第18号トップ


もくじ

巻頭言

平成20年度 第24回 文化祭

平成20年度江戸川区各部懇談会報告
T 福祉部(災害対策を含む)懇談会
U 土木部・災害対策課懇談会
V 広報課懇談会
W 文化共育部・教育委員会・生活振興部・都市開発部懇談会

視覚障害者向け講演会(区講座講習会)報告

「声の広報えどがわ」「声の区議会だより」CD暫定発受いよいよ開始!

江戸川ガイドヘルプセンター便り

池田・田名後組 第3回日本ブラインドダンス選手権大会で快挙!

福耳通信(江戸川区立中央図書館より

サウンドテーブルテニス大会報告

納涼懇談カラオケ大会

茨城グルメの日帰りバスハイク

平成20年度城東ブロック事業活動リポート
1.第5回交流カラオケ大会に参加して
2.家庭生活訓練堂ヶ島親睦旅行三療研修会

第2回携帯メール講習会8月に開く

あれから三年

暮らしのアラカルト
1.簡単おいしいクッキング
2.便利グッズの紹介

えどもう歌壇

編集後記




巻頭言  冨澤 豊




 各地で初氷、初雪の便りが聞かれる季節となりましたが、皆さまにおかれましては、益々お元気でご活躍のこととお喜び申し上げます。いよいよアイネットの編集委員のご尽力により、皆さまのお手元に「アイネット」をお届けするはこびとなりました。NPO法人江戸川区視覚障害者福祉協会の情報誌として年二回発行されている「アイネット」が、今号で第18号となりました。

 今年も暑い夏でしたが、「オリンピックイヤー」ということもあり、北京オリンピック、そして、北京パラリンピックと熱戦を見ている内に、あっという間に、夏が過ぎ去ってしまったような気がしています。昨今ではアメリカのサブプライムローン問題に端を発する証券会社の破綻や株の大暴落と円高による金融危機が、世相を覆い先行き不透明な世の中になってきていることは、我々にとっても先々の不安を抱かずにはいられないと思うのは私ばかりではないと思います。さらに化石燃料の高騰により、さまざまな食品やガソリン、ガス、灯油など生活に直結する品々が値上がりしています。

 また、今年は食の安全を疑うような事件が多く、「毒餃子」に始まり、「汚染米」、「冷凍いんげん」、「ウインナソーセージ」など、普段、私たちが普通に家庭や飲食店で口に入れている食品に毒物が混入しているという事件が多発しています。おいしいお酒や料理の中に何が入っているかわからないという思いは、人々を疑心暗鬼にさせるものです。

 そんな社会にあって、私たちは明るく、元気に社会に参加し活躍しています。今回の「アイネット」第18号では、恒例の文化祭の文化講演として日本点字図書館理事長の田中徹二先生のレジュメを掲載し、江戸川区役所との懇談会の報告、講座講習会では「江戸川区の防災対策講演会」を、そして「ガイドヘルプセンター便り」などに続き、本会会員の池田さん、田名後さんのブラインドダンス選手権での活躍、星野さんの「あれから三年」、「暮らしのアラカルト」など、盛り沢山の内容になっています。どうぞお楽しみください。
 それでは、皆さま寒くなりますのでくれぐれもお体に御自愛ください。




NPO法人江戸川区視覚障害者福祉協会


平成20年度 第24回 文化祭




主催 : NPO法人 江戸川区視覚障害者福祉協会
後援 : 江戸川区社会福祉協議会
協力 : 音訳百舌の会・音訳ボランティア風の会
     江戸川点訳メイト・なぎさ点訳友の会・出前ボランティアの会
     在宅福祉グループ・デイジー江戸川・アイフレンズ江戸川


日時 : 平成20年11月24日(祝日) 午前10時〜午後3時50分
会場 : 区立松江コミュニティ会館 1階ホール
     〒132−0025 江戸川区松江7-5-12  電話 (03)5662-5320
受付 : 午前9時30分より(1階ホール前)


《プログラム》

【午前の部】  午前の部は会員外の区内視覚障害者も参加

1 開会の辞

2 文化講演(区障害者向け講演会を兼ねる)
    演題 … マスコミと私
    講師 … 田中徹二先生 (日本点字図書館理事長)

3 朗読二題
 … 音訳ボランティア
 @ 「私の好きなお国ことば」 (風の会)
 A 「花びらの旅」(百舌の会)

4 短歌発表

5 魅惑の社交ダンスを楽しもう(ドリームクラブ)

6 来賓・ボランティアグループ代表 テーブルスピーチ

【休憩


【午後の部】

7 式典  『多田区長さんと共に心と文化のハーモニー』
   @ 区歌斉唱
   A 歓迎の言葉
   B 多田区長祝辞
   C 花束贈呈
   D 来賓祝辞
   E 乾杯
   F 文化クラブ発表
     ☆民謡 … 民謡部(若竹)
      『大島あんこ節』 『北海盆歌』 『日光和楽踊り』 『相馬盆歌』
       指導・三味線 / 上野榮美先生
     ☆合唱 … コーラス部(若草)
      『雪の降る街を』 『花』 『埴生の宿』
       ピアノ / 瀬沼淳子
     ☆リズム運動 … 女性部有志
      『一人の手』 『世界は一つ』 『イエディト・ネフェシェ』
       指導  / 渡辺テイ子先生他
【休憩懇談

8 カラオケ競演 … 来賓 会員有志

9 閉会の辞

 ※ 1階ホール前に会員の生花、舞台脇ボードに短歌と大会優勝トロフィーを展示しております。


 文化講演

マスコミと私

       社会福祉法人 日本点字図書館
        理事長  田中 徹二

【経歴】

  1958年  国立東京光明寮卒
  1960年  早稲田大学卒
  1960年  埼玉中央病院
  1969年  東京都心身障害者福祉センター
  1991年  日本点字図書館(現在 理事長)


【講演内容】

1.NHKラジオ第2放送 「盲人の時間」
  発足 : 昭和39(1964)年4月
  ディレクター : 玉谷 → 池嶋 → 大谷 → 川野 → 河村
  内容 : 「先覚者シリーズ」 「働く盲人たち」 「人と業績」
       「三療家の皆さんへ」など

2.日本盲人福祉研究会
  単行本
    1972年 「この子らとともに ─ 盲学校教師の実践記録」
    1975年 「働く盲人たち」
    1981年 「標準点字表記辞典」
  雑誌  :  「新時代」(機関誌)
    1973年  第19号「新時代」(一般誌)  編集長
    1976年  第31号「視覚障害 ─ その研究と情報」 誌名変更
    1990年  編集長退任




平成20年度・江戸川区各部懇談会報告




 北京オリンピックイヤーの平成20年度も、多田正見区長宛の要望書に基づく、各部との懇談会が梅雨明け間もない7月28日の福祉部に始まり、猛暑の中8月26日の広報課までの4セクションに担当役員が出席し意見交換が行われました。この意見交換の内容を要約して、読者の皆様にご報告することとします。


T 福祉部(災害対策を含む)懇談会  成田 貴美代

 日時・会場 … 7月28日(月) 13:20〜15:30 タワーホール船堀・障害者協議室
 区出席者  … 渡辺福祉部長・高原障害者福祉課長・橋本推進係長・
         関口身体障害者相談係長・山沢推進係職員
 本会出席者 … 松本・伊藤・田名後・成田・柏谷・藤田・高橋・花見・千歳


※ 橋本係長の司会進行で、要望書に従って意見交換会が始まりました。
 冒頭松本理事長が、障害者自立支援法特別措置の絡みで、視覚・聴覚障害者へのコミュニケーション環境整備に関し、区の関連施設内に100万円の予算で情報機器を設置する件、二つに、区の障害者計画を立案する「地域自立支援協議会」の20名の委員に視覚障害者1名を委嘱する件について質問し、高原課長から次のような回答がありました。

 一つ目の交付金については、「整備する情報機器の品目にルールがあり、東京都に照会をしているところで、20年度末までに確定する」。
 二つ目の地域自立支援協議会の委員の件は、「医療・保健・福祉・環境・教育・就労等、区内の関係者ネットワークを作り、20名の構成で協議会を立ち上げる。障害福祉計画の第2期目で、障害者福祉施策を機能させて行く。委員の枠組みは各障害者の分野毎に障団連の片山会長に依頼中」との事でした。松本理事長は「障害者当事者が参画することが大切で、各障害には特性があり、視覚障害者も必ず1名の委員を検討してほしい」と要請しました(11月27日の同会に傍聴許可)。
 以下に順次意見交換をQ&Aの形でお知らせします。


1.災害対策に関する事項
A(渡辺):中越沖地震の例から、地域のネットワークが必要なことを認識した。昨年8月に、災害時の要援護者アプローチを検討するプロジェクトチームを立ち上げ、意見交換を5回ほど行い課題を整理している。要援護者の情報をどのように名簿として確立し、どう提供していくのかを詰めていく段階。災害時要援護者の避難訓練も考慮中。避難所に関し、障害者介護施設や高齢者の介護施設と協議をしている。全体の命令系統は福祉部とする。

Q(松本):災害時に一番フットワークの悪いのは視覚障害者。本会には90名程の会員を8地域に分けた電話連絡網があり区に提出できる。それを基本に肉付けし名簿整理をしてはどうか。福祉部として該当者を把握する必要がある。
A(渡辺):頂いて、どういう対応ができるのか検討したい。精度を高める必要があり、一定以上の障害、一人暮らしなど幾つかの要件で絞り込み、現実的な名簿を作りたい。名簿で状況確認したとしても、災害発生に備え、町会・自治会など地域の中での働きかけを展開したいと思う。

Q(松本):区が基本的な所を押さえた上で、最終的には、防災手帳に自分は誰が連絡を取ってくれると記載されるのが理想的。震災時にどこにいるのか判らず不確定要素がある。昨年町会の防災訓練にご紹介頂くよう要請したが、その件は? 町会窓口の連絡先の情報がほしい。
A(高原):担当の彦田課長に相談し、町会・自治会の訓練日程をお示しする。

Q(松本):避難場所の詳細は? 避難所で視覚障害者が一人置かれた時の不安を思うと、具体的なものを出してほしい。
A(渡辺):障害の種別によって対応の仕方も異なり、単に避難所を特定するだけでは不十分。一次避難所から二次避難所へのまとまった移行、最初からの二次避難所行きなどを想定する。二次避難所は民間施設もあり早期に整理したい。


