第29号トップ


もくじ

巻頭言

平成26年度通常総会を終えて

同行援護従事者(ガイドヘルパー)32時間&情報提供4時間研修会報告

通院等介助支給量問題等で区障害者福祉課と意見交換

江戸川ガイドヘルプセンター 利用者・ガイドヘルパー業務に係る説明会開く

福耳通信(江戸川区中央図書館より)

鬼怒川の船下りを楽しむ

小学生とタッチミーアート交流会

百萬石にてランチの会

城東ブロック親睦旅行に行きました

女性部便り

小さなたびあっちこっち 川をめぐって

富士山5合目でハーモニカ吹いたら 小鳥がぴーぴーさえずってくれた

新年にあたってのあなたの思いは

暮らしのア・ラ・カ・ル・ト

 1.簡単おいしいクッキング

 2.便利グッズの紹介

 3.ドコモの新料金スタート

えどもう歌壇

編集後記




巻頭言


                              住山 浩子


 平成26年度が始まりました。今年度は、江戸川視障協の35周年、ガイドヘルプセンター開設10周年記念という節目の年になります。「身の丈に合った」記念行事を行えたらいいなあと思っております。

 6月2日、鬼怒川のライン下りを、晴天に恵まれ暑い中、船着き場までの険しい階段を降り、川下りを楽しんで来ました。今年度も、江戸川視障協の活動に、皆様の参加をお待ちしております。

 さて話は変わりますが、「都営新宿線」にホーム柵が出来ることになります。このことで、東京都の交通局に電話をして確かめてみました。完成は5年後で、計画中で、どの駅から着工するか検討中ですが、完成する日を楽しみにしています。

 私はまだ目は少し視力のある時に、船堀駅で急いで電車に乗ろうとした時に、電車の連結のところへ乗ろうとし、駅員におさまえてもらい、落ちずにすんだことがあり、それ以来怖くなり一人で出かけることがなくなりました。

 ちなみに今、全国でホームドアのある駅は、いくつあると思いますか。
 ホームドアの始まりは1991年に地下鉄南北線でした。そして2000年に三田線に可動式ホーム柵が出来ました。それから徐々に増え、都内では山手線、丸の内線、大江戸線などと増えました。全国的には、北は札幌から、南は九州の福岡までと広がって来ています。その駅数を少し記します。

    2001年度末  180駅
    2005年度末  306駅
    2010年度末  480駅
    2013年9月末 574駅になっています。

 また2013年12月21日に山手線の高田馬場駅に、可動式ホーム柵が出来ました。この駅で、41年くらい前に1人の青年が転落死をした悲しい出来事がありました。高田馬場には日点や都盲協、日盲連等、視覚障害者の施設が多くあるところなので、本当によかったと思っています。

 今はガイドさんと出かける事が多くなり、ちょっとホーム柵のことも気にかけていきたいと思い書いてみました。

 アイネット29号には、5月17日の通常総会の記事をはじめ、ガイドヘルプ説明会、鬼怒川ライン下りのリポート等、盛りだくさんでお届けします。




平成26年度通常総会を終えて


                             小林 智恵子


 去る5月17日(土)、午後1時から3時30分まで、NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会・平成26年度通常総会が、タワーホール船堀・4階研修室にて開催されました。風はやや強く吹いていましたが、晴天に恵まれ、40名の会員と、付添いのご家族・ガイドヘルパーなど、たくさんの方が集まりました。

 当日は、本会顧問の田島和明先生(都議会議員)と、須賀清次先生(区議会議員)が、ご公務の中駆けつけてくださり、大変心温まるご挨拶をいただきました。

 住山浩子さんの開会の辞に続き、大里由美子事務局長から、職員の大竹祐子さん・門口哲子さん・横山薫さんが紹介されました。ここで、千歳雅行前事務局長退任の挨拶がありました。

 続いて、松本俊吾理事長の挨拶があり、その中で、 @ 平成25年度も、皆さんのご支援・ご協力によって、本会事業を行うことができた。
A 役員など、責任者の皆さんが自覚をして粛々と業務を進めていけば、26年度は、予算的にも何とかなると思う。
などと話されました。

 司会者の成田貴美代さんによって、議長に冨澤豊、議事録署名人に松本俊吾・岡畠信子さんがそれぞれ選任されました。定足数の確認が行われ、これにより総会が成立し、議事が進行しました。


【第一号議案】 平成25年度事業報告並びに決算承認の件

 * 総括報告 : 松本理事長より、以下の報告がありました。

1. 事業の成果
 @ 同行援護・居宅介護事業(通院等介助)の派遣実績は、28,800時間ぐらいで、前年に比べると、ほぼ1,000時間少なかった。25年度は、大雪とか、猛暑とか、いろいろと気候的な変化があったが、よく使っていただいたと思う。
 A 事務局の職員の方々にご苦労を掛けて、事業者指定の書類を作成していただき、無事に定款認証を受けることができた。
 B ガイドヘルパーの養成研修は、32時間コース(2月15・16日、22・23日)と、情報提供(補講)などの4時間コース(3月1日)が行われた。受講者は48名の定員一杯で、特に4時間コースでは、当センター登録のガイドヘルパーの方が23名参加され、とてもありがたかった。
 C 日常生活、外出支援は生命線なので、同行援護・居宅介護などのサービスの支給量が削減されないように、役所の理解を深めながら、注意深く見守っていきたい。何かあったら、ガイドヘルプセンターにご連絡いただければ、私のできる範囲で努力させていただく。
 D 今年度は、収支を何とかプラス・マイナスゼロぐらいまで回復させたいと考えているので、皆さんに一層のご支援をいただきたい。

2. 特定非営利活動に係る事業
 @ 公的機関発行の録音物等の発受事業
 A 障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業(同行援護・通院等介助)
 B ガイドヘルパーのための研修会等開催事業 : 平成26年2月・3月に、情報提供部門の補講と、新規ガイドヘルパーの養成を実施。
 C パソコン講座・研修会等開催事業

3. 本会の運営委員会が実施する諸事業及び活動
 @ 視覚障害者の防災対策、自立と社会参加及びバリアフリー化の為の諸活動
 昨年は、福祉部との懇談会と、土木部・危機管理室、広報課、文化課・スポーツ振興課・図書館・教育委員会・生活振興部地域振興課・都市開発部との各意見交換会が開催された。
 A 5大行事の開催
 徒歩訓練旅行(南房総・鴨川温泉と房総半島周遊)、納涼懇談カラオケ大会、日帰りバスハイクの実施(筑波宇宙センターと梨がり)、第29回文化祭、平成26年新年会
 B 城東ブロック行事への参加・協力(幹事区は葛飾区)
 家庭生活訓練事業(指編み教室・リズム体操)、スティックボール大会、サウンドテーブルテニス大会(団体では江戸川区が2位・個人では成田さんが2位)、交流カラオケ大会(江戸川区は準優勝・星野さんが努力賞)など。
 C 本会の組織強化に繋がる諸活動の積極的な取り組み
 情報誌「アイネット」の発行、クラブ活動、区民まつりのバザー事業など。
 D 区内の友好諸団体との交流 : 各ボランティア団体による支援・協力。
 E 区内の障害者団体・上部団体との連絡調整と行事に対する協力
 障害者団体連絡会(年4回)、ろう者協会・ハンディキャブ江戸川区民の会との交流、日盲連・都盲協との連絡調整と諸行事に参加、居宅移動支援事業所TOMOとの協力関係の発展など。

