾  (50音順)




第43号トップに戻る



アイネットONLINEにもどる



かんたん、おいしいクッキングへジャンプ



えどもう歌壇へジャンプ



江戸川視障協にもどる