2.視覚障害者の社会的自立と福祉の向上に関する事項 (福祉部関連事項)

Q(松本):江戸川区障害認定審査会委員に当事者として視覚障害者を加えて貰いたい。障害程度区分調査の106項目の中で視覚障害の審査基準になるのは3つ程しかなく、正当な程度区分の認定が出来ていない。
A(渡辺):審査会委員は障害者団体連絡会から6人の推薦を頂いている。

Q(松本):障害者団体連絡会に任せるのでなく、区福祉部としての考え方を反映するようにして頂きたい。
A(渡辺):強い要望があることは伝えるが、この方をという話まではできない。

Q(伊藤):視覚障害者関係の調査項目が少なく、内容も不十分。「お風呂に入れますか」「食事が一人でできますか」という項目では、視覚障害者はそこに物があればできるが、答え方で認定が左右される。視覚障害者が審査会にいれば、そういうことも解決できたのでは。視覚障害者の代表を委員に入れて欲しい。
A(渡辺):主旨はわかりました。

Q(松本):江戸川区として独自に障害程度認定項目を変えることが出来るか?
A(高原):区独自の調査項目は考えていないが、106項目については職員が個別調査を行い、遅滞なく取りはかっている。調査や審査の研修も行い、区分判定のバラツキが無いよう配慮している。支給量決定は、審査会の意見をふまえ、ガイドラインを想定し、区としてやっている。

Q(松本):視覚障害者は当事者の代表が審査会にいないというハンデがあるので、認定には特段の配慮を是非お願いしたい。
A(高原):審査会委員30人には、医療、福祉、保健等、各分野の方が参画。全ての障害当事者に参画して貰うのは物理的に不可能だが、特定の障害領域が不利な判定にならないよう、公平公正の観点から努めさせて頂いている。

Q(松本):日常生活用具については、パソコンソフトや「よむべえ」、「ものしりトーク」など、新品目を採用して頂き大変有難い。

Q(成田):パソコン音声ソフトの基準は?
A(関口):本体は対象外。ソフトは文字拡大・文字変換等を含め、上限が10万円。日進月歩の分野で基準設定が難しく、ソフトは個々に検討する。

Q(松本):メロガイドセンサーは、T(7,000円)が日常生活用具だが、U(12,000円)には音声誘導装置の設置箇所を振動で知らせる機能があり便利。江戸川区には音声誘導装置が全国で一番多く100ヶ所以上設置されており、それを有効活用するためにも、Uを差額負担無しで給付して欲しい。

Q(田名後):「メロガイド」と「ものしりトーク」は音声機器装置とされ、併給が認められない。安全のため「メロガイド」は絶対必要。併給を認めて欲しい。
A(渡辺・高原):利用者の考え方、用品の進歩をふまえ、品目の選定をして行く。

Q(松本):移動支援事業の一つの方法論としてプール制を導入できないか? 支給量は月35時間だが、行事の関係もあり、足りない月、余る月とバラツキがある。武蔵野市・東村山市等では既にプール制を実施している。
A(高原):支給量の基本は35時間だが、積極的に社会参加活動を行っている方には上乗せしたり、個人的な事情も勘案し支給量を出している。また移動支援の支給量に対して利用率は30%台でしかない。支払いなどの事務管理が月締めで行われていることもあり、プール制はもう少し研究させてほしい。

Q(松本):どうしてもというのではない。プール制では自己管理という責任が生じ、高齢者には難しい面もある。足りない時にもう少し弾力的に個別に追加支給してほしい。また大きな行事がある時など、申告者に一律何時間かを追加する特別枠を認めてほしい。葛飾区では都盲大会は毎年追加支給している。
A(高原):区が主催・後援する行事などの場合、その都度検討し対応させて頂く。

Q(松本):居宅介護事業は「通院介助」が加えられ、「身体介護」・「家事援助」との三本柱となった。その通院介助の中で公的機関の手続き等が認められるようになったが、支給量について江戸川区はどう対応するのか?
A(関口):通院介助は通院等介助となり対象範囲が拡大された。必要性により江戸川区が支給決定し、その部分を通院介助に加算し、公的機関への手続きや相談等支給量を決めることになる。だが移動支援でも認められているものなので、厳密に対応すれば、その分、移動支援の支給量を減らすことになる。具体的に出てきた時に、その都度相談に乗るが、解釈としては公的機関の手続きは既に移動支援でいいとなっており、特に問題は無いと考えている。

Q(松本):移動支援は裁量的経費で予算が足りなくなったら打ち切られてしまう位置付けだが、居宅介護の中の通院介助は義務的経費で予算的な裏付けがはっきりしていると思う。移動支援は視覚障害者の外出権を保障するもので、本来義務的経費とされるべきと考えている。

Q(松本):移動支援を使って外出したり、居宅介護で家事援助を受けていた一人暮らしの視覚障害者が入院する時、どのような援助があるのか? 家事援助のヘルパーさんを病院にというわけには行かないのか?
A(関口):ヘルパーの方を病院での介護に利用することはできない。
A(渡辺):制度では認められないが、必要なサービスを見定めることが大切であり、個別に相談させて頂く。

Q(松本):平成16年から3回移動支援給付単価の引き下げが行われた。今の給付単価では事業者は相当厳しいリストラをしても、事業運営は難しい。最終的にはガイドヘルパーの報酬を下げざるを得ない。来年の自立支援法の見直し時に居宅の方は報酬にあたる給付単価を上げる話が出ているようだが?
A(渡辺):予算の自然増圧縮の話を聞いている状況で、報酬改定がどのように推移するかは、我々も注目している。
A(高原):介護保険の絡みになるが、報酬単価引き上げをしていくと、その代わりに保険料率に影響が出てくると思う。通所サービスの改定の後、今回は居宅系への、同様に人材確保の観点から、報酬単価の引き上げは必要とのスタンスである。ヘルパーの生活が続けられるような水準の単価設定が望ましい。

Q(松本):区内にも特別養護老人ホームは十数ヶ所あるけれども、視覚障害者の一人暮らしの方が区内で住みたいと言った時に、現在は区外の施設に紹介している。非常に不本意な対応である。何らかの方策を是非再考してほしい。
A(渡辺):非常に難しい課題。特養は江戸川区に13ヶ所あり、定員は1070名。23区の中では進んでいるが、現実に待機者が800人を越える状況であり、現在の施設数だけで対応しきれていない。やはり在宅での介護が前提になる。

Q(松本):区内で住めるよう一つのシステムを作り出すことが必要。地域で生きてきたのだから、地域で最後を送ることが、本当の福祉社会であると思う。
A(渡辺):正におっしゃる通りだと思う。ただ現実問題として、非常に困難であるという状況も理解して欲しい。

Q(松本):区の施設をお借りし色々な行事・クラブ活動をやっているが、区民と同等の立場で、パソコンのホームページ上で予約する新しいシステムは、視覚障害者のような団体には対応しにくい。実際に行事ができないこともある。
A(高原):生活振興部に申し入れをするのは可能な事と思う。8月1日からまたグリーンパレスが使えるので、状況が改善すると思う。

Q(伊藤):サークル活動に対して、決まった部屋を特別に確保して頂けないか?
A(高原):特定の方達に専用の施設というのは考えていない。地域に密着した形で沢山の施設を作っているのが現状で、区民が活動しやすい環境にしたい。

※ 2時間余という長い懇談会になりましたが、福祉の内容は難しくまた制度も変化して行き、要望を出す側でも相当の勉強をしなければ話し合いは出来ないのではと思いました。繰り返し伝えて行く事で、少しずつの成果が見えて来ます。それにしても自分が高齢者になりつつあり、傍観している場合でない事を痛感した懇談会でありました。


U 土木部・災害対策課懇談会  伊藤 茂

 日時・会場 … 8月12日(火) 13:30〜15:30  グリーンパレス402号
 区出席者  … 土屋土木部長他28名・小松川警察署交通安全担当新井係長
 本会出席者 … 松本・小野塚・北澤・伊藤・柏谷・藤田・橋谷・松田・高橋・千歳

 はじめに昨年の要望の中での都営地下鉄の篠崎駅から篠崎コミュニティ会館までと周辺の点字ブロックの部分改修は完了したとの報告がありました。次に今年度の要望書に沿って話し合われました。

【災害対策について】

 冒頭、土屋土木部長より今回お答え出来なかった件については、今年度中に必ず回答するとの確約がありました。

Q1: 災害時における指揮系統・担当部署、担当係との災害についての懇談会の継続、そして避難場所などの案内を広報誌を通じてPRする件について。
A : 区長を中心として危機管理室を充実させて要支援者対策を検討している。具体的な方策についても考慮中である。関係各方面との話し合いの場を月1回ずつ開くように考えていく。第2次避難所などのPRについては障害により利便性が異なるのでもう少し検討していきたい。

Q2: 視覚障害者であることがわかる目印、及び防災手帳について。
A : 腕章だと遠くから見て区職員や防災担当者と見間違えられる恐れがあり、「ベスト」を検討中である。災害発生時に渡すのは不可能であり、自己責任において事前配布を検討している。防災手帳については、個人ニーズにあったもので徐々に付け加えていきながら、満足のいく手帳を目指す。
※ 地域の行事に積極的に参加する事により、地域住民とのコミュニケーションの発展につながるのではないかとの提案がありました。


【安全な町づくりについて】

Q1: 違法駐車・違法駐輪・点字ブロック上の諸物の撤去について。
A : 昨年6月の改正道路交通法で違法駐車は減少していたが、夜間は増加しており取り締まりを強化する。違法駐輪・点字ブロック上の諸物については、地域住民と協力して啓蒙活動を行い撤去する努力をしている。葛西駅と篠崎駅を加え区内10駅に駐輪場が整備された。駅周辺の違法駐輪はかなり減少。

Q2: 点字ブロックの色調と公共施設などの階段の段端の色付けについて。
A : 引き続き継続して行っていく。

Q3: 葛西駅周辺の安全設備の整備について。
A : 音声誘導装置・誘導版は東口と西口にそれぞれ1ヶ所ずつ設置している。

Q4: 区内公共施設周辺の安全設備の整備について。
A : 誘導ブロック等は引き続き整備していく。バス停留所からの音声誘導装置については、昨年度は6ヶ所設置し、今年度も8ヶ所設置を予定している。来年以降も具体的な要望があれば設置していく。