 * 現在の会員数 : 正会員80名、賛助会員34名、会員総数114名
 * 小野塚副理事長より、役員の構成について、理事9名(その内、常務理事6名)、相談役・顧問をふくめて18名で運営されたこと、理事運営委員合同会議・理事会が年9回(12月と4月は相談役も出席)、常任理事会が1回、運営適正委員会が2回開催されたことが報告されました。続いて、毎月発行されている情報連絡テープの内容の報告がありました。
 * 女性、熟年、文化、体育、職業、企画、広報事業、安全対策の各部長、都盲協の担当者の挨拶がありました。
 * 平成25年度決算報告
 大里事務局長より、収支計算書、貸借対照表、財産目録、特別会計等が報告されました。その後、税理士の平野監事より、本会の財務面に関する説明と、事業内容・収支見通し、正味財産の推移等を含めた監査報告がありました。続いて、`島顧問・松本理事長より、本会の経費節減の必要性について、補足説明がありました。

 ここで、会員から、事務局職員の法定福利費について質問があり、事務局より回答されました。


【第二号議案】 役員補充の件

 松本理事長より、

 @ 3月に、役員2名(田名後浩子さん・池田定道さん)が退任したが、現状の13名で運営していくこと
 A 理事を9名から8名(その内、常務理事6名)にすること
 B 都盲協代議員の欠員により、成田貴美代さんと住山浩子さんが補充されたこと
が報告されました。

 ここで、各役員が紹介され、住山副理事長と、冨澤常務理事の所信表明がありました。


【第三号議案】 平成26年度事業計画並びに収支予算承認の件

 松本理事長より、今年度の事業計画が発表されました。その中で、

 @ 事務局と執行部との意思疎通を図って、業務がスムーズにいくように、毎月1回、事務局会議を行う(出席者は、理事長・副理事長・事務局職員で、必要に応じて、相談役・顧問にご助言いただく)。
 A 役員会は9回から6回に減らし、状況によって、常任理事会を1、2回行う。
 B 情報連絡テープも極力少なくする。
 C 適正委員会は、半期に1回行う。
などと話されました。

 続いて、大里事務局長より予算案が提示されました。その後、松本理事長より、

 @ 今年度予算案のように、行事の経費などを節減していけば、毎年、決まった額の繰越ができる。
 A クラブ活動など、皆さんもどんどん活動して、同行援護を使っていただきたい。
 B 事務局長が交代して、引継ぎなどで時間が取れなかったため、次の理事会で、予算案を若干修正することをご承知いただきたい。
などと、補足・説明がありました。

 ここで、以下のような質問がありました。

Q(田名後):前年度は、大体月別にして、皆さんがどのくらいの時間数を使ったのか?
 それと、今年度の予算は、どのくらいで計算しているのか?
A(大里):昨年度の月別平均時間は、同行援護・通院介助を合わせて2,300から2,400時間。今年度予算案は、年間300時間ぐらい減らして組んでいる。


【第四号議案】 その他(松本理事長より)

 @ ガイドヘルパー10地区別名簿配布について
 ガイドヘルパーの養成研修が終了して、新しい方も10人ぐらい登録したので、地区別の名簿を作成した。7月26日には、ガイドヘルパーと、利用者と分かれて、それぞれ意見交換会を行うことになっている。

 A 東京都盲人福祉推進政治連盟会費納入の件
 是非、皆さんにご協力いただきたい。

 B 賛助会員入会について
 新しいガイドヘルパーやご家族の方々にも、是非ご協力いただきたい。


 議事は順調に進行し、第一号議案から第四号議案まで、全て拍手をもって承認されました。議長退任挨拶の後、高田孝治さんによる閉会の辞で総会が終了しました。

※ 変化の多い社会に付いていくのは大変ですが、常に、いろいろなことに関心を持って、冷静に、前向きに、行動していきたいと思います。




同行援護従事者(ガイドヘルパー)32時間&情報提供4時間研修会報告




 本会は平成15年8月にNPO法人を立ち上げ、視覚障害者自身が事業を手がけることを設立総会で議決しました。そして江戸川ガイドヘルプセンターは、準備期間を経て、平成16年4月に開設し、本年10周年を迎えることとなりました。

 この間、東京都、江戸川区を始め、関係者の皆様方のご支援により、視覚障害利用契約者100人の外出をサポートして参りました。また平成23年10月に居宅介護事業の個別給付の同行援護サービスが開始され、当事業所では、江戸川区を主に派遣する30才から60才のガイドヘルパーさんの確保・増員が急がれていました。これらの状況を踏まえ、東京都の事業者指定のもとに、去る2月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)の4日間に、第1回ガイドヘルパー養成研修を、江戸川区の全面的ご支援のもとに開講することができました。研修会の講師には、公益社団法人東京都盲人福祉協会の専従職員を始め、視覚障害者の介護や障害者福祉に理解のある方にお願いし、講義・実技研修の内容は日本で最高レベルの研修がなされました。その結果、定員24名の受講(1名研修不可)により23名に修了証を交付しました。別項でも報告しましたが、新たに十数名の新規登録契約のガイドヘルパーさんが初心者研修を終え、視覚障害者の安心安全の外出をサポートして頂いております。


 〈研修概要とその後の経過〉

 @ 日程 2月15日(土)、16日(日)、22日(土)、23日(日)の4日間
    講義18時間、演習14時間、合計32時間

 A 場所 講義…タワーホール船堀 実技…タワーホール船堀周辺、船堀駅等

 B 受講料 35,000円(テキスト代、保険料、消費税込み)
 登録契約を済ませた皆さんの初心者研修に、現在ベテランのガイドヘルパーさんが研修指導員としてご協力を頂いております。

 なお、3月1日(土)午後1時から5時30分に、タワーホール障害者協議室にて、同行援護一般課程、情報提供・読み書き実技を含む4時間コースを実施し、本会登録ガイドヘルパー23名(外部受講者1名)全員に、一般課程修了証を交付したところです。今回の二つのコースの成果は、去る5月17日の本会通常総会に於いて報告し、承認されていることを付記し、研修会報告とします。     (SM)




通院等介助支給量問題等で区障害者福祉課と意見交換


                              松本 俊吾


 高齢化社会の到来は、誰もが自身の健康状態を良好に保つために、いやがおうにも気になるところです。
 去る5月29日から31日に大分市で開催されました、第67回全国盲人福祉大会でも、病院内の介助や入院時のヘルパーの介助問題が、取り上げられていました。そこで本号では、視覚障害者の通院について、読者の皆さんと考えてみたいと思います。  さて、本会では去る5月27日と6月18日に江戸川区福祉部障害者福祉課との意見交換を行いました。

 本年度第1回障害者福祉課との意見交換の内容はおよそ次の通りです。

日時・会場 … 5月27日(火) 13:20〜14:00・江戸川区役所3F 認定審査会室
江戸川区出席者 … 甲斐障害者福祉課長・菊地計画係長・
          関口身体障害者相談係長・鬼頭庶務係長
本会出席者 … 松本俊吾・小野塚耕吉・住山浩子・大里由美子(新任事務局長)


 まず、日常の外出に利用しています「同行援護」支給量の決定は、個人の外出要件をもとに行うことをお願いしました。また、9月の第60回記念全国盲女性研修大会東京大会と、10月の第46回東京都盲人福祉大会中野区大会参加者へ支給量の増量について要請したところです。

 さらに、実績記録票の表記方法について、守秘義務の関係を考慮して、様式の検討をすることに理解を求めたところです。
 標題の通院時のガイドヘルパーの利用について要約してみました。

 通院等介助支給量の認定手続きについては、通院等介助による通院と、同行援護による通院の線引きと利用法を含め、利用者から通院の状況を聞いて支給の決定をして頂くことを要請したところです。
 そこで、通院等介助の申請について、『点字東京』平成24年4月号を引用して説明しましょう。

 江戸川区においては平成19年から、65才以上の高齢者が病院を利用する場合に、介護保険の通院介助ではなく、障害福祉サービス事業の支給量による、ホームヘルパー2級を持つガイドヘルパーによる通院が認められています。定期的な通院には、65才以上の場合、次のような手続きをすることになっています。

 @ 介護保険の窓口に対し、「障害程度区分」の申請を行い、決定通知を受けること。
 A 決定通知書を添えて障害者総合支援法に基づく通院等介助の申請を改めて担当窓口に行い、調査員が利用者の事情を勘案し、審査会で支給量が認められれば、通院等介助の「障害福祉サービス受給者証」に従って、事業所との契約を済ませますと、通院のためのガイドヘルパーの派遣が受けられます。

 第1回の意見交換を受けて、通院等介助の利用について、会員の皆様方からのご意見や問い合わせなどがあり、6月18日に「通院等介助」に限って甲斐障害者福祉課長、関口身体障害者相談係長、菊地計画係長との懇談会を行いました。
 その結果、次のような内容が確認されました。

 一つに、居宅サービス事業(個別給付)中の「通院等介助」支給量問題では、一部の視覚障害者について、ケースワーカーの再調査による、通院等介助の支給決定を図って頂くこと。
 二つに、江戸川区が平成19年以来、区内視覚障害者に指導してきました、慢性疾患で通院継続中の場合には「通院等介助」支給量による通院、急性疾患には同行援護による通院を適用、という取り扱いを引き続き行っていただくことになっております。
 この二つの要件を含め、平成16年4月の江戸川ガイドヘルプセンター開設時に、事業所と江戸川区間において確認した視覚障害者の外出支援サービスについて、これからも相互信頼のもとに話し合いによる問題解決を図ることになりました。今後とも通院が円滑に行われますよう皆様のご協力をお願いしご報告とします。

江戸川区ホームページ http://www.city.edogawa.tokyo.jp/




江戸川ガイドヘルプセンター 利用者・ガイドヘルパー業務に係る説明会開く

                                松本 俊吾


 平成16年に本会が立ち上げました「江戸川ガイドヘルプセンター」は、今春開設10周年を迎えることになりました。そして今秋11月24日には開設10年を祝う会も計画されています。

 さて、去る5月17日(土)の平成26年度・通常総会終了後、午後3時30分より約1時間、タワーホール船堀4階研修室において、100名の多くの皆様に参加して頂き、標題のガイドヘルプに関する業務説明会が開かれました。

 そこでかねてより準備して参りました、地区別ガイドヘルパー名簿も、墨字・点字を参加者に配布し、説明会は小野塚副理事長の司会で始まりました。
 本会の事務局を8年余業務全般にわたり、陰に陽にご苦労されました千歳雅行事務局長の退任のご挨拶があり、参加者から感謝をこめた大きな拍手が送られました。次いで新たに就任しました大里由美子事務局長、大竹祐子、門口哲子、横山薫職員の自己紹介を兼ねた挨拶がありました。

 そして大里さんが、平井小松川地区に始まる9地区75名のガイドヘルパーの氏名を読み上げました。
 さらに、去る2月15日から23日までの4日間、東京都の事業者指定を受けた一般応用課程(32時間)の受講者のうち新たに当センターに登録契約をされ、初心者研修を終えた6名のガイドヘルパーさんを、利用者の皆様にご紹介させて頂きました。

 事務局から説明に先立ち、情報提供のためのCD・カセットテープの作成作業の録音内容の個々のチェックについて触れた後、ガイドヘルプ業務に関する利用者・ガイドヘルパーの皆さんに対し…

 1. ガイドヘルプ実績記録票とガイド活動報告書の書き方や、提出期限については5日までに事務所に郵送を含め届くよう提出期限の厳守等。
 2. 利用当日のキャンセル問題への対応についてはキャンセル料が生じること。
 3. 午後5時30分以降の電話での対応は行わないこと。
 4. 休日の緊急ガイド申込みの方法。  などが説明されました。

 ついで、フリートーキングでの意見交換が行われました。この内容についてQ&Aの形でご紹介することにしましょう。

Q:総会を含めてガイドヘルパーの発言する機会をつくって欲しい。
A:本会は通常総会でもガイドヘルパーさんを利用者会員と同席して頂き参加を認めてきました。他の会ではガイドヘルパーの会議参加を認めていないところが多い。7月26日に、ガイドヘルパーのみの説明会を開くことになっているので、その時に話して欲しい。

Q:ガイドヘルパーとの交流の機会を作って欲しい。別々での会合は意味がない。
A:江戸川ガイドヘルプセンターは親睦の会ではありません。事業者としての運営責任があり、ガイドさんと利用者さんとの合同の説明会としました。ご意見は聞きました。一応お話しを持ち帰って、適正委員の皆様とも協議します。

Q:ガイドヘルパーと利用者と別々にして話し合うことは良いと思う。個人別に話し合ったらどうか? お互いに話しやすい形がいい。
A:仲良しグループで話し合うのはそれでいいと思う。それでまとまった意見があれば、ガイドヘルパーさんの意見交換会で発言すればいいのではないか。ガイドヘルプセンターは公的業務を代行しているので、職員の対応には限られる。本センターの役割がある。業務が前向きに進むような建設的な意見集約が望ましい。ガイドさんの名簿を作成しましたので、出来るだけ多くのみなさんが、平均してガイドヘルプ業務に従事できるような形になるのが望ましい。新しいガイドさんのお気持ちもくんで頂き、会員はもちろん視覚障害同行援護利用者は対応して欲しい。

Q:配布した名簿を見てどう思いますか?
Q:新しく登録されたガイドヘルパーさんの同行援護・通院等介助の支援に対応できる日時や曜日を教えてくれますか。
A:ガイドヘルパーさんの対応できる日時・曜日等はお伝えできます。

Q:月間の予定を立ててお願いしたいと思う。
Q:西小岩在住ですが、ガイドヘルパーさんの登録が少ないようです。何とかガイドさんを増やしていただけますか。
A:西小岩は少ないのですが、東・南小岩地区はガイドさんの登録があります。また中央・松島・瑞江・篠崎地区は比較的近くで多くの登録をしています。この他にも対応できる地区がありますので範囲を広げて当たってみて下さい。

Q:ガイドヘルパーの名札をなくしたのですが、再発行は可能ですか。
A:事務所に連絡いただければすぐに用意できます。

Q:ガイドヘルプ中に携帯電話が事務所から入る場合がありますが、配慮をお願いしたい。
A:今後そのようなことにならないよう気をつけます。

Q:ガイド記録票の記載項目を簡略にして短時間で書き込める内容にして欲しい。
A:江戸川区の様式に従って書いてもらっている。わかる範囲で簡潔に書いて頂いてかまわないと思う。