Q5: 横断歩道における斜面ブロックについて。
A : 江戸川方式の2cm段差斜面ブロックについては車いす・ベビーカー等の利便性と視覚障害者の理解を得ながら当分の間は江戸川方式でいく予定。一部国道の歩道と車道の段差をなくしてきている個所も出てきている(溝付き)。

Q6: 歩道上の電柱や交差点付近におけるポールなどの再配置・撤去について。
A : 工事を発注するときに整備している。問題のある場所については具体的に示していただければ検証して検討していきたい。

Q7: 横断歩道・交差点における音声信号機の設置と時間延長の要請について。
A : 小松川警察署管内には約280ヶ所の信号機があり、内9ヶ所に音声信号機が設置されている。信号機そのものの設置要望が多いので、音声信号機については具体的な場所を特定して要望した方が可能性が高い。時間延長については付近の住民との話し合いで可能ならば延長を考えていきたい。

Q8: タンデム(二人乗り自転車)について。
A : 河川敷等で乗れるよう取りあえず1、2台用意したい。もう少し時間がほしい。

Q9: バリアフリーマップについて。
A : 本年度中に改訂版の作成を考えている。


V 広報課懇談会  池田 定道

  日時・会場 … 8月26日(火) 13:45〜14:30 グリーンパレス402号室
  区出席者  … 小田広報課長・矢作編集係長・橋本編集係主査
  本会出席者 … 松本・小野塚・北澤・成田・田名後・池田・橋谷・松田・吉川

 去る8月26日(火)、かねてから多田区長あてに要望書として提出していた案件について、区広報課との懇談会を行いました。

Q(松本):CDについては、コピー機や録音収録機器等が必要になるが、江戸川区としては、現在の段階では、予算の裏付けはこれでは良くないという認識でよろしいか。当方としても、10月1日から行うにしてもマスターテープが上がってきてから私たちでコピーするが、今までカセットテープだと問題なく区のカセットデッキのコピー機1台と我々の3台の計4台でダビング発受しているが、CDに移行した場合、その機器を役所としてどのようにするかという事を示して頂かないと、私どもとしても動きづらい。
A(小田):広報課だけでこれを良いとか悪いとかは言えない。江戸川区としてそれを導入しましょうという結論に至っていない。

Q(松本):一つの順序として、ダビングするにしてもコピーをとるにしてもその機器が無くては出来ない。情報を享受する江戸川視障協としての自助努力でコピー機1台くらいは手配して暫定の部分はカバーしたい。しかし今まで江戸川区としてカセットテープのダビング機器を整備してきた。従って4月の段階には収録機器とコピー機は区の施設の中の録音室に整備して欲しいというのが現段階の当会の見解。カセットやCDを入れる郵袋については、前回に図書館で発送している物が良いという大体の方針が出ており、カセットテープと同じなら役所のほうで購入可能か?
A(小田):それは可能。

Q(松本):郵袋も大丈夫か? 10月1日号は従来通りカセットテープで発行し、10日号から当会の名簿を揃えて会員の希望者のみ暫定で行う。(郵袋未整備により11月1日から発行) 正式には4月1日からきちんとした形で実行するということでお願いしたい。

Q(松本):声の便利帳は切り替え移行の時期にぶつかってくるが、どのように考えているのか。
A(小田):CD化していくつもり。

Q(松本):全面CDになると困る人も出てくるので、両方にしないと利用できない。名簿リストに従ってその数だけCDにしてもらい、残りをカセットテープで従来通りに行ってほしい。
A(小田):これはもうそのように。

※ 色々な話合いをしていく中で、今更こんな話をと驚く方も多いでしょうが、重要ポイントを定め、当たり前の事を執こく要望しています。しかし、当然の要求と思われるものに関しても以上の様に簡単にイエスとは言って貰えないのです。私達も何事も諦めることなく、心を一つにして地道に気長に話し合っていく必要を感じました。


W 文化共育部・教育委員会・生活振興部・都市開発部懇談会  田名後 浩子

 日時 … 8月26日(火) 14:30〜15:15
 会場・本会出席者 … 広報課に同じ
 区出席者 … 文化共育部・文化課(石塚課長、浅岡主査)・スポーツ振興課
 (平田課長、小林主査)・中央図書館(吉田館長、秋山障害者担当)/教育委員会(赤津指導主事)/生活振興部・地域振興課(木根渕係長)/都市開発部・施設課(高柳課長、虎渡係長)・都市計画課(山口係長、内藤職員) 以上12名

* 図書館関連事項

Q(松本・成田):中央図書館でパソコンの講習会を3年ほどやってきた。受け入れ態勢は整っているか? ネットが繋がらないことがありそれがネック。
A(吉田・秋山):対面朗読室の音声対応パソコンは充分な支援をしてきたと考えている。接続の問題は、機種が98で古かったので、Vistaを昨年度予算で導入した。Vista用の音声リーダーはまだ入れていないが、いろいろ教えて頂きながら進めたい。98も併用できるようにしたい。

Q(松本):ホットスポット使用料の無料化は実現できないか?
A(吉田・秋山):図書館ではインターネットの検索までというルールの中で、講習会でのメール送受信技術の取得は支援として考えており、それ以上は難しい。

Q(松本):図書館の視覚障害者に対する姿勢の問題なのでは。色々なバリアの中で、何とか頑張ってホームページも見よう、メールもやろうという気持ちの視覚障害者の立場を認識し、無料化の方向で考え方を変えて貰いたい。

Q(松本):図書館が図書の作成をデイジー江戸川に委託しているのか?
A(秋山):ボランティアに音訳して貰ったものを、出来上がり次第、デイジー江戸川に全タイトル編集して貰っている。時間製作ということで報償費で対応している。江戸川区の音訳ボランティアの録音は大変品質が高く、業者ではなくボランティアに委託する方向で考えている。

Q(松本):点字プリンタ使用にあたり、ボランティアが使っているソフトの導入に図書館が難色を示したと聞いたが? プリンタ故障時のメンテナンスは?
A(秋山):ソフトは、セットアップした業者との契約の問題で、設定以外の物でパソコンに事故が生じた場合保証されず許可できない。対策として、ボランティア自身のパソコンとプリンタをつなぐやり方は許可している。区内に点字プリンタは4台。故障の場合は速やかに連絡し代替の図書館をご紹介する。

* 区の施設予約について。

Q(松本):健常者はいつどこにでも行けるが、視覚障害者はガイドヘルパーを頼んである限定した時にしか出られない。その時に会場が取れないという状況がおきている。また、視覚障害者はどこの施設でもいいというわけにもいかない。公的立場としてすべて公平にというのもわかるが、外出に関しいろいろと制約のある団体には、多少の配慮をお願いしたい。
A(木根渕):施設予約システム「えどねっと」の導入から、予約が思うように取れなくなったという声は聞いている。様々な方に利用して頂く施設ということでご理解頂きたいが、ご意見としては充分伺った。

Q(北澤):城東6地区で当番を受けることがある。そのような場合、早く場所と日程を決めなければならず、是非ご配慮をお願いしたい。
A(木根渕):事前に相談して頂き、何とか協力して行きたい。

Q(成田):予約をキャンセルした場合のペナルティーは?
A(木根渕):予約を取ったのに無断で部屋を使わなかった場合、ペナルティーという制度をとり、ポイントが9点になると1年間の利用停止となる。急に予定が変わった場合など、きちんとキャンセルの手続きをすれば問題ない。

* 区内施設(トイレ内)の音声案内装置の設置。

Q(松本):トイレ内と個室内の設備を音声案内する装置があり、大変便利と思う。試行的にタワーホールの障害者協議室前のトイレに付けて頂きたい。
A(高柳):まだ開発されて間もないもので、別のメーカー方式のものが出る可能性もある。一度付けたものを付け替えるようなことはしたくない。必ず音声が流れる設置の仕方をすると、中にはうるさいと思う人もある。ボタンを押した時に音声が流れる設置の仕方は、ボタンの位置が分からないのでは。

Q(松本):一度わかればそれで行けると思う。そのあたりは試行錯誤しながら進めて頂きたい。特にタワーホールの場合は扉がないので、ボタン式なら誰が入っても作動せず迷惑とはならない。視覚障害者には有難い装置だと思う。
A(高柳):試行にはタワーホール3階のトイレが一番いいと思う。施設の管理者とよく検討させて頂く。

* 盲人卓球審判の区内スポーツ団体への協力要請について。

A(平田):江戸川区卓球連盟に要請をしている。盲人卓球審判は公認資格を取るための講習会を受講しなければならない。

Q(松本):12月6日、7日に多摩スポーツセンターで講習が行われる。(来年2月に延期)
こちらもガイドヘルパー数人に受講して貰う。本会の成田さんは秋田国体をはじめ東京都・城東ブロックでも優勝しており、江戸川区には盲人卓球興隆の土壌がある。競技を見て頂き、前向きにご検討頂きたい。

* 区内施設内に障害者の社交ダンス練習場の確保。

A(木根渕):社交ダンスは非常に盛んで、本格的に練習できる場所は限られる。場所の確保にはみな苦労しているが、どういうふうに利用したいというような要望があれば、できる場所の情報提供は可能だと思う。区内スポーツルームのリストはまとまった物はないが、調べてみたい。

* 教育委員会関連事項(災害時避難所・出前ボランティア)。
A(赤津):災害時は小中学校が避難所となり教育委員会が関与する。関係部署と連携を図り対応して行きたい。出前ボランティアでは皆さんのご協力を頂き、共生社会の実現に向けて子供達が学べる。今後も取り組んで行きたい。

Q(松本):「出前ボランティアの会」の山本さんを中心にご協力頂いており、視覚障害者の姿を知って貰う絶好の機会と思う。更なるご協力をお願いする。

* 都市開発部所管のバリアフリーマップ改訂版の発行。

A(内藤):9月5日に障害者団体の意見交換会を開催予定。皆さんの意見を伺いながら、来年3月改正を目指して作業に入る。

Q(松本):お店の検証などで、江視協の会員も協力させて頂く。

※ 私達は視覚に障害がありますが、みなさんのお力を少し貸していただけると時間はかかりますが、健常者の方達と同じことができるようになります。考え方、見方を変えていただいて、一つでも多くのバリアが消えるように、これからも私達の立場を理解していただけるように要望していきたいと思います。