Q:実績記録票の内容が、他の人にわかるのは困る。プライバシーが守られるような改善方法はないのか。
A:他の事業者でも同じような問題で苦慮していると聞いている。TOMOではガイドヘルパーさんが活動記録票を3枚書き、利用者は印鑑を押すだけにする方法を本年度から採用している。これの難点は、ガイドさんが利用者をコントロールするような方向に行く可能性がある。当事業所が採用している方式は業務的には一番簡素化され、事務処理ができる様式のガイド記録票となっている。この方法でプライバシーが守られる書式を研究してみたい。

Q:利用者用のガイドヘルプ実績記録票の簡素化は出来ないのか。
A:皆様の意見を参考に記録票の簡素化について、江戸川区とも協議し検討してみたいと思う。

Q:記録票にシールを貼って隠す方法もあると思う。
A:それも含めて検討課題にして下さい。

 この後、司会者の小野塚副理事長から説明会を閉会するとの挨拶があり、当センターガイドヘルパーと利用者の合同説明会は、多くの要望や提言などを交え、江戸川ガイドヘルプセンターの業務の改善に向け、7月の個別説明会につながる内容で終えることになりました。

 結びに7月26日(土)の研修を兼ねた説明会日程を付記しておきます。




  〈利用者&ガイドヘルパーフォローアップ研修と意見交換会〉




日時 … 7月26日(土) 13:30〜15:30

1) 利用者業務連絡と意見交換会 … タワーホール船堀・障害者協議室
2) ガイドヘルプフォローアップ研修とガイドヘルパー意見交換会 … 401号室
  ※ 午後3時30分終了予定。




福耳通信




 暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか。中央図書館は、指定管理者による運営となって2年目を迎えました。新しい体制となった中でも変わらず図書館をご利用いただきましたこと、お礼を申し上げます。

 さて、今回はまず、中央図書館の対面朗読室にある音声対応パソコンについてご案内いたします。中央図書館では昨年末、対面朗読室のパソコンをWindows7搭載のノートパソコンに一新いたしました。また、読み上げソフトウェアもWindows7に対応したPC−Talkerを新たに導入しています。インターネットの環境も整備していますので、お調べものなどにもご活用いただけます。

 もう一点、図書館の郵送サービスをお使いの皆様に、さらに幅広い分野の録音図書や点字図書をご提供できるようになりましたので、ご案内いたします。

 この6月から、国立国会図書館の「視覚障害者等用データ送信サービス」の音声デイジーデータと点字データを、サピエからも利用できるようになりました。「視覚障害者等用データ送信サービス」は、国立国会図書館が今年1月から開始した新しいサービスです。全国の図書館などで作成されたデイジーや点字のデータを集め、国立国会図書館が持つ学術文献などのデイジーデータとともにインターネットで提供しています。

 中央図書館はサピエに会員登録していますので、サピエを通して国立国会図書館の新しいサービスを利用できるようになり、より多くの資料のご提供が可能になりました。お探しの資料がございましたら、どうぞご相談ください。皆様のご利用を心よりお待ちしております。

  住所 江戸川区中央3−1−3
  電話 3656−6298〔直通〕
中央図書館の担当は私たち(木村 高津 川原田 豊嶌 松川)5名です。

江戸川区立図書館ホームページ




鬼怒川の船下りを楽しむ


                             成田 貴美代


 6月2日の月曜日、午前7時30分、「今日は暑くなります」との予報を聞きながら、運転手の岡田さん、バスガイドの中蔦さん、添乗員の土舘さんは、おなじみの方達、そして、新事務局長に就任した大里さんは初参加、総勢36名を乗せて鬼怒川への日帰りバス旅行に出発した。

 車中での自己紹介では、鬼怒川のライン下りが楽しみと言う人が多かった。松本会長は、「仲良く楽しく行きましょう」と挨拶、大里さんがしっかりと会費を集め、さあ一番目の羽生パーキングエリアへ向けてと思ったら東北自動車道で大きな事故が起きてしまい渋滞を避けるために、常磐道に変更して、友部サービスエリアに向かう。友部では松戸から来たと言う臨海学校の生徒さん達がいっぱいだった。今は臨海学校のシーズンで、どこも一杯と中蔦さんの話だ。大谷サービスエリアでも、トイレタイムに寄った。

 ロマンティック街道を抜けながら温泉街を横目に見ていよいよ船に乗る。時間は30分くらい乗るそうだ。船着き場までえんえん階段を下りていく。長かった。やっと着いた。靴を脱いで、船上へ上がり一番前に座る。船が動き出した。櫓をこぎながら、船頭さんの案内がある。掛け声で一斉に周りをかこっているビニールを上に上げ水しぶきを避ける。あまりの暑さに参った。じんじんと暑い。足はしびれて来る。下りる時に立てるのか、船頭さんも暑さに参ったのか櫓をこぎながら情けない声を上げている。思わず「頑張って!!」と声をかけると「はい頑張ります」と返事があった。力いっぱいギイギイと櫓をこいでいる。ちゃめっけのあるユニークな船頭さんだ。船が着いてからまた階段をえんえんと上がるのかと心配していたらそうでもなくホッとした。

 日光のたまり漬けの店に寄る。きゅうり・なす・うりなどなど、試食したがみな同じ味で、しょっぱい。喉が渇く。ここは前に何回か来た事がある。

 磐梯ドライブインで、昼食タイム。葵御膳とあるので、どんなごちそうかと楽しみだ。栗ご飯などは普段には食べないので、おいしい。お肉はさめていたので、もう少し温かいとよかったかな。もうお腹もいっぱいで、目の前からダイエットの文字がサラサラと消えていく。

 片山酒造で試飲、お酒を買う。「家族ぐるみでやっている小さな酒造会社です」と謙遜しながらお店の主人が話す。自分は飲めないがお土産に買った。
 最後は甚五郎煎餅の直売店に行く。説明を聞きながら試食をしたらこれがまたなんともおいしい。私は煎餅が大好きだ。聞いたものがみんな欲しくなってしまう。当分の間、おやつは買わなくても済むくらいいろいろと買ってしまった。これほど自分のものを買ったのは初めてだ。うれしい。酒造会社に寄るのもいいが、これからはお煎餅の店にも寄って欲しいものだ。

 朝、寄れなかった羽生パーキングエリアに、帰り道で寄った。ここはリニューアルオープンしたばかりらしい。鬼平犯科帳を意識した江戸時代の雰囲気を出してるそうで、他から来ている人たちも珍しそうに見物していた。

 さあさあ、おみやげもたっぷり、お腹もたっぷり、カラオケは楽しく歌いながらお世話になった皆さんに感謝しつつバスは江戸川に無事到着、別れを惜しみながら握手を交わし、それぞれの家路へ帰った。9月には焼岳温泉への一泊旅行があるそうで、皆さん、ご一緒に参加して温泉や秋の味覚を楽しみませんか。

   ☆参加された方の一言感想を掲載しました。ご覧下さい。

関守幸男さん(片山酒造にて):来た時は「私が一番病人です」と思っていましたが、今は私が一番元気です! 今日はもう、すっごく良かったです。
植木清枝さん:なんかとても楽しいです。船下りは初体験で特に楽しかったです。
植木美和さん:鬼怒川の日帰り旅行、たのしかったです。また機会があれば参加したいです。
秋田精三さん:一言で良かったです。ライン下りは初めてでした。階段が大変でしたが、船の乗り心地は大変良かったです。

    水しぶきかわすビニールのその陰で そっと握ったあなたの右手
             (小野塚耕吉さんが旅行の際に詠んだ短歌です)


日光甚五郎煎餅 石田屋 http://www.jingorou.com/onlinestore/cat1.shtml

日光地酒の片山酒造 http://www.kashiwazakari.com/




小学生とタッチミーアート交流会


                            成田 貴美代


 2月24日(月)午前10時から、西小岩小学校においてタッチミーアート交流会が行われました。恒例となりましたこの企画は広瀬先生からの呼びかけで、松江第二小学校から始まり現在は西小岩小学校へと続いております。もう何年になるのでしょうか?

 さわやかに『Tomorrow』の合唱を聞かせて頂き、それから図工室に移り生徒の皆さんの力作に触らせてもらいながら交流を楽しみました。今年は読んだ本の感想をアートにしたそうです。唯一本の題名を聞いてわかったのはハリーポッターでした。地面に見立てて本物の砂を貼り付けたり、綿でふわふわの雲を連想させたり、手に触って傷つかないようにと様々な工夫が感じられました。

 困っている事は何ですか? 旅行には行きますか? どうやってご飯を食べますか?などなど、いろいろな質問がありました。目の見えない人は、いきなりそばで、大きな声を出されるととてもびっくりするので、気を付けて下さいねと話しました。


 他に参加された会員有志の皆さんはどのように感じられたでしょうか? 感想を聞いて見ました。

才川 美千代
 いくつかのグッズを持ち、西小岩小学校に行きました。今回は本を読んでの課題に決められていました。手で触れて見るので、指を傷つけないようにと、材料を柔らかな物を使い工夫したようです。
 男生徒A君は一ヶ月に5冊の本を読むそうです。また、Bさんは小岩図書館を利用していると答えてくれました。C君は僕の着ているTシャツの背中に絵が描いてあります。触ってあてて下さいと言われました。背中全体に何かが書いてありました。生徒さん達のヒントをもらい助けられて、やっと骸骨の絵とわかりました。Dさんの左胸には小さな目と鼻があり、その下に書かれているのがなんなのか分かりません。(なんだろう、全く分かりません。)ヒントを沢山もらいましたが、分かりませんでした。それは、口の中の舌でした。絵の90%位が舌でした。
 点字カレンダーに興味があるか分かりませんが、「カレンダー欲しい人」と尋ねたら、大勢の声が聞こえました。そこですぐ、ジャンケンが始まりました。
 Eさんは50音表を見て、ガイドさんに色々長いこと質問しておりました。そして最後にF君がお手紙を書いてきてくれて、読んでくれました。すてきなお手紙、ありがとうございました。そして、生徒さん達の元気と楽しい時間を沢山ありがとうございました。

藤原 美子
 みなさんの力作を観賞させていただきました。自分の読んだ「童話」をもとに表現したそうです。ヘリコプターを表した彼は、わりばし・モール・わた・小さなつまみを使って、さわってよくわかりました。また、おおかみとひつじの物語を表した作品では、旅につかれたおおかみの「毛」の表現がみごと! 動物の「友情」がわかりました。みなさまのすばらしい感性に感動しました。ありがとうございます。

橋谷 道子
 まず合唱で曲目は『Tomorrow』を聞き、その後1クラスずつ6グループに分かれて作品の説明をしてもらいました。例年は子供たちの将来の夢の制作でしたが、今年は読書の中から心に残ったシーンを、毛糸や布や綿を使って工夫をこらした作品が出来上がっていました。

松本 俊吾
 西小岩小学校で今年で2度目のタッチミーアート交流会に参加しました。
 今回は私が担当した一人一人に氏名を尋ねながら、点字用紙に生徒の皆さんのお名前と、松本の点字によるサインを点筆に力を込めて刻み、お渡ししました。これがうけてなかなか好評でした。
 皆さんの作品は未完成のものもありましたが、それぞれの個性が出ていて、感動しました!!
 やはり生徒の若いパワーを頂き爽快な気分になりました。有り難うございます。




クラブの窓  バラの会 百萬石にてランチ




 1月25日(土)の瑞江「江戸沢」での新年の集いに続き、5月15日(木)に雨の中、新小岩のお寿司屋さん「百萬石」で、ランチの会を開きました。

 一言インタビュー  岡畠信子さん

  雨のなか28人もお集まりいただいてうれしいです。
  楽しい計画を年に何回かやりますので、みなさまふるってご参加下さい。

 5月15日の岡畠さんの楽しい話
  藤原の手をとって胸に、「ここが私の肉まんよ」と言い、
  次に胃のところに私の手を置いて、「ここがプリマハムよ」と言い、
  お腹のところに持っていって、「ここは丸大ハムなのよ」、
  そう言って私を笑わせてくれました。
  楽しい岡畠さん、ありがとう!!!

江戸前寿司 百萬石 http://www.all-f.co.jp/lunch.html




城東ブロック親睦旅行に行きました


                             小野塚 耕吉


 7月1日火曜日6時40分、昨夜来の雨が残る中、眠さ堪えて家を出ました。瑞江駅で会長と会い足立区の西新井へ。江戸川支部からの参加者は松本会長、橋谷さん、ガイドヘルパーさんの水谷さん、神尾さんと私の5人でした。バスの中は満席。総勢47名が参加されました。そのうち男は13名だけ、支部長も6人中3人が女性。世の中、女性が元気ですが城東ブロックも女性の時代になってきたなと感じました。今日の予定は世界遺産になった富岡製糸工場見学とロープウェイによる榛名山登頂。東京を出るときはどんより曇っていましたが、群馬県に入る頃には太陽が眩しい上天気になりました。

 今年世界遺産に登録された富岡製糸工場は、テレビ報道で見学者が長蛇の列でしたので混雑を覚悟して行きましたが、意外に空いていて安心しました。先ずは、音声ガイド機を受け取り、目に入ったのは長さ100メートルを越す赤煉瓦倉庫。建物は木で骨組を作り、柱の間にレンガを積み上げて壁をつくる「木骨煉瓦造」という工法で、煉瓦積みの目地には漆喰を使い、土台は砂岩が使われているそうです。

 中に入ると現在はいろいろな展示物や資料が陳列されていますが、当時は一階が事務所と作業場、二階は繭倉庫として使われていて、このような繭倉庫がもう一棟有ります。圧感は長さ140メートルの繰糸場です。繭から生糸を取る作業が行われていた場所です。創業当初はフランス式繰糸器300釜が有る世界最大規模の製糸工場だったそうです。現在設置されている自動繰糸機は昭和40年代以降の物だそうですがその数の多さには驚きました。この機械が全て稼動している時の活気、喧騒は凄かったでしょうね。とにかく明治3年という混沌とした時代にフランスの技術者を招き、輸出拡大のため生糸の品質改良と大量生産への機械製糸工場の導入を行い、一部の特権階級のものであった絹を世界中の人々に広める礎を築いた政府の英断に感服しました。昼食は山菜炊き込みご飯に水沢うどん、天ぷらを頂きました。