江戸川区  http://www.city.edogawa.tokyo.jp/




視覚障害者向け講演会(区講座講習会)報告  井草 恵子




視覚障害者と防災対策について

 残暑真っ盛りの中、今年も視覚障害者向け講演会が去る9月12日(金) グリーンパレス5F・孔雀の間において、約40名の参加者により開催された。  本号では、講習会での研修内容をここに紹介しよう。
 はじめに江戸川区福祉部・高原障害者福祉課長の挨拶があり、本会の松本理事長から、防災講演会の意義と、地域住民との日頃の交流による人間関係を築く必要性を含めた内容の挨拶があった。
 そしていよいよ本題に入った。

【主な講演内容】

T.「江戸川区の防災対策について」

          講師:彦田江戸川区土木部災害対策課長(川添計画係長)

   @ 防災区画整備事業(都市計画事業・木造家屋の建て直し)
     ― 災害に強い街づくりの必要性。

   A 防災準備(自主防災組織の構築)
     ― 地域ぐるみの防災訓練→震度5弱以上、避難指示あり。

   B 区の耐震補強補助(設計80%以上無料)
     ― 対象は昭和56年以前の建物

   C 地震による家具の転倒防止
     ― 阪神大震災では犠牲者約6400名の大部分が家屋倒壊で死亡。
   万一の際は「171」(災害用伝言ダイヤル)を…

〈Q&A〉

 Q:江戸川区内の活断層は?
 A:現在、確認されていないが、調査の必要有り。

 Q:障害者用識別ベストを分かりやすく(前後にマーク等)。
 A:これから要望主旨を生かして検討する。


  U.「地震・火災対策について」

                講師: 江戸川消防署
                    山本生活安全係長(鈴木・田中職員)

     @ 家具から身を守る
     A 火の元の確認(初期消火等)
     B 消化訓練・非常食の常備
     C 防災意識の向上(インターネット等での情報提供)
         ― 防災訓練(起震車)への積極的な体験
     D 家庭用火災報知機の設置の義務化(平成22年)
         ― ホームセンターで販売
     E AED(自動体外式除細動器)の体験。

    〈Q&A〉

     Q:火災報知機の設置は?
     A:居間・寝室等、全ての部屋に設置する必要有り。


 講演後、参加者全員、AEDに群がる姿は真剣そのものであった。諸外国に比べ、地震が多い国に生まれた私達…。このような体験の積み重ねが貴い命を守るのだから、決して疎かにしてはいけない。
 災害時の対応と心構えについて考えさせられた講演会であった。




「声の広報えどがわ」・「声の区議会だより」CD暫定発受いよいよ開始!


                                松本 俊吾


 アイネット17号でも一部お知らせしましたが、本会は区内音訳ボランティア団体と共に、タワーホール船堀に事務所が開設されました平成11年4月から、江戸川区より受託の「広報えどがわ」の音訳テープ発受を開始し、早いもので10年を経過しようとしています。

 表題のCD・カセットテープ併用方式での作成発受準備会を江戸川区のご支援のもとに過去3回開き、8月26日に毎年恒例になりました広報課懇談会において10月発受を目標に、周辺機器の整備を含め準備を加速させることとなりました。

 そして去る9月12日(金)の第3回の最終会議で、墨字書をデイジー盤に作成するボランティア団体である「デイジー江戸川」(岩岡信之代表)にも会議に加わって頂き、「声の広報えどがわ」を10月10日から発行することで、詰めの協議を行いました。ここで話し合われた具体的内容は次の通りです。

 ※ 郵送ケースが10月25日に整備となり、発行日を11月1日号に変更。


 @ リース方式としての発受用デイジー収録用CD盤、郵袋ケースを江戸川区広報課で用意すること。
 A 「広報えどがわ」の月3回発行のうち、10日号、20日号を音訳百舌の会、1日号と「声の区議会便り」を音訳ボランティア風の会が全読みを担当し、区立中央図書館の協力を得て音源を作成すること。
 B この音源に基づき、「デイジー江戸川」がデイジー方式によるマスターCD盤とカセットテープ用マスターを作成すること。
 C 本会が、約110人の区内視覚障害者の名簿に基づき、郵袋用カードを作成し、発行日前日にこのマスター音源2種をダビング(複製)し、リース方式による発受を担当すること。
 D 10月10日現在CD盤の申込者は約55名で半数の方から切り替えの申し込みがあり、郵送ケースに貼るネームシールを点訳ボランティアに一部打って頂き、宛名カードの作成を急ぎ、残りの方には当分の間、カセットテープでの発受を継続すること。

 以上の内容で相互間で合意し、この方式での発受を開始することとしました。
 本会は、郵送用に使用するカセットテープのダビング機器は現在4機を備えていますが、CD用ダビング機器(3枚同時複製)をとりあえず1機準備し、現在江戸川区より1機を購入して頂くよう要請中です。
 この間、並行して社会福祉協議会のボランティア基金助成制度を去る4月に申請しましたが、残念ながら目的が公的録音物の発受と言うことから受けることが出来ず、当初は自前での機器整備で対応せざるを得ない状況です。
 しかし折角ここまで発受環境の整備に汗を流してきましたので、何とかこの2種の情報媒体による併用方式を円滑に実施して行かなければなりません。
 本会は事務局職員の協力を頂きながら、区内視覚障害者の情報提供による社会参加活動を今後とも積極的に支援していく所存です。
 このCDによる公的録音物の視覚障害者団体での発受開始は、私の把握したところでは江戸川区が最初の試みだと思います。この成否は他の地域に居住する視覚障害者の情報提供システムにも多大の影響を及ぼすことが想定でき、何としても、大きなトラブルを起こさないように気くばりを行い、やがて数年後にはCD方式による全面切り替えを完了し、発受を通常軌道に乗せたいものです。
 それには江戸川区をはじめ、この事業に関わる多くの関係者の方々のお力添えをお願いするとともに、読者の皆様にご理解と一層のご支援を頂きますようお願いし、報告とします。




江戸川ガイドヘルプセンター便り




── 平成20年 第2号 ──

 時の経つのは早いもので平成15年8月20日にNPO法人を立ち上げ、江戸川ガイドヘルプセンターを翌年4月に開設し、4年半が過ぎようとしています。
 そして昨年11月に東京都の事業者指定を受け、通院介助を含めた居宅介護事業所として、視覚障害者の外出を本格的にサポートする体制が整って参りました。

 また10月には、派遣時間数が当初の目標の2000時間に達しました。事務局も利用者の電話の応対、ガイド派遣のコーディネートや、請求業務をこなしています。あわせて「声の広報えどがわ」のCD暫定発受の切り替えに伴う宛名カードの作成、コピー機の整備による新たなシステム作りに多忙な毎日を過ごしています。

 当センターの開設から今日まで、ホームヘルパー・ガイドヘルパー約90人の方々に、視覚障害利用者の自立と社会参加活動を献身的に支えてきて頂いており、クラブ活動等の諸行事で親睦交流が図られ、本会の活性化に繋がってきていることは大変嬉しいことです。

 ご存じのように、国は今「障害者自立支援法」の見直しを進めており、特に地域生活支援事業の中に含まれています「移動支援事業」の給付単価の引き上げも検討課題となっているようです。当センターもガイドヘルパーの皆様に暫定報酬の適用を継続させて頂いておりますが、この障害者自立支援法に於けるホームヘルパー・ガイドヘルパーの報酬単価(個別給付単価)の改定が行われることになりますと、よりよいサービスの向上に本格的に取り組むことが出来ると考えております。

 本会の会員は勿論ですが、友人や知人の方で江戸川区や近隣区(葛飾・江東・墨田等)に在住されている視覚障害者で移動支援をご希望の方は、是非当センターでの利用契約をお勧めいただければ幸いに存じます。また私たちの外出をサポートしていただけるホームヘルパー・ガイドヘルパーの資格をお持ちの方のご紹介も合わせて是非お願いしたいところです。
 当センターでは事務職員の補充による事務局の強化を含め、優しく・安心・安全をモットーとして、これからも精一杯のサービスの向上に努力を傾けますので、関係者の皆様のご指導とご協力を引き続きお願い致します。

       e-mail:edomo@hyper.ocn.ne.jp

    問い合わせ先  … 電話(FAX) 03-3877-0089 まで




池田・田名後組 第3回全日本ブラインドダンス選手権大会で快挙!


          `島 三郎


 去る8月24日(日)に品川総合体育館アリーナにて、第3回全日本ブラインドダンス選手権大会が北海道から九州に至る各地から70組が参加して開催され、当協会ダンスサークルの江戸視協ドリームの池田定道さん、和田彰さん、田名後浩子さんが出場し、池田・田名後組がライジングスター部門のワルツ、タンゴ、ルンバ、チャチャチャの全種目で優勝し、オープン部門でもワルツ、タンゴ、チャチャチャで優勝し、ルンバは2位となり完全優勝と言える見事な快挙を成し遂げた。

 池田さん田名後さん、おめでとうございました。心よりお祝い申し上げます。また前回タンゴで入賞した和田さんは今回惜しくも入賞を逸したが、高齢にも拘わらず日頃マラソンで鍛えた体力と若さで次回でのご健闘を期待します。
 尚、出場資格については大会規程により次の通りとなっている。

  1.カップルのうち、どちらか一方もしくは両人とも視覚障害者である事。
  2.ライジングスター部門は、プロ及びアマチュア資格A、B、C、Dの保持者の出場は不可。服装は正装と平服のどちらでも自由。
  3.オープン部門は、プロの出場は不可。服装は、男性は燕尾服、女性はロングドレスの正装。

 池田さんはダンス歴20年を越えるベテランで、今回の成績は過去の実績から見ても当然と言っても過言でないと思われるが、今まで社交ダンスに縁がなく初出場の田名後さんを仕事を遣り繰りして時間を作りながら短期間での特訓指導には何かとご苦労が有った事と拝察するが、大会での池田さんは、各種目共約2分で踊る競技を通じて終始田名後さんを気遣いながらも余裕有るリードで、また観客に対して拍手を促すパフォーマンスを入れたりしてダンスを楽しんでいた、と仲間の皆さんの感想であった。