 14時過ぎにロープウェイで榛名山山頂へ向かい、山腹にはニッコウキスゲやレンゲツツジの花がチラホラ。青い空を仰ぎ薫風を胸いっぱいに吸い込む。5人そろって頂上の社に参拝しました。榛名湖に写る榛名富士も見事でした。

 今日のお宿は草津温泉。ホテルに向かう山道に、時速50`で走行すると路面との摩擦により草津音頭のメロディーを起こす場所があり、窓を開けて聞きました。国際観光旅館ホテル桜井は収容人員1200名の巨大なホテル。お出迎えのユルキャラに握手をしてホテルに入るとロビーがバカデカイ。4階の部屋に収まり、早々にお風呂へ連れ立って行くと、幅20メートルくらいの大浴場と硫黄の匂い立つ岩に囲まれた露天風呂が有り、先ずは露天風呂へ入り首まで浸かる。岩が黄色く変色し硫黄独特の危険な匂いがなんとも心地よかった。

 18時30分より宴会。宴会芸は「河内おとこ節」をすることになり、4人で踊り私が歌を担当、部屋で踊りの特訓を会長に行い大いに盛り上がった。宴会場は素晴らしく、天井にはシャンデリア、大きなテーブルに立派な椅子、一段と高い舞台がありました。料理は量が多くご飯は食べませんでした。それにしても私が未だ半分も食べていないのに、橋谷さんの膳がさびしいのには感心しました。いよいよカラオケタイム。江戸川支部の順番となり5人揃って壇上へ。歌はいまいちだが橋谷・神尾組はさすがベテランで堂々と踊りましたが、さすがに即席の会長には無理でした残念。その後、会長は江戸川代表として独唱し喝采を受けました。
 宴会のあと5人でカラオケボックスへ。途中、ロビーで湯揉みの実演があり、私は2メートルの板の先端を両手で掴み左右に裏返す湯揉みの体験をしました。カラオケボックスは狭かったですが会長さんは3人の美女とダンスをしてご機嫌でした。


 7月2日水曜日。霧の朝でした。8時30分希望者は湯畑へ、私は一人、露天風呂でゆっくり。
 9時30分出発。今日はバス移動が長く、白根山から志賀高原を通り湯田中を経て小布施へ。白根山はガスが立ちこめ視界が悪く硫黄の匂いが強烈でした。進むにつれ太陽が真夏のように輝き、山並みの緑の中をバスは快適に走る。横手山、熊ノ湯の標識が過ぎ去り、この志賀草津ルートには大小70の池があるという。その中の一つ「蓮池」で休憩。池の周りを散策。レンゲツツジの赤い花や、水面に揺れる広い葉が陽光に白く輝き、まるで水芭蕉が咲いている様に見え美しかった。

 バスガイドさんの地獄谷の話などを聞きながら、オリンピック道路を走り「中山晋平記念館」へ到着。入り口には毎時に晋平メロディーを奏でるカリオンを付けたゲートがあり、入ると一抱えもあるタヌキが「シャボン玉」の歌に合わせて、口から大きなシャボン玉を飛ばして出迎えてくれて、とても可愛らしい。中山晋平記念館は生誕100年を記念して建てられたモダンな建物でした。先ず案内された第1展示室で、晋平が使っていたオルガンの伴奏で「カチューシャの唄」と「故郷」を全員で合唱し、第2展示室ではリスニングコーナーがありテレビやヘッドホンで晋平作曲の歌を聴くことが出来ました。また各展示室には、明治20年の誕生から昭和27年病気による永眠までの65年の生涯が事細かに展示されています。生涯の作曲数はおよそ3000曲、その内容が童謡から歌謡曲、新民謡、校歌など多岐に亘っていることに驚きました。

 12時30分、小布施の食事処「喜の呼庵」で昼食。栗ご飯がとても美味しかった。小布施の街は道がややこしくウロウロしているうちに出発時間となってしまいましたが、唯一、立寄った「枡一市村酒造」で一升一万円の冷酒を会長とぐい呑み一杯300円で味わいました。13時50分サァ〜東京へ。上信越道に乗ってからウトウトと。今回の城東ブロックの親睦旅行はたいへん静かで穏やかでした。やはり女性の時代でしょうかナ〜。17時50分西新井に到着開散。

富岡製糸場ホームページ http://www.tomioka-silk.jp/hp/index.html

草津温泉観光協会ホームページ http://www.kusatsu-onsen.ne.jp/




女性部便り


                             住山 浩子


  気功体験記

 今回の家庭生活訓練は、西新井ギャラクシティで行われました。
 まず立っている姿勢は足を肩幅に開き、
    血圧の正常な人は足先はまっすぐに。
    血圧の高めの人は、指先を少し外に開く。
    血圧の少し低めの人は、指先を少し内側に入れる。
 すべての動作を奇数で行う。呼吸は鼻から吸って鼻からはく事。
 気功の動作の練習で、腰を落とし蹲踞の姿勢を取ったり、両手を前に突き出したり、立ったり、腰をかがめたり、いろいろの動作の最後に腹部を手で回しておへその下に気を集中して終わりとなりました。

 これらの動きはすべてゆっくり行い、首はあまり動かさずに気道を確保しているようでした。


  お誘い

 第60回記念全国盲女性研修大会「東京大会」
    場所   港区芝公園 メルパルク東京
    9月8日 月曜日 午後1時 (10分前までに着席とのこと)
         増田明美さんの講演予定

    9月9日 火曜日 (午前9時30分までに会場に来て欲しいとのこと)
         秋篠宮紀子様がいらっしゃる予定です。
               大勢の方の参加をお願いします。
               男性の方もよろしくお願いします。

        お問い合わせ  住山 浩子(3675-6504)

メルパルク東京オフィシャルサイト http://www.mielparque.jp/tokyo/




小さなたび あっちこっち


川をめぐって
                            藤原 美子


桜もすっかり咲きおえた4月もなかば、両国駅をかわきりに、隅田川の水辺を江戸の匂いをさがして歩いてみました。川面にそって、遊歩道をあるきます。そこにはもう、潮のかおりが…

両国橋、新大橋、清洲橋と、かかるのをながめながら、時々すれちがう“芭蕉の句碑”。芭蕉の銅像が大川の向こう側をながめているすがた、さしずめ江戸城を見ているはず。
川面からあがって竪川、小名木川と歩きました。

一の橋、二の橋、そして高橋など、隅田川から東に流れでている“川”を歩いてみました。萬年橋、旅所橋など、古きお江戸の“名残”が、ま〜んさい! おにぎりと飲み物をもって、昔みつけも楽しいよ。

5月6日にも、荒川から旧中川へと、旅をしました。
船堀駅からシンプルな船堀橋をわたり、“荒川ロックゲート”へ。
昔、“探検”と称して悪ガキと、何度か来ましたねー。
そこから、旧中川にはいりこんでいる、小名木川、竪川、そして葛西沖をまもる中川船番所。
ここでは、利根川、房州、行徳など、海からの物産と人間を調べる“関所”の跡が見学できます。