 一方田名後さんについて、本人の後日談によると、当日は初出場で緊張のあまり思うように身体が動かず、ただただ池田さんの足を引っ張ってはいけないとの思いでひたすらリードについて行く事で頭が一杯で緊張感の内に演技が終わってしまったと言う。田名後さんは今年2月末に出場が決まって以来僅か6ヶ月の短期間での猛特訓となったが、この江戸視協ドリームのサークルが平成18年6月に立ち上げと同時に入会するまでは、社交ダンスとは一切縁が無く、従って練習において社交ダンスそのものや全体像が解らず、また他の人のステップや形と動きを見たり、さらに写真、ビデオ等を参考にして学ぶ事が出来ず、池田さんの熱意あるご指導に思う様について行けないもどかしさと視覚障害者のハンディに悔し涙を流して眠れぬ夜も何度かあった由。加えて練習場所の確保に限界が有り、その為時として田名後さんの住まいのマンションのホールで、池田さんの仕事後に夜半まで特訓を受けるなどしたが、今夏の猛暑も重なって体重が9キロも減ったとの事だが、この事実は真に短期間での猛特訓と努力の結果を雄弁に物語っている事と思う。とにかく池田さんのご指導とサークルのお仲間やボランティアの皆さんのご理解とご支援ご協力のお陰で無事大会に出場する事が出来、改めて感謝を申し上げたいとの思いと共に一応の責任が果たせた安堵感と喜びを率直に表し、最後に家族挙げての理解と協力の有り難さに暫し感傷的になっている田名後さんだった。

 次に大会の模様を少しリポートしたいと思うが、私の想像に頼る面が多々あるので実状と異なるところはご容赦願いたい。
 当日は、応援観戦の為開会式に引き続き午後1時から始まった競技に少し遅れて説明役の妻と会場に入ったが、アリーナとはスポーツ施設の有る競技場の事で、語源であるラテン語のアリーナは、古代ローマ時代の群衆に四方を取り囲まれた中の砂地の上で挌闘競技が行われる場所であったが、このアリーナでは、応援団を含めた観衆に囲まれた砂地ならぬ床板ホールの上で命を賭けた挌闘に代わって優雅なダンス競技が行われていた。

 私と妻は、伊藤大会委員長を中心とする本部席と審査委員席そして田名後さんのご両親ご主人二人のお嬢さん及び弟さんの家族達ご一家が占める向こう正面とホールを挟んだこちら側に我が江戸視協の仲間とボランティアの30数名の応援団が陣取る一角に割り込んだ。

 初めのうちはダンス音楽曲の大音響と各応援団の飛び交う声援に驚いたが、暫くする内に予選を終えて準決勝に進む出場者のエントリーナンバーを告げる進行役のアナウンサーの放送が聞き取れる様になり落ち着いてきた頃、肝心な説明役の妻が隣にいないので途惑っていると、仲間でボランティアのAさんが、「奥さんは応援団の最前列のかぶりつきで熱心に見ていて当分戻りそうも有りませんよ!」と言って私を他の仲間の席に移し、我々数人の後ろから的確な説明を続けてくれたので大助かりであった。競技の模様や応援のかけ声のやり方など説明が続いたが、その内に私も心地良いテンポとリズムのダンス曲に身体が反応したりして活気溢れる場内の雰囲気にとけ込んでいった。

 競技も決勝ラウンドに移り、池田・田名後ペアーが我々の応援団席に近づく毎に、「池田・田名後組頑張れ!」と仲間の大きな声援につられて、私も一度ならずゼッケン番号の「64番いいぞ!」とか「最高!」などと叫んでいるまるで人格?が変わった様な自分に内心狼狽し赤面の態であった。
 池田さんは第一人者ならではの風格有る踊りで皆さん安心して魅入っていたとの事だが、田名後さんは始めこそ緊張感で表情が硬かったが、競技が進むにつれ固さも取れて笑顔も見えたと言う。そして池田さんは種目に合わせ正装の燕尾服にカーマンベルトの他、白のシャツに黒のスラックスを着用し4種類の衣装替えだったが、特に白の胸の空いた織り柄のシャツの時は恰好が良く素敵でした、とはあるご婦人の弁。また田名後さんはワルツ、タンゴは正装の白いロングドレスで、先に述べた減量の効果もあってか?見事なボディーラインも美しく気品に満ち、ルンバ、チャチャチャのラテンナンバーは多くの出場者が大胆な衣装の中で抑え気味なメタリックシルバーカラーのミニドレスに網タイツでこれまた魅力的だったと、日頃はファッションに目の肥えた辛口のご婦人方の感想だったが、これらの衣装で踊るお二人の見事なステップに盛んに拍手を送っていた。

 多くの出場者の中で目立つペアーがいて、品の良いかなりの年配のご婦人が大胆な衣装で恰好の良い若者とうっとりとした表情で踊る様子の説明を受けた仲間のお一人が、「私にも将来に希望が持てそう」とのつぶやきを耳にして思わずニヤリ、・・・その他元ミスユニバースが抑えた服装で障害者と華麗な踊りを見せている事など、様々なカップルの中でもかなり年配と見える障害者の父親と健常者の女子中学生の娘さんと楽しそうに踊っている光景を知らされて素晴しいと思うと共に羨ましさを覚えたが、強く印象に残る一場面であった。

 私もイメージの中で、かつて憧れた映画スターと踊る自分を描いたりして楽しんでいる内に競技も終わり、興奮冷めやらずの中、4時頃より審査発表と表彰式が済んで閉会となり、直後に伊藤大会委員長と池田・田名後のご両人を中心に田名後ご一家と応援団の皆さん全員で記念写真を撮り、池田・田名後お二人の快挙を賛え、楽しかった余韻に浸りながら会場を後にした。


 ところで、私事で恐縮だが私とダンスとの関わり合いについて、余談となるが少し触れておきたいと思う。今から約半世紀前の戦後の混乱期も過ぎ神武景気から高度成長へと進み出した時代で、当時私は学生仲間から社交ダンス部に誘われたが、未だ質実剛健が尊ばれ男性優位の気風が強い世の中にあって、硬派を自認していて、物事の認識や判断に未熟だった私は、社交ダンスをするのは軟弱者として入部しなかった。その後就職しスポーツ好きの私は会社の野球部に入ったが、その野球部が運営費(と言っても主に宴会費用や飲み代)を作る為ダンスパーティーを当時丸の内に在った日本郵船所有の郵船ホールで年に2〜3回程行っていたが、入社早々の私は受付係と券を購入して頂いたご婦人方が壁の花になっては失礼になるとして、私もにわか仕立てのホストダンサー?を命ぜられ、社交ダンスの出来ない私を無理やりに取り敢えずブルースだけでもと先輩社員から一夜漬けの特訓を受けて何とか役目を果たしていた。

 その後、アメリカ、ヨーロッパ、香港と外地勤務が続いたが、何れの赴任地も欧米文化の常として、クリスマスや誕生日はもとより多くの機会でパーティーが行われ、その為ダンスの場面が多く、私もやむを得ずダンスに加わる時があった。(香港も英国と中国間の99年間の租借地契約が切れる1997年7月に香港を中国に返還されるまでは、英国女王陛下の代理としての総督が統治する国で、英国文化と慣習が社会の一部に残っていた)
 ご案内の通り、欧米系の人々は、子供の頃より教養の一環として社交ダンスを習い身に付けているが、いい加減な、いわゆる酒場ダンス?しか出来ない私は、このときほど社交ダンスを習ってこなかった事を悔やんだが手遅れで、何時とはなく見様見真似で覚えたジルバとマンボを加えた酒場ダンスで押し通したが、時としてブロンド美人とのお相手に恵まれた時などは、チークダンスにならぬ様必死に品位を保ちながら冷や汗をかいた事も有ったが、今は昔の懐かしい思い出の一つである。

 その後視覚障害者となってダンスとは無縁の生活を送ってきたが、2年ほど前に健康の為、今ブームのリズム運動の地域サークルに妻と入会した。ストレッチ体操と社交ダンスの簡単な基本ステップを取り入れたスポーツダンスで結構楽しく、また地域の社交ダンスサークルを時たま見学するが、かなりの高齢者が熟年者と一緒に楽しんでいる事を知り、私も社交ダンスへの興味を覚え、一年遅れで江戸視協ドリームに入会した。入会早々に伊藤先生から、社交ダンスの基本は姿勢からと言われ背中の姿勢の悪さを指摘されたが、昔の酒場ダンスのパートナーを抱え込む、即ちチークダンス?の癖が抜けていない自分に内心苦笑したが、とにかくユーモア溢れる巧みな伊藤先生によるご指導のダンス教室を仲間の皆さんと楽しんでいる昨今である。

 最後に、現在日本ダンス議会常務理事の要職に就いておられる伊藤金四郎先生のご支援により、当協会ダンスサークルの江戸視協ドリームが誕生し、以来ボランティアでダンス教室でのご指導を頂いている事、そして深いご理解と熱意で、視覚障害者の為のブラインドダンスの興隆を図るべくご尽力をされている伊藤先生に会員の一人として心より感謝を申し上げると共にこのブラインドダンスの更なる発展を願って止まない。   了




福耳通信




 前号で、猛暑もお手柔らかに・・・とご挨拶して迎えた今年の夏は、ゲリラ豪雨という新しいネーミングのとんでもない天候に見舞われ、関東地方でも、大きな被害が出ましたね。会員の皆様にはお変わりなく、秋をお迎えでしょうか。

 今回は、第16号に続いて、「録音図書」のできるまで、PART2「準備作業」をご紹介しましょう。
 第16号でご紹介した著作権許諾処理が無事終了し、著作者から許諾の回答を頂いて初めて、録音図書の作成が本決まりとなります。
 テープ巻数を算定し、音訳していただくボランティア団体と調整を行い、ようやく作業に取り掛かっていただくことになります。
 準備作業として、下読み・下調べ・機材のチェック等を行います。

 中でも「下調べ」は、録音技術や読む技術と並ぶくらい重要なものです。上手に読まれる文章も、語句の読みが誤っていては台無しになってしまいます。特に、専門用語・地名・人名に関しては、音訳者一人一人が辞書やインターネットと首っ引きでコツコツと作業を進めなければならず、大変根気のいる作業です。
 中にはあの手この手で取り組んだにもかかわらず、明解な読み(答え)のでない語句もあります。実際に書いた人へ問い合わせればすぐに解決することですが、執筆活動の妨げとなるため、著作者への問い合わせは行わないことにしています。
こんな時は、皆さん聴かれた経験があるかもしれませんが、『調べきれない読みについては一般的な読みにしました。』という具合に音訳者からのコメントを録音図書の冒頭部分に入れて、一般的と思われる読み方をしています。

 この様な緻密な作業を繰り返し、処理をきちんと行うことで、質の高い、原本に忠実な「録音図書」を作成し、皆さんにお届けすることができるのです。
 「下調べ」以外にも、実際の「録音」や他の作業にも重要なポイントがあります。そのお話はまた次の機会にさせていただくことにしましょう。

 住所  江戸川区中央3−1−3
 電話 3656−6211〔代表〕
中央図書館の担当は私たち(秋山 桜井 藤村)3名です。

中央図書館 https://www.library.city.edogawa.tokyo.jp/kakukan/chuo.html



サウンドテーブルテニス大会 報告  冨澤 豊




第8回 江戸川区サウンドテーブルテニス大会

 標記大会が平成20年7月3日木曜日に、 篠崎コミュニティ会館2階スポーツルームにて開催されました。今回の参加者は11名で、2グループに分かれて予選リーグを行い、上位2名が決勝トーナメントに進出しました。表彰は3位までがメダルを授与され、坂本芳雄さんが前年度優勝の成田貴美代さんを接戦の末、セットカウント2対1で破って優勝しました。
 以下は参加者と成績です。

      Aグループ:坂本 星野 成田 吉成 北澤 福地
      Bグループ:松田 花見 松本 橋谷 冨澤

  準決勝  坂本 2〔@11−3 A11−4〕0 松田
       成田 2〔@8−11 A11−6 B12−10〕1 冨澤

  決勝   坂本 2〔@11−9 A7−11 B13−11〕1 成田


第5回 城東ブロック交流サウンドテーブルテニス大会

 標記大会が平成20年9月10日水曜日に、足立区保木間の足立区総合スポーツセンター2階会議室で開催されました。江戸川からは松田恵子、北澤とみゑ、坂本芳雄、冨澤 豊の4選手が参加し、他の葛飾、江東、墨田、荒川、足立の参加者20選手とで熱戦が展開されました。今大会では、3名ずつ8グループに分けて1ゲーム2セットのリーグ戦を行い、各グループ1位が決勝トーナメントへ進出しました。

 江戸川の各選手は予選リーグでは城東大会初参加の松田さんが初戦に勝利したのを先頭に北澤、冨澤両選手が健闘しましたが惜しくも決勝トーナメントには進めませんでした。坂本選手一人が、決勝戦に進み接戦の末、江東の甲斐選手に2対1で敗れて準優勝となり、銀メダルを獲得しました。団体部門では江東チームが第1位で、江戸川チームは第3位に終わりました。

 坂本選手の決勝トーナメントでの成績
   準々決勝 坂本2〔@11−10 A11−10〕0 小林(足立)
   準決勝  坂本2〔@11− 5 A11− 5〕0 横山(江東) 
   決勝   坂本1〔@10−11 A11− 5 B7−11〕2 甲斐(江東)




納涼懇談カラオケ大会




 真夏恒例の納涼懇談カラオケ大会が、今年度も8月19日(火)午後、コミュニティプラザ一之江にて、江戸川ガイドヘルプセンター利用者、支援ボランティア団体を含め80名が参加し、盛大に開かれました。第1部式典は、田名後総務の司会で始まり、北澤副会長の開会の辞、来賓としてお招きしたボランティア団体の12名全員の方々からご挨拶を頂きました。第2部懇談会は、司会を小野塚副会長にバトンタッチ、「視覚障害者の震災時の防災対策について」と題して、松本理事長の講演の後に参加者との意見交換を行いました。東京湾直下型地震が心配されていますが、この地震対策について参加者から多くの意見が出され、「明日は我が身」との思いが伝わり、有意義な懇談会となりました。第3部のカラオケ大会については、柏谷文化部長がリポートしてくれましたので、ご紹介しましょう。


今年のカラオケ大会に参加して思うこと…

           柏谷 幸司

 平成20年度の懇談カラオケ大会は、例年に比べて少し変わったやり方になりました。何が変わったかというと、賞が出ました。これについては、当日だったか、前日だったか、会長から他の事で電話があって、その中で「今度のカラオケは賞が出るよ」というので、「また事務所のお金が出るんでしょう」と言ったら、「これは事務所の提案なんですよ」という事でした。

 実際にカラオケをやってみました。「ああ今年は大成功だ!」 賞に入った人は何か書いたもの(賞状)を渡されたようでした。賞品が出たかどうかはわからなかったです。よしんばこの入賞者というか、もう少し数を多く出してもよかったかな。また賞品が出てないなら出してもよかったと思いますなあ(粗品が出ました)。こういう事は会員にちょっと一言しゃべったら、わんさと集まりますよ。

 実は私も今年の徒歩訓練旅行の帰りのバスの中で、こんな提案をしてみたの。「我々会員とガイドヘルパーの方と対抗歌合戦、またガイドも含めた全員の紅白歌合戦、どうだとやろうじゃないか」と提案してみたの。カラオケ懇談でなくても他の機会でもいいのだけども、そういう提案をしてみたの。そこで色々な賞を出すの。「間違ったで賞」・「残念だったで賞」・「面白かったで賞」とか「楽しかったで賞」とか、考えれば色々な賞が付けられるんだ。そんな事で言ってみたら、誰も賛同してくれなかった。だからおじゃんだ。

 だから今度の事務所の提案のこうしたやり方はおらは大歓迎だ、大好きだ。
 こういう時は難しい事いいっこなし、めちゃくちゃしないと面白くなくなっちゃう。こういったやり方で、みんなほがらかに楽しく一日過ごす事。
 それともう一つ、今回は新しい会員の方々がどんどん歌ってくれたんです。なんだってまたうまくて上手なんだ。今は大変有能な方々が役員やっておりますよ。こういった新しい方々もこれから役員や色々な分野で、働いて下さると非常にいい事だと思います。
 蛇足ですが私などは文化部を預かってからだいぶんなるから、何時からやってるか忘れてわからないんだ。そんな事で、こういった新しい有能な方々に出て頂いて、楽しく活気ある会にして頂いて、またこういったカラオケなどなどですね、色々な分野で活躍してくれる事を私は希望します。天皇陛下ではないけど本当に希望します。今回の事務所のこういったアイデア・提案よかったですよ。新しい会員の方々からもこういった事務所の提案のような新しいアイデアをどんどん出してもらった方がいいですよ。
 私はこういう事だったら大歓迎だ。今年は大成功だからという事で、これで終わりにします。


今回のカラオケ大会の受賞者(敬称略)

三橋竹志…声量があったで賞  松丸善之…若々しいで賞
中根節子…ハリがあったで賞  小谷ひさ…事務局特別賞
星野 勇 & 星谷弘子…渋かったで賞




茨城グルメの日帰りバスハイク  小野塚 耕吉




 9月15日(月・敬老の日)、芋掘りには好都合の薄曇の中、この日に相応しい四十七士を乗せて、午前8時に区役所を出発。渋滞も無くバスは快調に進み、先ずは守谷サービスエリアで一番しぼりを試みるも出が悪い。持ち込んだビールを飲む暇も無くアサヒビール茨城工場に到着する。

 まだ9時前である。東京ドーム8個分という広大な敷地に庭園や池をめぐらし、池の上の渡り廊下を歩ませるというなかなかの風情である。先ずは映画を観てくださいと暗さに目を慣らしておいて、サッとスクリーンを開けると素晴らしい庭園がパノラマとなって目に飛び込んでくるという憎い演出が隠されてあった。いろいろビールに関することをクイズ形式で説明する。例えば、泡はビール1杯に含まれるのかという裁判が戦前にあったそうである。判決は、15〜30%の泡の量であれば1杯とみなすとの事だ。またビールの色は、麦芽の煎り具合で決まることも知った。

 いろいろ説明を受け最後に試飲会場へ案内される。大きな会場の一角のカウンターでお嬢さん達がタンブラーにどんどんビールを注いでいる。制限時間は20分間で飲み放題、つまみの持ち込みは禁止となっている。カウンターから離れたテーブルに会長と伊藤さんと同席する。うちのお嬢さん(水谷さん)がセッセとビールを運んできてくれる。始めはアサヒスーパードライを飲む。小川さんから差し入れのあったさつま揚げが並ぶ。造りたてのビールは実に旨い。私は2日前に親知らずを抜いて断酒していたので少し気を使ったがもう止まらない。2杯目は、色の濃いベルギービール、3杯目はイギリスのビールに挑戦するが、ここでギブアップとなる。工場からつまみにホアグラ一切れがプレゼントされる。会長と伊藤さんは4杯目に入る。流石に5杯を飲んだ強者はいなかったようだ。大満足で工場を後にする。

 次は、水戸天狗納豆資料館を見学する。全国に納豆工場は280在るが納豆菌を作っている所は意外にも3箇所しかないという。美味しい納豆を造るには大豆を40℃で20時間醸成するとのことで、時間が長くても短くても粘りが出ないという。土産に懐かしい藁で包んだ納豆を買ってきたが、旨かった。

 昼食は、ヤマサ水産の和風レストランでの刺身御膳である。マグロ、ホタテ、イカ、アマエビ、イクラとどれも新鮮で旨かった。アサリの味噌汁が付いて2100円なら満足だろう。次回の旅行は、こうした所に金を掛けたいものだ。