旧中川の中川新橋からポンポン船にのって、葛西沖まで貝を掘りにでかけたことも…。
半世紀以上が過ぎてしまいました。
あまりの寒さで、旅はこれにて…。(つづく)

    大川のうつりし月におもいよす 芭蕉のうたにおもいをはせて
    細道に旅立つ芭蕉の姿さえ 見えた気になる千住大橋




富士山5合目でハーモニカ吹いたら小鳥がぴーぴーさえずってくれた


                               星野 勇


 5月24日土曜日はよく晴れた。6時15分Eさん来られすぐ出発した。
東大島駅6時37分発上り線利用。28分で新宿下車。高速バスターミナルに行き、なんとか予約通り往復切符買った。富士山5合目行き7時40分発に乗る。発車。中央高速を行くがノロノロになる。「乗用車に大型トラックが追突した」と聞いた。バスは上野原・大月通過。富士スバルラインに入り、クネクネ道をゆっくり上がった。途中、「ピンク三つ葉つつじ咲いていてとてもきれいです」と言う。サイクリングの人の群れ・バイクの群れもどんどん上がって行く。富士3合目を経て10時半、5合目に着いて降りた。途中道路にそって長い駐車場があった。定時より25分遅れて着いた。

 今日は霧・雲が一つもなく、晴れ渡っていた。「残雪あちこちに見えます」。日陰は寒い。まず無料のトイレをかりて、無料休憩所に入った。すいていた。早速、おにぎり・唐揚・きゅうり漬けをいただいた。Eさんの心遣いがうれしい。外を見てもらうと「半袖の人・カラフルではでな服装・スカート・ハイヒールの人、いますよ」。中国人・韓国人・アメリカ人などたくさんいてにぎわうが、言葉がわからない。日本人のおばあさん数人が杖をついて歩いたという。私は白杖で歩く。

 6合目に向かう。馬の匂いがする。人を乗せて近くを歩いてる。晴れていて雲海はない。馬の匂いがしなくなった。「この先は除雪をしていますよ」と聞いた。高いところの雪に触れたり、雪解け水が道をぬらし、たまり水をよけて歩いた。除雪車のエンジンが聞こえてきた。エンジン音が弱まる。この先、行けるか聞いたら「行こうと思えば行けるよ」と言われ歩いた。しかし雪になるとデコボコで靴で踏み固め、横歩きしたり、お天道様に暖められた雪はよく滑る。つかまるところはない。進む。今度はロープを使って雪山登りの訓練している人達に聞いたら、「間もなくしてやめたほうがいい」。女の人は「行かないほうがいいですよ」と言ってくれた。白い杖を見たか。Eさんが見に行ってくれて、雪のない道もあるけど、少し行き無理とわかりあきらめて戻った。6合目の分岐点も雪がいっぱいだった。踏みしめ、横歩きして戻る。エンジン音がやんで除雪車の人達が弁当、食してた。Eさんと歩くが、ついに私は膝までもぐった。Eさんが手をかすが、もがいたら足の付け根までズボッと落ち、あせるが動けない。Eさんは「すぐ下が道よ」と言ってくれたが、足が短くてとどかない。そのうちもぐった足が少し上がって来た。そこへ除雪車の二人が食事をやめて来てくれた。無事三人に助けられてホッとした。ありがたく感謝しました。お国訛りのあるおじさんが「いい夫婦愛だ」と言ってくれた。夫婦でないのに…。雪解け道を滑り行く。トレッキングシューズは雪に弱いとわかった。

 数分後に戻ると、視界が良く雲海はない。「青い湖が見えます。町も見えます。緑の山々がよく見えてます。美しい」。近くの人に聞いたら、「すぐ下が河口湖で右が山中湖」と教えてくれた。私はリュックからハーモニカを出して、童謡・唱歌・演歌をいろいろ吹いた。少し苦しかったが、そのうち慣れて吹いた。行きずりの人達が「すばらしい」「いいわね」と言いながら通り過ぎて行った。名も知らぬ小鳥がピーピーさえずってくれた。

 やがて展望台に登り、見渡した。Eさんが「河口湖の左にも湖があるわ。本栖湖か精進湖かなぁ」。一方、山頂を見てもらうと、「雪がいっぱいです」。途中降りてくると「土が見える」と言ってた。あとでお店の人に聞いたら、「今年は雪が多くて、山開きの7月1日までに山頂へ行けるかわからない」と言ってた。また別の展望台からは、遙か彼方に雪のアルプスの山々が連なり、下は雲海ですばらしい景色でした。

 5合目散策。無料トイレ、休憩所で休み、残りのおにぎり・おかずをいただいた。食べるもの、土産屋はたくさんあるが、値段が高い。カツカレーライスが1000円とか、ラーメンが780円とか。レストハウスで400円のホットコーヒーを飲んだが、紙コップだった。トイレも有料が多い。小御嶽神社にお参りし、賽銭は20円と奮発した。安いかなぁ。孫にキーホルダーのミニミニランドセルを買った。「下界は少し霞んできた」と言っていた。高速バスに乗る。すいてた。15時6分発車して、スバルライン・中央高速を走り、17時30分に新宿に着いた。都営新宿線駅の近くにカレーショップC&C(京王電鉄系列)があって、カツカレーライスを食したが、安くてうまかった。
                               (終わり)




新年にあたってのあなたの思いは


                          和田 彰


 皆さん、こんにちは。和田 彰です。
 今年平成26年も半年過ぎました。早いものですね。そこで、新年に入る時、神社、仏閣に初詣しますが、それは今年も良い年でありますようにと言うことなのですが、そこで、その良い年にあたるものは何か、漢字4文字で表わされるものがあります。それをまとめてみました。
 皆さんも何かいい言葉があるか考えてみましょう。そして来年の初詣の時は、いくつ当てはまるものがあるか見て下さい。

世界平和 ・ 天下太平
五穀豊穣 ・ 政治安定
健康長寿 ・ 禁酒禁煙
家族円満 ・ 恋愛結婚
夫婦和合 ・ 子孫繁栄
立身出世 ・ 就職転職
現世利益 ・ 勝負必勝
一攫千金 ・ 商売繁盛
交通安全 ・ 試験合格
目的達成 ・ 大願成就
宿命転換 ・ 人生努力
人生充実




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.簡単おいしいクッキング

〔岡畠信子さんのレシピ〕

◎ 鶏のささみとシソの梅あえ

材料(3人分) 鶏のささみ4本 みょうが3本 シソの葉10枚 梅干(蜂蜜づけ)3個
 出し汁(鍋で少し作っておく)

作り方(1) みょうが、シソは千切りにし、梅干は種をとってつぶしておく。
   (2) 鍋に湯をわかし、塩を2つまみほど入れ、ささみをゆでる。
   (3) ゆであがったささみを細くさき、大きな器にささみ、みょうが、シソを入れ、つぶした梅も入れ、上から出し汁をかけて、ハイ出来上がり。


◎ 皮つきポテトのあんかけ

材料(3人分)  冷凍皮付きポテト500g ブロッコリー1株 グリーンアスパラ10本
 あん(醤油大さじ2 中華だし少々 水100cc 片栗粉少々)

作り方(1) ブロッコリーは一口大にし、グリーンアスパラはすじをとりのぞき、手で四つ割にしておく。
   (2) ブロッコリーとグリーンアスパラは、少量の塩を入れてゆでてザルにあげておく。
   (3) たれの材料をすべて鍋に入れ、あんを作っておく。
   (4) ポテトを油で揚げる。
   (5) ポテトの上にブロッコリー、アスパラを飾り、上からあんをかけて出来上がり。