 さて次は、この旅行のメインイベントさつま芋掘りである。会場は、フォレストパーク メロンの森と洒落た名前を付けているが、ビニールハウスと大きな芋畑が広がっている所だった。先ず段ボール箱と軍手を受け取り、まだ手の付けられてない畑で掘り方を実演してくれたが意外と簡単に掘れるものであった。軍手をはめて茎の傍をチョッと掘るだけで芋がゴロゴロ出てくる。まだ時期が早いのか形が小さい芋も多い。段ボール箱の蓋がキッチリ閉まれば、芋は目方に関係なく入るだけ詰め込んでよいらしい。よく太った大きいところを選んで詰め込んだが隙間が多く重量はさほど無かった。この箱は5kg詰めだが、8kg以上詰め込んだ人もいるらしい。
 帰宅後、一日天日に干して戴いたがホクホクとして大変美味しい芋だった。

 余談だが、スーパーで芋の値段を見たら1本158円だったのには驚いた。今では、あの芋畑にはオサツがドッサリ埋まっているだろうと思った。このツアーでは、バスの中で皆さんよく歌を歌ってくれた。特に普段聞けない方の歌が聞けたことは大変良かった。  この度の日帰りグルメバスツアーは満足でした。また楽しい旅をご一緒しましょう。お世話いただきました皆様、ご寄付いただきました皆様方に心を込めて有難うを申し上げまして終わりとします。




平成20年度


城東ブロック事業活動リポート




 平成20年度の城東ブロックの主幹団体は足立区視力障害者福祉協会(鹿浜秋信会長)で、関連諸行事を実施してきています。本欄では、東京都委託家庭生活訓練事業(ストレッチ)、堂ヶ島温泉親睦旅行リポート、第5回交流カラオケ大会に焦点を当て報告することにします。なお、9月10日に行われました城東ブロック第5回サウンドテーブルテニス大会は、成績を含め別項の「サウンドテーブルテニス大会報告」で冨澤体育部長がリポートしてくれましたのでご覧下さい。


1. 第5回交流カラオケ大会に参加して  松丸 善之

 こんにちは。小岩の松丸善之です。まさか私が江戸川区カラオケ大会で、城東ブロックの代表に選ばれるとは思っていませんでした。歌を歌うことは好きなので、自信があるわけではないけれど、下手だとは思っていませんでした。大会では、自分より上手だなと思う方が何人もいました。しかも、私は自分の歌う曲の歌詞も完全には覚えていなかったのです。

 私がマイクを持ち歌い始めると、それまでにぎやかだった会場が静まりかえってしまいました。「しまった。みんな、ひいちゃった。」と、歌いながら心の中でそう思いました。ところが、1番を歌い終わると大きな拍手が聞こえました。みなさんがひいてしまったのではなく、おしゃべりをやめて真剣に聞いてくださったのだとわかりました。

 歌い終わってほっとしていると、柏谷さんが話かけてきました。「城東ブロックのカラオケ大会に出てくれないか。」と頼まれ、最初はいやだ、と思いました。けれど、何故か「わかりました。」と言ってしまい、自分でも「何を言っているんだ、俺は。」と、心の中では思っていました。

 それから、城東ブロックカラオケ大会の10月10日までは長かったです。大会で流すカセットテープを用意するのは大変でした。私の歌う尾崎豊の「I LOVE YOU」は、割と最近の曲なので、レコードのお店にはなかなかありませんでした。同じ江視協の代表の三橋さんに相談したところ、よく行くカラオケのお店に頼んでダビングをしてくれるとのことでした。こうして無事にテープは手に入れ、あとは大会に向けて練習に励むことになりました。

 練習は主に自宅でテープを聞いて歌いました。舞台へ上がっても緊張しないよう、度胸をつけるため、カラオケスナックへ行ったりもしました。カラオケBOXへ独りで行きました。ある意味、スナックへ行くよりも度胸が必要なことだったかもしれません。
 そして、10月10日。

 大会の当日の朝、私は寝起きが良くありませんでした。出かける準備をして、眠いなぁ〜と、思いながら11時30分に家をでました。駅へ向かう途中、三橋さんと合流しました。人と会えば、眠気は覚めるかと思っていましたが、何故か逆に、眠気が強くなっていきました。
 会場へ着いたのは1時近くでした。少し緊張しながら、エレベーターでホールへ向かい、降りたら、びっくり!「もう、始まっていますよ。」と言われ、まだ昼食をとってないのに急ぎ足で席につきました。大会は12時30分から始まっていたようです。プログラムを見て私の順番は20番で、席に着いた時は3番の方が歌っていました。まだ、順番がくるまで少し時間があったので、ホールの外へ行き、昼食を取ることにしましたが、食べた心地がしませんでした。

 15番の方が歌っている時、控え室へ移動しました。緊張しました。「大丈夫。」と、ヘルパーさんが言ってくれて、勇気がでました。聞いてくださる方々に、何を歌っているのかが分かるように、はっきりと発声することに集中して、全力で歌いました。

 結果は、江戸川区の参加者はみな、入賞できませんでした。残念でした。
 実を言うと、6位くらいまでには入れるかなと、思っていました。自信がありました。でも、甘かったです。この記事を書きながら、反省をしています。
 応援をしてくれた江視協の皆さん、ヘルパーの皆さん、ありがとうございました。お疲れ様でした。


2. 家庭生活訓練・堂ヶ島親睦旅行・三療研修会

         松本 俊吾

@ 家庭生活訓練事業(ストレッチ) … 5月〜7月・9月の8回、西新井ギャラクシティ・
イベントホール(足立区栗原1)で実施。江戸川区からは北澤・橋谷・松田の女性部役員が参加し、中山小夜子先生の行き届いた指導により、健康づくりと城東ブロックの視覚障害者の皆さんとの交流を深めることが出来ました。


 A 堂ヶ島の温泉と西伊豆の海の幸を満喫しました!

    6月23日(月)〜24日(火) 於:伊豆堂ヶ島温泉
 【6月23日(月)】 曇り時々雨

 城東ブロックの親睦バス旅行で西伊豆の堂ヶ島温泉に出かける。朝、小野塚さんと7時に瑞江で待ち合わせを行い、半蔵門線が開通したので、住吉経由50分で東武線・西新井駅前の待ち合わせ場所に着いた。
 バスはほぼ満席、KM観光のおなじみの原田さんが添乗した。

 今日は前から2番目の席に着座。途中で雨も降ったが、昼食を韮山で済ませ、洋らんセンターによって、3時半に堂ヶ島の「ホテルニュー銀水」に着いた。
 入浴前に、ホテル裏南側の海岸に続く階段を下りて散策をした。潮の香りがしてふるさとの海辺を思い出し郷愁を誘うひと時であった。テングサを採る漁師さんのまだ50前だろうか? 婦人が小石の上にテングサを無言で丁寧に並べて干していた。私は岸辺の波打ち際に歩を進め、小石を海に投げたところ「どぼん」と水音は海底に沈むように消え、波紋が広がった。昔懐かしい石投げである。
 ホテルにもどり風呂に身を沈めて、ゆったりとメタボ気味の体から吹き出る汗を温水で流した。

 宴会は6時から始まり、私は最後に春日八郎の「別れの一本杉」を酔いが回っているのを感じながら、熱唱していたようであるが、まずまずかなあ!
 部屋にもどり、伊藤さん、小野塚さん、北澤さん、水谷さん、星谷さんと私で11時過ぎまで話に花が咲いた。北澤さんの赤ワインをみんなでご馳走になった。


【6月24日(火)】 曇り時々晴れ

 堂ヶ島の朝は薄日が洩れて潮風が爽やかであった。昨日の夕刻に散策したホテル裏の波打ち際に続く石段を下り、小石がきれいに並べられている海辺に着いた。今朝も海女さんらしい人がテングサ漁をこんな早朝にもやっているのだなあと感心する。荒川区の人たちも出てきていたが波打ち際まで来なかった。
 30分くらい潮の香りを満喫した後、朝風呂に体を沈めた。伊藤さんと小野塚さん3人での堂ヶ島温泉の露天風呂は実に爽快であった。はるかにカモメが「ホーホー」と鳴いて島影に消えた。一汗かいて425の部屋にもどり、早速お楽しみの冷たい麦酒を喉に運んだ。実に美味しい。伊藤さんと暫く世間話をしたが、今朝のビールは喉通りが良い。

 朝食後はゆっくりの出発で、9時半にまず堂ヶ島で遊覧船に乗った。確か8年くらい前にこの地を訪れた記憶が蘇ってきた。
 恐る恐る乗船し、前のデッキに出て潮風を一杯に受けて爽やかな気分に体が包まれた。天窓洞に最後に入ったが、この奥の祠は先般の地震で崩れたときいていたので、ここに入れただけでも感激した。天井の岩壁から昨日降った雨露が私の上を向いた頬を叩いた。「ひやっ」と冷たいと思わずぴくっと身震いをして、次に背すじに「ジーン」と気が下るような不思議な感覚を覚えたものである。
 下船して名物のところてんを食べたが、海苔の香りがして美味であった。

 バスは土肥温泉の恋人岬に降りて、約20分の上下の坂道を土の香りと緑に包まれた林を抜け、幸せの鐘をついたが果たしてどうかな…? 一汗も二汗もかいてバスにもどり、次はシーパラダイス(三戸浜)にあるレストランで昼食。刺身が新鮮でここでも地酒を頂き上機嫌である。
 隣接する沼津の御用邸記念公園の芝生の上を海岸まで散策。紫陽花が今が盛りで、このふわっとした芝生が実に気持ちよかった。
 隣の海産物センターでおみやげを買い、一路東京に向かってバスは発進した。

 二日間、足立区の鹿浜会長はじめ皆さんにお世話になり、城東5区の仲間との交流が一層深まって、まあ気楽な親睦旅行となったことは間違いなさそうである。


B 三療研修会 … 11月13日(木) 13:00〜16:00・西新井ギャラクシティ2F研修室。

元筑波大学教授の長尾栄一先生の「東洋医学の新解釈」に江戸川区から11名が出席し、学術の実を上げることが出来ました。
 以上、城東ブロック行事報告とします。




第2回携帯メール講習会8月に開く  永井 宏




 去る8月17日、残暑が厳しい日曜日の午後1時半から、今年も「NPO法人竹箒の会 」の方々のご指導による第2回携帯メール体験講習会が開かれました。
 今回もメールの送受信を主に、初歩のコースと中級までの体験講習会でした。
 会場のタワーホール船堀の障害者協議室には、本会の会員9名とガイドヘルパーさんにもお手伝いを頂き、初級の皆さんは熱心に携帯電話を片手に、隣同士でメールを交換しながら、そこここで笑い声が起こり和やかに講習が行われました。
 ボランティアでご協力を頂きました「竹箒の会」の方々は男性2名を含む6名で、ほぼマンツーマンの形で、わかりやすく親切に操作法の手ほどきを受け、何とか覚えたかなあというところでしょうか?

 初級コースの7名は5名の先生からご指導を頂き、残りの2名は別室の305号室に移り、代表の橋詰先生からメールの作成から送信法まできめ細かにお教え頂き、GPS機能などもボタンの操作で行えることを手をとって説明してくださいました。受講者の会員からは「目から鱗が落ちたような気持ちでした」との声も聞かれました。
 らくらくホンWを用いての指導でしたが、とかく携帯メールの苦手な私が、お教えいただいて少し取り組んでみようとの想いに変えられたほどに意義ふかい講習会だったと思います。

 なお「竹箒の会」の先生方はNTTの元社員で、主に東京を中心に南関東を回って視覚障害者や高齢者にらくらくホンの講習を行っている団体とのことです。来年もまたお願いし、携帯メールが会員同士で自由に行えるようにしたいものです。
 6人のご指導を頂いた先生方、有り難うございました。

竹箒の会 http://collabit.net/gnkb01/mypage/index.php?gid=G0000033




あれから三年  星野 勇




 点滴の針が疼く。ナースに言われて車椅子に乗った。後ろから快適に押してくれる。強い冷房の部屋に入った。スタッフが声をかけて迎えてくれた。検査台に仰臥する。放射線よけかマットが被せられた。心電計の端子が貼り付けられる。酸素飽和度計も付く。点滴に緊張緩和剤、入れられた。ニトログリセリン、舌下錠が口に入れられた。ゆったりするよう言われ右橈骨動脈の付近に麻酔の注射が打たれ、カテーテルが挿入され、挿入剤が入り、あつくなるが、普通になった。これから心臓カテーテル検査が開始された。進んでいく。視覚障害で画面は見えない。ただ、検査医の言う通りにするだけだ。「息を吸って。止めて。楽にして。」「顔を右に向けて。」「左に向けて。」など退屈で眠くなったり。そういえば心電計のピッピッピッという音がのどかに聞こえていた。この検査は意識下で行われた。1時間ほどで病室に戻った。止血のためのリストバンドがきつくて痛い。翌日、退院したが、止血は2日後になった。

 半月後診察を受けて、あれから3年、変わりなく非常に良いと言われた。3本の冠状動脈にもきちんと血流している。それで、ここは待ち時間が長いから、近くの病院に転院するよう勧められた。次回の心カテ検査は3年後の2011年秋と言ってた。投薬は12週受けた。12月に転院する。
 これからも健康でいくには睡眠、熟睡。食事、30品目を目標に。運動、徒歩訓練、筋力維持・強化、全身が動けば心臓も丈夫になる。薬、医師の指示通り服用する。忘れがち。そしてこの四つを平らな心で努力実行して行く毎日の繰り返しだが、つい、たるんでしまいそうだ。地球は毎日規則正しく、繰り返し回っている。これを見習えば良いのだが…。

 3年前の8月、強い背痛発して、自分で119番に電話して、居所と氏名を言って状況を知らせた。折り返し救急隊から電話があった。診察の結果、心筋梗塞と判明、ICUで生死の間をさまよったと主治医から言われ、あれから3年経って健康に丈夫になった。禁煙も続いている。ただ、心臓の筋肉は分化の程度が高いので、繊細なので回復は年単位と遅い。だから少しずつ鍛えて行きたい。無理にあせって鍛えると、途中で心臓痙攣、心停止になるかもしれない。そういえば防災講座でAEDの模擬体験勉強をしたのを思い出した。




暮らしのア・ラ・カ・ル・ト




1.簡単おいしいクッキング

          〔吉成百合子さんのレシピ・材料はすべて適量です〕

◎ 豚肉とレタスのサラダ

 材料   豚肉小間切れ トマト レタス 塩 和風ドレッシング

 作り方(1) レタスはちぎり、トマトは適当な大きさに切っておく。
    (2) 豚肉は塩ゆでをする。
    (3) 豚肉・トマト・レタスを混ぜ合わせ、ドレッシングをかけて
       出来上がり。


◎ 野菜のスープ

 材料   ブロッコリー じゃがいも 玉葱 ウインナー コンソメ 塩

 作り方(1) ブロッコリー、じゃがいも、玉葱、ウインナーは適当な大きさに
       切る。
    (2) 鍋に水を入れ、温まってきたらじゃがいもと玉葱を入れる。
    (3) じゃがいもがいくらかやわらかくなってきた所で、ブロッコリーとウインナーをいれる。
    (4) コンソメを入れ、お好みで塩を少々。


◎ なすの生姜焼き

 材料   なす めんつゆ 生姜

 作り方(1) なすは適当な大きさに切る。
    (2) フライパンに水をはり、なすをゆでる。
    (3) なすがやわらかくなってきたら、フライパンからとりだす。
    (4) フライパンにゆでたなすを入れる。
    (5) めんつゆを入れてからませ、おろし生姜を入れて出来上がり。


2.便利グッズの紹介


◎ 雨降りセンサー

 すっきりしない空模様でも、晴れ間には洗濯物を外に干したいあなたにおすすめ! センサーで雨を感知し、光とアラームでお知らせ。お部屋にいながら空模様が分かります。

  価 格    : 3,800円(税込3,990円)
  サイズ    : 送信機 88×35×88mm
           受信機 77×100×41mm
  重 量    : 送信機 57g  受信機 79g
  お問い合わせ : 旭電機化成(株) 03-5825-2668


◎ 耐震コンセッター(防災コンセント)

 地震でグラっときたとき、一瞬で電気を遮断する防災コンセント。震度4〜5弱以上の振動を感知すると、電気の流れを自動的に遮断します。

 サイズ    : (高さ)134mm×(巾)80.5mm×(厚さ)50mm
 合計使用電力 : 1500Wまで
 価 格    : 約3,000円(通販等で扱われています)


◎ 離れるとアラーム

 送信部と受信部が離れる(電波が届かなくなる)とバイブとアラーム音で通知するアラームです。海外旅行中などの所持品の盗難防止、日常での置き忘れ防止、お子様の迷子防止など様々な用途に効果的です。ショート(S:約3〜5m)とロング(L:約7〜12m)の2モードから警戒距離を選ぶことができます。

価 格 : 2,980円(税込3,129円)
サイズ : 送信部 (幅)28mm×(奥行) 8mm×(高さ)44mm
      受信部 (幅)35mm×(奥行)15mm×(高さ)60mm
重 量 : 送信部 9g  受信部 37g

お問い合わせ : リーベックス(株) 048-294-4945




えどもう歌壇




〈長谷川 とくよ〉

    指先に紫蘇の香しむもよろこばし 鉢植えのシソ折おりに摘む
    なが月の風のさやかと思う日よ おすましにせんみつ葉を摘みて


〈工藤 博史〉
    あれこれと思い巡らし床の中 夜のしじまに虫の音ひびき
    秋風に膝掛け直し語りかけ 車椅子押す老老介護


〈松田 恵子〉
    恐れつつ幼き身に見し彼岸花 いくつかの名の言われ知りたき


〈田名後 浩子〉
    エサねだり足に擦りより泣く猫の ぬくもりの無いひとり寝の床


〈成田 貴美代〉
    伊豆の海夕日沈みて露天風呂 波の調べに眠り良きかな


〈福岡 明夫〉
   みなしごは他人にもまれ九十年 浄土でみなに甘えろ母よ
   いつの世も変わり目に泣く女あり 母よ安らげ梅が香るぞ


〈和田 彰〉
     いも掘りに自然の恵み手に感ず 喜びの顔収穫の秋


〈松本 俊吾〉
     畝沿いに芋蔓分けて両手入れ 太根のしたに紅東あり


〈渡辺 登〉
   生きているだけで幸せふたりなら 和して百五十五のいのち愛しむ
   足音をしのばせ踊る「風の盆」 八尾の闇にとける哀しみ


ガイドヘルパーさん募集中

江戸川ガイドヘルプセンターは視覚障害者の外出を支えるヘルパーさんを募集しています。ガイドヘルパー資格取得には下記の養成講座があります。

 1.社会福祉法人 東京ヘレン・ケラー協会
  @ 講習日 … 平成21年2月28日(土)、3月1日(日)、7日(土)、8日(日)
  A 研修場所 … 東京ヘレン・ケラー協会(新宿区大久保3-14-20)
  B 受講料 … 37,000円
  C 電話 … 03-3200-0525

 2.NPO法人 視覚障がい者支援しろがめ
  @ 講習日 … 平成21年3月20日(金・祝日)、21日(土)、22日(日)
  A 研修場所 … 東京都視覚障害者生活支援センター(新宿区河田町10-10)
  B 受講料 … 40,000円 
  C 電話 … 070-5078-6144

 3.NPO法人 居宅移動支援事業所TOMO
  @ 講習日 … 平成21年9月上旬
  A 研修場所 … 東京都盲人福祉センター(新宿区高田馬場1-9-23)
  B 受講料 … 28,000円
  C 電話 … 03-3208-0014




編集後記




 今年の秋は珍しく台風の上陸もなく、季節は順調に冬の訪れを告げておりますが、その分経済界に嵐が吹き荒れて、世界中がその波に飲み込まれ、先行き不透明な今日この頃です。

 アイネット18号では、例年の区の懇談会報告を中心に、会員の皆様の活動の様子、行事報告などをお伝えしました。会員サークルのご紹介は一巡したのですが、中でも2年前の6月に発足したばかりの社交ダンスサークルの活躍は本誌でもご紹介したように目覚しく、メンバーの成果を文化祭で発表してくださる予定で、今から楽しみです。

 来年、江視協は事業所開設5周年、創立30周年の記念の年を迎えます。アイネット編集部では、20号の記念号発行に向けてそろそろアイデアを練り始めておりますが、会員の皆様からも広くアイデアを募集したいと思います。よろしくご協力お願いいたします。 (S)




第18号トップへ戻る



アイネットONLINEへもどる



かんたん、おいしいクッキングへジャンプ





えどもう歌壇へジャンプ




江戸川視協にもどる