◎ ジャガイモの千切りサラダ

材料(3人分)  ジャガイモ3個
作り方(1) ジャガイモは皮をむき、千切りにして水にさらす。
   (2) 湯の中に一つまみ塩を入れ、ジャガイモを3分ほどゆでる。
   (3) ゆであがったジャガイモをボールに入れ、味付けはマヨネーズ、みそ少々と砂糖少々で味をととのえる。


〔藤原美子さんのレシピ〕

◎ もやしと豆腐のチャンプル

材料  もやし1袋 豆腐1丁 卵2個 ゴマ油大さじ2 焼き肉のタレ
作り方(1) フライパンにゴマ油を熱します。
   (2) もやし、さいの目に切った豆腐も入れて炒めます。
   (3) そこに焼き肉のタレを入れて味をととのえ、卵を入れてサーッとかきまぜて火をとめます。


◎ 冷や奴カナッペ

材料  木綿豆腐1丁 明太子少々 長芋2cm位 おくら2本 長ネギ少々、かつおぶし少々
作り方(1) 豆腐をはじから4等分にする。長芋はみじん切り。長ネギみじん切り。おくらはゆでてみじん切り。
   (2) 長芋と明太子は混ぜる。おくらと明太子も混ぜる。
   (3) 豆腐の上にそれぞれの“具”をのせて、長ネギのみじん切りをのせてできあがりです。(のせるものは、納豆、しらす、なーんでもOK!
      火を使わないのがいいかな? お好みで何かおかけ下さい)


2.便利グッズの紹介  **日常生活に役立ちます**

  プッシュ式万能調味料入れ

 傾けて頭のシリコンゴムのフタを強く押すと小さじ半分ぐらい(約2.5ml)の調味料を出すことができるガラス製の調味料入れです。容器がガラスでできていますので、酢や油も入れることができます。
  価 格 : Sサイズ810円・Mサイズ950円(税込)
  大きさ : Sサイズ 直径4.9×高さ11.3cm
        Mサイズ 直径4.9×高さ14.5cm
          問い合わせ先 : 日本点字図書館用具部 03-3209-0751


  三段ファスナー小銭入れ

 お金をいれるところが3段ある小銭入れですので、コインを分けて持ち歩くことができます。1段目と2段目の間、2段目と3段目の間にはポケットがありますので、ポイントカードなどをいれることができます。
  価 格: 1,970円(税込)
  大きさ: 幅12×高さ8.5×厚さ2cm
  色  : ブラック・キャメル
  問い合わせ先 : 日本点字図書館用具部 03-3209-0751

日本点字図書館販売サイト わくわく用具ショップ http://yougu.nittento.or.jp/


  爪つるりん

 卵を半分に切ったような形で手のひらにすっぽり収まり、しっかりと握ってツメを磨くことができます。やすり部分は、ツメを当てやすいようにくぼんでいます。ツメの当て方、角度は自由自在で、使用者が使いやすいように操作できます。
  価 格 : 1,080円(税込)
  大きさ : 縦5.7×横3.3×厚さ1.5cm
  重 さ : 16g
  問い合わせ先 : 日盲連用具購買所 03-3200-6422

日盲連用具購買所 http://www.normanet.ne.jp/~nichimo/yogu/


  コンパクトミキサー

 美味しくて元気になる果物、野菜ジュースを1〜2杯分手軽に作れる400mlのミキサー。容器はプラスチック製で、軽量です。切れ味が鋭い波型4枚のチタンコートカッターが容器内に固定されており食物を細かくカットし、なめらかな喉ごしに仕上げます。容器の外側には最大量400mlの位置を示すラインとしてタックテープを貼っています。本体に容器を正しくセットしないとスイッチが入らない安全設計です。レシピつき。
   価 格 : 3,065円(税込)
   大きさ : 幅10×奥行き11×高さ29.5cm
   問い合わせ先 : 日本点字図書館用具部 03-3209-0751


3.ドコモの新料金スタート


 NTTドコモは6月1日から、国内の音声通話を定額とする新たな料金プラン・割引サービスを開始しました。
 「カケホーダイプラン」は、ドコモ同士はもちろん、他社携帯電話や固定電話宛てにも国内通話なら通話し放題となります。
 海外での発着信や0570/0180など一部の番号は対象外となりますが、長時間の通話でドコモの設備に影響があると判断されなければ、何時間でもかけ放題となります。
 月額は、ドコモケータイなら2,200円、スマートフォンなら2,700円です。
 電話をかける機会が多い方などは、お得になるかもしれません。
 また、新料金プランとは別に、身体障害者手帳の交付を受けている方を対象に、基本料金が割引となる「ハーティ割引」というサービスもあります。
 詳しくはお近くのドコモショップへお問い合わせください。また、インターネットでも手続きできます。ドコモの携帯電話からなら、151(局番なし)で、ドコモ インフォメーションセンターにつながります。手続きには、携帯を購入した時の4桁のパスワードが必要です。




えどもう歌壇




〈長谷川 とくよ〉

    背泳ぎの五百メートルこなす日よ かかわりくるる友多くして
    ブランコを百回こぎて目に入りぬ おおむらさきとわれ見守(みも)る夫


〈渡邊 登〉

    切り餅をグリルに五分小皿もち ふくらみ焦げる香り聴(き)きつつ
    こののちは耀(かがよ)い生きんふたりして 幾漠のこるいのち愛(いと)しみ


〈成田 貴美代〉

    旬の味竹の子ご飯待ち受ける 兄の笑顔に来年もまた
    船頭の櫓をこぐ音やギイギイと 水しぶきはね湯の街を行く


〈松田 恵子〉

    胡蝶蘭胸に穴あく寂しさに 独(ひと)り語(ご)ちつつ母に供えぬ


〈和田 彰〉

    きれいよと開きしぼけの花びらに 手を触れ見せし春のおとずれ
    ゴリラ岩 犬岩 それにゆうれい岩 景色は流れて鬼怒川の静流(みず)
    川風に気持ちいいわね人の言う 静かな流れろかいの音が


〈松本 俊吾〉

    川場(かわば)の邑(さと)梅雨の晴れ間にこぼれ陽は ブルーベリーの青き果実
に                        (群馬県川場村にて)
    ぼこぼこと泡のごとくに源泉は 硫黄漂い西(さい)の河原に
                        (草津温泉にて)


〈古山 幸子〉

    夏まぢか 櫓漕ぐ船音 鬼怒川の風  (俳句)




編集後記




 会員の皆さん、新年度を迎え、益々多忙な日々を送られていることでしょう。
 さて、今年もいよいよ、「アイネット」の季節がやって来ました。29号では「通常総会」や「便利グッズの紹介」、「短歌」など、硬軟取り混ぜた内容となっています。
 ぜひ、日常生活の「友」として、ご活用頂ければ幸いです。
 会員の皆さんも、健康に留意して、この夏を乗り切りましょう。   (I)

     情報誌編集委員 (50音順)
井草 恵子  金子 曜子  小林智恵子
鈴木 洋子  成田貴美代  日高真木子
藤原 美子  松本 俊吾




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